すごい面白い最終巻だった。
なんでも成し遂げてしまう成瀬ならほんとに200歳まで生き続けることを感じさせる一冊でした。
簿記YouTuberや達磨研究会など個性的な人物がたくさん出てきていて、成瀬ととてもマッチして面白かったです。
また、最後の「琵琶湖の水は絶えずして」には、あの懐かしの島崎が出てきたり、最後の大津観光大使の仕事でみんな集合したり、最後まで楽しむことができました。自分の周りにも成瀬のような人がいたら楽しいだろうなーと感じます。
とても面白い三冊でした!【中2】
三部作の完結編。1冊目から成瀬を追いかけているが当初と比べて随分大人になった印象。突拍子もない言動や返答もクールだから誤解されることも多かった成瀬。昔ならこう答えたであろう自分本位の返答が相手の気持ちを想像しているであろう返答に変わったこと。1作目から成瀬を見守ってきたからこそ成瀬の成長が自分ごとのようにうれしい。注目されるのは成瀬だが今回は島崎の成長も見られたのも良かったな。成瀬の隣にはいつも島崎がいて、成瀬あかり史を見届けているのはいつも自分だと思っていた。環境の変化で離れることになった二人だが、成瀬の側にいられない自分と成瀬の側にいる他の誰かに嫉妬していたのが前作。最終話では島崎が駆けつけ、成瀬を取り巻く全てをありのまま受け入れることができるようになったのも良かった。
膳所という限られた場所から成瀬の成長と共に視野がぐんと広がって、見ている世界、関わる人々が増えていってまさしく膳所から世界へ!を体現している。本作は完結編とのことで1冊目、2冊目で関わりのある人たちとのその後が描かれており、間が空いているので失念している部分もあるが、少しずつ変化しながらも私たちと同じように日々を過ごしているんだと安心感も得られた。
今年の春は膳所駅に降り立ち、京都駅のミスドも立ち寄った。ポケモンネタも桃鉄の住民は大歓迎ですぞ!もタッタラタッタッターと音付きで脳内再生され小ネタも抜群!拾えきれなかった小ネタ(森見作品や京都の暮らし、京大の様子など)が分かれば、より一層楽しめたのではないだろうか。実在する土地や場所があるからこそどこかで成瀬や島崎、登場する人々が実在しているのではないかと親近感を覚えるのだろう。どうか200歳、300歳と長生きできますように!
親子で三部作、最後まで楽しめました。完結編とのことですが、私も一緒に成瀬あかり史を見届けたい1人です。一回りも二回りも成長した成瀬といつかまた会える日を楽しみにしています!