くわがきあゆのレビュー一覧

  • レモンと殺人鬼

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     なんか、何を書いてもネタバレになりそうなほど、計算し尽くされた小説なのに、つくりものっぽさがない。解説に書かれているとおり、とってつけた感がない。「『物語の展開のためにこういう人物をつくった』というよりも『こういう人物がいた場合、どういうことが起きるか』という視点から話が構築されている印象がある』。

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    2025年12月07日
  • 焼けた釘

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    ネタバレ

    千秋は結局理想の愛を手に入れられなかったのか
    愛し尽くせなかったのか
    愛し尽くしたから殺したのか
    愛されても殺されたくないと言っていたのに愛す方になると殺すことが究極の愛だと判断したのか


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    2022年08月25日
  • 初めて会う人

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    ネタバレ

    とにかく凄い、そして恐い。

    予想外の展開といったい何なのだ、この人たちは…と呆然とするほどの強烈な個性の輩が次々と出てくる。

    完黙を続ける殺人事件の容疑者は、工藤三鷹。

    被害者は、竜森令祥で彼は工藤に憧れてすべてにおいて彼と同じでなければ気がすまないと異常なほど執着し、工藤のストーカーとなる。
    ありえないほど強烈な行動である。
    同一人物になりたがるという、ある意味狂気すら感じた。

    工藤三鷹の元彼女は、性格が悪くて工藤を顎で使い、自分の意のままに操っていた。
    ここまでの悪女、今もいるのか?と思うくらいの性悪である。
    だが大きな事件に進展することなく工藤とは別れる。
    あんなに執着していたの

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    2022年07月20日
  • 初めて会う人

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    初読みの作家さんです。
    面白かったです。

    竜守令祥(たつもりれいしょう)28歳は、新しい勤務先の2歳年上のSE工藤三鷹に憧れを持ちます。
    竜守は決して同性愛者ではないのですが、同性に憧れたのはこれが初めてではありません。

    とにかく憧れの対象者である、三鷹の真似をします。
    服装から生活スタイル、口癖、同じ意見を発言したり整形クリニックを訪ねるまで。
    竜守は三鷹に彼女がいないのを確かめ、ついには同じマンションの隣に引っ越します。

    三鷹には恋人はいませんが、一方的に慕っている女性、鏡原理央がいました。理央もまた酷い性格だと思いました。
    その場を盛り上げるためには人の私生活をなんとも思わずに暴露

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    2022年07月10日
  • 初めて会う人

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    ネタバレ

    あっという間に読み終わってしまった。とんでもない人間が何人も出てきて、小説家は想像力や観察力がすごいなと当たり前の感動をしてしまった。1人の人物に対して、何人かからの視点で話が進んでいくので、短編集のような感覚もあった。同じ人物なのに、関わる人によって全く違う人間になるのが現実でも同じだと改めて認識した。それは常に人と関わる上では忘れてはいけないと思う。最後の最後に連続で、うわーってなった。大満足の伏線とどんでん返しのミステリーだった。タイトルも伏線か!
    ・「この人はどうしてこう、この人らしいのだろう」

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    2022年05月25日
  • 焼けた釘

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    これは本当に面白いです!
    叙述トリックで有名なアレや、どんでん返しで有名なアレよりも絶対にこれを読むべき。
    この現代社会への痛烈な風刺も効いているし、斜め上行くドMコントと思っても面白い。
    流血描写はシンプルで無駄がなく、アクションが真に迫っていて変なグロさがありません。
    ちょっとした風景描写に個性的な比喩が用いられていて、飽きさせず素敵。
    サイコな登場人物たちになぜか感情移入できてしまいます。
    近年になく読んで良かったと思える本。

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    2022年02月06日
  • 焼けた釘

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     ここ二年で新人賞を掴み取った作家が書いた作品を読んでいるが、その中で突出している。ムラと無駄のない作品。それらは削ぎ落とされている印象を受けた。ある人物を犯人に特定したが、帯の文句どおりにまんまと騙された。構成が巧みすぎる。しがない読書好きが言うのは説得力がないですが、新年一作品目に相応しい出来だと思います。

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    2022年01月16日
  • 先生と罪

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    ネタバレ

    最初と最後が繋がる本
    すごく読みやすかったけど
    ハンドル持つと性格変わる人たちばかりで怖い
    構造的にはすき

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    2026年01月18日
  • 先生と罪

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    教師も生徒も弱く醜い… 狂暴さと優しさの間にある危なっかしさをスリリングに描くミステリ #先生と罪

    ■あらすじ
    中学校教師である如月晴、ある日同僚の先生が事故で亡くなったため、臨時で担任を持つことになった。以来彼女は配慮が必要な生徒への対応や、モンスターペアレントとのやり取りに苦心する。さらに張り紙や放火など、彼女に対する嫌がらせも… この学校での不穏な出来事や、先生や生徒にはどんな秘密があるのだろうか。

