壁井ユカコのレビュー一覧
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『カスタム・チャイルド』(電撃文庫)と同じ世界の、もう一つの物語です。
ダーウィンズ・ヒルで電話サポートの仕事をしている春野知佳(はるの・ちか)のもとに、吉一(よしかず)あきこという悪質なクレーマーから子どもが「返品」されてきました。子どもの名前は倫太郎(りんたろう)。彼は、カタログの中から気に入った遺伝子を組み合わせて作られた「カタログ・トランスジェニック」です。知佳は倫太郎を、自分の家に引き取り、育てることを決意します。
やがて成長した春野倫太郎は、予備校で清田寿人(きよた・ひさひと)に出会います。彼は、遺伝子操作の技術に頼らずに生まれた、「ジーンプア」です。優秀な遺伝子を持って生まれ -
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セッター灰島の深刻すぎるトラウマがとうとう表出し、それが昇華されるまでの話。
イジメの本質と恐ろしさが描かれてもいると思います。加害者側にとっては「そのくらいのこと」だったのに、被害者側には大きなトラウマになるという構図。子供ゆえの残酷さ。また、よかれと思って距離を置いてしまったがために、どんどん悪い想像をしてしまうところとか。信頼できる相棒を得て、わだかまりが無事解かれて本当に良かった。
二巻は、部員全員一丸となって春高を目指すよ!というところまで。個人的に、1巻でヒールだった2年生が、暑苦しくも憎めない先輩になってるところがツボでした。 -
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ツイッターのフォロワーさんがおススメされてた作品で、店頭で表紙を見て購入した一冊。
突出したバレーセンスを持つセッターくんと、メンタル弱いエースくんのお話。帯や文庫裏表紙のあらすじ読むと、どうしてもハイキュー!!の誰かさんとキャラが被る気がして仕方なかったんだけど、いやいやとんでもない。某君よりもっと深刻なトラウマ抱えたセッターくんと、子供らしくゆらぎはするけれどもまっすぐなエースくんの造形は、見事としかいいようがないです。
ビックリするのは、バレーの躍動感が文章でこれだけ伝えられるのかというところ。アタックラインのはるか後方から飛び込んできてバックアタックを放つ、エースくんの姿が脳裏に鮮や -
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過疎化によって統廃合した日暮市立ひぐら西中学校最後の卒業生の
三浦誉(みうら・ほまれ)、恵悠(めぐみ・ゆう)、そして紅一点の倉田ミズ。
幼なじみの三人は校内の備品を発展途上国の学校に寄付しようという女性教師、松沢千比呂(まつざわ・ちひろ)の呼びかけにより、
高校一年生の夏休みに再び母校に集まることに。
やがて三人を一年前の夏に封印したハズの罪の記憶が呼び覚ます…。
いやはや、コレはぶったまげたなぁ~っ!
最初はただの三角関係の恋愛ストーリーと思いきや、
いくつもの謎を孕んだまま
次第にサスペンス的展開へと流れ込み、
ついにはホラー映画真っ青のトラウマ描写の連続に撃沈!
