【感想・ネタバレ】NO CALL NO LIFEのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

切なくて、愛しくて、私の中でいつまでもきらきら輝いている存在。
はじめて読んだ時から何度となく読み返してるけど、何度読んでも泣いてしまう。でも、泣きながらも、なぜか微笑んでる。切ないのに、幸せな気持ちにあふれる。

0
2013年07月26日

Posted by ブクログ

夏ですし、と再読。

やっぱり切ない。お互いがお互いしか見えてなくて二人ともどうしようもなく子供なんだけど、なんとなく共感できる部分もある。

ラストは久しぶりに読んだけど、ちょっと泣きそうになった…

0
2012年07月26日

Posted by ブクログ

「心が擦り切れそうな恋をした――。」まさにこの言葉の通り。
ふわふわしていてどこか危うい二人にどんどん惹きつけられて、読後には胸が苦しくなってしまったくらい。
擦り切れた心は痛むけど。全部ひっくるめて「良かった」と思える作品です。

0
2010年05月28日

Posted by ブクログ

読み終わった日:2009.08.12

「心が擦り切れそうな恋をした。。。」
の帯に引かれて読む。

心に同じ傷を抱える佐倉有海と春川真洋の「拙く刹那的な恋」。
二人の過去と、現在をつなぐ時を越えた留守電。
学生時代の夏休みのだらだらした感じとか、子ども扱いされる苛立ちとか、大人と心理的距離感とか。
非現実的なアクセントが入りながらも、リアルで感情移入してしまう感じ。

最後はとっても泣けた。純粋で切なくて、悲しいけど、後味が悪くない。
この作者の本を他にも読んでみたくなった。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

ほんとになく

なんとなく二人と似てるから
余計に

あの適当な感じがね
あと頭のよわい感じがね


いいです

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

高校3年生の佐倉有海(さくら・うみ)の携帯の留守番電話に、「はるかわまひろ」という男の子からのメッセージが届けられます。男の子は、サンタクロースに当てて、「おかあさん」をうちに届けてほしいという願い事を送っていました。不審に思った従兄の佐倉航佑(さくら・こうすけ)は、メッセージの発信先をたどろうとしますが、男の子のの電話番号は現在使われていないとのこと。

そんなある日、有海は航佑と同級生で、留年したため2度目の高校3年生となっている春川真洋(はるかわ・まひろ)と出会います。過去にトラウマを抱えた有海と春川は、お互いの欠落部分に惹かれるようになります。

やがて有海は、携帯電話メッセージを送ってきた男の子が、過去の春川だということに気づきます。彼女は、幼い頃の記憶の中から自分の電話番号を思い起こし、電話をかけてみたところ、「中浦有海」という少女が出て、「サンタクロースの助手」を名乗る有海に、過去の彼女は、「おとうさん」を殺したいという願い事を告げます。そのことがきっかけで有海は、かつて電話からもたらされたサンタクロースの助手の言葉に従って、父親を殺害した記憶がよみがえります。

ところが、有海が春川と付き合っているのを目撃した日野ちゃんが、春川の喫煙を先生に告げ口したことから、2人の生活は一変しまいます。春川は担任の依田先生をナイフで切りつけ、逃走します。有海は、容疑者として警察に追われる身となった春川と一緒に逃げ出しますが、やがて2人の行方は警察に知られることになり、有海と春川の関係に終止符が打たれます。

切なさに思いっきり身を浸すというより、どちらかと言えば構成の上手さに感心させられました。冒頭のサンタクロースのふりをするホームレスのエピソードと、ラストの春川からの電話のエピソードが、上手いな、と思います。

0
2015年11月29日

Posted by ブクログ

サンタさんにお願い。
クリスマスにおかあさんを届けて。

今を大事にする2人の、心が痛くなるようなおはなし。
ハッピーエンドになってほしかった。

0
2013年02月13日

Posted by ブクログ

なんだこの痛々しいほどの瑞々しさは。
作品全体まんべんなく、キラキラと生きている。
しかし浮かれたものではなく、ふらりと危うく、且つまさに“切ない”という感覚がピンと張りつめている。
バカで、刹那的で、一直線。
決して頭の良い生活とは言えないが、だからこそこんな恋愛してみたいと思えてしまう。
ファンタジー要素に何かしらの答えを出すのかと思ったがそれはそのままで、どことなく不完全燃焼だと思う方もいるかもしれないが(実際私も少しだけそう思った)最後は心震えること間違いない。
切ない、まさにこの言葉がぴったりだ。
壁井さんの書く文章や情景描写好きだなあ。他のも読もう。
最後に……案の定、春川の危うさがツボ。

