あらすじ
14歳の少女キーリと不死人・ハーヴェイ、そしてラジオの憑依霊・兵長は、約束どおりに“砂の海を渡る船”に乗ることに……。乗船前、宿泊している町の海岸でキーリは、動いている3体の小さな人形達を見かけ、追いかけていく。その人形達が行き着いた先は、寂れた鍛冶屋だった。その店に入ってしばらくして、様子が変なことに気づき帰ろうとするキーリ。しかし……!? 第9回電撃ゲーム小説大賞<大賞>受賞作の続編!
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砂の海。たまんないです…素敵すぎます…。
キーリ一行は船に乗り進んで行くが…今回はハーヴェイがキーリにどんどん執着していく感じでくっつきそうでくっつかない。残念ですがこの巻ではくっつきません、続きを買いましょう。
しかし兵長含め家族的な愛もあるので、できればこのままでありたいみんなの思いや執着が赤錆のようにキャラクターにまとわりついて、困難が前からやって来るのが相変わらず良い。まさに犬も歩けば棒も歩く。
兵長に足が生えて歩く日も近い…。
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キーリⅡ 砂の上の白い航跡
14歳の少女キーリと〈不死人〉ハーヴェイ、そしてラジオの憑依霊・兵長は、“砂の海を渡る船”に乗ることに……。
乗船前、町の海岸で、キーリは動いている3体の小さな人形達を見かけ、追いかけていく。繁華街を抜けて、その人形達が行き着いた先は、寂れた鍛冶屋だった。キーリが中を覗くと、店の主は一心不乱に作業をしており、その傍でロボットが器用に立ち働いていた。キーリは、そのロボットに招き入れられて店の中へ。しばらくして、その店の様子が変なことに気づき帰ろうとするキーリ。しかし…!?第9回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞作の続編、登場!
***
今回もハーヴェイは痛そうな目にあっております。ほんと不死人すげぇや!
今回もキーリは幽霊関係で問題を起こします、っていうかトラブルメーカー?
なにか幽霊系の話を聞けば、大抵キーリが関係しているという。
そんなキーリに、ハーヴェイは内心はらはらどきどきしてるんだろうなぁとか思うとたまりませんな!←
内容としてはキーリとハーヴェイの過去話などなど。
ハーヴェイの昔のお友達やらキーリのお母さんやらユドさん(ですよね、あれは)やら。
ていうかキーリも疑問に思ってましたが、不死人って子供作れるのでしょうか?やたらと困ってたハーヴェイさんかわいい!とか思いながらも、まあ彼は子供を作ろうと思ったことはないようで。まあ人間不信ですし、人とそんな深い仲になろうとは思わなかったか。
つーかほんと質問されて途中で言うのやめたハーヴェイさんは一体何を考えてたんでしょうねぇにやにや!
キーリのお母さん曰く、ユドさんとエイフラムは似てたようですし、キーリも回想?時に似てると思ってたし、前作でヨアヒムとエイフラムも似てるとかいう話だったので、不死人ってみんな兄弟か何かなんでしょうか?
か、一人の人を元に造られたクローン的な。
さしあたってそうだとして、更にキーリのお父さんがユドさんだとすると、キーリはハーヴェイの姪っ子的な?
…なんかただでさえ犯罪的なシチュエーションなのに、更に犯罪性が増したような。いやでも好きですそういう感じ!←
いとこ同士は結婚OKですが、姪っ子とおじさんってどうなんだろ。
ところで危険な状況になればなるほど二人の距離が物理的に縮まってるような気がします。
ていうかハーヴェイさん事あるごとにキーリにくっつきすぎじゃね?
ユーリにまでもやっとするとか、なんていうか大人気なくね?でもそこが可愛いんですよね!うん!←
まあとりあえずほっぺた触ろうとしたり顎触ったり頭抱き寄せて髪の毛くしゃくしゃしたりとか、なんだいきゅんきゅんさせおって!!!!
後、ぽつりとお礼言ったりするのが良いですよね!デレたーーー!みたいな感じで!
かわいいよハーヴェイさんかわいいよ!!
そういや今回ほぼ兵長は壊れてたので出番が少ないです。多分いたらハーヴェイはすごく怒られてたんだろうなー。キーリに無茶させやがって!とか貴様無茶しやがって!みたいな。
説明するのめんどくさがるハーヴェイさんもかわいいですよね!そんなわけで☆5!
ていうかお母さんにもキーリをよろしくねとか言われてたから、これ親公認じゃね?
