玄侑宗久のレビュー一覧

  • 現代語訳 般若心経

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    生のセンスデータに色を付ける
    「自分」。

    この本を読むことで「自分」を洗浄できたような気がする。

    •••あ!!
    「自分」を使ってしまった!という難しさσ(^_^;)

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    2013年04月21日
  • 禅的生活

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    タイトルの「的」の字で、もっと軽い本かと甘く見た(^^;
    実は、とっても深い事を、ちゃ~んと伝えて下さる。
    読み終えた今は禅僧の書く「○」も、なんだか深いところで凄く理解してしまった気分。
    きっと今、私の脳を調べたら脳波はα波からθ波に変わって「禅定」の状態に近いんじゃないかしらん。
    ちょっと手元に置きたい1冊かも。

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    2013年01月10日
  • 中陰の花

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    現役僧侶が書いた小説、という触れ込みに興味が沸いて、読んだ。
    仏教思想、特に禅宗は、卒論のテーマにしたぐらい興味がある。
    ユングも曼陀羅に興味を抱いていたそうだから、共通点はあるのかもしれない。
    何より、心理学を志した人なら誰もが知ってる臨床心理学者・河合隼雄氏が解説をしてるってのも、個人的にはかなりのツボ。
    宗教心理学を経て文化人類学にシフトしたわたしにはたまらない1冊だった。
    禅宗に興味がありながら、座ったこともないわたしだけど、時間ができたらやっぱ1度座ってみたい。
    修行もせず悟入は難しいとわかってるけど、魔境でいいから体験してみたい。
    きっと、世界が違って見えるかもしれない。

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    2012年11月27日
  • 禅的生活

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    禅宗のことを書いているので基本的に宗教のことではあるが押しつけがましく実によかった。文章もかなり上手やし。

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    2012年09月08日
  • 禅的生活

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    禅の世界を日常生活に活かすということで、
    非常にわかり易かったです!!

    そして、あたらめて、物事をどう捉えるか、ということを考えました☆

    日日是好日。

    今日も新しい一日を過ごせることを幸せに想いますヽ(^。^)ノ

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    2012年06月16日
  • 現代語訳 般若心経

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    本書は、現役の副住職であり、芥川賞作家でもある著者による般若心経の現代語訳。観自在菩薩がシャーリプトラに話しかけるというユニークな形式を取り、最新の科学の知見も取り入れながら解説が進む。語り口こそ平易だが、内容自体は結構難解。
    最後の最後に「最高の咒文(じゅもん)」(!)が登場する。文字数にしてたった18文字。ただし、この咒文部分だけは「意味などわからない方がよく、音だけを暗記し、『響き』の力を感じるべき」という理由から現代語に訳されない。同様の理由から、玄奘三蔵も音写のままにしたとのこと。
    般若心経がこんな呪術的な内容とは知らなかった。何とも刺激的。

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    2012年06月10日
  • 原子力と宗教 日本人への問い

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     玄侑宗久師の見識と、鎌田東二氏の組み合わせは、原子力の問題について、仏教、神道の立場から、どちらも自然を重視した見解が展開されていた。
     現政権や原発推進論者の問題がよく見えてくる。原発は原爆と不可分であることも言及されていた。

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    2012年05月23日
  • 無常という力―「方丈記」に学ぶ心の在り方―

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    ブレるだのブレないだのと最近騒がしいけども、世の中は無常。たゆたってて当たり前。揺らいだっていいじゃないと、方丈記を通して福島・三春町に住む著者は言います。

    揺るがない信念というと、響きは確かに良いが、それは結局のところ何かに執着するということ。特に印象深い一文は、「何事だって断定してはいけない。絶対にこうなんだという思い込みでは、これまで起きたことについてしか、解釈できない。今後どうなるかわからない世界へは、風流(中道)の力で、無情の世界を一歩一歩、歩んでいく。」のところ。
    今日受けた研修もそうだったけど、とかくビジネスの世界では、いろんなフレームを使って、一方向に分かりやすくハメようとし

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    2013年01月23日
  • 禅的生活

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    「うすらぼんやり」はいい表現だ。物事を頭でこねくり回すのはよくない。意識を拡散させ、ゆったりしているとうまく周囲とかみ合うようだ。何か目に見えない全体的な組織力を信じたい。
    座禅はいいと思う。日常も気持が安定し、動揺しない。人生の荷物は少ない方がいい。お坊さんのように欲や見栄を捨て、シンプルに生きたいね。

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    2011年10月08日
  • 慈悲をめぐる心象スケッチ

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    賢治は童話も書いているから、その作品は小学校の国語の教科書から、もう、掲載される。
    けれども、それを100パーセント近く理解出来る人間はほとんどいない…と、私は思っていた。
    教科書にはよく「やまなし」など載っている。
    しかし、これは大人になった今でも理解不能な部分が多い。
    多分、先生も理解していないだろう、なのに、生徒に教えなくてはいけないとは…同情を禁じ得ない。
    なのに、教科書に載っているという事は、載せなくてはいけないほど重要な作家なのだな、とは思っていた。
    しかし、理解できないままでいいとも思っていました。
    賢治に限らず、『読んだけど、全部は分からなかった』という読書も多くあるし、それは

