くわがきあゆのレビュー一覧

  • レモンと殺人鬼

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    ネタバレ

    一転二転する展開
    お前だったのか 的な返しもあり読み応えがあった

    虐げられていても自分だけがそうじゃない、という思いで耐えれても自分一人がその立場になった瞬間我慢でき無くなってしまうんだなあとしみじみ

    主人公が虐げられる側から虐げる側に回ることを決める、覚醒ともいえるラストシーンが好きだっだっま

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    2025年12月07日
  • 美しすぎた薔薇(新潮文庫)

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    竜守令祥は、職場の工藤三鷹に憧れ、持ち物、喋り方等を真似し始め、それは徐々にエスカレートしていく。
    そして、とうとう殺人が起きてしまう。
    ストーカー被害による事件として、捜査が始まり、被疑者の過去が徐々に明らかになる中で、次々に不可解な事実が浮かび上がってくる。
    といったあらすじ。


    同性愛かと思いきや、その人自身になりたいという欲望のもとに次々と行動がエスカレート。サイコパス感が凄くて、どんな展開になるのか序盤は物語に惹きつけられてしまいました。

    過去編と刑事の捜査により、徐々に被疑者のことが明らかになってきますが、思いもよらぬ動機に、恐怖を感じました。
    でも、絶対にあり得ないとはいえな

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    2025年12月03日
  • 焼けた釘を刺す

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    愛情の反対は憎しみではなく無関心である。

    ──マザー・テレサの発言として広まった言葉
     
     
     
    『らしさ』全開の本作。
    装丁の美しさとは対照的な猟奇性、サイコパス、狂愛。
    スパイス×スパイスが彼女の作品の常套句とも言えますよね。
    ホント、どうしてここまで歪ませられるのか…と。

    そして『愛は受け取るものではなく与えるもの』という解釈を、サイコパスが行うとこんな結末か…。
    くわがきあゆ作品の真骨頂なんでしょうね。

    “混ぜるな危険”的な作品を毎度ありがとうございます。





    『このミス』大賞・文庫グランプリ受賞作
    『レモンと殺人鬼』著者のデビュー作が、待望の文庫化!

    狂気が加

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    2025年11月30日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    著者リストにひかれて読んでみたけど、
    当たりアンソロジーで面白かった。
    それぞれシリアルキラーの書き方が違い、
    王道っぽいものや、ひねりがあるもの。

    特に木爾チレンさんの 「脳JILL」が一番印象に残った。櫛木理宇さんの「テキストブック・キラー」は、そっちかーッと言った展開。

    くわがきあゆさん「私の伴侶」は、シリアルキラー探しみたいな話。読者を試すような書き方が好きな作家さんなんだろうなぁ…。

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    2025年11月30日
  • レモンと殺人鬼

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    少しやりすぎなくらい後半は急展開だった。本当に5転くらいしていたと思う。300ページくらいで文体も読みやすいのでおすすめ。

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    2025年11月29日
  • 復讐の泥沼

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    衝撃…。

    胃の底からあがってくる嘔気のような感情を感じながら読み進めた。

    登場人物がほぼみんな、『復讐の泥沼』に引き摺り込まれていく描き方はさすがだなあと感じた。

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    2025年11月29日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    5人の人気作家が描く「シリアルキラー」アンソロジー。
    殺人鬼モノが好きなので一目惚れで手に取った。
    それぞれ己の美学やルールに沿って殺人をするシリアルキラーたちを見れてわくわくした。どの話も展開が気になるものばかりでスラスラ読めた。
    やばい人たちの対決面白すぎる。
    特に印象的なのは「テキストブック・キラー」と「私の伴侶」かな。オチが好きだった。

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    2025年11月28日
  • レモンと殺人鬼

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    細かく散りばめられた伏線に最後の最後まで翻弄されてとても面白かった。

    題名にもある通り殺人とかが関わってくるけれど、対してグロテスクだったり派手な描写でもないので、殺人事件が苦手でも読めると思った。

    最近はホラーに片足突っ込んだミステリーもあるけれど、この本はそういったグロめな描写やヒヤッとする描写がほぼないのに、ここまで読者を一転二転させられるなんてすごい。
    他の著書も読んでみたいと思った。

    0
    2025年11月28日
  • レモンと殺人鬼

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    ネタバレ

    展開の目まぐるしさ
    えっ
    と言いたくなる場面の多さ
    ミステリーの面白さが詰まっているなと思いました

    なかなか先が読めない展開もおもろしかった

    個人的には
    主人公の卑屈な考え方
    (背景からしょうがないのかもしれないけど、、)
    があまり好きではなく、、

    でも登場人物たちの常軌を逸した思考は
    あとがきにもあるように
    信じられないけど、もしかしたらあるのかも
    のギリギリで怖くなった

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    2025年11月26日
  • レモンと殺人鬼

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    殺人鬼に父親を殺され母親も姿をくらまし可哀想な姉妹の話で始まります。暗い気持ちになりながら読み進めると真相は思いがけない方向へ行き何回も予想を裏切られます。
    一人の人間にも天使と悪魔がいること。
    一気に読めるホラーでした。

