壁井ユカコのレビュー一覧

  • 14歳限定症候群

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    大好きな14f症候群がタイトルを変えて文庫化。
    相変わらずの世界観で、持ち運びできるサイズになったのでとても嬉しい。

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    2012年11月11日
  • カスタム・チャイルド -罪と罰-

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    おもしろかった。

    電撃文庫で描いている世界を、もういちど描く。確固たる世界が作者の中に作られているので、ブレがなくて読みやすい。この世界への思い入れが伝わってきました。終わり方からして、まだまだ描きたいんだろうなぁ。

    壁井ユカコさんが好き!と訴えてくれた中学生がいました。あのときその情熱を受け止めて読めばよかった、ごめんね。

    ただ、春野と知佳の互いへの思いというのは…まぁ、そういう風に持っていきたいんだろうなーと最初の時点でわかってはいたけど、そういうのは求めてないんだけどな…。これ以上ライトノベル寄りになったら読めなくなるので!瀬戸際なので!この辺で踏みとどまって描いてほしいです。

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    2012年11月06日
  • カスタム・チャイルド -罪と罰-

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    遺伝子操作で子どもを生みだすようになった世界での、3人の高校生の話。これすごい好み。なんだかんだいって、清田くんを神聖視してる春野くんがいいなあ。

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    2012年10月10日
  • 鳥籠荘の今日も眠たい住人たち(2)

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    “ホテル・ウィリアムズチャイルドバード”、通称〈鳥籠荘〉には、普通の社会になじめない一風変わった人々が棲みついている。衛藤キズナ(17歳の少女。バイト・絵のモデル)、浅井有生(新鋭画家。ほぼ外出しない)、井上由起(有生のイトコ。超美形で女装癖あり)。彼らを中心に、妄想癖の美女、ゴスロリ小学生、ネコの着ぐるみ、不気味な双子の老人たちも加わり、繰り広げられるーーちょっとおかしな、けれどいろいろフツーの日常がつづられた物語。今回は、キズナを慕う後輩の女子高校生の話、浅井有生と井上由起の子供の頃のキュートなヒ・ミ・ツのお話、キズナと由起のハプニングな1日の話を収録。


    ***


    まず表紙をじっくり

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    2012年09月01日
  • 鳥籠荘の今日も眠たい住人たち(1)

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    “ホテル・ウィリアムズチャイルドバード”、通称〈鳥籠荘〉には、普通の社会になじめない一風変わった人々が棲みついている。妄想癖の美女、ゴスロリ小学生、ネコの着ぐるみ、不気味な双子の老人、そして響き続ける正体不明の金切り声。そんな〈鳥籠荘〉の住人の一人・衛藤キズナが、5階に住むひきこもり美大生・浅井有生と知りあったのは16歳の冬。そして、誘われたバイトは、絵のヌードモデル。やってみることにしたキズナは、油絵具の匂いがこもる雑然としたアトリエで浅井と一緒に過ごすうち、その時間が自分にとって次第に大切な日常の一部になっていくのを感じて……。
    〈鳥籠荘〉のちょっとおかしな住人たちの、ちょっとおかしな、け

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    2012年09月01日
  • イチゴミルク ビターデイズ

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    ネタバレ

    あらすじ

    主人公の千種(ちぐさ)は東京に出てきた普通のOL。その家に、高校の同級生だった古池鞠子が3000万と一緒に飛び込んでくる。

    「強盗殺人したの、匿って」 そう言って二人はなし崩しに一緒に暮らしだす。

    千種とは付き合ったり別れたりの腐れ縁の都丸もときどき顔を出す。

    千種は、けれども、高校3年のある季節のことを思い出していた。その時を境に、古池鞠子と千種は卒業まで口を利かなかった。なのに、なぜ今更なんだろう。

    鞠子も都丸も子供のように奔放で、振り回されながら、千種は社会人として毎日働いていた。



    みたいな感じです。

    ふうむ。読みやすいです。テーマもわかりやすいし。

    こない

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    2012年08月25日
  • カスタム・チャイルド -罪と罰-

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    ヒトのすべての遺伝子が解き明かされて、遺伝病に関する遺伝子はもちろん、髪の色や肌、目の色、性格傾向まで決められるように遺伝子研究がすすんだ世界の話。
    高校生の主人公の年代では、ほとんどが遺伝子をいじって生み出された子供たちになっており、主人公もその一人。そんななかに、まったく遺伝子をいじっていない少年や、逆に極端に遺伝子をいじって作られた少女があらわれます。
    三人三様の過去と現在を生きていますが、とくに主人公に感情移入しながら読みました。
    この話のほかにも同じ世界観の話があるそうなので、手をだしてみたいと思います。

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    2012年08月01日
  • エンドロールまであと、

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    壁井さんは上手くいかない物語を書くのが上手だなぁと思う。
    私的には全然大丈夫な話だけど、ちょっと読む人を選ぶ部類だとも思うので、その辺りに注意が必要かもしれない。

    「青春モノ書いてくれぃ」というオーダーにこれを打ち出しちゃう壁井さんにはある種脱帽。ブレないで上手くいかない物語を書く人だな、と感心する。

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    2012年08月01日
  • キーリ 死者たちは荒野に眠る

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    面白かった!
    王道なラノベという感じ。
    イラストは少女漫画みたいだった。
    壁井さんの文芸のほうも読んでみたいなぁ。

    霊のみなさんが切なくてよろしかったです。

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    2012年06月07日
  • カスタム・チャイルド -罪と罰-

