宮島未奈のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
成瀬シリーズの2作目。
相変わらず独立独歩の成瀬あかりとそれに関わる周囲の人々の話である。本書では成瀬あかり目線の話はない。ゼゼカラの相棒島崎みゆきさんが出てこなくて寂しいと思って読んでいたら最終話で出てきた。
この本では成瀬は大津親善大使となったり、スーパーの店員のパートを始めたり、あるいはまた京都大学生となった姿が描かれる。各話の語り手は、成瀬に憧れる小学生の女の子、スーパーで頻繁にクレームを書く女性、成瀬のお父さん、親善大使のパートナーナーとなる女性、そして島崎みゆきである。
成瀬は立ち居振る舞いは空気読めない人のようでいながら、一本筋が通っており、その独立独歩の姿勢は、周囲の人の姿 -
Posted by ブクログ
『成瀬は天下を取りに行く』『成瀬は信じた道を行く』の成瀬の痛快青春物語の著者。『婚活マエストロ』って、ジャンルが違うように見えたが、40歳のフリーランスのライターの置かれた社会状況が浮き彫りになっていた。
物語は、「とりあえず、サイゼリアに行きませんか」という言葉で終わる。なんとなく、哀愁が漂い40歳の年齢を感じさせ、これからどうなっていくのだろうと想いを馳せることができる余韻のある物語だった。サイゼリアというのがいいのだ。
静岡県浜松市のレジデンス田中は、築30年で大学のそばにあり、住んでいるのがほとんど大学生。そこに学生の時に入居して、40歳になったいまでも住んでいるフーランスの