くわがきあゆのレビュー一覧
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ネタバレとにかく凄い、そして恐い。
予想外の展開といったい何なのだ、この人たちは…と呆然とするほどの強烈な個性の輩が次々と出てくる。
完黙を続ける殺人事件の容疑者は、工藤三鷹。
被害者は、竜森令祥で彼は工藤に憧れてすべてにおいて彼と同じでなければ気がすまないと異常なほど執着し、工藤のストーカーとなる。
ありえないほど強烈な行動である。
同一人物になりたがるという、ある意味狂気すら感じた。
工藤三鷹の元彼女は、性格が悪くて工藤を顎で使い、自分の意のままに操っていた。
ここまでの悪女、今もいるのか?と思うくらいの性悪である。
だが大きな事件に進展することなく工藤とは別れる。
あんなに執着していたの -
Posted by ブクログ
初読みの作家さんです。
面白かったです。
竜守令祥(たつもりれいしょう)28歳は、新しい勤務先の2歳年上のSE工藤三鷹に憧れを持ちます。
竜守は決して同性愛者ではないのですが、同性に憧れたのはこれが初めてではありません。
とにかく憧れの対象者である、三鷹の真似をします。
服装から生活スタイル、口癖、同じ意見を発言したり整形クリニックを訪ねるまで。
竜守は三鷹に彼女がいないのを確かめ、ついには同じマンションの隣に引っ越します。
三鷹には恋人はいませんが、一方的に慕っている女性、鏡原理央がいました。理央もまた酷い性格だと思いました。
その場を盛り上げるためには人の私生活をなんとも思わずに暴露 -
Posted by ブクログ
教師も生徒も弱く醜い… 狂暴さと優しさの間にある危なっかしさをスリリングに描くミステリ #先生と罪
■あらすじ
中学校教師である如月晴、ある日同僚の先生が事故で亡くなったため、臨時で担任を持つことになった。以来彼女は配慮が必要な生徒への対応や、モンスターペアレントとのやり取りに苦心する。さらに張り紙や放火など、彼女に対する嫌がらせも… この学校での不穏な出来事や、先生や生徒にはどんな秘密があるのだろうか。
■きっと読みたくなるレビュー
いつも狂気じみた作品で楽しませてくれる、くわがきあゆ先生の最新作。
今回の舞台は中学校で、主人公は先生。きっと装画イラストみたいに、清楚で可愛らしい女性な -
Posted by ブクログ
題名に惹かれて購入。
サイコパスが必ず物語に登場する短編集。どのサイコパスも新たな欲求に目覚めるきっかけだったり数字へのこだわりみたいなのが強く出ていて共感は出来ないがきっかけは突然起こることもあるんだなと思い、誰にでもきっかけはあると思うと怖かった。
どれもそれぞれの著者の良さがあり良かったが、木爾チレンさんとくわがきあゆさんの短編集が良かった。
⭐︎木爾チレンさん 『脳JILL』より
「欲求というものは、一度、上を知ってしまうと、もうそれ以下では満足できなくなるんです。」
→本当にそうだなと共感。上を求めればキリがないないし終わりがないなと思った。
⭐︎くわがきあゆさん 『私の伴侶』より
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Posted by ブクログ
「小説推理」に掲載された4編と結城真一郎氏の書き下ろし。
人気作家の人殺し(*☻-☻*)
「シリアルキラー vs 殺し屋」阿津川辰海
派手な対決ものに見えるのに、
「技術」と「倫理」の差だったり。
やっぱりプロはプロ。といったところでしょうか。
「脳JILL」 木爾 チレン
チレンさんぽさを安心して味わえる“人殺し”
という感じがします。
この文体の軽妙さと心理の深さの
高低差が魅力。
「テキストブックキラー」櫛木理宇
短編なのにハッとしてグッとくるなあと思ったら 櫛木さんでした。
“殺人”書いたら際立つものがあります。
「私の伴侶」くわがきあゆ
自殺の名所の崖の上。
止められぬなら落 -
Posted by ブクログ
ネタバレ仕事にちょっと余裕がでてきたので、読書にあてる時間をつくりやすくなってる今日この頃。
前から少し気になってた本作に手を出してみた。
前半は、自分的にしっくり来ない表現もたまにあったりして、んーあんまりかなぁと思いながら読んでた。
ところが後半、主人公が壊れたように「ふふ、……ふふふふ。」みたいに笑うシーンからちょっと様子が変わってきて、これまで見せられていた景色がどんでん返しによって二転三転とひっくり返っていき、一気に面白くなっていきましたっ。
(以下かなりのネタバレになるが備忘録として)
主人公である姉の回想だと思って読んでたら妹視点だったんかー!とか、味方のフリして近づいてきてたアンタ