くわがきあゆのレビュー一覧

  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    シリアルキラー目線短編集。読み心地は悪いですが、読み応えアリ、面白かったです。殺人も強姦も色々盛りだくさんなので、小学校NG。
    阿津川辰海「シリアルキラーvs.殺し屋 」
    カメラマン兼殺し屋の俺の今回のターゲットは体はでかいが人畜無害そうな男。しかし、気付くと俺はヤツの家の地下に裸で拘束されていた。
    木爾チレン「脳JILL」
    その女子高生は自殺幇助や教唆、殺人で逮捕され、供述を取られている。音の依存症になったらしい。最初はUFOキャッチャーで景品落ちる音。そのうち音の欲求はエスカレートして…。
    櫛木理宇「テキストブック・キラー」
    眞悟は父親に虐待され育ち、どうやらその影響で脳が性格を変えたらしく、小6で強盗殺人、33歳で既に3人殺し、出所したところ。そこには獄内の眞悟と文通していた春奈が迎えに来ていた。
    くわがきあゆ「私の伴侶」
    友だちいなかった俺は唯一好きだった女の子のことを考えながら父親と漁をしていた。ここの海は自殺の名所で時々網は遺体を巻き上げる。最近、少し頻回気味なのだが…。
    結城真一郎「ご乗車の際は」
    相手の生殺与奪を持っていると思うと昂奮する私は虫から始まりやがて人を手にかけ、少年院で過ごし、出所後はアルバイトから始め、タクシー会社に就職し、今は個人タクシー運転手。もちろん、更正したわけでは、ない。しかし今夜の客は同種かもしれなくて…。

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    2026年07月09日
  • 復讐の泥沼

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    女も男もサイコパスすぎて
    読み進める度に続きは気になるのに
    怖すぎて一気読みができなかった。
    最初の20ページくらいですでに驚かされた。
    最後の最後まで衝撃が止まらなかった。

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    2026年07月07日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    人気な作者陣の殺人鬼達。それぞれ自分の中に信念?拘りを感じとった。どの作者陣の殺人鬼達もそれぞれの個性があり良かった。ゾクっとしたがグロさはなく読み易かった。このシリーズ、また読みたい。

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    2026年07月06日
  • 先生と罪

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    ネタバレ

    後半からの怒涛の急展開には息をのむほどで、時間を忘れて一気に没頭してしまいました。
    作中で描かれる「僕」の見事な叙述トリックに唸らされたのも束の間、まさか「主人公」にまで裏切られる展開が待っているとは思いもしませんでした。読書をしていて、主人公に裏切られるという体験をしたのはこれが初めてで、その新鮮な衝撃にすっかり圧倒されてしまいました。
    結末や仕掛けの全貌がわかった上で、もう一度最初から読み返しても、確実に楽しめる素晴らしい一冊だと思います。

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    2026年06月15日
  • 痛い人たち

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    どれだけ離れても足りない気がした。遠くへ行かなければならない。もっと遠くへ。

    「東京」
    血の味のする口からその言葉が漏れた。
    東京に進出すれば、きっとあらゆる問題からも逃げきれる。すべては解決する。
    「東京や」

    譫言のように北太郎はその地名を唱え続けた。

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    2026年06月13日
  • 痛い人たち

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    この人の作品って、他の小説家の視点とは違う感じがする

    ラストにかけて早く続きが読みたい!って止まらなくなる!
    そんで、読み終わったら「あれ?結局何やったんや…」という気持ちになります

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    2026年06月12日
  • 復讐の泥沼

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    ネタバレ

    前作で色々と騙されたので、かなり疑いながら読んでいたんだけど、これほどまでに純粋な悪意を描いていたとは思わず、普通に勘違いして読み進めていた。

    光には全く悪意がなく、行動原理はただただ純粋で、それが恐ろしい。宗教の人達も詐欺まがいのことをしていてかばえないけれど、たまたまこんな狂気の人に出会ってしまって可哀想に思えてくる。奥さんを亡くした旦那さん、逃げてくれ…。

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    2026年06月09日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    5本の短編からなる一冊

    これは書店で見かけて気になり購入の一冊

    どのお話も興味深く読んだ
    面白いといっていいのかわからないけど
    一番心に残っているのは

    「シリアルキラーvs.殺し屋」

    何人もの人を手にかけている二人が
    言葉でのやりとりが以外にも考えさせられる内容で
    お話に引きずり込まれた
    最後の二人のやりとりはなんだか切なさが残った…

