くわがきあゆのレビュー一覧
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ネタバレ帯に書いてあった通り、騙されたー。
前にも、ずっと年配の男性と思って読んでいた人物が実は若い女性だったり、大学生ぐらいを想像して読まされていた人物が実は小学生の男の子だったり、騙されたー、な展開の本は読んだことがあったけど、また騙されてしまった。
途中までは愛情表現の捉え方が異常な女性が主人公なのだなと思って読んでいた。
途中で、姉を殺したのかもしれない杏という女性が出てきて、あまり共感できない登場人物の多い作品だなーという印象。
と、思ったら「レモンと殺人鬼」の作家さんだただのね。
ほんとにこの人の作品は登場人物の誰にも共感できなくて、やばいサイコパスばっかり出てきますねー。
どんでん返 -
Posted by ブクログ
ネタバレ殺人の被害者遺族という重い題材を取り扱ったサスペンスミステリー。
世間の醜い好奇心によって人目に晒される遺族の苦しみが伝わってきた。これが遺族の人生なら、社会が変わらなければならない。つらい気持ちになりながらも、スムーズな展開にグイグイと引き込まれて一気に読んだ。
終盤のどんでん返しには驚かされた。
主人公がどんな小学生でどんな家庭で育ったかを知ると、見える景色がガラッと変わることが恐ろしかった。家庭でひどい扱いを受けていたのだから、主人公の歪んだ感情にも納得。
最後は駆け足で危険人物が多すぎたが、主人公には妙なたくましさが出てきて、今後ひとりでもやっていけそうだと思った。これから人生を取り戻 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最後にぎゅっと真相に繋がる展開が繰り広げられていた。ほんとに最後100ページくらい。でもほんとに最初から最後まで可哀想な子というイメージの主人公だった気がする。幸せな家族だったと思ったのにみんな結局は虐げる側だったのね。最後は主人公がやっと虐げる側になったの悲しいけどなんかやってやったぞ!ってちょっと嬉しいとは違うけどやっと踏ん切りがつくなって思った。思いのほか登場人物が多くてちょっとぐちゃぐちゃなったけど何とか読み終えた。比較的読みやすい話だった。でも最後まで展開が読めなかった。まさかの最後。面白かった。
多分2週したらもっと内容がわかると思う。
良きです。
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Posted by ブクログ
面白かったのは、各作家が描く殺人鬼たちが、それぞれ**自分の信念や“筋”**を持っているところ。
ただそれは立派な「ルール」というより、自分を正当化するための言い訳にも見えて、その危うさが怖かった。
怪物になりきれないからこそ、言葉で理屈を作って“人間の形”を保とうとする――でもその理屈が、狂気を長持ちさせてしまう感じがある。
そして何より、怪物がふと見せる人間性を感じた瞬間に、「これは特別な誰かの話じゃなく、誰でもなり得るのかもしれない」と思ってしまう。その距離の近さがいちばん恐ろしかった。
改めて、シリアルキラーという題材はアンソロジーとの親和性が高いと思った。怖さの種類が作家ごとに変わる -
Posted by ブクログ
題名に惹かれて購入。
サイコパスが必ず物語に登場する短編集。どのサイコパスも新たな欲求に目覚めるきっかけだったり数字へのこだわりみたいなのが強く出ていて共感は出来ないがきっかけは突然起こることもあるんだなと思い、誰にでもきっかけはあると思うと怖かった。
どれもそれぞれの著者の良さがあり良かったが、木爾チレンさんとくわがきあゆさんの短編集が良かった。
⭐︎木爾チレンさん 『脳JILL』より
「欲求というものは、一度、上を知ってしまうと、もうそれ以下では満足できなくなるんです。」
→本当にそうだなと共感。上を求めればキリがないないし終わりがないなと思った。
⭐︎くわがきあゆさん 『私の伴侶』より