玄侑宗久のレビュー一覧

  • 禅的生活

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    やばい。。半分くらいしか理解できなかった。見慣れない仏教用語に目がくらみ、思想の深さについていけなかった感じがあり。。
    やはり、思想を学ぶのは時間かかるなぁ。

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    2013年08月26日
  • 現代語訳 般若心経

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    「私」とはつくづく厄介な存在であるなぁと感じた。ともすれば好悪の感情や先入観で自分の都合のいいように物事を判断する。
    本書では自我の獲得が苦の根源であると説く。言葉の獲得により自立性と恒久性を備えたがゆえの弊害。そういう意味では娑婆の世界における苦から解き放たれた存在である赤ん坊がうらやましくもある。
    これからクリアな気持ちになりたい時は「般若波羅蜜多」を唱えて原点回帰したいと思う。
    般若心経についての入門書として読みやすかった。

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    2013年08月19日
  • 四雁川流景

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    いまさらながら、本を読むという行為はそこに描かれている人やモノの生活を感じるということなんだなあ、ということに気づかされる。筋の面白さや笑い・悲しみという刺激は強くないが、自分がいて他者がいて絡んだりすれ違ったりしながらもたしかな生活が営まれ流れていくようすがあふれている。

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    2013年05月07日
  • 地蔵のこころ日本人のちから

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    心は活発でないといけない。出来事それ自体に吉凶はない。煩悩があるから精進できる。仏道は自分の足で歩まないといけない。
    まずは自分の生活に真摯に向き合わないとな~。

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    2013年02月20日
  • 中陰の花

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    久しぶりに芥川賞受賞作を読みました。

    小説を書きなれていないせいか、描写がもったりしていてシャープさがないですね。
    悪くはないけれど、光るものもない。
    テーマは「おっ」と思うけれど、活かせない。
    最後の花の完成が最大の見せ場なんですけど、やっぱりちょっと地味。

    内容に対して、作者の力がまだ追いついていない印象でした。

    13.02.05

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    2013年02月16日
  • 中陰の花

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    この世とあの世の中間。成仏とは何か…普段全く考えたことのないテーマだったが、親もそろそろだし、じっくり考えてもいいころかも。いいきっかけになった本。

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    2013年02月15日
  • 中陰の花

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    なんだか難しかった。単語が分からないのではなく、指している事象を納得するのが難しかった。

    禅宗の僧侶と近所に住むおがみやウメさんの最期。妻、圭子が数年前流産した子供。成仏とはどういうことかを現在のお坊さんの視点で小説にしたもの。

    これは難しいなあ。普段、全く考えたり想像したりしていない事柄だから、中陰(あの世とこの世の境)という状況に思考がついていきにくい。そういう事を自然と普通に普段に考えるような年齢になって再度読むと、私にもストンと落ちるのかもしれない。

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    2013年02月08日
  • 中途半端もありがたい

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    うーん、出てくる話題の多くが宗教的というか、ちょっとなじみのない領域に偏ってたのが残念。
    対談の相手が軒並み豪華なメンツなので、期待していたのですが。
    基本的にむずかしい話がなされているので、若干流し目で読んでしまいました。それでも時々、頷ける内容もあったり。
    片田さんの章が、いちばんなじみやすくておもしろかったかなあ。

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    2013年01月24日
  • 現代語訳 般若心経

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    お葬式であげられる般若心経の意味を知れた。般若心経の意味するところの難しさがわかる、という点でわかりやすい。

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    2013年01月14日
  • 禅的生活

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    やさしく書いてあるのでしょうが、古い書物からの引用があるので、さらっとは読めなかった。理解できずにそのまま進んでしまうところもあった。

    何冊か同じ系統の本をまとめ読みして、一気に理解する必要がありそうです。

    ライトな感じで読みたかったのですが。ある程度の予備知識があるといけるんでしょうね。

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    2012年12月17日
  • 中陰の花

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    読書サークルの課題図書。

    うーん。主人公の妻 圭子が 紙縒りを作り続けることを象徴に 
    闇に入っていくかと思ったが そうでもなく 綺麗な感じがする小説。

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    2012年11月27日
  • 中途半端もありがたい

