植田亮のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
熱い。ホント熱い。
作中の季節は冬で雪とか降っているのにめちゃ熱い。上手く表現することはできないけれど、この作品で書かれていることは心に深く突き刺さるのだ。少年漫画のような熱さではなく彼らの置かれている状況が青春風景の中に居るからなのだ
それにしても直巳の鈍感さは何なのだろうか。正直言って読んでいて全力で殴りたくなる程に鈍感である。ようやく相手の想いに気付いてからも全く動けず極度の優柔不断っぷりを披露している点にはもう賞賛さえ贈りたくなる。だからこそこの巻では皆の想いが溢れ出し直巳に心労を負わせることになるのだが。
直巳は徹底的にぶちのめされる。何度も傷付き涙を流し倒れてしまう。ある -
Posted by ブクログ
ネタバレ最後のライブシーンを敢えて見せないなんて作者はなんて憎たらしいことをするのだろう。
恋愛モノには王道展開とも言える主人公よりもヒロインのことを知っているライバルキャラ登場。これにより直巳の心は大きく揺れ、謎の失意に襲われてしまう。こういった時には更に事態をややこしくするような事件が起きたりものだけれど本作ではそんな展開にならないばかりかライバルであるはずのユーリまでもが直巳に惚れてしまいある意味スッキリした展開に!何でだ!?
正直言って作中に登場する音楽用語や作曲家の名前はさっぱりだったりするのだが、それでも気にならず物語の雰囲気にのめり込めるのは流石だと思う。
ラスト数十ページは -
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Posted by ブクログ
未だに異世界をゲームだと思ってる少年.
今回は遂にパーティを組んでボッチ卒業ですって.
しかしVRゲームにダイブする装置で異世界へ行くとか
どういう原理なんだろう.
アバター的に遠隔操作しているとして
操作していない場合のアバターの保管場所とか気になるなぁ.
気にしちゃいけない場所なんだろうけど気になるなぁ.
「わたし,気になります!」
貴族なお父様が酷いなぁ.
これまで役立たず扱いしてたのに
凄まじいまでの手のひら返し.
かと思いきや
使えないゴミから使える道具になっただけで
モノ扱いは変わってないあたりから漂う小物臭.
きっとメイドあたりに毒を盛られてしまうんでしょう.
次回,公式サ -
Posted by ブクログ
この世界を俺だけがゲームだと思っている.
そういう話.
最新VRMMORPGのクローズドβに当選して開始したけど
細かい原因とか不明だけど
ゲーム世界みたいな異世界に行ってるらしい.
でもコミュ力低い彼は全く気付かず
「最新のゲームスゲーっ!」
とただひたすらゲームだと思って楽しむ.
そんな感じで.
前にこの逆のパターンもあったよな.
この世界を俺だけがゲームだと知っている,ってのが.
そういえばコレはファンタジーで良いのかな.
VRMMOだとSFだけど
異世界に行ってるからファンタジーだしょ.
ログアウトのシステムがどうなってんのか謎だけど.
ログアウトしたら転移魔法的にどっか行ってるけど -
ネタバレ 購入済み
ご都合主義満点の物語
異世界から召喚された当時中学生が魔王を倒して英雄となり地球に帰還してから3年後、今度は魔王の娘に召喚されて復興をお願いされることから始まる物語。
魔王の国が魔王の死後に領土もそのままで残存していることが既に矛盾してる。
普通は戦勝した連合国の分割統治だろ?って思うけど、そんなこと言ってたら始まらない。
ただこの主人公、人が良いって設定なんだろうけど、読んでるとお人好しの馬鹿だと思うようになる。
助ける理由がどんなカッコイイこと言っても薄っぺらで、魔王の娘が可愛いから以外の理由が無い。
底の浅い物語だけど、展開も作者の都合が良いように、人の感情も都合の良いように進展するんでライトなノベ -
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Posted by ブクログ
バカ小説再び(褒め言葉)
1ページ中に平均3回「おっぱい」とか「パンツ」という単語が出てくる(笑)
いやぁ~、男子高校生ってバカだなぁ
OP-TICKETゲームの後、夏休み前半のお話し
男子のスマホ(?)に、出会ったクラスメイトの女子との恋愛値が表示されるようになり、その値が100の状態で告白すると必ず成功するという生徒会のし掛けたシステム
将来の時間を先取りして勉強や運動、その他デートをして恋愛値を上げるツールもあり(ドラえもんでもそんな道具あったなぁ)
どうやらそのシミュレーションは長年生徒会で培われてきたデータにより、ほぼ達成される見込みという設定
前作のゲームは実際にできる設定だっ -
Posted by ブクログ
再度、ライブに向けて走り出そうとするフェケテリコだが、真冬の身に異変が!?
真冬の誕生日、ライブ、そして4人の恋の行方は!?
本編完結編。
哲郎め(笑)
神楽坂先輩も千晶も波乱を起こしたけど、それ以上に哲郎なんだよ!
恐らく、神楽坂先輩がシリアスモードになるから哲郎の存在が際立って、バランスが取れて、彼なしでは成り立たなかった最終巻だったと思う。
シナリオが直球だから意外性がないけど、王道感があってよかったかな。
みんな器用そうで不器用、だけど、青春を感じられて、シリーズ通じて楽しませてもらいました。
あと、後日談が1冊あるようなのでそれも楽しませてもらいたい! -
- カート
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試し読み
Posted by ブクログ
友達も恋人もおらず無為に17年間を過ごし、無差別爆弾爆発に巻き込まれ死んだ主人公が、自らの死を回避するために10歳からやり直す話。人生をやり直すことは小説としてよくあるテーマであり、ケン・グリムウッド「リプレイ」が至高でありはあるものの、本作は子供時代の描写が非常に細やかでジュブナイル小説のような味わいで非常に良かった。17歳から10歳に戻り7年分のアドバンテージがあるはずのものの、あっという間に10歳の小学生男子に戻り、突っかかれてる女子小学生を助けるのに震えるほど勇気が必要だったり、「◯◯だったらどうしよう」となにか一言言うにもくよくよ悩んだり、小学生の時の描写が非常に秀逸。
またマキエル -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価:☆4.5
巻数的には最終巻にあたる本巻。内容としては本編の後日談がメインとなっています。
大人になっても相変わらずなナオと真冬が微笑ましいw
自分も家事をこなそうとする真冬がいじらしいったらない(*´Д`*)
真冬みたいな可愛い子と結婚出来るのにめんどくさいとかどうして結婚なんてするんだろうとかナオてめーふざけんじゃねー!(笑)
ナオの結婚でエビチリは落ち着いてるのに哲郎がおたおたしてるのが可笑しかったw
他にもふたりだけのためのソナタ・二人になったフェケテリコの後日談・ユーリのステレオフォニックの恋・神楽坂先輩の過去話などなど。どれもよかった。新メンバー候補のベーシスト橘花もい -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価:☆4.5
おかしくて少し切ない、恋と革命と音楽が織りなすボーイ・ミーツ・ガールストーリー、感動の完結編。
まさかのここにきて神楽坂先輩が仕掛けてくるとは思わなかった。もう千晶と同じく見守りポジションになると思ってたから意外だった。先輩にはこういう役回りはして欲しくなかったっていう気持ちもなくはない。自分でも最低だって言ってるしね。
真冬は再び右手を痛めてしまう。今度は心因性のものではなく、無理な弾き方をしたことによるもので、ナオにもどうしようもない。
無理してでも、壊れてでも、直己のために弾くといった真冬に対して「なんで……なんで、そこまで」ってそりゃ酷いよナオ。
屋上での会話や誕