しかしそこで終わらず -
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ハーヴェイ、そんな怒るくらいなら最初からちゃんとキーリのこと考えてやれよ…(突っ伏す)
パーク編下巻。主に生きていた頃のエイフラムや生きていた頃のヨアヒムが出てきてわ~ショタだ~~と和気藹々としていたら突然壊される日常につらみ。そしてハーヴェイとヨアヒムの最初で最後であろう共闘に胸が熱い展開。
クリフの石の話で涙腺も持っていかれて、最後はよかった、ちゃんと幸せに砂場遊び。
生きていた頃のエイフラムと、不死人のハーヴェイは確かに繋がっていてほっとする。ヨアヒムも繋がってるね(悪意100%)
やくそくは果たされなかったけど、挿し絵でワァアアってなったワァアアって。キーリかわいすぎ、ハーヴェイかっ -
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パーク編上巻。まさかハーキリ一択のわたしに公式がヨアキリ持ちかけてくるなんて。やめてください!!!!!!!沼に落ちてしまいますやめてくださヌォオッ\ズボッ/
ウエスタベリにて、にせもののふしにんや三巻から四巻の間、ハーヴェイが何をしていたかのお話。そしてヨアヒム。ヨアヒムはハーヴェイのお気に入りが気に入らない男の子だよ!キーリも欲しがっちゃうよ!不死人の男どもはなんでこんなに不器用ばっかりなんでしょうかね。ちなみにキーリもそれに匹敵するぶきっちょさなので残念ですがこの巻ではくっつきません、続きを(ry)
ハーヴェイの嫉妬にドキドキしますね。なんでこいつらこんなにくっつかないの。
あと壁 -
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は?!??!?!?ハーヴェイ何してんの?!??!?!?!!
キーリ16歳、最高に可愛い。絵柄はこの辺りが最高に好きです。
おいてけぼりにされたキーリはビーと中良いんだか悪いんだかで一緒にいる訳ですが、二人の過去にふわふわ触れてからの突然のユーリ!ちょっと成長してる!(胸熱)
そこでハーヴェイに再会。胸が高鳴るにも関わらずくそやろう発言でキーリを傷つける。ダメ男な感じがプンプンしてますね!そこもハーヴェイの良いところだけど!
ハーヴェイに久し振りに会って、どういう対応していいのかわからなくなってるキーリも可愛い。
なんやかんやでまた一緒に、不死人と少女とラジオがあどけなく笑っている車窓へ戻って -
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ベッカ!!!!!!!ベッカー!!!!!!!と泣き叫んだことについては、誤解だったのでもう触れないで。
見開きカラーの漫画にドキッとした人もいるはず。遂に同棲です、本当にありがとうございます。ハーキリ最高です。
三巻ともなればそろそろくっつく…ように見えて、前の女(ベアトリクス)が出てきたりハーヴェイとキーリが喧嘩したり、不死人なのに殺されそうになったり(いつも通り)、そして最後はまさかのハーヴェイ一人立ちでした。本当にこのくそやろう。
最初はなんだこの女!!!!!!!と思ったが最後にはビーめっちゃ好き、と懐柔されること間違いなしの不死人いい人祭り。
ハーヴェイが相変わらずキーリに執着しすぎて -
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中華ファンタジーなお話でした。
多分、壁井さんの久々となるファンタジーものだと思われます。
五龍大陸という大陸のとある山に廟を構えた道士(師匠)のもとにユギが預けられまして。
そのユギが15才のとき町で西域の牧師、イルラックに追われた龍人の幼子、珞尹を廟に引き取るのです。
しかし、この、珞尹が厄介なことに、いろいろなことを引き起こします。
けれども、ユギが一生懸命になって事を収めようと必死になります。
そのユギを、左慈や碧耀が支えます。
未熟だが、“信念を曲げるな”という師匠の言葉を信じて、誇りを持って向き合うユギの姿がカッコよかったですよ。
しかしながら。珞尹が謎のままである。
2014. -
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Posted by ブクログ
高校生のときに友だちに貸してもらって読んだキーリシリーズ、古本屋で安く売られていて、再読したくなったので買いました。
幽霊が見える女の子、キーリ。
戦争兵器として作られ、永遠の命をもつ青年ハーヴェイ。
しゃべるラジオ、兵長。
そんな3人の、どこか不器用だけど暖かい、けれど常にいつ終わってしまうか分からない寂しさと切なさが織り混じった旅は、まだはじまったばかり。
おぼろげに覚えている最終巻にあった、彼らの旅の終着までの間に、また私も3人といっしょにブルーグレーの空の下を旅できると思うと、なんともいえない喜びと懐かしさが胸に込み上げます。
大好きなシリーズの第一巻、再読記念。