壁井ユカコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
17歳の過去と24歳の現在を交錯させながら描く青春ストーリー。
現金3千万円と紫のちっちゃな下着をトランクへ詰めて高校時代の親友が「人を殺したの」といって部屋にやってきた。
そういう風に背表紙に書かれていたんですが、ミステリアスなものでなく青春の日々を描かれ、世界観に引き込まれいく。
一人称は24歳のOLで、その視点で描かれ、心の移り変わりや苦悩などの表現力素晴らしい。
最近、ラノベっぽい異能系などのものを多く読んでいただけに、こういうジャンルもいいなと再認識しました。
ただ、いい意味で裏切られたから個人的にはいいのだが、背表紙等を読んで買った方はイメージと違うものに不満を持つかも…。 -
Posted by ブクログ
なんだこの痛々しいほどの瑞々しさは。
作品全体まんべんなく、キラキラと生きている。
しかし浮かれたものではなく、ふらりと危うく、且つまさに“切ない”という感覚がピンと張りつめている。
バカで、刹那的で、一直線。
決して頭の良い生活とは言えないが、だからこそこんな恋愛してみたいと思えてしまう。
ファンタジー要素に何かしらの答えを出すのかと思ったがそれはそのままで、どことなく不完全燃焼だと思う方もいるかもしれないが(実際私も少しだけそう思った)最後は心震えること間違いない。
切ない、まさにこの言葉がぴったりだ。
壁井さんの書く文章や情景描写好きだなあ。他のも読もう。
最後に……案の定、春川の危うさ -
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Posted by ブクログ
現代日本に似ているようで、全く違った世界観。
遺伝子工学による操作が当たり前のように行われる中で、価値観も異なる子供達の物語。
冒頭のところで、主人公の倫太郎少年の衝撃的な展開から始まる。
春野といえば、壁井さんのNO CALL NO LIFEに出てくる春川を思い出す。
なんとなくふわふわしていて、つかみ所のない感じといい。。。にている。
春っていうのが好きなのかな。。。
これはSFなのかな。。青春小説なのかな。。。特殊な設定なので、SFだけど、描かれているのは青春の葛藤みたいなところですが、親とか友達とか、ありがちな成長期の悩みに加えて、遺伝子による悩みというか、重大な問題がところどころ暗い -