くわがきあゆのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
子供の頃から自分のことを慕ってくれ、妹みたいな存在だった萌香が殺された。
千秋は彼女が殺される前に、ストーカー被害にあっている事を打ち明けられていた。
単純に千秋が可愛い萌香の屈辱を晴らすために、犯人を探すストーリーかと思っていた。
だけど50ページくらい読んだところで、えっ??って驚き!!
そういう感じか〜∑(°o°;) サイコやん!!
別の2つの話しが交互に語られる構成。
こういうパターン好き!
最後どう繋がるかわくわく♡
なんとなく気づけてたのもあったけど、途中何度も騙されてたのに気づき驚きだった。
最後の最後まで騙されたな〜
初読み作家さんでしたが、最近話題のレモンの本の方だったん -
Posted by ブクログ
物語は、新聞の事件記事から始まる。
事件概要は、斜岡に住む女性が刺殺された、というもの。
なぜ彼女は殺されたのか。
誰に殺されたのか。
この二つの謎を解きながら物語は進む。
出てくる地名は読み方が少し難しい。
斜岡、出入野。
初めのうちは、なんと読むんだったかな、と都度突っかかっていた。
さて、肝心の中身だが、出てくる人々は揃いも揃って怪しい。
主人公は千秋。
友人の萌香が事件に巻き込まれ、犯人探しに奔走する。
いわば、探偵役だ。
しかし、千秋自身にも大いに問題がある。
千秋は、愛に飢えている。
そしてその愛の理解は歪んでいる。小学生の時分にいじめにあった千秋は、主犯格の同級生に愛を返す。