0
2012年02月22日

Posted by ブクログ

『キーリ』でメロメロになった壁井さんの作品。文章は読みやすく日常的な非日常を見事に描き出している。物語はリアリティの中にファンタジックな部分が見え隠れしている。そのリアリティでさえも、実際に親のお金で一人暮らししている金髪の高校生は中々いないし、従兄弟と二人暮らししてる女子高校生なんかもあまりいないと思うが違和感なく演出されている。また、終始お花がとんでるストーリーでもなく、意外にダークで破綻的な一面も持ち合わせてる。キュウと胸が締め付けられるのは間違いない。もどかしさと幸福と不安と悲しみが詰まった読み物。

0
2012年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

切ない というか 擦り切れそう。
むしろ擦り切れている。そんな小説でした。
壁井ユカコさんは「キーリ」をほんの少しかじっただけでしたが、表紙とあらすじに惹かれて思い切って買ってみました。
共感できるような体験はしたことないんですが、共感したい、と思うんですよね。。
刹那的でこういう恋をしてみたいと思ってしまいます。

設定に「非現実」なものが混ざっているのですが、それがまたいい味を出してます。
他の壁井ユカコさんの小説も読んでみたいですねー

0
2011年08月08日

Posted by ブクログ

おもしろかったです!
ゆるゆるな男女の恋愛モノかぁ…と思っていたら、後半から本気だしすぎ予想以上に痛々しかったです。
春川はどう見ても長生きできないタイプだよなぁ。

0
2011年07月20日

Posted by ブクログ

きゅっと胸が詰まるような恋愛ストーリー。五感や感情に訴えかける表現が多く用いられ、登場人物たちのちょっとした心情に同感する部位がありました。結末が少し腑に落ちないところもありましたが。誰かを本気で愛してみたくなる、苦しいほどの恋愛が画かれていたと思います。

0
2011年06月27日

Posted by ブクログ

幼くて拙くて相手しか見えてなくて、本当にもう痛々しい。
でもなぜか愛おしくて嫌いになれない恋愛小説。

帯に書かれた"心が擦り切れそうな恋をした"の文字、解説にもあったけれど…擦り切れそうじゃないよ、擦り切れてボロボロだよ!

0
2010年04月30日

Posted by ブクログ

切ない…なんかめちゃくちゃ切なくてめちゃくちゃあったかくなった・わたしも2人ぐらい、誰かを愛し、愛されてみたいと思った・

0
2010年08月28日

Posted by ブクログ

どこか欠けている少年と少女の、若いならではの本気の恋。狂っているのだと一言で片づけられないひたむきさが切ない。
主人公の女の子の、どこかすっとぼけた言動が好きだ。トナカイ運転中とか言ってしまうセンスが素敵だ。本編とは少しずれるけれども、「゛頑張る゛というのは一種の才能なのだ」というくだりがあって、そのとおりだと思った。
2009/12/21

0
2009年12月21日

Posted by ブクログ

書店で表紙に惹かれて買ってみました。
恋愛ものであり、青春ものでもあります。私が好きな感じ。

前半は青春だなー、若いなーと思って読んでました。後半は涙が止まらない。切ない。
やっぱ若いから突っ走れる。あと、有海と春川は似てるのは確かだけれど、春川のほうが非常識っていうか突拍子もないというか。
日野ちゃんはどうしても好きになれません。

突っ走った恋愛ってなんか疲れるけど、それもそれでいいかもしれないなぁ。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

ハッピーエンドじゃなかったー。
有海と春川の逃避行は長くは続かなかった。

高校生である二人が逃げ切れるわけもないのに、逃げて幸せになってくれればいいと、読みながらずっと考えてました。こんな結末しかなかったのかな、他に幸せになれる道があったんじゃないかな、と、切ない気持ちでいっぱいになった。

最後までずっと有海と春川は同じ家庭で育ったのかと思ってた。
読解力がないんかな。
有海のような家庭も、春川のような家庭も、現在にはよくあると思う。それを考えると、平凡な家庭は幸せなんだなと思う。

しかし、航兄が有海を見つけて、手をそっと握るとこは良かった。あと、テトラポットに降りた有海を見た航兄が慌てるとこも好き。

春川とのシーンは危う過ぎて…あんまりなー。
あ、学校で密会してたとこは好き。
たまに「有海」って呼ぶとこもいい!

携帯電話で過去と繋がるなんて実際には有り得ないけど、こんな風に誰かと出逢えたら楽しいだろうな。ストーリーは好きだけど、二人に感情移入し過ぎた為、☆は3つ。

0
2018年01月30日

Posted by ブクログ

どうしても報われない感じが少ししてしまって星は少ないです。私がハッピーエンド好きなのでどうしても…でも、好きな作品です。壁井さんの作品は痛いけど嫌いになれない作品が多い。

ふたりには別のどこかで、いつか幸せになって欲しい…

0
2010年08月02日

Posted by ブクログ

春川が出てきた時点で先が読めてしまったのが残念。けど、ファンタジックな設定は恋愛を運命と結びつけ盛り上げるのです。

0
2009年10月07日

「小説」ランキング