    「テキストブック・キラー」

    これもなんとも言えない読後感だった
    内容自体は引き込まれたんだけど
    最後まで読むとなんとも言葉にしがたい感情が残る
    そんなお話だったなと


    一冊読み終わって…
    帯には
    悪を描いた…
    とあるけど
    確かに悪が描かれているんだけど
    悪とひとくくりにするには何とも言えない感覚がある
    一冊だった…

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    2026年06月08日
  • 先生と罪

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    ネタバレ

    学校の闇にうまく立ち回っていく先生の話。
    •予想を超えた展開がなん度もあってラストはすごかった!
    •登場人物のほとんどがサイコパスなのにそれを超えるサイコパスが出てくるあたりが良かった。

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    2026年06月07日
  • 先生と罪

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    ずーーーーーーーっとこいつが犯人って思って読んでるとおや?となるし、最初から人の気持ち悪さ、社会の気持ち悪さちゃんと出てて胸糞もあった!!!

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    2026年06月04日
  • 痛い人たち

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    2026.05.31
    令和8年のいまにふさわしい「お笑い」「テレビ」などを上手く切り取ってある一冊。何年か経って読見返したとき、内容よりも社会の状況がどう変わっているだろうかと考えている。

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    2026年05月31日
  • 先生と罪

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    ネタバレ

    4.0

    車を運転する時はもしどれだけ急いでいても、どれだけ相手が鈍臭くても煽らないと決めました。この煽り運転常習犯たちの心情がリアルに描かれており言動が異常すぎて自分が同じようになるのは絶対に避けるべきだと思いました。

    ミステリーとしての位置づけだとかなり評価の高い作品だと思います。サイドストーリーもストーリ性があり好きでした。


    「先生と罪」、その名の通りこの作品に登場する先生たち全員が空いた口が塞がらないくらいイカれていてゾクゾクしました。
    イメージ的に先生はしっかりした生徒の模範となる人格者という位置づけですが、生徒の方がよっぽど純粋でかわいげがあると感じました。
    一回目の人物の説明は全て建前でもう収集がつかないくらい先生という立場でも危うい思想を持った人物になりえるということが恐ろしいです。

    そんな中でまだ庄司先生とか滝川教頭とかなら受け入れられても、最後のあの冒頭からある伏線回収はほんとに驚きました。これは絶対このミスなだけあります。

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    2026年05月24日
  • 美しすぎた薔薇(新潮文庫)

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    ネタバレ

    転職で入社した令祥は教育担当の工藤になりたいと願う。BL的要素かと思いきや本人を真似ていき、本人になろうとしてる節がある恐怖。令祥怖いなー、工藤大丈夫かよと思ったら令祥は工藤に刺し殺される。
    工藤の新卒時代に話は移り、社長秘書の理央は自分に好意を寄せてくる工藤に無理難題を言い振り回していた。理央は仕事場でも人の気持ちを顧みず傍若無人な発言をして同僚たちを辞めさせたりしていた。理央もかなりの鬼畜だなと思ってが…理央が髪を切った途端、言い寄ってきていた工藤が当然冷たくなる。理央がなぜだと問い詰めるも態度は変わらず。
    また、工藤の祖父母と父親も死に母親も失踪していた。失踪した母から話を聞く刑事の梨野と涼吾。梨野が黙秘を続ける工藤に喉を噛み切られる事件が発生。その真実は梨野が工藤の母久美子を罵倒したためだった。
    まさかの強烈すぎる母への愛というか信仰が工藤の奥底の恐怖。母を傷つけるものは排除。理央が髪を切って母に似てなくなったから無視。そしてそこまで母を崇める工藤を凄いと思える涼吾も実はマザコン。
    とんでもない展開ですわ。

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    2026年05月21日
  • 美しすぎた薔薇(新潮文庫)

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    最初、色んな意味で怖すぎて、1度読むのを辞めましたが、レビューを見てまた読み進めました!
    最後まで気になりすぎて、あっという間に読んでしまいました。伏線は散らばっていたのに、さすがに気づけない、、!
    くわがき先生の作品は、これはヤバい奴だと思った次の瞬間よりやばい奴がでてきて、またそれ以上に、ヤバい奴が…!それが最高です!トッ〇のように最後まで盛りだくさんの展開でした。

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    2026年05月18日
  • 復讐の泥沼

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    レモンの方を先に読めばなんとなく作者の色が見えてしまう。笑
    つまり、かなり序盤から犯人が分かってしまう。笑
    レモンと比べてツッコミどころもあった本作だったが読みやすさはやはり素晴らしい!
    ミステリー初心者にはおすすめしたい!

