宮島未奈のレビュー一覧
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ベストセラーと聞いて手に取ったものの、最初は「どんな話なんだろう?」と少し様子見。
物語は、現代の街を舞台に、独自の価値観で行動する少女・成瀬の日常を追っていく。
特別な事件が起こるわけではないのに、常識や空気に流されず、自分のルールで突き進む彼女の姿が強烈で、読み進めるうちに不思議と目が離せなくなる。
気づけば主人公の魅力にすっかりハマり、読み終えた頃には「天下を取りにいく」という言葉が、成功や勝利ではなく“自分を貫くこと”のように聞こえてくる。
そして最後に用意された、少し肩の力が抜ける寄り道が、その余韻を静かに広げてくれる。
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ᝰ✍︎꙳⋆
派 -
Posted by ブクログ
成瀬あかり読み終わりには彼女を好きになっていた。
彼女を取り巻く登場人物により人間性が繋がっていき、読み進めていて行くたびに好きになる。
1番ニヤついてしまったのは成瀬の検証である『高校三年間坊主から伸ばすと1センチずつ伸びると言われているが何センチ伸びるか』を大貫とゆう中学、高校と同じ道を歩んでいる女子にを後押しされたことに対して、あの時大貫に宣言していなければ散髪に行っていただろう。ページを跨いで成瀬は大貫に感謝をしていた。と1文。
やはり好きだ。僕ならそれすら忘れて切りに行くであろうし、ましてや感謝をしてしまう成瀬。
膳所はこの人生忘れないだろう。 -
Posted by ブクログ
成瀬シリーズの一作目。主人公成瀬あかりの中学2年生~高校3年生の夏までが描かれる。何事にも全力で突き進む成瀬あかりという主人公と、そんな成瀬の行動に目が離せない登場人物たちの日常を描く。
とても読みやすく、成瀬あかりの人柄に驚きとともに愛着を感じるような面白かったな、と読後の余韻が心地いい名作。
「昔は100歳まで生きると言っても信じてもらえなかっただろう。わたしが思うに、これまで200歳まで生きた人がいないのは、ほとんどの人が200歳まで生きようと思っていないからだと思うんだ。200歳まで生きようと思う人が増えれば、そのうち一人くらいは200歳まで生きるかもしれない。」と、簡単にそんなの無理