    ■きっと読みたくなるレビュー
    いつも狂気じみた作品で楽しませてくれる、くわがきあゆ先生の最新作。

    今回の舞台は中学校で、主人公は先生。きっと装画イラストみたいに、清楚で可愛らしい女性な

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    2026年01月18日
  • レモンと殺人鬼

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    視点のミスリードにひっかかってしまい最後の方は一気に読んでしまった。
    何回ひっくり返るんだというくらいひっくり返され衝撃的なラストを迎える。

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    2026年01月18日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    題名に惹かれて購入。
    サイコパスが必ず物語に登場する短編集。どのサイコパスも新たな欲求に目覚めるきっかけだったり数字へのこだわりみたいなのが強く出ていて共感は出来ないがきっかけは突然起こることもあるんだなと思い、誰にでもきっかけはあると思うと怖かった。
    どれもそれぞれの著者の良さがあり良かったが、木爾チレンさんとくわがきあゆさんの短編集が良かった。
    ⭐︎木爾チレンさん 『脳JILL』より
    「欲求というものは、一度、上を知ってしまうと、もうそれ以下では満足できなくなるんです。」
    →本当にそうだなと共感。上を求めればキリがないないし終わりがないなと思った。
    ⭐︎くわがきあゆさん 『私の伴侶』より

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    2026年01月17日
  • 先生と罪

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    自分が思ってたことが数ページでひっくり返された。タイミングやちょっとした一言が伏線になるんじゃないかって思ってしまった。良き。

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    2026年01月17日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    「小説推理」に掲載された4編と結城真一郎氏の書き下ろし。
    人気作家の人殺し(*☻-☻*)

    「シリアルキラー vs 殺し屋」阿津川辰海
    派手な対決ものに見えるのに、
    「技術」と「倫理」の差だったり。
    やっぱりプロはプロ。といったところでしょうか。

    「脳JILL」 木爾 チレン
    チレンさんぽさを安心して味わえる“人殺し”
    という感じがします。
    この文体の軽妙さと心理の深さの
    高低差が魅力。

    「テキストブックキラー」櫛木理宇
    短編なのにハッとしてグッとくるなあと思ったら 櫛木さんでした。
    “殺人”書いたら際立つものがあります。

    「私の伴侶」くわがきあゆ
    自殺の名所の崖の上。
    止められぬなら落

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    2026年01月16日
  • レモンと殺人鬼

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    P.183から一気に物語の様相が変わってくる…!!!!

    帯にもあとがきにもあるように、二転三転四転五転するストーリーにジェットコースターのような感覚でページをドキドキしながらめくった!!!

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    2026年01月14日
  • 先生と罪

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    登場人物全てが怪しくて最後まで誰が犯人なのか予測できませんでした。色々事件が起き謎だらけで最後まで飽きがなくストーリー展開も素晴らしかった。最後の展開はびっくり!騙された!!

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    2026年01月13日
  • 先生と罪

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    ネタバレ

    あおり運転、管理職たちが必ず守りますという言葉の裏。現代社会の生きづらさが教育現場で起きる。
    最終、庄司先生と翼がどうなったのか気になる。
    語りは、3年ルールで移動してきた如月先生。途中*の心情が誰目線か想像がどんでん返し。まだ来るのかと、どんでん返しの連続。

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    2026年01月13日
  • レモンと殺人鬼

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    読んでいて2、3回ほど「えっ⁉︎」となりました。
    文庫の表紙絵から爽やかミステリと想像していたのですが、予想外の展開で。
    終盤にかけては物語が二転三転し、なかなかに楽しめました。

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    2026年01月11日
  • 先生と罪

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    最後まで一体何処に終着点があるのか分からない展開でした。
    これが真実なのかと思ったらまだ続きがあってひっくり返されての繰り返しで最後まで気が抜けない小説でした。

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    2026年01月10日
  • レモンと殺人鬼

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    ネタバレ

    仕事にちょっと余裕がでてきたので、読書にあてる時間をつくりやすくなってる今日この頃。
    前から少し気になってた本作に手を出してみた。
    前半は、自分的にしっくり来ない表現もたまにあったりして、んーあんまりかなぁと思いながら読んでた。
    ところが後半、主人公が壊れたように「ふふ、……ふふふふ。」みたいに笑うシーンからちょっと様子が変わってきて、これまで見せられていた景色がどんでん返しによって二転三転とひっくり返っていき、一気に面白くなっていきましたっ。

    (以下かなりのネタバレになるが備忘録として)

    主人公である姉の回想だと思って読んでたら妹視点だったんかー!とか、味方のフリして近づいてきてたアンタ

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    2026年01月09日
  • 先生と罪

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    ネタバレ

    奇妙な事件が続いたり、不審な人物が明らかにされたりと、終始不穏な空気が漂う。だが、物語は突如思いもよらぬ展開へと突き進み、失速することなく結末を迎える。そこでようやく、冒頭で描かれていたあおり運転をしていた人物に気づかされる。
    人が隠し持つものに恐怖を抱くばかりで、正直後味はよくない。最後になって初めて、主人公が希望を見出したかのような場面も震えた。タイミングや出会い、ちょっとした偶然が重なれば、誰でも簡単に道から外れてしまう。他人事ではないのだが、ただただ、人間の怖さを感じた。

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    2026年01月09日