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    ネタバレ

    これだけの人を相手にいろんな知識を披露できる玄侑宗久という人もすごい人だ。
    後半は震災後で、震災の話ばかりになる。リアルに感じることができずに少し飽きる。

    五木寛之さんの言葉が印象に残る。
    『僕は25歳で区切ってね、25歳までが学生期、50歳までが家住期で、50歳以後の林住期が人生のお動く気だという本を書いたんです。最近は自分が67歳になって遊行期に入ったから、75歳から100歳までの遊行期がもっとも高い面白い時期ではないかと我田引水で書きました。

    老いに逆らって若さを維持したいというのは、若さに対するコンプレックスや憧憬があるからでしょう。そうじゃなくて、老いはひとつの実りであるというふ

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    2012年11月24日
  • 禅的生活

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    生活の中で実践できる禅について分かりやすく書かれている。様々な言葉が散りばめられているが、特に「風流」という言葉が気に入った。喜怒哀楽、日々、様々なことが起こり、心はゆらぐ。今ある自分を肯定しつつ、その小さな「ゆらぎ」を楽しみながら、風流に生きる。こんな生き方をしてみたい。

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    2012年11月17日
  • 現代語訳 般若心経

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    平易な文章で書かれてあるため、般若心経に触れるきっかけとするには丁度いい良書。巻末に「よみ方」が載っているのも面白い。

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    2012年07月29日
  • 無常という力―「方丈記」に学ぶ心の在り方―

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    ネタバレ

    方丈記との出逢いを通して得た力を「無常という力」と名づけた 人はこの世に仮住まいしている 揺らぎつづけろ 

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    2012年07月15日
  • アブラクサスの祭

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    躁鬱を薬と酒の力でどうにか乗り切りつつ、騙し騙し法要をこなす浄念に多かれ少なかれ共鳴するひとは多いのではないだろうか。視覚的なイメージも強いため、現場にいるような息苦しささえ覚える。筆者の他の著書に比べて頽廃的、観念的になり過ぎていないのは浄念との距離の取り方が絶妙だからだろう。

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    2012年07月13日
  • 禅的生活

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    禅の世界に浸れる本です。先日、読んだイスラム教やキリスト教などの一神教と違って禅の世界というのは自己を磨く(悟る)ということで、人間の主体性を重視する日本人には受けそうな考えだと思います。雑念や欲望に捕らわれない生き方を説いています。
    しかし、そのような雑念との向き合い方なんかは独特のユニークな解釈が禅の世界にはあるようです。
    自由というのは禅では自己に由来するということであり、方便というのは到達する(極める)という意味合いであったりと、この辺の言葉の捉え方も面白いですね。
    但し、あまりに自己を極めることに固執しすぎて、まわりが見えない状況を戒める話として風流という、ゆらぎという考え方も深いで

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    2012年07月08日
  • 禅的生活

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    難しくて良く解りませんでしたが、日日是良日という心構えと、『風流』の姿勢は肝に銘じておきたいと思います。 さっそく虫歯治療で『風流』を楽しんでいたところ、歯科医曰く、「あれ、神経がなくなっていて痛くないのかな?」だって。 お悟りもそうは遠くないかも。

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    2012年07月04日
  • 禅的生活

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    禅の思想や悟り、禅的な生活について(比較的わかりやすく)書かれた本だと思う。よくわからないところもあったが、なるほどそういう考え方もあるかと思う部分もあり、自分が理解できた部分だけあるいは自分が良いと思ったところだけ取り入れるというのもありのような気がする。

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    2012年06月21日
  • 現代語訳 般若心経

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     生まれ落ち成長するにしたがって、言語を認識し概念を動員し理解する(自我/個の確立)。一方で、それらが迷いや苦しみの源となる(合理性の限界)。般若心経は合理的知性を超えたもうひとつの「知」が凝縮されている。「般若」というのは「体験的で全体性を持った知」(正しくないかもしれませんが大体こんな感じ)、「個」の錯覚が元となって事項中心的な世界の眺めは「般若」の実現で一変することとなる。
     
     本書は解説書ではなく、あくまでも訳書。ただでさえ般若心経は大般若経600巻を262文字に凝縮しているものなので理解することが難しい上、読書という理知的な方法で体験的な知を獲得することはなおさら難しいと感じました

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    2012年05月13日