宮島未奈のレビュー一覧
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ですます調の成瀬
カバー絵の成瀬が本文の成瀬を象徴していて実にうまい。
ヒロイン成瀬の父親を始めとした周辺人物たちの視点からヒロインの人物像や言動を描き出すという手法がなかなかにおもしろい。第一巻に引き続き連作短編集形式を取っていることも読みやすさを更に助けている。ヒロイン成瀬の巧まざるギャグ がとてもおかしい。ですます調でも話せます というフレーズでは思わず吹き出してしまった。とは言うものの最終章のNHKは少々やりすぎかな。 -
購入済み
天下取りはまだまだ
読者に合う合わないは別にして、ヒロイン成瀬のキャラクターがこの作品のほとんど全てである。同質社会日本の更に同質を要求される女子生徒たちの中で、このような成瀬の個性と能力はなんといっても目立ってしまう。それを軽快な読みやすい語り口で描きあげている。最終章でやや傍若とも思われた成瀬の言動にやや陰りが出た段階で、次の巻へ。彼女の天下取りはまだまだである。
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購入済み
皆さん早過ぎ
レビュー1番のりかと思ってたら
皆さん早過ぎ。
その位さらっと読める内容でした
個人的には成瀬さんがパーティに
参加とか願ってましたがそちらは
成瀬シリーズの新刊に期待。
それっぽい方は参加されてましたね -
Posted by ブクログ
成瀬シリーズ完結巻。
本当にもう完結?!
成瀬はマイペースで自由で我が道を行く人だけれど、出会った相手のこともまた、そのまま丸ごと受け入れる人でもある。
それって相手に対する最大のリスペクトで、だから成瀬のまわりには人が集まるんだろうなぁ。
成瀬のそばでは無理しなくていい。ありのままでいい。
そんなまわりを照らし続ける成瀬のことを、ちゃんと心配して気にかけてくれる島崎の存在が熱い!
最終話の語り部として島崎が出てきた時は嬉しかったし、今までの登場人物たちが揃い踏みで、豪華な最終話でした。
成瀬の大学卒業くらいまでは読みたかったなぁ。
時間を置いてまた新作が出ることを期待! -
Posted by ブクログ
短編集。「女による女のための〜」大賞受賞作を端緒に、短編全6篇で構成したもの。主人公・成瀬の中学&高校時代の立ち居振る舞いが堂々としており、読んでいて気持ちがいい。もしも目の前に、いじめを警戒しながら日々、学校生活を送っている子がいたら、この本を勧めたくなる。
残念なのは、短編全6作の中にひとつだけ異質なものが混じっていること。くだんの大賞受賞によって『小説新潮』に記念掲載することになった「階段は走らない」には、成瀬がほぼ登場しない。これには、読み始めてすぐにとまどってしまった。本書は、この既存2作を有効活用すべく、他に4本を描き下ろして単行本化したもの。「階段は走らない」は本編ではなく番外編 -
Posted by ブクログ
40歳のフリーライター猪名川健人は婚活事業を営む「ドリームハピネスプランニング」の紹介記事を引き受けることになった。
取材も兼ねて婚活パーティに参加することになった健人
そこで司会をしていたのがネット上で驚異の成婚率と噂される「婚活マエストロ」鏡原奈緒子だった
婚活イベントに参加するだけでなく、イベントのお手伝いもすることになった健人
10年も自宅で一人こたつ記事を書いていた健人が婚活に参加することで様々な人と出会い、人と人の縁も繋いでいく
宮島未奈さんらしく、読みやすくどんどんページが進んで一気読みだった
とはいえ、読み始める前に想像した「マエストロ」と称される奈緒子への期待値は超えて