壁井ユカコのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
終わりに向かってなのだけど、静かな光に包まれた1冊だった。主人公(主にハーヴェイ)に厳しい本作だったけど、予想より穏やかなラスト、総決算。もっと鬱エンドもあり得ると思っていた。キーリは聖母に変身。しかし、こうなるしかないと分かってはいても、特にベアトリクスは大好きだったから、悲しい。兵長も。
ハーヴェイは、最後の最後まで誰かの為にボロボロになって、許して、感謝して…。昔はキーリと一緒に彼に恋するのみだったけど、今読むとこの人ほんと凄いなという畏敬。あと壁井先生のタイプなんだなあ…としみじみ思う。
優しくて切ない、諦めも含んだ、しかし十分に希望のある結末だった。2人の「その先」が幸せであるように -
Posted by ブクログ
最初は本当にいかにも青春小説で、この三角関係はどうなるのだ?と無邪気に読んでいたのですが・・・・
途中からなんか雰囲気が変わりまして・・・
予想のだいぶ斜め上方向のホラー風味だった(笑)
でも面白かったです。
とにかく雰囲気が良くて、3人のヒリヒリするような感情や、それぞれの想いなど、青春小説として良かった!!屈折した男子高校生ってのが私には新鮮で良かったですね~。
ホラー風味は・・・・
まぁそこまで怖くはなくて、むしろSF風として私は読みましたが。とりあえず、これ夏のお話ですが冬の間に読んで良かった!と思います。これを夏に読んだら○○が怖くて外出できない!!って意味では十分ホラーですね -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ年末ですが、新しく創刊された文庫だったし、いわゆるジャケ買いってのをしま して 『カスタム・チャイルド−罪と罰−』って のを読みました。
初めて読む作者さんです
遺伝子工学が発展し、子どもの容姿や性格・得意分野などの【デザイン】が可能 なった仮想現代
子どもを生む前に(とりあえず「生む」 という、原始からの女性がしてきたことだけは残っている) カタログから遺伝子を選び、自分の好み の組み合わせで、子どもをカスタマイズすることができる カタログ・トランスジェニック ‥ 遺伝子操作
社会によって歪められた少年少女の屈折 や友情を描く、著者渾身の青春ストーリ ーとあったけれど、親の立場で読ん -
Posted by ブクログ
教会の寄宿学校に通うキーリは、霊を見ることができる特別な力を持っていて現実にそぐわない教会の教えに疑問を抱いていた。駅舎で出会った不死人(ハーヴェイ)の青年とラジオに宿る兵長の霊との出会いをきっかけに、冬の植民祭休暇を彼らの旅に同行する。目的地である東の戦場跡地までの道すがら様々な霊との交流を元に徐々にハーヴェイたちに心を寄せるキーリ。しかし、不死人の持つ無尽蔵のエネルギーを欲する教会の追手が刻々と忍び寄っていた。
『クロノ×セクス×コンプレックス』を読んで、壁井さんのファンになりました。代表作である『キーリ』にも手を伸ばしてみました。
乙女チックなイラストとは裏腹に、内容は結構ハードです -
-