宮島未奈のレビュー一覧
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やりたい部活が学校に存在していないから創部する
という話は物語としてはよくあるもので、往々にして「やりたい部活」というものには具体性があり、どれだけマイナーでもその学校には存在していないだけで他校にはある、ということが多い。
が、平安部はそうではない。
何をするのか具体性はなく、恐らく他校にもそんな部は存在しない。
既存の部活であれば大体活動の型が決まっていてその中の選択肢で自分達の色を出していくことになるが、平安部には何もない。あまりに自由で、だからこそ難しいのだが、けれどもそうした手探り感がとても良かった。各々の良いところや興味のあることを平安要素に繋げ、一人一人が何だかんだしっかり部活に -
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マナーはいらない を読んでいるうちに気になってしまったので購入。
今をときめくあの作家さんの投稿作が読めます。
多分デビュー前の作品だと思うけど、読んだことのある作家さんは「ぽいわー」と、感じる何かがあった。(阿部暁子さん、白川紺子さん)言語化できないけど。
また、読んだことは無いけれど、本屋大賞をとられてるし名前だけは知っていた宮島未奈さんの作品も、キャラクターがめっちゃ好き。河原泉さんの漫画に出てきそう。シュッとしてなくて気持ちポンコツ風味なところとか(褒めてます) 今度長編も読んでみたいと思った。
さすがにディープなSFや歴史小説はなかったけれど、色んな切り口があって面白かった。
「こ -
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感想
名前が、、平安繋がりが強めw
高校生が自分たちでやりたいことに挑み、楽しく過ごす。最高だな!
あらすじ
栞は菅原高校に入学し、同じクラスの前の席の平尾安以加に平安部を作るから入らないかと誘われる。部の要件を満たすため、帰宅部希望だった大日向と、百人一首部の幽霊部員だった二年の明石さんと、安以加の幼馴染で謎のイケメン光吉光太郎を迎え入れ、顧問は担任の藤原先生にお願いして部を発足させる。
平安部が発足し、博物館に行ったりして歴史を学ぶ。当面の目標は、文化祭で平安文化を再現すること。
その後、平安に関することを楽しみながら学ぶ。やる気がないと思われた大日向が蹴鞠をやりたいと言って、み -
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ネタバレ集英社オレンジ文庫「短編小説新人賞アンソロジー」は、単なる新人作家の寄せ集めではなく、物語が生まれる瞬間の熱量そのものを封じ込めた一冊だと感じた。短編という制約の中で、それぞれの作品は無駄な装飾を削ぎ落とし、感情や主題の核へと一直線に踏み込んでくる。その潔さが、読み手の想像力を強く刺激する。
収録作には粗さも確かに残っている。しかしそれは欠点というより、書きたい衝動が理性より先に走った痕跡のように映る。登場人物の感情がときに不器用で、ときに過剰なほどまっすぐなのは、新人賞作品ならではの真剣さゆえだろう。その必死さが、むしろ物語に嘘のない重みを与えている。
また、短編という形式が際立たせるの -
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「平安部、マジいみじ」
何度も出てくる「いみじ」に、いみじってどういう意味だったっけ……?と笑
高校に入学したばかりの牧原栞
同じクラスの平尾安以加に、「平安部を作ろう」と誘われる
誘って加わった、大日向くん、明石さん、光吉くん
5人での平安部活動が始まる
これ面白いのかなぁ?と半信半疑で読み進めたけど、成瀬シリーズとはまた違った学園モノで、5人が真っ直ぐにアイデアを出し合って部活になっていくストーリーが面白かった!
宮島未奈さんの作品は嫌な人が出てこないけど、やんわりとスクールカーストや高校生特有の対抗心みたいなのも描いてあって、リアルな感じ
中学で悩んできた子たち、どんどん高校デビ -
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人気作家さんたちの原点となった作品。どの短編も個性的で、とても楽しめた。
短編を書くのってとても難しいのだろうなと、読んでいるだけの私も思う。限られたページの中で、物語を作る。この本の短編はそれぞれ、全く違う良さを持っている。書き方はそれぞれもちろん違うし、少し変わった設定があったり、どこか自分と似たような境遇が描かれていたりする。
作家さんの数だけその色があって、短い物語に込められた熱意や感情がとても伝わってきた。
今までよく読んでいた作家さんはもちろん、この本で初めて出会った作家さんがこの後、どのような本を書いているのだろうと気になり、読んでみたくなった。