くわがきあゆのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回も次々に騙されました。
くわがきあゆさんの作品は語り手が結構コロコロ変わっていくので展開が早く飽きず、それでいて読みにくくもなくとても読んでいて楽しくなります。
『 焼けた釘を刺す』では千秋と杏が主な語り手で二人の間にどんな関係があるのかな?と読み進めていくと考えもしなかったところに接点があり終盤にかけて目まぐるしい展開が続きます。
千秋の愛情に対しての異常さに気づいてからはページをめくる手が止まりませんでした。
小説でしかできないトリックでやっぱり小説好きだなと思いました。
そして最後の1ページでトドメを刺されました。
新作が出たら絶対に買います!
くわがきあゆさんの作品皆さん1回読んだ -
匿名
購入済み主人公は自分は虐げられる側だと頑なに思い、全ての不幸を受け入れる姿には憤りを感じたけるど、読み終わると、もう一度最初から読み直したくなる。
面白かった。 -
Posted by ブクログ
カフェで、光(女性)と颯一が一緒に居るときに崩落事故に巻き込まれる。
そこには、颯一の同僚の薬師もいた。事故発生時に颯一は助かるのか助からないのか、微妙な状態に陥ることに。薬師は医師の黒田と一緒におり、光が助けを求めるなか薬師は黒田を止め、別の被害者を救う様に促す。
光は一命をとりとめ、颯一は帰らぬ人に。
その一部始終を見ていた光は、なぜ黒田と薬師は颯一を助けてくれなかったのか?その謎を究明するために、薬師を探す。
そして、薬師も光が何者なのか、独自で身元を探っていく。
互いが決戦(?)に向けて対峙していくために、難問をのりこえ少しずつ近づいていくようすには息を飲みます。
最後のページまで、真 -
Posted by ブクログ
ネタバレ愛の感じ方は異なる……と言うのでしょうか。
あまりにも気になりすぎて尋常じゃないスピードでよみきりました。昨日の夕方読み始めたばかりなのに。
面白すぎる。レビューでサイコパスすぎると書いてあってどういう事だ?と考えてましたが、登場人物にまともな人は居たのでしょうか。居ても数人か。
狂気的な思考の持ち主が多すぎるのです。常人そうに見えてサイコパスに書くのが上手い……。千秋は本当に考えが世が悪だと感じる行動を「愛」と受け取り、誰かから向けられる愛を求めている。千秋はその犯人からその愛を求めていた。なかなかこの思考は誰にも分からない。
ただそれでも読みたくなるほど話が気になる。
買う時てっきり杏と千 -
Posted by ブクログ
ネタバレとにかく凄い、そして恐い。
予想外の展開といったい何なのだ、この人たちは…と呆然とするほどの強烈な個性の輩が次々と出てくる。
完黙を続ける殺人事件の容疑者は、工藤三鷹。
被害者は、竜森令祥で彼は工藤に憧れてすべてにおいて彼と同じでなければ気がすまないと異常なほど執着し、工藤のストーカーとなる。
ありえないほど強烈な行動である。
同一人物になりたがるという、ある意味狂気すら感じた。
工藤三鷹の元彼女は、性格が悪くて工藤を顎で使い、自分の意のままに操っていた。
ここまでの悪女、今もいるのか?と思うくらいの性悪である。
だが大きな事件に進展することなく工藤とは別れる。
あんなに執着していたの -
Posted by ブクログ
初読みの作家さんです。
面白かったです。
竜守令祥(たつもりれいしょう)28歳は、新しい勤務先の2歳年上のSE工藤三鷹に憧れを持ちます。
竜守は決して同性愛者ではないのですが、同性に憧れたのはこれが初めてではありません。
とにかく憧れの対象者である、三鷹の真似をします。
服装から生活スタイル、口癖、同じ意見を発言したり整形クリニックを訪ねるまで。
竜守は三鷹に彼女がいないのを確かめ、ついには同じマンションの隣に引っ越します。
三鷹には恋人はいませんが、一方的に慕っている女性、鏡原理央がいました。理央もまた酷い性格だと思いました。
その場を盛り上げるためには人の私生活をなんとも思わずに暴露