壁井ユカコのレビュー一覧
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“ホテル・ウィリアムズチャイルドバード”、通称〈鳥籠荘〉には、普通の社会になじめない一風変わった人々が棲みついている。衛藤キズナ(17歳の少女。バイト・絵のモデル)、浅井有生(新鋭画家。ほぼ外出しない)、井上由起(有生のイトコ。超美形で女装癖あり)。彼らを中心に、妄想癖の美女、ゴスロリ小学生、ネコの着ぐるみ、不気味な双子の老人たちも加わり、繰り広げられるーーちょっとおかしな、けれどいろいろフツーの日常がつづられた物語。今回は、キズナを慕う後輩の女子高校生の話、浅井有生と井上由起の子供の頃のキュートなヒ・ミ・ツのお話、キズナと由起のハプニングな1日の話を収録。
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まず表紙をじっくりと見る。真ん中の子供二人は恐らく浅井さんと由起ですよ。かわいいですね!サイドのおじいさん二人、もしやこれが「不気味な双子の老人たち」…!?
いい感じのおじいさんじゃないですか!かっこいいようぅぅぅ!!
…と、表紙ではあはあしつつ中綴じへ。たたまれている紙を開く。
いやぁぁぁぁドレスアップした浅井さんと由起とキズナがいるようぅぅぅぅ!!!!なんなの、ほんとになんなの、あたしを萌え殺す気なの!?とうろたえ興奮する位素敵なイラストです。そう、こんなシチュに弱かったりするのよ…!!
そしてその裏。部屋番号と住人が描かれたページ。
浅 井 さ ん の 部 屋 に 華 乃 子 ち ゃ ん が い る …!?
どういうこと、同棲かなにかなのロリコンに目覚めちゃったの警察に電話した方がいいの、とまたもや動揺。
目次をざっとみてみると、何やら最後のお話が美味しそうな予感。実際美味しかった!
一応、今回のお話はみんな恋のお話。レズとホモと三角関係ですね!
レズ、の方はキズナちゃん。確か前巻で女子からチョコもらったこと有る的なことを言っていたので、それを裏付けるような内容。あとへれんさん。
ホモ、の方は大体察しがつくでしょうが浅井さんと由起のお話。過去話・家出編、です。
しかし小さかった頃は女の子に間違えられてたとか浅井さんかわいい!なんだかんだで由起と似てはいるんだよなあ。
彼らの母親は双子でした。そっくりな双子の子ですから、それはそれはそっくりだったのではないかと思います。
ちっちゃい由起は何故デフォルトで女の子装備だったのかがよくわからない。母親の趣味、といえばそれで終わりかもですが。
かわいいがしかしうざったさも感じるユキちゃん。嫌いではない、と思いつつも恋愛にはならないなあ私なら、なんて考えてみる←
恐らくお互いがお互いを女の子だと勘違いしてたんだろうな。由起は浅井さんをお嫁さんにするとか考えてたみたいだし。浅井さんは浅井さんで意識してたからね。結婚式とかしてキスまでしましたからね。ちゃんとした指輪を買ってあげようと決意したりしますからね。
相 手 は 同 性 な の に!!!
キズナを取り合う関係が私の理想なので、昔話といえどもいちゃこらちゅっちゅなんぞしやがって、とかかんがえてむっとしてみたり。大いなる若気の至り。
キズナと由起のデートはよかった!!あれはデートというか半ば女の子のショッピングだったけど。ちらりちらりと男らしさを出す由起かっけぇぇぇ!女装してるのにかっけぇぇぇ!
浅井さんに手を出すと宣言したとおり、狼さんになろうとするとことかかなり美味しいと思うの!きゅんきゅん!
本気かもだけど、浅井さんに発破かけるためでもあるんじゃないかなあ。これで浅井さんが嫉妬とかして自分の想いに気付いちゃえばよいよ!!!
心配していた浅井さんと華乃子ちゃんの間柄はなんともビジネスライクなものでした。同棲ではなく、華乃子ちゃんが押し掛けて、お父さんへのプレゼント作りをしていた模様。
浅井さんとキズナと由起が三人でいちゃいちゃしてればいいよもう!
