壁井ユカコのレビュー一覧

  • サマーサイダー

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    面白かった。くすぶる青春三角関係ものとおもいきやSFホラー。市川春子の繊細で妖しげなイラストがマッチしててよかった。ちょいぐろと虫が苦手な人にはお勧めしません。

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    2014年08月09日
  • サマーサイダー

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    ネタバレ

    まず一言、夏の空気の中で読めて良かった!小説に恋愛要素をあまり求めたことが無かったけど、気づいたら三浦とミズのもどかしい関係の先が知りたくてしょうがなくなっていた。夏の暑さとか気怠い感じとか、表現がすごく好きな感じだったなぁ。でも、アオハルは結局何者だったのだろうか…はっきり分からない辺りがますます怖い。母親は誰でも千比呂になり得るということに気づかされた時、母親とは何か考えさせられた。何より、単純そうに見える恵と、その恵の善意を辛いと感じている複雑な三浦の関係に、切なくなった。壁井さんの他の作品も読んでみたい!

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    2014年08月09日
  • サマーサイダー

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    幼馴染みの同級生男女三人が、偶然か必然か廃校舎に揃った時、世にも恐ろしい出来事が起きるというホラー青春小説。
    これから夏本番。嫌でも蝉の鳴き声を浴びながら、息子に付き合って蝉採りしないといけないのに、もう気持ち悪くて触れないよ!っていうぐらい、恐怖の余韻が残る。

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    2014年07月06日
  • サマーサイダー

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    表紙市川春子だよって教えてもらったから買ってみた。予想の斜め上すぎる展開。ああこれなら市川春子だよなーって同時に納得。

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    2014年06月16日
  • 五龍世界 WOOLONG WORLD 1 霧廟に臥す龍

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    安心したいときの壁井さん。愛情を持つことなく進んでしまったが、読み進めるうちに人間味が溢れて最終的にはかわいいを爆発させる辺り、うまいなぁと。
    ところどころ冷静に想像するとグロテスクなシーンが多々あるが、主人公の真っ直ぐさはそれらを超えるためにあるではないかとも思える。
    続刊もののため疑問は多々残ったままだが、 キャラクター小説として読んでみたら、最後にはおもしろいものが見つかるかもしれないと期待している。

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    2014年02月15日
  • イチゴミルク ビターデイズ

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    24歳と17歳を交互に行き来しながら進んでいく、
    甘いイチゴミルクの青春と現実のビターデイズ

    24歳 千種いづみ、日々をそつなくこなすだけのOLになってしまった

    17歳 美少女転校生の鞠子と誰にも秘密で親友になる


    一途というよりもはや腐れ縁で別れても結局またヨリが戻る彼氏の都丸


    17歳鞠子の「わたし、一度死んだの。」

    24歳鞠子の「人を殺して、お金を盗んだの。」


    鞠子の言葉が非日常を作り上げていく

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    2013年12月25日
  • 五龍世界 WOOLONG WORLD 2 雲谷を駆ける龍

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    お、碧耀の話かー
    ユギでてこないなー
    ユギいつ出てくるかなー
    あ、左慈出てきた
    ユギはいつかなー
    ん、ユギ出てこなそうだな
    ユギ出てこないじゃん!
    ってことでユギは出てきません。碧耀が主役の話です。
    物語全体の主筋というよりは、後の展開を膨らますためのサブストーリーとしての要素を強く感じます。
    ここからどう展開していくのか、期待が膨らみます。

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    2013年11月28日
  • カスタム・チャイルド -罪と罰-

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    ネタバレ

    年末ですが、新しく創刊された文庫だったし、いわゆるジャケ買いってのをしま して 『カスタム・チャイルド−罪と罰−』って のを読みました。

    初めて読む作者さんです

    遺伝子工学が発展し、子どもの容姿や性格・得意分野などの【デザイン】が可能 なった仮想現代

    子どもを生む前に(とりあえず「生む」 という、原始からの女性がしてきたことだけは残っている) カタログから遺伝子を選び、自分の好み の組み合わせで、子どもをカスタマイズすることができる カタログ・トランスジェニック ‥ 遺伝子操作

    社会によって歪められた少年少女の屈折 や友情を描く、著者渾身の青春ストーリ ーとあったけれど、親の立場で読ん

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    2015年04月29日
  • キーリ 死者たちは荒野に眠る

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    教会の寄宿学校に通うキーリは、霊を見ることができる特別な力を持っていて現実にそぐわない教会の教えに疑問を抱いていた。駅舎で出会った不死人(ハーヴェイ)の青年とラジオに宿る兵長の霊との出会いをきっかけに、冬の植民祭休暇を彼らの旅に同行する。目的地である東の戦場跡地までの道すがら様々な霊との交流を元に徐々にハーヴェイたちに心を寄せるキーリ。しかし、不死人の持つ無尽蔵のエネルギーを欲する教会の追手が刻々と忍び寄っていた。

    『クロノ×セクス×コンプレックス』を読んで、壁井さんのファンになりました。代表作である『キーリ』にも手を伸ばしてみました。

    乙女チックなイラストとは裏腹に、内容は結構ハードです

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    2013年08月09日
  • 14歳限定症候群

