くわがきあゆのレビュー一覧
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匿名
購入済み主人公は自分は虐げられる側だと頑なに思い、全ての不幸を受け入れる姿には憤りを感じたけるど、読み終わると、もう一度最初から読み直したくなる。
面白かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレとにかく凄い、そして恐い。
予想外の展開といったい何なのだ、この人たちは…と呆然とするほどの強烈な個性の輩が次々と出てくる。
完黙を続ける殺人事件の容疑者は、工藤三鷹。
被害者は、竜森令祥で彼は工藤に憧れてすべてにおいて彼と同じでなければ気がすまないと異常なほど執着し、工藤のストーカーとなる。
ありえないほど強烈な行動である。
同一人物になりたがるという、ある意味狂気すら感じた。
工藤三鷹の元彼女は、性格が悪くて工藤を顎で使い、自分の意のままに操っていた。
ここまでの悪女、今もいるのか?と思うくらいの性悪である。
だが大きな事件に進展することなく工藤とは別れる。
あんなに執着していたのにも関わらず、彼女の髪型が変わっただけで…。
もう一人の被害者は、モトキ亭の元木春菜である。
工藤三鷹は、彼女とは気もあっていたと思っていたが、たったひとことの発言が彼の逆鱗に触れた。
ずっと完黙を続ける工藤の過去を探ると彼の身近な人たちが、亡くなっていたり、行方不明だったり。
いったい、彼はどんな人間だったのか…
知るにつれて、過去が明らかになるにつれて、
しばし呆然となる。
そして、ラストでまたもや、ぞぉ〜っとなる。
これは、いったい何なのだ。
慄く、とはこういうことか。 -
Posted by ブクログ
初読みの作家さんです。
面白かったです。
竜守令祥(たつもりれいしょう)28歳は、新しい勤務先の2歳年上のSE工藤三鷹に憧れを持ちます。
竜守は決して同性愛者ではないのですが、同性に憧れたのはこれが初めてではありません。
とにかく憧れの対象者である、三鷹の真似をします。
服装から生活スタイル、口癖、同じ意見を発言したり整形クリニックを訪ねるまで。
竜守は三鷹に彼女がいないのを確かめ、ついには同じマンションの隣に引っ越します。
三鷹には恋人はいませんが、一方的に慕っている女性、鏡原理央がいました。理央もまた酷い性格だと思いました。
その場を盛り上げるためには人の私生活をなんとも思わずに暴露してしまうことが日常茶飯事で多くの恨みを買っていました。
と、ここまで書きましたが、これは竜守の物語でも理央の物語でもないのです。
主役は別にいます。
竜守は前半で、すぐに殺されてしまいます。
他にも竜守を殺した犯人は何人も殺しているという、嫌疑がかけられています。
これは一体どういうことなのだろう思って読んでいくと、犯人の殺人の動きに関わる人物が見えてきます。
それがこの作品のタイトルの初めて会う人です。
何とも説明が難しいのですが、犯人はその人物の為に、すでに何人も殺しています。
取り調べをした刑事も取調室で犯人に殺されます。
以下、ネタバレですので、これから読まれる方はお気をつけください。
私は男性に聞いてみたいです。
○○○○ってそんなに大事ですか。
○○○○を守るためなら暴力を振るったり、人を殺したりしますか。
私だってとても大事だけど、人は殺しません。 -
Posted by ブクログ
先生と罪のお話(?)。
あおり運転されているとの言葉を残し亡くなった女性中学校教師、その電話を受けた同僚の周囲で様々な事件が起こり出す。
あおり運転問題、モンペ問題、学校体制問題など、様々な問題が様々な事件と結びつき、また人間関係も様々で人様々であるなぁと。
途中、別の誰かの視点が挿入されてはいるけれど(これが誰の視点なのか考えるのも楽しかった)、ほぼ主人公の女性教師視点で描かれている。
この場合、主人公自身に何かしらあるんだろうなぁと思っていたら、最後とんでもなどんでん返しがあり、怖いというよりなんだか笑えた。
他にも複数のどんでん返し的なネタ明かしが出てきて、そうだったのかぁそうなったのかぁとなった。
おおきなどんでん返しではなく、小どんでん返しの連続で、衝撃度はそこまでおおきくはありませんでしたなぁ。 -
Posted by ブクログ
相手に焼けた釘を刺すと、、、というお話(?)。
ストーカー被害に遭っていたとされる後輩・萌香さんが殺害され、その犯人を自らの手で探し出そうと萌香さんに似た格好で萌香さんの周辺を探る千秋さん。
一方、ブラック企業に勤め、上司からのパワハラに耐えながら、優しい先輩に恋心を抱く杏さん。しかし、その先輩は同期の女性と恋仲にあるのでは?と訝しむ。
二人の物語が交錯する時、驚愕の真相が現れる。
、、、としましたが、序盤で千秋さんの真相に気づいてしまい、
(これまでそういうパターン作品はいくつか読んできていたので)
そうすると杏さん側の人間関係に説明がつき、あそことあそこがつながるのだなと思っていたらやっぱりの展開が訪れました。
なのでほとんど驚きはありませんでした。
萌香さんの事件の犯人の正体も予想できてしまいまして、動機は多少後出し的なところもあったので、作品の叙述トリック的なものはほぼ看破できたのではないかなと自負しております。
ただ、テーマとして描かれている(?)歪んだ一方的な愛の形というものがなんとも悍ましく、過去のいじめや虐待など、なかなかに暗く陰惨な印象が凄まじかったです。