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    2026年05月17日
  • 焼けた釘を刺す

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    これでくわがきあゆの作品をコンプリートできたことになりますが、本当にデビュー作ですか?と疑いたくなるほどに、最初から飛ばしすぎです。
    初めは東野圭吾のような王道のミステリの匂いをプンプンさせながら、徐々に道を外れていく。
    何度も「そっちじゃないよ、こっちに戻っておいで」と読みながら声を掛けるものの、その声を無視してとんでもない方向に逸れてしまうという。
    でも、これこそがくわがきあゆなんだと改めて認識しました。
    このスタイルを貫いて、いつまでも読者を驚かせ、楽しませてほしいと思います。

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    2026年05月06日
  • 美しすぎた薔薇(新潮文庫)

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    度の行き過ぎた人だらけの小説。
    こういう気持ち、自分にもあるな。と思ったけど、読み進めるにつれて、この人たちはおかしいという気持ちが強くなっていった。でも、この気持ちが強くなるのに比例して、ページをめくるスピードも早くなっていった気がする。
    くわがきあゆさんの作品にはハズレがない。いつも想像を超えてくる。新刊がとっても楽しみ。

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    2026年05月06日
  • 焼けた釘

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    ネタバレ

    衝撃で何回も「え?!」って言ってしまった笑
    千秋が男性だったのが1番の衝撃。
    読んでる間に自然と女性で想像してたから、その想像をぶち壊される感覚は爽快でした!!
    あと、千秋のサイコパス感が…最高。
    これが…本物のサイコパスか…と、千秋ワールドに惹き込まれました。

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    2026年05月04日
  • 焼けた釘を刺す

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    「キモーい」
    大きな声がした。彩葉を中心とした女子の一団がこちらを見ながら笑っていた。千秋は秋はじんわりと胸が温かくなった。狙い通り、彼女は愛の対象を同じクラスの自分へと切り替えたようだった。教室で大きな愛が育まれつつあった。

    あの男が萌香を殺した。
    殺した。
    その行為は愛の完成形といってよかった。相手へ全神経が集中した結果だ。犯人は身のうちの激しい愛に煽られて、日本で最も重い刑罰が科される可能性のある犯罪行為にまでためらわず進んでいった。
    千秋は確信した。彼のような人間なら、自分が満足する量の愛情を注いでくれるに違いない。彼が自分の運命の人だ。

    そうだ、嫌というほどわかっている。何かが目の前にあるだけで、比較対象となってしまうことは。どれだけ明るい道を歩んでいても、先に進む人間がひとりいるだけで、自分の目の前には影が差してしまうのだ。

    姉が自分より先に生まれ、前を歩いていたこと。それが杏にとっては最大の障害であり、不運だった。

    優しさは、無関心の次に薄い感情だ。相手のことがどうでもいいから優しくできるのだ。誰もが千秋の心の表面を撫でていくだけで、情熱を持って奥までは踏み込んでこない。

    息をするのも忘れて少年の話を聴いている中で、千秋はあることに気づいた。大小の差こそあれ、少年につけられた傷はどれも同じ形をしている。
    ×の形だ。
    胴体を隙間なく×が埋めている。その体の持ち主の存在を、生き方を否定するように。
    千秋は思いきり頬を張られたような衝撃を受けた。
    これが、母親からの、本物の、愛。

    愛し抜かれた死に姿はどこか穏やかだった。唐突に終わった二人の人生は、しかし完成している。

    ああ、そうか。
    ミントの葉でできた氷を飲み込んだように、すうっと千秋の胸は晴れ渡っていった。
    今まで自分が満たされなかったのは、人に愛されなかったからではない。自ら愛さなかったからだ。焼けた釘を愛する人に打ち込むことで、自分の胸にもそれは刻まれるのだ。

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    2026年04月28日
  • 美しすぎた薔薇(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2026/04/23読破

    あらすじ
    竜守令祥は、転職先で出会った工藤三鷹に憧れて、持ち物仕草見た目全てを真似るストーカー行為が始まる。
    そしてストーカー殺人が起きる。
    しかし、犯人の工藤はなぜ殺したのかを一切黙秘
    また、調べていくうちに工藤の両親や周囲の人も不審な死、行方不明を遂げていると警察は確認する。
    一体動機はなんなのか、周囲を探っていく話

    感想
    工藤がまさかのマザコン
    かつ、工藤を追っていた新人刑事もマザコンとは、、
    相変わらず驚きがすごい作品です。
    時系列もなかなか怖い
    父を殺害し、母が逃げる
    まず鈴原理央と付き合って、春奈を殺害
    その後、竜守を殺害し警察に捕まる。
    一切の黙秘をし、最後地雷を踏まれたことで刑事ののど元を噛みちぎる
    竜守から見た工藤の性格とは全く異なるように見えさすがどんでん返しの女王です。

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    2026年04月26日