宮島未奈のレビュー一覧
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成瀬シリーズの3作目で完結編。
大学生の成瀬をめぐる6つの短編が収められています。
続編は飽きてしまうこともありますが、成瀬は全然色褪せない、むしろパワーアップしていると感じるし、相変わらずさわやかな読後感が心地よいです。
今作でも新顔が続々と登場しますが、みんな個性的なのに嫌味がありません。
また、これまでにも増して、既出のメンバーが後の話になるに連れてバンバン登場してくる率が高いと感じました(こういう構成はとても好き。あと会長という割に会長の影が薄いのもいい)。
中でも、意外にもこれまでなかった成瀬の母・美貴子さん視点の『そういう子なので』、1作目に登場した成瀬に想いを寄せる西浦くんの -
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『それいけ!平安部』から1年ちょいの新作。
副住職のまみたんこと真実子。そして陵泉寺で行われているマルシェにまみたんを『利用』(?)し金儲けを思いつく光司と、お父さんが亡くなって引き継いだお店を、なんとなく過ごす英介。
この3人がマルシェで起きる事件に巻き込まれる。
…ていうか、そもそも光司のやらかしたことが悪いんじゃ(笑)
そんな悪友の光司と長い付き合いをしてる英介は、ウザいなぁと思いながらも光司の考えにつきあっているのだから、友達を大切にしているのかなと思った。
光司のようなアクの強い人がいないと、英介の人生はごくごく普通の商売人になるだろうし「このまま自分はどうすれば」と堂々巡りして -
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ネタバレ今回も成瀬ワールド全開。
相変わらず予想の斜め上をいく成瀬の行動に笑わされながら、気づけば元気をもらっていた。
最初は別々の場所にいた人たちが、成瀬との出会いをきっかけに関わり合い、お互いの人生にちょっとした変化を与えていく。人とのつながりって、案外こういうものなのかもしれない。
そして何より心に残ったのが、「自分の信じた道を行く」ということ。
周りからどう見られるかではなく、自分がやりたいと思ったこと、自分が大切だと思ったことを信じて進んでいく。
成瀬の姿を見ていると、「もっと自分の信じた道を進んでみてもいいんじゃないか」そんな気持ちにさせられた。 -
Posted by ブクログ
Audibleで聴き終わる
ラスト近くでホロリとさせられる青春小説
文芸評論家・三宅香帆の本の中で
「今までの青春小説は、地元に苦しめられながらも地元を否定する事で自我を構築するが、『成瀬〜』は地元を否定せず地元の中で主人公が活躍するのが新しい」というような事を言っていたので興味を持って聞き始める。
小説の中に登場する成瀬の周りの人は、わりと冷ややかに成瀬の事を見ているのがリアルで、でもその事に成瀬が内心は傷ついているだろうけども動じずに、活動しつづけてるのがよかった。
この小説は天才・成瀬の成り上がり物語なのかと思っていたが、周りにいる滋賀県の人々の視点の話も入ってきて、そこから小説