くわがきあゆのレビュー一覧

  • 復讐の泥沼

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    まあ、分かりやすくていいんじゃないだろうか。基本的にフィクションは読まないのだが、こういうどろどろとしてサイコパスみ溢れる人間模様は大好きなので、読んでみて良かった。1人の視点から見ると正しいように思えても、他人から見ると全く違った人間として見えている多面性を感じることができた。やはり、人それぞれ自分が一番正しいと思ってる事を再認識した。良い悪いではなく、人それぞれの認識があるだけなのである。

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    2025年07月14日
  • 焼けた釘を刺す

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    歪んだ愛情を一直線に進む。
    歪な愛を受けることに快感を覚える主人公に共感するところはないが、LGBTやキャラ設定に完全にやれました。

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    2025年06月08日
  • 焼けた釘を刺す

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    今回も次々に騙されました。
    くわがきあゆさんの作品は語り手が結構コロコロ変わっていくので展開が早く飽きず、それでいて読みにくくもなくとても読んでいて楽しくなります。
    『 焼けた釘を刺す』では千秋と杏が主な語り手で二人の間にどんな関係があるのかな?と読み進めていくと考えもしなかったところに接点があり終盤にかけて目まぐるしい展開が続きます。
    千秋の愛情に対しての異常さに気づいてからはページをめくる手が止まりませんでした。
    小説でしかできないトリックでやっぱり小説好きだなと思いました。
    そして最後の1ページでトドメを刺されました。
    新作が出たら絶対に買います!
    くわがきあゆさんの作品皆さん1回読んだ

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    2025年03月16日
  • レモンと殺人鬼

    匿名

    購入済み

    主人公は自分は虐げられる側だと頑なに思い、全ての不幸を受け入れる姿には憤りを感じたけるど、読み終わると、もう一度最初から読み直したくなる。
    面白かった。

    #ドキドキハラハラ

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    2025年03月03日
  • 復讐の泥沼

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    カフェで、光(女性)と颯一が一緒に居るときに崩落事故に巻き込まれる。
    そこには、颯一の同僚の薬師もいた。事故発生時に颯一は助かるのか助からないのか、微妙な状態に陥ることに。薬師は医師の黒田と一緒におり、光が助けを求めるなか薬師は黒田を止め、別の被害者を救う様に促す。
    光は一命をとりとめ、颯一は帰らぬ人に。
    その一部始終を見ていた光は、なぜ黒田と薬師は颯一を助けてくれなかったのか?その謎を究明するために、薬師を探す。
    そして、薬師も光が何者なのか、独自で身元を探っていく。
    互いが決戦(?)に向けて対峙していくために、難問をのりこえ少しずつ近づいていくようすには息を飲みます。
    最後のページまで、真

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    2025年02月19日
  • 焼けた釘を刺す

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    2025年2冊目の本に選びました。
    大どんでん返しが好きな私にとって
    過去1番面白い本でした。
    レモンと殺人鬼も面白かったですが
    焼けた釘を刺す とてもおすすめです。
    くわがきあゆさんの大ファンです。

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    2025年02月06日
  • 焼けた釘を刺す

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    ネタバレ

    愛の感じ方は異なる……と言うのでしょうか。
    あまりにも気になりすぎて尋常じゃないスピードでよみきりました。昨日の夕方読み始めたばかりなのに。
    面白すぎる。レビューでサイコパスすぎると書いてあってどういう事だ?と考えてましたが、登場人物にまともな人は居たのでしょうか。居ても数人か。
    狂気的な思考の持ち主が多すぎるのです。常人そうに見えてサイコパスに書くのが上手い……。千秋は本当に考えが世が悪だと感じる行動を「愛」と受け取り、誰かから向けられる愛を求めている。千秋はその犯人からその愛を求めていた。なかなかこの思考は誰にも分からない。
    ただそれでも読みたくなるほど話が気になる。
    買う時てっきり杏と千

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    2025年02月02日
  • 焼けた釘

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    はじめからおわりまで、薄気味悪いし、胸くそ悪い
    けれど、読むことをやめられない
    最後まで読み終わっても、この登場人物は、ココでもつながっていたのでは?と思うミステリアスが残っているように思えた
    読み応えのある作品
    文庫版を購入の際は、『焼けた釘を刺す』というタイトルに改変されているので、ご注意を

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    2024年12月29日
  • 焼けた釘を刺す

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    愛とは、ああいうものだ。鋭く熱い、焼けた釘のようなもの。それを丑の刻参りよろしく胸にぶつけ、肉を抉ってこそ、相手に愛は伝わる。

    ひとりだ。

    自分ひとりだけが、蚊帳の外だ。

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    2024年11月15日
  • 初めて会う人

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    二転三転する展開に目が離せなかった。醜悪な人間模様をひたすら見せられ、その背後で起きている殺人とどう結びつくのか欠片も想像できなかった。
    結末に関しては見事としか言いようがない。想像が出来なかったし、予想の範囲外のそのまた外から攻められた。二転三転などという生易しい回数でなく、何度もひっくり返った。結末に関しては「あぁ……」とため息が漏れた。人とはなんと不気味で、不快で、そして興味深い生き物なのか。

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    2024年11月10日
  • 焼けた釘

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    「愛情の反対は憎しみではなく無関心である」
    マザー・テレサの言葉

    こんなにも歪んだ解釈で、
    こんなにも恐ろしい小説は、初めて。

    虐待やいじめの解釈、ありえない!