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    ネタバレ

    うん、よかった。作者が思い入れがあるだけのことはあります。
    個人的には電撃文庫のより好き。
    壁井さんはもっとメジャーになってもいい作家さんだと思う。
    他の方は視点の入れ替わりが読みづらいといってるけど、私はそんな風には感じなかったかな。
    強いて言うならレイも清田に救われる方が良かった気がするけど、まあここらへんも壁井さんらしいですね。


    是非またこの世界の物語を書いてほしいですね。

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    2013年02月07日
  • カスタム・チャイルド -罪と罰-

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    面白かった!なんかハラハラわくわくすると思ったら、壁井ユカコさん、遠慮なくバッドエンドにする人だし、文章からそういう危うさでまくってるからだwwwバッドエンドなのに気分軽いしやっぱいいね♪ちなみに最後はBLでした(笑)

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    2012年03月08日
  • イチゴミルク ビターデイズ

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    17歳の過去と24歳の現在を交錯させながら描く青春ストーリー。

    現金3千万円と紫のちっちゃな下着をトランクへ詰めて高校時代の親友が「人を殺したの」といって部屋にやってきた。
    そういう風に背表紙に書かれていたんですが、ミステリアスなものでなく青春の日々を描かれ、世界観に引き込まれいく。
    一人称は24歳のOLで、その視点で描かれ、心の移り変わりや苦悩などの表現力素晴らしい。
    最近、ラノベっぽい異能系などのものを多く読んでいただけに、こういうジャンルもいいなと再認識しました。

    ただ、いい意味で裏切られたから個人的にはいいのだが、背表紙等を読んで買った方はイメージと違うものに不満を持つかも…。

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    2012年03月04日
  • NO CALL NO LIFE

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    なんだこの痛々しいほどの瑞々しさは。
    作品全体まんべんなく、キラキラと生きている。
    しかし浮かれたものではなく、ふらりと危うく、且つまさに“切ない”という感覚がピンと張りつめている。
    バカで、刹那的で、一直線。
    決して頭の良い生活とは言えないが、だからこそこんな恋愛してみたいと思えてしまう。
    ファンタジー要素に何かしらの答えを出すのかと思ったがそれはそのままで、どことなく不完全燃焼だと思う方もいるかもしれないが(実際私も少しだけそう思った)最後は心震えること間違いない。
    切ない、まさにこの言葉がぴったりだ。
    壁井さんの書く文章や情景描写好きだなあ。他のも読もう。
    最後に……案の定、春川の危うさ

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    2012年02月22日
  • NO CALL NO LIFE

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    『キーリ』でメロメロになった壁井さんの作品。文章は読みやすく日常的な非日常を見事に描き出している。物語はリアリティの中にファンタジックな部分が見え隠れしている。そのリアリティでさえも、実際に親のお金で一人暮らししている金髪の高校生は中々いないし、従兄弟と二人暮らししてる女子高校生なんかもあまりいないと思うが違和感なく演出されている。また、終始お花がとんでるストーリーでもなく、意外にダークで破綻的な一面も持ち合わせてる。キュウと胸が締め付けられるのは間違いない。もどかしさと幸福と不安と悲しみが詰まった読み物。

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    2012年01月08日
  • キーリ 死者たちは荒野に眠る

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    半分までは惰性で読んでました。自分の中で半分読んで面白いと感じない小説は読み通しても心に響かないと思ってたので。しかし、この本は途中からぐっとひきつけられて目が離せなくなりました。そこからひきずられるように最終巻まで読んじゃいました。キャラクターも濃くて面白く楽しく時に物悲しいです。

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    2011年12月17日
  • 鳥籠荘の今日も眠たい住人たち(2)

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    ◇キズナを慕う後輩の女子高校生の話。
    ◇浅井有生と井上由起の子供の頃の話。
    ◇キズナと由起のハプニングな一日。
    一巻の内容をすっかり忘れていたけど、全然問題なかった。あとがきに書かれている通りだ。
    浅井さんと由起の子供の頃の話は可愛いけど、母親怖い…。
    いや、多かれ少なかれアブノーマルというのは分かるけどね。

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    2011年12月29日
  • イチゴミルク ビターデイズ

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    東京でOLとして働く主人公の千種と、不穏な言葉と共に大金を持って彼女のもとに転がり込んできた高校時代の親友の鞠子の二人の現在と過去の話。千種は昔の鞠子と変わっていないと言っているのに、どこか軽薄な印象を受ける現在と、妖しげな魅力を放つ現在の対比が面白かったです。鞠子は一緒にいると絶対疲れるだろうけど妙に憎めないです。青春の輝きとほろ苦さを感じた頃に戻れなくても明るさが伝わってくるラストが好きです。

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    2011年09月22日
  • キーリIX 死者たちは荒野に永眠る(下)

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    面白いけど、読んだあと、空しさが募った、
    なんか、落ち込んでるときには読めないかなあ・・。
    でも、やっぱり、好きなんだよね。

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    2011年08月21日
  • キーリ 死者たちは荒野に眠る

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    おもしろかった。
    なんていうか、面白い設定だなって思う。
    あんまり軽い感じじゃないけど、
    すごい、好きだなあ。

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    2011年08月21日
  • NO CALL NO LIFE

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    ネタバレ

    切ない というか 擦り切れそう。
    むしろ擦り切れている。そんな小説でした。
    壁井ユカコさんは「キーリ」をほんの少しかじっただけでしたが、表紙とあらすじに惹かれて思い切って買ってみました。
    共感できるような体験はしたことないんですが、共感したい、と思うんですよね。。
    刹那的でこういう恋をしてみたいと思ってしまいます。

    設定に「非現実」なものが混ざっているのですが、それがまたいい味を出してます。
    他の壁井ユカコさんの小説も読んでみたいですねー

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    2011年08月08日