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    2025年11月24日
  • レモンと殺人鬼

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    ネタバレ

    人を切ってみたかった、人を綺麗に着ることに憧れる、親の仇、奪うものから逃れるため
    異なる理由の殺人が集まって殺人鬼というタイトルがついてるのかなと思った。
    全体的に読みやすかったです。殺人が題材にも関わらずそこまで重くないかなと思いました。

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    2025年11月23日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    阿津川辰海、木爾チレン、櫛木理宇、くわがきあゆ、結城真一郎『シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和』双葉文庫。

    5人の作家による完全新作の5編を収録したアンソロジー。

    1980年代から2000年代に掛けては、シリアルキラー物の翻訳ミステリーが多数刊行された。ハヤカワ文庫だけでなく、扶桑社ミステリー、新潮文庫、角川文庫、講談社文庫などから面白い作品が毎月のように刊行されていた。当時は、ローレンス・サンダース、ジョナサン・ケラーマン、ロバート・R・ウォーカー、トマス・ハリスなど名だたる作家の作品を読んでいた。知っている人には当然のことと思うだろうが、マイクル・コナリーの『ハリー・ボッシュ』シリ

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    2025年11月21日
  • レモンと殺人鬼

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    ネタバレ

    登場人物たちの「見えていた姿」と「本当の内面」が、終盤にかけて次々と覆されていくところが印象的だった。
    レモンの爽やかなイメージと、殺人の冷たさ。その対比が、人物たちの外側と内側のギャップを象徴しているように思えた。
    特に主人公・美桜。最初は消極的で暗い印象だったが、幼いころからニワトリを自分の手で殺していたという描写には思わず息をのんだ。
    健気に見える姿と、少しずつ歪んでいく内面。その両方が、この物語の不気味さと吸引力を生み出していた。

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    2025年11月19日
  • レモンと殺人鬼

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    ネタバレ

    佐神に囚われすぎてたら、まさかのお父さん
    蓮と話してたの妹かい
    ひたすら鶏絞めるのさすがに頭おかしくなるよ
    桐宮さんただのいいひと
    渚はただのやばいやつ

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    2025年11月18日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    作家の個性が気軽に楽しめるアンソロジー。私はダントツで櫛木理宇推しなのだが、描かれたシリアルキラーはどれも魅力的だ。どれも新作というのがたまらない。

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    2025年11月16日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    おもろい!理解できない狂気っぷりに吸い込まれること必至 #シリアルキラーアンソロジー #人殺し日和

    ■きっと読みたくなるレビュー
    いま脂がのりまくってるミステリー作家先生たちによる、シリアルキラーアンソロジーです。

    なんちゅう題材でアンソロジー作品集にするんだっつー感じですが、実は発売を心待ちにしてました。だってメンバーが豪華すぎるんだもん。なにせ作家先生ごとの強みや特徴もそれぞれ違うから、このメンバーがどんなシリアルキラーものを描くのか気になって気になって。

    いやー、みなさん想像以上の素晴らしい出来栄えで楽しかった~。もうサイコパスの目白押しですよ! もっとも狂ったシリアルキラーだった

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    2025年11月16日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ネタバレ

    タイトルからもわかる通り、狂気的で個性的な殺人鬼が登場する。しかし、生々しい描写や読後の不快さはなかったように思う。いい意味で軽く読むことができる作品が多かった。人間の冷酷さを描きながらも、違う角度から面白みを感じさせる、一味違うサスペンスだった。

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    2025年11月15日
  • レモンと殺人鬼

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    ちゃんと怖かった。
    頭がおかしな人が多い。

    ミステリーってこんなんだっけ?と思わせてくれた意味で評価高めで。

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    2025年11月12日
  • レモンと殺人鬼

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    最初の印象から、少しずつ話が進むごとに本性が明らかになっていく丁寧さに加え、畳み掛けるようなどんでん返しが組み込まれていて最後まで展開がよめず面白かった。

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    2025年11月05日
  • レモンと殺人鬼

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    あちこちのオススメミステリー書評に掲載されているので気になっていて、ついに手に取りました。なるほどね~、文脈から騙す系(叙述トリック)だとは思ったけどこれは面白く騙されました。考えても解くの無理だわ。仕掛け多すぎ。
    昔、レストラン経営していた父は少年に殺された。犯人は最近出所したのだと小林美桜は妹の妃奈に教えてもらう。父の死後、母は失踪、姉妹は別々の親戚に引き取られ幸せとは言えない扱いをうけ、今はお互い就職し、貧しいながら時々会っている。そんな時妹が殺害される。しかし一転、妹は保険金殺害に関わっているという報道が優勢になり…。
    殺人たくさんでてくるので、中学校以上。

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    2025年11月04日