評価は、浅井さんと由起のキスのせいで減点して☆4!過去話のボリュームの多さでも減点。
でも面白いし、やっぱり私は恋愛が気になってしまうのです! -
Posted by ブクログ
“ホテル・ウィリアムズチャイルドバード”、通称〈鳥籠荘〉には、普通の社会になじめない一風変わった人々が棲みついている。妄想癖の美女、ゴスロリ小学生、ネコの着ぐるみ、不気味な双子の老人、そして響き続ける正体不明の金切り声。そんな〈鳥籠荘〉の住人の一人・衛藤キズナが、5階に住むひきこもり美大生・浅井有生と知りあったのは16歳の冬。そして、誘われたバイトは、絵のヌードモデル。やってみることにしたキズナは、油絵具の匂いがこもる雑然としたアトリエで浅井と一緒に過ごすうち、その時間が自分にとって次第に大切な日常の一部になっていくのを感じて……。
〈鳥籠荘〉のちょっとおかしな住人たちの、ちょっとおかしな、けれどいろいろフツーの日常をつづる物語。
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鳥籠荘の住人たちのお話です、はい。形式としては短編の連作。なので何処から読んでもOKらしい。あとがき曰く。
群像劇は苦手なのですが、この作品はそれぞれの人物にスポットを当てた形式です。過去話だとか。
両者の違いは出来事、でしょうか。前者は同出来事を違う視点から描き、後者は主観が経験した出来事を描く、的な?的外れなこと言ってたらすみません←
とにかく言いたかったことは、「読みやすいよ!」ということです。ぱぱっと読めました!
個人的にはやはり微エロと浅井さんとキズナと由起の関係が気になりますうずうず!!
三角関係とか浅井さんと由起がキズナを取りあっちゃえばいいじゃないとか!そういうとこを気にするあたり、私も女だという事か一応。←
因みに関係が気になると言った時点でバレバレですが、浅井さんと由起はもろ好みです。どストライクです。ひょろながダウナー系(実は)イケメン美大生と、女装を嗜む美人さん!!これに萌えずしてなにに萌えろというのだろうか!←
ジョナサンの話では最後泣いたし、華乃子ちゃんにはすくすく育っていて欲しいところです。ネコの着ぐるみおとうさん欲しいよ…!!
どうして着ぐるみをきたままなのかがある意味一番気になった事かもしれない。
短編の前後から、今は居ない鳥籠荘の面々についての話を少々、みたいな感じ。何故居ないのか、今はどうしてるのか、というのが気になるかな。考えたらちゃんと気になる事あったわ!(笑)
イラストはふわふわしてて可愛らしい!ウェーブかかった髪を可愛くふわふわに描けるのって、いいなぁ…!!
ネコの着ぐるみ超可愛い!ふわふわ!
と、いうわけで私は好きです、こんな感じ。イメージする色はやっぱり灰色みたいだけれど、今回はうっすい灰色。これからもそうだとよいなぁと期待を込めて☆4! -
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ネタバレあらすじ
主人公の千種(ちぐさ)は東京に出てきた普通のOL。その家に、高校の同級生だった古池鞠子が3000万と一緒に飛び込んでくる。
「強盗殺人したの、匿って」 そう言って二人はなし崩しに一緒に暮らしだす。
千種とは付き合ったり別れたりの腐れ縁の都丸もときどき顔を出す。
千種は、けれども、高校3年のある季節のことを思い出していた。その時を境に、古池鞠子と千種は卒業まで口を利かなかった。なのに、なぜ今更なんだろう。
鞠子も都丸も子供のように奔放で、振り回されながら、千種は社会人として毎日働いていた。
みたいな感じです。
ふうむ。読みやすいです。テーマもわかりやすいし。
こないだ読んだ サマーサイダーより読みやすかったかな。
異色作? うん、異色作、かなぁ??
魅力的なキャラクターにぐいぐい読まされました。面白かったです。 -
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17歳の過去と24歳の現在を交錯させながら描く青春ストーリー。
現金3千万円と紫のちっちゃな下着をトランクへ詰めて高校時代の親友が「人を殺したの」といって部屋にやってきた。
そういう風に背表紙に書かれていたんですが、ミステリアスなものでなく青春の日々を描かれ、世界観に引き込まれいく。
一人称は24歳のOLで、その視点で描かれ、心の移り変わりや苦悩などの表現力素晴らしい。
最近、ラノベっぽい異能系などのものを多く読んでいただけに、こういうジャンルもいいなと再認識しました。
ただ、いい意味で裏切られたから個人的にはいいのだが、背表紙等を読んで買った方はイメージと違うものに不満を持つかも…。 -
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なんだこの痛々しいほどの瑞々しさは。
作品全体まんべんなく、キラキラと生きている。
しかし浮かれたものではなく、ふらりと危うく、且つまさに“切ない”という感覚がピンと張りつめている。
バカで、刹那的で、一直線。
決して頭の良い生活とは言えないが、だからこそこんな恋愛してみたいと思えてしまう。
ファンタジー要素に何かしらの答えを出すのかと思ったがそれはそのままで、どことなく不完全燃焼だと思う方もいるかもしれないが(実際私も少しだけそう思った)最後は心震えること間違いない。
切ない、まさにこの言葉がぴったりだ。
壁井さんの書く文章や情景描写好きだなあ。他のも読もう。
最後に……案の定、春川の危うさがツボ。