宮島未奈のレビュー一覧
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前作に続きとても楽しめた。成瀬あかりという非日常キャラの日常を垣間見えるのが嬉しい。壮大な事件や感動シーンがあるわけでは無いのにどうしてこれほど魅力的なんだろう。やっぱりこのギリギリのフィクション感にちょっとしたリアリティを感じて、成瀬の存在を私は希望しているのだと思う。なので、お父さんや島崎の成瀬が自分の枠外にいつか出てしまうのではないかという不安や寂しさや、その時置いていかれるのが嫌なので自分から滋賀を離れたのかもしれないという気づきにはとても共感できる。
第3巻も発売されており、完結しているらしい。是非読みたいが完結してしまうのはやはり少し寂しい。かといって第10巻まで続いてほしいとかい -
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ネタバレ今回の成瀬も最高!
初作は最終章で成瀬の迷いや意外な繊細さが明らかになり、成瀬も人間だと思う反面期待を裏切られた感もあったが、今回は成瀬の一人称はなく、周囲から見た成瀬っぷりが炸裂しっぱなしだった。
成瀬に憧れて共にパトロールをすることになる北川みらい、成瀬に振り回されつつ浅はかな思考と抜群の行動力で成瀬を読み誤る成瀬の父親の慶彦、成瀬がアルバイトするフレンドマートで「お客さまの声」への投書(=クレーム)を繰り返す自分が少し嫌でありつつもバイトの成瀬から真剣に万引き犯の特定への協力を依頼され見事に検挙に繋がったうえに成瀬から「状況がわかりやすく店員視点では気付かない貴重な意見」と言われ喜びに満 -
Posted by ブクログ
成瀬シリーズに引き続き、過度な装飾のないシンプルな文章でとても読みやすい。
タイトルを一見しただけではいまいち展開が想像つかなかった。
在宅ライターである40歳独身の男がとあるきっかけから婚活パーティに参加することから始まる。なんとなく「婚活」にナイーブな感触があるので気安さに欠ける近寄りがたいイメージがあったのでその実態もわからずにある印象だった。
しかし本作を読んで、実際は人と人の出会いやコミュニケーションを楽しみ、どんなかたちであれその後のつながりをつくる場所であること。そしてそれを陰ながら全身全霊でサポートをするプロフェッショナルの姿に感銘を受けた。とても素敵な仕事である。
「パー -
Posted by ブクログ
成瀬は信じた道をいく。
しかしながら、我が道をゴリ押しするのとは違う。
成瀬あかりがとても魅力的なのは、そして、そう感じるのは私だけではなく、登場人物の皆が彼女に惹き込まれていくのは、我が道をいくにしても我が儘ではないからだと、2作目を読んでわかった
。ずっと通して読んでくると、否定の表現に出会わないことに気づきます。特に、成瀬あかりの言葉の中には相手を認める言葉が並び、相手を否定することをしない。
成瀬あかりが信じた道を行けるのは、人を認め信じる力が強いためだろう。
自身を信じる強さで周りの人をも信じる。その強さに、どんどん惹き込まれていく。
成瀬あかりの真骨頂は、無条件の信頼にあるのではな