宮島未奈のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ今回は前作以上に、より他の登場人物と成瀬が関わっていく経緯を、事細く書いてくれる作品だと感じました。成瀬ガチ勢の小学生、愛情ゆえの過保護な父親、自身のクレーマー気質を心配する三十代主婦、家系が作ったレールに縛られたくない女子大生、どのキャラクターも際立っており、読み進めることで成瀬との絡みが彼らをどう変化させていくのかが気になり、興奮が収まりませんでした。
そして最後の章へと繋がり、読み手側は、「島崎」の存在を再認識させられる。「そうだ、最初に島崎が自分達に成瀬を紹介してくれたんだ」。彼女が成瀬に対して、常に興味を示してくれるお陰で、読者も成瀬あかり史を楽しむことができているんだと思います。
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Posted by ブクログ
ネタバレ成瀬あかりが行った事は、成瀬自身の動機と矛盾せずなおかつ単純明快。だから読み手側も理解はできていたんだと思います。それに成瀬は、常に仮説と検証を繰り返しているだけ(例: 坊主頭にした後に髪の長さを測る)。この単調さが余計に、読み手側の自分に気付かされていきました。「何か思いついたけど、他人の目線や行動が怖い」、「こんな事したら周りに非難される」と、大貫かえでと同様な思いをしたのは読者にも多かったはずです。そんな外的影響に対する不安を一掃してくれた作品でした。
読んでいくにつれ、成瀬あかりの感情が垣間見えるのは凄く嬉しかったです。成瀬は決して完璧な人間としては描かれていない、あくまで自分の思う -
Posted by ブクログ
あけましておめでとうございます♪
今年もよろしくお願いします(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
成瀬シリーズ3作目。
新刊のお知らせを見た時から、今年の1冊目は成瀬にしようって決めてました!
今作は私に似たような登場人物が出てきて(と言っても年齢は全然似ていない)、私も一緒に成瀬に励ましてもらえたような気がして初っ端から目頭が熱くなった。
子育てにおいて、否定されないこと、信じること、認めることってやっぱり大事なんだなぁ、と改めて感じた。
成瀬は安心して自分らしくいられる場所で、まっすぐに育ってきたんだなぁ。
だからこそ成瀬は自由でマイペースだけど、他人を否定しないし、失敗を恐れず新しいことにどんどん挑戦 -
購入済み
まず駆け抜けるカバー絵がいい
書店で平積みしてある駆け抜けるカバー絵がまず目を引く。話の内容も前二作同様にとても面白い。ヒロイン成瀬のキャラクターは相変わらずだし、次々と登場する人物たちも一人を除いて個性派揃いである。ヒロインが成瀬が直接語るのではなく、周辺人物に語らせる手法もうまく行っている。