あらすじ
陸上部を引退したばかりの涼佳に告白してきた、頼りない後輩の柳町。東京の大学に通う元陸上部の先輩へ届かない恋心を抱いてきた涼佳だったが、走り高跳びに打ち込む柳町の成長を見つめるうちに、少しずつ心が揺れ動き……(「空への助走」)。福蜂工業高校バレー部のエースを狙う高杉と、尋慶女子高校テニス部エースで美人かつ勝気な赤緒。小柄で地味だが躍動感あるスポーツ写真を撮るはっち。中学時代から互いを認め合ってきた三人の友情と淡い恋を描く(「強者の同盟」)。他、それぞれの悩みを抱えながら部活に打ち込み、時にチームメイトとぶつかり、時に恋に揺れ動く高校生たちのまぶしい青春の日々を描く連作短編集。
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Posted by ブクログ
タイトルの「空への助走」の話がとても良かった。
私なんか、、とつい言ってしまう事もあるので共感あり。青春が熱すぎてアーーーってちょっとニヤけたり気恥ずかしくなったりする本。そんな青春送ってみたかった
Posted by ブクログ
50歳手前のオジサンが、キュンキュンしてしまう青春物語です。電車内で読んでいて、隣の人にキュンキュンが聞こえてしまうんじゃないかと恥ずかしくなりながら、感動しつつ読破です。もともと部活小説は好きなので、恋愛だけでなくスポーツの視点でも読み応えあります。
Posted by ブクログ
三村くんが好きで、購入。
三村くんはちょこちょこ出てくる。少しだけ。
この後センターコートへは行けなかったことを思うと、せつない。
強者問題。
ピリピリしていて少し怖い。
こういうのを書き上げるの上手いなぁと感じる。
頂点を目指すという事は尖るという事であろう。
刃を磨くとはこういうことか、と。