くわがきあゆのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリアルキラーアンソロジー。なんとまあ危険な本です。そしてとても楽しい本。
お気に入りは阿津川辰海「シリアルキラーVS殺し屋」。どっちもどっちな、とんでもなくスリリングで息詰まる対決です。ふたりの間で命を懸けて繰り広げられるゲームとその顛末には、ぞくぞくわくわくしっぱなしでした。
木爾チレン「脳JILL」は、恐ろしくも悲哀を感じてしまった物語です。シリアルキラーには間違いないけれど、そういう言葉で片づけてしまうのはなんとも……やりきれない思いが残りました。
櫛木理宇「テキストブック・キラー」、くわがきあゆ「私の伴侶」、結城真一郎「ご乗車の際は」と、どれもこれも傑作。とにかくやばい人物が多すぎる -
Posted by ブクログ
ネタバレ2026/02/19読破
くわがきあゆさんの小説を読むのは2冊目
登場人物の性格がぶっ飛んでいるが、それに違和感を感じずに読めるところがすごい!
また、読み返すと「ここ伏線だったのか!」というところがあり、読み応えがあります。
どんでん返しの女王という言葉を見ましたが、まさにそのとおりです。
読んでいて想像を超えた展開を迎えるので読む手が止まりません。
最後のシーンで「あぁ、山路さん、、」
と思ってしまい、ぜひ続きを見てみたかった。
また、主人公に巻き込まれて皆不幸になっているが、主人公のお母さんも主人公視点でしか描かれていないから過干渉の嫌な母に見えるが、実際そんなことなく巻き込まれ -
Posted by ブクログ
ネタバレ登場人物が不可解な行動をしたのはなぜか?→そいつが異常だから
これをやってしまうと何でもありになるので、一気にくだらない話になってしまいそうなところであるが、実は登場人物の大半が方向性や程度は違えど狂っており一人一人の異常性さの印象が薄まる感じがあるのと、教師の飲み会が始まったあたりからいっきにたたみかけてくる勢いもあり、エンタメとして一応は成立してるかなという印象。
特に白石の母親が出てきたところはコメディになってしまいそうな気配があったがどうにか踏ん張ってそこから翼の自傷、晴の異常性発覚とスリルを保って結末まで持っていったのはさすがという感じ。個人的には楽しめた一冊だった。