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列車の旅から船旅へ。
ハーヴェイの保護者っぷりにニヤニヤ。
前作はハーヴェイの辿って来た過去がメインでしたが、今作ではキーリの過去についても少しずつ触れられています(幽霊だけでなく不死人まで引き付ける体質なのか)
「トリ・ペリ」と「砂の上の白い航跡」が個人的に好きな話です。
「トリ・ペリ」は、続きを意識してキーリ自身にもスポットを当てている中でも、ハーヴェイの過去を振り返っていく前作の雰囲気に近いせいか、ハーヴェイがいろいろと痛々しい中でほっとできるインターバル的な話。
「砂の上の白い航跡」は、キーリの母親のエピソードが涙なしには読めませんでした。トリ・ペリと同じく、愛しい人にまたいつか巡り会えやしないかと、そうやってキーリの母親も待っていたということか。
冷静に考えると、キーリの体質にハーヴェイがひたすら振りまわされている話です。最後に名キーリが誉挽回して帳尻合わせていますが、そんな持ちつ持たれつなところが良い関係なんでしょうね。
ハーヴェイも、「おまえがいてくれて良かった」って言ってますし。
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砂の海は砂漠のようなものなのでしょうか。
風景がよく描けているし、読み入ってしまいました。
キーリとハーヴェイ(+兵長)が共になって旅に出た訳ですが
これもまた様々な出来事が起こります。
船ではお坊ちゃんのユーリに会ったり、船から落ちてしまったりもしますし・・・。
ハーヴェイの過去にも触れるこの本の話は切ない話が多いかも・・・。
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14のキーリと〈不死人〉ハーヴェイ、そしてラジオの憑依霊・兵長は、“砂の海を渡る船”に乗ることに……。
乗船前、町の海岸で、キーリは動いている3体の小さな人形達を見かけ、追いかけていく。繁華街を抜けて、その人形達が行き着いた先は、寂れた鍛冶屋だった。キーリが中を覗くと、店の主は一心不乱に作業しており、その傍らでロボットが器用に立ち働いていた。キーリは、そのロボットに招き入れられて店の中へ。しばらくして、その店の様子が変なことに気づき帰ろうとするキーリ。しかし……!?
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キーリとハーヴェイ、兵長の3人は「砂の海」の港に滞在していました。そこでキーリは、主人がいなくなっても店を守りつづけている機械人形に捕まりそうになり、ハーヴェイに助けられます。
店から持ち出したロボット・アームをなだめつつ、ハーヴェイたちは「砂の海」を渡る「砂もぐらの生まれ故郷」号に乗り込みます。そこでキーリは、特等船室に乗っているユリウス(ユーリ)という少年と知り合いになります。
ところが、キーリが船内に隠された死者の霊に誘い出され、彼女を助けようとしたハーヴェイたちは船の外に放り出されてしまいます。やがて彼らは、ハーヴェイの古い知り合いであるオル・ハンが船長を務める「砂歩き」号に救出されますが、彼らはすでに教会と協力関係にあり、ハーヴェイを騙して彼の身柄を教会に引き渡そうとします。キーリたちは「砂歩き」号からも逃げ出し、どうにか「砂の海」の終着駅にたどり着きます。
今回は、キーリの両親にまつわる謎が提示されており、物語の全体像がほんの少し垣間見られた感じがします。
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強くてもろいひとたちの話。展開ベタだけど好みだ、二巻目って難しいのに良かった。あとこの先「教会」のひとたちがどういうふうに表現されてくのかも気になるな。
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シリーズ第二弾。幽霊が見える少女キーリと不死人のハーヴェイ、ラジオの憑依霊の兵長は広大な砂の海を渡る船に乗る。今回も様々な霊に会いながらハーヴェイの過去の話も絡みつつ事件に巻き込まれていく、といった感じ。前作なかった要素としてキーリの昔の記憶がある程度提示された。が、謎は深まるばかり。2007/04/15
Posted by ブクログ
全体的にキレイな話だった。
砂で出来た海なんて見てみたい。
いろいろな人との別れがあるけれど、そんな切ない中でも、中だからこそキーリとハーヴェイの暖かさが心にしみる。
どんどんハーヴェイが壊れていってしまうと思うのは私だけ??
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砂の海を渡る船旅。ハーヴェイの右腕に相棒ができたり、ユリウスと出会ったり、ハーヴェイが裏切られたり、キーリのお母さんが出てきたり、2人の過去がちょっとわかったり。今回は「トリ・ペリ」の話が好きです。
兵長がハーヴェイに突っ込み?を入れてくれるのがいいのに、今回は出番が少なく残念でした。ハーヴェイは死なないとはいえ、やっぱり心臓に悪いです。
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ユーリが登場。
かわいいねえ ( ´艸`)
ハーヴェイが人間不信になってしまうのもわかるくらいひどいね(´・ω・`)
でも、ハーヴェイがキーリのことを大切にしてくれていて嬉しい。
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1巻に続いて。なんだかすごいすらすら読めてその早さにびっくりした。ラノベ(に対する私のイメージ)でありがちな、文章のまどろっこしい、わざとらしい重ねづけは少ない気がして、文章は割と好感が持てる。しかしハーヴェイ…仕方ないのかもだけど痛いな何度も(笑)
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海に出たことで1巻よりは明るい雰囲気になった・・・ような?感じかな。
トリ・ペリの話好きです。
ラストなんかはキーリとハーヴェイのそれぞれの心理描写がうまいなぁと。
Posted by ブクログ
前回よりも二人の仲が少しだけ進展。微笑ましい限りです。前回と変わったところはなかったのですが、今回はキャラクターがぞくぞく登場しています。しかも、脇役だと思ったのが途中で再登場したり、またハーヴェイは人から裏切られたり。登場人物が話ごとに違った前回とは異なり、今回は登場人物が共通です。今回は、キーリの過去に触れたのですが前巻のような優しくでもどこか淡々とした世界ではなく、何だか人の醜さを目の当たりにした感じです。お母さんとのふれあいや、ユリウスとの絡みは中々でしたが、今回は兵長の出番が少なかったこともあり、話の展開が良い割にはキャラクターの盛り上がりに欠けています。前回は全体的にまとまりすぎているといってもいいくらいでしたが、今回はキャラクターの魅力を十分に出し切っていない、不完全な印象を受けました。なので一つ☆を下げましたが、前回と比べないで見れば中々の良作だと思います。