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    2017年09月15日
  • 荘子と遊ぶ ──禅的思考の源流へ

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    荘子の原文と解釈を著者玄侑宗久が岩波の過去の解釈を含めて禅的思考の源流に突き当たる。

    逸話を使って荘子と禅をからませて表現している:

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    2010年12月23日
  • アブラクサスの祭

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    かつてロックを志していた躁鬱の僧侶。
    思考は強烈な視覚イメージに。

    躁と鬱
    有頂天と金輪際
    あるがままとないがまま
    正と邪

    両極を行ったりきたりしながらライブへと。
    ライブの強烈なカタルシスに啓示を受けるがきっとその一瞬だけなんだろうな。
    だって祭りやもん。

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    2009年10月04日
  • NHK「100分de名著」ブックス 荘子

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    日本文化を学ぶ中で、日本人が大事にしてきたとされる無常観や遊びの感覚。その感覚を深めるにあたり、荘子をしっかり学びたいと思った。

    「無用の用」という考え方に惚れ、荘子の本は昨年も読んだが、まだまだ掴み切れていない。今年は荘子をしっかりと読み込む決意を持って、荘子を扱う本を数冊手に入れた。

    そして、学びたい偉人がそのシリーズにあるのなら、まずは「100分de名著」から。

    著者の玄侑宗久氏は禅寺の僧侶である。実は日本の仏教、特に禅は道教、つまり老荘思想の影響を色濃く受けている。その歴史もこの本で納得。

    本にはこう書かれている。
    「遊とは、時間と空間に縛られない世界のことです」
    なんとなくわ

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    2025年11月27日
  • NHK「100分de名著」ブックス 荘子

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    古代中国の思想家・荘子の著作『荘子』について、作家・禅僧の玄侑宗久氏が解説した一冊。私などは完全な初心者なので理解しきれない部分もありましたが、それでもそのエッセンスは伝わってきました。「一切をあるがままに受け入れるところに真の自由が成立する」というような考え方は現代生活へのアンチテーゼでもありますね。関連本も掘ってみたいです。

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    2025年10月01日
  • 阿修羅

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    面白かった。
    最初は少し難しいのかな?ぼやっとした結論で委ねられるのかな?と、思ったりしたけど、最後までしっかりと物語が進んでいき、読み止めるのが残念に感じるようになっていった。
    内容とかではいが、なんか誠実なイメージの本だったな

    こういった一冊に出会えるのが一万円書籍のよさだな

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    2024年04月30日
  • NHK「100分de名著」ブックス 荘子

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    荘子と聞くとハードルが高いかもしれません。
    そんな方にはこの本から入っていただけたらと思います。さすがNHKさん、ふんわり導入本として最適ですね。

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    2024年01月18日
  • 現代語訳 般若心経

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    苦しみとは何か、苦しみを生み出す原因は何か、苦しみから解放されるにはどうすれば良いか、これらが本書では非常に合理的に説明されていた。
    理知を用いて合理的に考え抜かれた末の結論が、理知を捨てることだということが、とても印象的だった。
    私自身、まだ理知(概念)から解放される涅槃には全く至っていないが、概念というものに支配されている”自分”を認識することができた点が、この本から得られた大きな学びだった。

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    2023年08月01日
  • 現代語訳 般若心経

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    量子力学を調べていくうち、なぜか本書に辿り着いた。

    ゴーダマさん凄い。あの時代に弦理論やら超ひもやら相対性理論を悟りで感覚的に理解していた訳だ。シッダールタまじ凄い。

    私が今まで日本語を学び、本を読んできたのは般若心経に出逢う為だったのではないかと思うほど。
    あまりスピってるとも思われたくないが、真理を志すのは良いことではないか。
    いや、そんな事を思っているから実相を空と捉えられないのだ。

    名づけのなかで、最も罪深いものが「私」という代物。
    考えてみれば、私たちは物心がついたときにはすでに生まれていたわけで。そしてそれまで「私」など関係なく生きていた「いのち」を、あるときから「私」だと

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    2023年07月29日
  • 死んだらどうなるの?

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    融通無碍。
    100分de名著の「荘子」の回も面白かったし、これも面白かった。

    なるほど、「死」を考えることは、あらゆる学問に回路が開くということなんだなー。内田樹先生の本の雰囲気に似てる。
    きっと唐に派遣された学僧って、玄侑さんのような方だったんだろうな。

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    2022年11月18日
  • NHK「100分de名著」ブックス 荘子

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    荘子の本を過去に1冊読んだのですが、イマイチ腑に落ちなかったので、この本を手に取って読んでみました。

    荘子が何を書いているのか、を様々な角度から丁寧に説明しており、荘子が目指した事がとてもよく理解できた気がします。文章もコンパクトにまとまっており、文章量も手頃なので、荘子に興味がある方の入門書として、とても良い本だと感じました。

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    2021年12月13日