宮島未奈のレビュー一覧
-
購入済み
めっちゃくちゃ面白かった。どこかで見たような文体だなと思ったら成瀬を書いた人だった。鏡原さんと関わっていく主人公がどんどんいい方向に、積極的になっていく姿が印象的。人と関わっていくことで得られるものはたくさんある。あと、自然と出会ってお互いが惹かれあって結婚までいけるのは本当にすごいことなんだと、改めて感じた。
-
Posted by ブクログ
今作も成瀬の動向に目が離せない!
高校生から大学生へとステップアップした成瀬。
受験という一大イベントを経て、バイトを始めたり、観光大使になっていたり、新しい人達との出会いを大切にして成瀬の世界が広がっているのが読んでいて楽しいです。
前回では全然わからなかった成瀬の家族の描写もありました。お父さん、とっても娘想いの優しい人で心配が手に取るように伝わってきて良いなぁ。
お母さんも別に成瀬っぽい感じあんまりないので、成瀬がああなったのが不思議。でも、ところどころが両親に似ててこの子はこの人達に大切にされてきたんだなぁというのが感じられて微笑ましかったです。
一方、島崎は成瀬と離れて、東京での生活に成瀬がいない物足りなさを感じたり、成瀬が出会った人たちに嫉妬したり、自分の気持ちと成瀬の気持ちにすれ違いがないか不安になったり。
島崎にとって成瀬はかけがえのない存在なのだと再確認していました。
そして、それは成瀬も同じであることをちゃんと伝え合うことが出来ていたのが素晴らしいです。
今って本当に"話し合う"っていうことが足りない時代にあると個人的に思っていて、この子たちはそれがしっかり出来る素敵な関係性で本当に良かった。
またゼゼカラが始動するのも見たいです。
新しく出会った人たちも個性的で素敵な人ばかり。
篠崎さんは今後の人生を自分の目標のために生きてほしいな。
今作もとっても楽しく読ませてもらいました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ成瀬の大学受験から大学にかけてのお話。
ぜぜからに小学生のファンができて一緒にパトロールしたり、大学受験に不安でついてきた父親は受験会場で野宿をしようとしていた男子学生を連れて帰って母親に呆れられたり、3代連続で琵琶湖観光大使の女の子と一緒に活動したり、今回も成瀬節満載で面白かった。
中でも面白かったのはクレームを言わないと気が済まない主婦の話と最後の探さないでください、だ。
主婦の話は何かと目についたことをお客様の声コーナーに書いてしまい、後々気にしてしまうという困った性格な人。めんどくさいなと思うだろうが、そのお店で働く成瀬はお店側からでは気付けない視点だとその主婦に感謝しており、万引き犯を捕まえることを手伝ってもらえないか、と持ちかける。ツンデレなところもあったからか2人はなんだかんだ上手くやっていくこととなる。最後の探さないでくださいは、島崎が東京から帰ってくるのとすれ違いで成瀬が東京の紅白に出演しに行くと言うもの。父親の心配ようと周囲の成瀬だからなと言う空気感のギャップがなんとも言えずおもしろかった。島崎の成瀬の隣は私だけと言う気持ちもわかるなぁと思った。次回作も楽しみ。 -
Posted by ブクログ
シリーズ完結編。
成瀬も大学生になり、舞台は膳所から京都へ。
前半は大学に入ってから、出会った人々のエピソードを。
後半はここまで成瀬を支えて来たエピソードに分かれている。
森登美彦を崇拝しているのか、2作目の「実家は北白川」はかなり面白かった。
新しく登場した人物もかなり曲者だけど、それでも自分を貫く成瀬の姿勢には、成瀬よりだいぶ歳を経た私でも見習いたくなる。
年齢も年齢だから、こういった青春小説はもうほとんど読まないのだけど、1作目の西武の閉店までのカウントダウンに毎日西武のユニフォームを来て、映り込むと言う奇行にすっかり成瀬ファンになり、完結まで読んで来た。
成瀬は最初から最後まで成瀬らしく、300歳でも400歳でも生きて欲しい。
楽しい青春をありがとう! -
Posted by ブクログ
ギャル僧・まみたんを中心に、宮島ワールド全開な一冊。
読みやすくてサラッと読めた。
まみたんに対しておばさんが皮肉を言う場面なんかは、いかにも現実にありそうで妙にリアルだった。きれいごとだけではなく、こういう「人の目」や「世間の反応」が描かれているからこそ、物語の世界が身近に感じられた。
そして、ギャルマインドの大切さを再認識した。
自分がいいと思ったものを大切にして、周りの目を気にしすぎず、自分らしくいること。
幸も不幸も続かない。
そして、普通だって続かない。
当たり前だと思っている日々も、ずっと同じではない。
だからこそ、今を楽しむことを大事にしたい。
サラッと読めたのに、読み終わってからじわじわ残る一冊だった。