宮島未奈のレビュー一覧
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ネタバレ『成瀬は天下を取りに行く』『成瀬は信じた道を行く』に続く、宮島未奈の「成瀬」シリーズの第3弾にして最終作になるのが本作『成瀬は都を駆け抜ける』だ。前作で大学受験に成功した成瀬の大学生としての生活が描かれる本作は、同時にこれまでの登場人物がほぼ全て登場する総決算としての位置づけにもなっている。
この作品のおかげで滋賀県大津市や膳所の知名度がグッと上がったらしく、どうやら一時期には成瀬のイラストが使われていたりもするらしい。本当は発売されてからすぐ読みたかったのだが、これまではずっとAudibleで聴いていたこともあり、最後までAudibleで完結させようと思ってリリースされるのを楽しみにしてい -
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星4.5
成瀬あかりシリーズ完結編
今回は京大の成瀬を取り巻く日常生活を描く。
相変わらず、マイペースを貫く成瀬だが、周りの人たちはそんな成瀬を温かく受け入れている。
成瀬も、人のことを思いやる優しい性格だし。
というより、達磨研究会とか坪井さんとか、自分自身もちょっとマイペースな人が多いのか。(京大ってそういう人が多いイメージ)
たぶん、普通、と言われる人たちは、あまり成瀬に近づいてこないのかも。
そんななかで、島崎の存在は大きい。
普通の子でありながら、成瀬とも親しく付き合える島崎がいて本当に良かったと思う。
まっすぐ前を向いて進める成瀬が羨ましい。ご両親も素晴らしい。 -
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ネタバレそれいけ!平安部は、一見すると軽やかな部活動青春小説の装いをまといながら、その実、青春という時間のかけがえのなさを静かに、しかし確かな筆致で掬い上げた作品である。平安という遠い時代を題材に据えながらも、本作が描いているのは決して過去への憧憬だけではない。むしろそこにあるのは、「何かに心を動かされ、それを誰かと共有したいと願う」という、時代を超えて普遍的な衝動だ。
物語の中心にあるのは、決して劇的とは言えない日々の積み重ねである。だが、その“何気なさ”こそが本作の強度を形作っている。部を立ち上げ、仲間を集め、試行錯誤を重ねながら形にしていく過程は、派手な衝突や過剰なドラマに頼ることなく、むしろ -
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婚活ってもっとギラギラしたものの印象があったけど、本書はゆったりしてて何か安心して読めた。
健人が婚活に絡む様になり毎回色んな女性が現れる。別にいつもいい感じになるわけでもなし、スタッフとしての立場だったりしてのでがっかりが続く訳でもないのでこの辺についても、良い意味で波が小さくサクサク読める。
でも特に成長って感じはないか。
鏡原さんは始めはいかにもキツそうだったけど、段々普通に見えてきて個性が薄れってたような。可愛くなってくる。自分としては最後まで鉄の女でいて欲しかったかな。
池田さんとか濃いキャラについてももっと絡んで欲しかった。
一冊で終えるには惜しく思え、続きもあってほしい。と色々要 -
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『成瀬は天下を取りにいく』の宮島未奈さんの小説。オーディブルで聴きました。
主人公のケンちゃん、大学時代からずっと同じ場所に住んでいて、流れでライターになって、気づいたら婚活会社の運営側に回っている。。。流されているだけなのに、なんとなく主体性がある感じ、妙にリアルで好感を持ちました。
謎めいた婚活マエストロ・鏡原さんは近寄りがたい雰囲気なんですが、あるシーンで一気に距離が縮まる瞬間があって。天才肌に見える人も同じ人間なんだという当たり前の気づきがじんわりきました。
そして地味にすごかったのが社長。ぼんやりしてるようで、実は一番人の気持ちが見えている。さりげない一押しができる人って、本当 -
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成瀬の話を読んでると、自分が自分として生きていくことにすごく背中を押してもらえる。それは決してわがままに生きていくということではない。自由と責任は表裏一体。そこを履き違えてさえいなければ、何をするのも自分次第。そしてそれが幸せに生きることに繋がっていく。もう一つはチャレンジし続けること。誰かが決めたことや誰かに賞賛されるためではなく、わたしの決めた目標に向かってわたし自身のために成し遂げていくこと。それはもしかしたら単に記録にチャレンジすることかもしれないし、仕事を通して他人を幸せにすることかもしれない。何だっていいんだ。
成瀬はこれからも私の中で生き続ける!