    途中、胸がチリチリ痛むようだった、
    そして、最後に、
    「え~!」
    とんでもない小説!

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    2023年10月17日
  • 初めて会う人

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    何かに夢中になったり、アイドルの推しにときめいたり、誰かをとてつもなく愛したり・・・
    それは、とっても素晴らしいこと。
    だけど、あまりにものめり込みすぎて、ストーカーになったり、犯罪に陥ってしまっては、
    もう人生は悲惨なものになる。

    小説の登場人物に、いつもなら感情移入してしまうが、
    この小説はとんでもない!
    ぜんぜん理解できない!

    ラストには、もう驚愕しかない!

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    2023年10月09日
  • レモンと殺人鬼

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     なんか、何を書いてもネタバレになりそうなほど、計算し尽くされた小説なのに、つくりものっぽさがない。解説に書かれているとおり、とってつけた感がない。「『物語の展開のためにこういう人物をつくった』というよりも『こういう人物がいた場合、どういうことが起きるか』という視点から話が構築されている印象がある』。

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    2025年12月07日
  • 焼けた釘

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    ネタバレ

    千秋は結局理想の愛を手に入れられなかったのか
    愛し尽くせなかったのか
    愛し尽くしたから殺したのか
    愛されても殺されたくないと言っていたのに愛す方になると殺すことが究極の愛だと判断したのか


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    2022年08月25日
  • 初めて会う人

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    ネタバレ

    とにかく凄い、そして恐い。

    予想外の展開といったい何なのだ、この人たちは…と呆然とするほどの強烈な個性の輩が次々と出てくる。

    完黙を続ける殺人事件の容疑者は、工藤三鷹。

    被害者は、竜森令祥で彼は工藤に憧れてすべてにおいて彼と同じでなければ気がすまないと異常なほど執着し、工藤のストーカーとなる。
    ありえないほど強烈な行動である。
    同一人物になりたがるという、ある意味狂気すら感じた。

    工藤三鷹の元彼女は、性格が悪くて工藤を顎で使い、自分の意のままに操っていた。
    ここまでの悪女、今もいるのか?と思うくらいの性悪である。
    だが大きな事件に進展することなく工藤とは別れる。
    あんなに執着していたの

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    2022年07月20日
  • 初めて会う人

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    初読みの作家さんです。
    面白かったです。

    竜守令祥(たつもりれいしょう)28歳は、新しい勤務先の2歳年上のSE工藤三鷹に憧れを持ちます。
    竜守は決して同性愛者ではないのですが、同性に憧れたのはこれが初めてではありません。

    とにかく憧れの対象者である、三鷹の真似をします。
    服装から生活スタイル、口癖、同じ意見を発言したり整形クリニックを訪ねるまで。
    竜守は三鷹に彼女がいないのを確かめ、ついには同じマンションの隣に引っ越します。

    三鷹には恋人はいませんが、一方的に慕っている女性、鏡原理央がいました。理央もまた酷い性格だと思いました。
    その場を盛り上げるためには人の私生活をなんとも思わずに暴露

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    2022年07月10日
  • 初めて会う人

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    ネタバレ

    あっという間に読み終わってしまった。とんでもない人間が何人も出てきて、小説家は想像力や観察力がすごいなと当たり前の感動をしてしまった。1人の人物に対して、何人かからの視点で話が進んでいくので、短編集のような感覚もあった。同じ人物なのに、関わる人によって全く違う人間になるのが現実でも同じだと改めて認識した。それは常に人と関わる上では忘れてはいけないと思う。最後の最後に連続で、うわーってなった。大満足の伏線とどんでん返しのミステリーだった。タイトルも伏線か!
    ・「この人はどうしてこう、この人らしいのだろう」

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    2022年05月25日
  • 焼けた釘

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    これは本当に面白いです!
    叙述トリックで有名なアレや、どんでん返しで有名なアレよりも絶対にこれを読むべき。
    この現代社会への痛烈な風刺も効いているし、斜め上行くドMコントと思っても面白い。
    流血描写はシンプルで無駄がなく、アクションが真に迫っていて変なグロさがありません。
    ちょっとした風景描写に個性的な比喩が用いられていて、飽きさせず素敵。
    サイコな登場人物たちになぜか感情移入できてしまいます。
    近年になく読んで良かったと思える本。

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    2022年02月06日
  • 焼けた釘

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     ここ二年で新人賞を掴み取った作家が書いた作品を読んでいるが、その中で突出している。ムラと無駄のない作品。それらは削ぎ落とされている印象を受けた。ある人物を犯人に特定したが、帯の文句どおりにまんまと騙された。構成が巧みすぎる。しがない読書好きが言うのは説得力がないですが、新年一作品目に相応しい出来だと思います。

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    2022年01月16日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    どの話も先が気になって、正気の沙汰じゃなくて面白かった。
    最初と最後の話が面白かったな。…いやどれも面白かった。

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    2025年12月07日