宮島未奈のレビュー一覧
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こんな青春時代、いいなと思わせてくれる一冊だった。
宮島未奈の紡ぐ物語はテンポがよく、まるで漫画を読んでいるかのように、気づけばどんどんページをめくってしまう。楽しく、最後まで一気に読み切った。
舞台は「平安部」という少し変わった部活動。しかし、そこで描かれているのは特別な出来事ではなく、高校生たちの日常そのものだ。恋愛が中心でもなく、熱いスポーツに打ち込むわけでもない。ただ、仲間と過ごす時間を楽しむ姿が丁寧に描かれている。
それだけのはずなのに、不思議と引き込まれる。半年間の出来事を一緒に覗き見しているような感覚になり、読み終えたときには、登場人物たちの成長に心が温かくなる。
ポップで -
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ネタバレそれいけ!平安部は、一見すると軽やかな部活動青春小説の装いをまといながら、その実、青春という時間のかけがえのなさを静かに、しかし確かな筆致で掬い上げた作品である。平安という遠い時代を題材に据えながらも、本作が描いているのは決して過去への憧憬だけではない。むしろそこにあるのは、「何かに心を動かされ、それを誰かと共有したいと願う」という、時代を超えて普遍的な衝動だ。
物語の中心にあるのは、決して劇的とは言えない日々の積み重ねである。だが、その“何気なさ”こそが本作の強度を形作っている。部を立ち上げ、仲間を集め、試行錯誤を重ねながら形にしていく過程は、派手な衝突や過剰なドラマに頼ることなく、むしろ -
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婚活ってもっとギラギラしたものの印象があったけど、本書はゆったりしてて何か安心して読めた。
健人が婚活に絡む様になり毎回色んな女性が現れる。別にいつもいい感じになるわけでもなし、スタッフとしての立場だったりしてのでがっかりが続く訳でもないのでこの辺についても、良い意味で波が小さくサクサク読める。
でも特に成長って感じはないか。
鏡原さんは始めはいかにもキツそうだったけど、段々普通に見えてきて個性が薄れってたような。可愛くなってくる。自分としては最後まで鉄の女でいて欲しかったかな。
池田さんとか濃いキャラについてももっと絡んで欲しかった。
一冊で終えるには惜しく思え、続きもあってほしい。と色々要 -
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『成瀬は天下を取りにいく』の宮島未奈さんの小説。オーディブルで聴きました。
主人公のケンちゃん、大学時代からずっと同じ場所に住んでいて、流れでライターになって、気づいたら婚活会社の運営側に回っている。。。流されているだけなのに、なんとなく主体性がある感じ、妙にリアルで好感を持ちました。
謎めいた婚活マエストロ・鏡原さんは近寄りがたい雰囲気なんですが、あるシーンで一気に距離が縮まる瞬間があって。天才肌に見える人も同じ人間なんだという当たり前の気づきがじんわりきました。
そして地味にすごかったのが社長。ぼんやりしてるようで、実は一番人の気持ちが見えている。さりげない一押しができる人って、本当 -
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婚活でメンタルをやられてしまい、婚活関連のことはしばらく避けて生活していました。しかし、こちらの作者が書いている成瀬シリーズが、お話もキャラクターもストレスなく楽しく読めたので、婚活へのネガティブな気持ちを払拭したいと思い、一念発起して読みました。
結果として、読んでよかったです。
出会いはうまくいかなくてもそれが普通で当たり前。ただその一時を楽しめればいいんだという気持ちになりました。
婚活はやり進めると条件重視になって一人相撲のような気持ちになってしまいがちですが、他の人もそうなんだと、この本を読んで改めて思いました。少し心が軽くなりました。また、婚活してみてもいいかなという気持ちになりま -
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平安の心を学ぶ、という謎の部活、平安部をゼロから立ち上げて試行錯誤活動する青春小説!
みんなで迷いながらもゼロから創り出して少しずつ形になっていくワクワク感が伝わる!高校時代を思い出して、自分自身も気持ちが浮き立った。
平安部のメンバーは個性派揃いだけど、他人の意見を否定せずに、前向きに受け入れて、協力しあえて、よい関係性を築けてて読んでて安心する。
中学の王道な部活の熱血さとは違って、緩くて自由度が高い高校の部活って楽しかった、青春だったなと思い出した。ポジティブな時間、感情を共有できる仲間、プライスレスですね。
平安も令和も生きる時代は全く違うけど、暮らす人々の心にはそんなに大差はな -
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マナーはいらない を読んでいるうちに気になってしまったので購入。
今をときめくあの作家さんの投稿作が読めます。
多分デビュー前の作品だと思うけど、読んだことのある作家さんは「ぽいわー」と、感じる何かがあった。(阿部暁子さん、白川紺子さん)言語化できないけど。
また、読んだことは無いけれど、本屋大賞をとられてるし名前だけは知っていた宮島未奈さんの作品も、キャラクターがめっちゃ好き。河原泉さんの漫画に出てきそう。シュッとしてなくて気持ちポンコツ風味なところとか(褒めてます) 今度長編も読んでみたいと思った。
さすがにディープなSFや歴史小説はなかったけれど、色んな切り口があって面白かった。
「こ -
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ネタバレ集英社オレンジ文庫「短編小説新人賞アンソロジー」は、単なる新人作家の寄せ集めではなく、物語が生まれる瞬間の熱量そのものを封じ込めた一冊だと感じた。短編という制約の中で、それぞれの作品は無駄な装飾を削ぎ落とし、感情や主題の核へと一直線に踏み込んでくる。その潔さが、読み手の想像力を強く刺激する。
収録作には粗さも確かに残っている。しかしそれは欠点というより、書きたい衝動が理性より先に走った痕跡のように映る。登場人物の感情がときに不器用で、ときに過剰なほどまっすぐなのは、新人賞作品ならではの真剣さゆえだろう。その必死さが、むしろ物語に嘘のない重みを与えている。
また、短編という形式が際立たせるの -
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人気作家さんたちの原点となった作品。どの短編も個性的で、とても楽しめた。
短編を書くのってとても難しいのだろうなと、読んでいるだけの私も思う。限られたページの中で、物語を作る。この本の短編はそれぞれ、全く違う良さを持っている。書き方はそれぞれもちろん違うし、少し変わった設定があったり、どこか自分と似たような境遇が描かれていたりする。
作家さんの数だけその色があって、短い物語に込められた熱意や感情がとても伝わってきた。
今までよく読んでいた作家さんはもちろん、この本で初めて出会った作家さんがこの後、どのような本を書いているのだろうと気になり、読んでみたくなった。 -
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ネタバレ<備忘録・ネタバレあり>
大学時代からのアパートに住み続ける40歳独身男が、大家の紹介で婚活会社に出入りするようになる。婚活パーティーに参加してカップル成立後にセミナー勧誘されたり、小さな失恋をしたりと経験を重ね、最終的には婚活マエストロと成就する。
主人公の語り口調で物語が進むのだが、それが自分の頭の中の言語と似ていてゆるく一気に読めた。
自分を狙ってるんじゃないかと思ってた人が別の人とカップル成立して失恋したような気持ちになったり、参加男性同士でうっすらと友情みたいなものが芽生えたり、婚活パーティーやバスツアーの描写がリアルでおもしろい。
婚活マエストロと婚活パーティーで偶然会って -
無料版購入済み
島崎がいい
なんだかんだいって、成瀬に巻き込まれる幼馴染の島崎も楽しそう。むしろ島崎がいないとこの作品はおもしろくないと思う。最初はそこまで期待していませんでしたが、最終的にはおもしろい、