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    ネタバレ

    14歳の女の子たちが体験した不思議な物語。連続短編集。第1章がとにかく衝撃でした。この突拍子もない設定、一体どうなってしまうのか・・・。

    個人的には、監禁ストーリーが大好きです。


    恋も性も友達もエゴもいやらしさもごちゃごちゃと色々あるけれど。
    世の中には怖いものなんて何もない、14歳はそんな特別な時間でした。

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    2013年07月23日
  • 14歳限定症候群

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    14歳。それまでは縦に伸びていた身体が急に厚みと重みを増して、むちむち系になり始めた年齢である…そして今日にいたるまでその呪いはとけないままである…

    14歳女子の仲良しグループ。身体の怠さを訴え、病院で処方された紅白のカプセルを飲むと翌朝…

    アレが生えたり、大人や犬や友人の身体に変わってしまったり、、、
    「独占」が怖かった…「欲情」が可愛い。挿絵はないけど所謂ラノベ寄りのお話。肉体の異変が軸だけど、仲良しなようで意外と閉じていたり、互いに無関心だったりする思春期女子グループ特有の匂いも生々しい。

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    2013年08月16日
  • イチゴミルク ビターデイズ

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    ネタバレ

    久々に壁井ユカコさんの本読んで
    「あぁ、壁井さんの本だ」って思った。
    読んでて鳥籠荘をちょくちょく思い出す感じの話の流れで、
    調べてみたら3巻(だったはず)くらいでこの本出されてた。

    今の私は17歳を越えたし、24歳はまだ来てないしで、
    いろいろ「うーん」って感じ。
    私の17歳はこんな感じのことなかったし。
    でも『往復七分』はめちゃくちゃ予想できた笑

    あと「避妊はしたんだろうな?」は千種らしいと思った。

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    2013年05月12日
  • 五龍世界 WOOLONG WORLD 1 霧廟に臥す龍

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    十二分に面白い
    捨て子のユギが困難に立ち向かうという、切って取ればよくあるサクセスストーリーと言うか、王道なのだが、会話を中心とした心情の描き出しが豊かで、ついついユギを応援してしまう。
    逞しさと、力強さを感じれます。

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    2013年03月31日
  • キーリIII 惑星へ往く囚人たち

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    ついにライバル登場か…!?笑

    ベアトリクス姉さんも素敵だけどね。


    そしてまたハーヴェイに置いてかれるキーリ…(;_;)
    続きが気になります。

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    2013年03月17日
  • キーリ 死者たちは荒野に眠る

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    壁井さんのファン(のつもり)なのにキーリをちゃんと読んだことがないのは問題だなと、思って古本屋で探してきました。
    とりあえず3巻まで購入。

    1巻だけは内容を知っていたのですが、続きを全部読もうと思います(*・ω・)ノ

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    2013年03月17日
  • 五龍世界 WOOLONG WORLD 1 霧廟に臥す龍

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    表紙のイメージより近代的な中華ファンタジーで、時々自転車や映画の単語が出てくると不思議なような違和のような、道士や鬼などと妙にマッチして独特の世界で面白かった。文庫版のあとがきの通り、キョンシー映画を観て、わくわくした世代には、確かに嬉しい世界観でした。読み切りの「家」が温かくて切なくて、良い話。
    泣いて笑って怒って、頑張るユギと、無表情ながらに過保護(?)な左慈がかっこよかったので、続きが気になります。

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    2013年02月27日
  • 14歳限定症候群

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    なかなか不思議で面白い小説でした。14歳という年齢をうまく表しているな、と思う。
    心身共に、子供と大人の狭間にあって、いろんな変化があるから、たまに男になっちゃうとか犬になっちゃうなんて変化があっても、別におかしくないんじゃないか、と思えてしまうような年齢。しかも変化した後の言動は、14歳女子らしい残酷さが極まっている感じ。他人のランク付けとか、自分たちの微妙なパワーバランスとか。

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    2013年02月27日
  • 五龍世界 WOOLONG WORLD 1 霧廟に臥す龍

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    相変わらず一癖も二癖もあるような登場人物ばかり。でもどのキャラクターもみんな魅力的で好きになってしまう。今後のユギの活躍に期待。

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    2013年02月22日
  • NO CALL NO LIFE

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    サンタさんにお願い。
    クリスマスにおかあさんを届けて。

    今を大事にする2人の、心が痛くなるようなおはなし。
    ハッピーエンドになってほしかった。

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    2013年02月13日
  • キーリIV 長い夜は深淵のほとりで

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    キーリⅣ 長い夜は深淵のほとりで

    ハーヴェイが消えてから約一年半。キーリは16歳になっていた。キーリと、ラジオの憑依霊・兵長そして〈不死人〉ベアトリクスは、東サウスハイロで暮らしている。
    ある日、ベアトリクスの情報筋からキーリの出生の手がかりが見つかったと聞き、ノースハイロ方面に向けて出発する。
    旅の途中、ウエスタベリ教区のはずれの街トゥールースに着いたキーリ達は、この街でまた不思議な出来事に遭遇する。そして……。キーリの出生の手がかりとは!? ハーヴェイとの再会は!?
    第9回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞作、第4弾!


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    うわぁぁぁいちねんはんもたってるぅぅぅぅ!!!!

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    2012年12月01日