宮島未奈のレビュー一覧
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ネタバレ最初はユニホーム着てたから野球小説かと思ったら、成瀬がいろんな事で天下を取る小説だった。まず島崎が成瀬がまた変な事を言い出した。の所の西武に捧げるでもう野球の小説かと思ってたのがバイバイした。成瀬あかりは、M-1とかぐるりんワイドとかで天下を取るけど、階段は走らないとかは、あまり成瀬が天下取るみたいな話が無くなって、脳の理解が遅かった。学校で全部読んだけど、2日で読み終わってしまった。200ページあったから友達に一ヵ月掛かるだろって言われたけど、2日だった。
ミシガンとか船って知らなかったから勉強になった。子供は勉強になる本だった。 -
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「成瀬は天下をとりにいく」の続編である。 高校3年生から大学1回生の時期が描かれている。前編から同じく、成瀬あかりを取り巻く人物による成瀬像が描かれている。時として、小学生の視点で、時としてバイト先に買い物に来る主婦目線、そして春から就任したびわ湖大津観光大使の「同僚」の観点から。相変わらずの成瀬であるが、彼女がここまで周りや読者を惹きつけるのは何故だろうか? 私見ではあるが、彼女が「信念の人」であり、彼女の行動規範が、常人には真似できないものであるからでないかと思った。 「何になるかではなく、何をやるかの方が重要だ。(中略)わたしが何になるか未定だが地域に貢献したいとか、人の役に立ちたいと思
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平安時代に興味があったので手に取った本でしたが・・・
平安時代のことが深く知れるという趣旨の内容ではなく、たまたま平安時代に興味を持った高校生たちの青春ストーリーでした。
無駄な描写が無くて、本一冊で登場人物たちと一緒に半年間を駆け抜け、感情移入もでき面白かったです。
興味を持ったことを掘り下げていくことから生まれる、人と人との広がり、見識の広がり、広がったところから更に深い見識や技の習得・・・
はじめは、青春ストーリーやなー!若いっていいなー!・・と思ったけれど、何かに興味を持ち掘り下げていくことは、歳を重ねたとて人生を楽しむ方法の要なのかなと思いました。
なるべくそいういった感覚を若い -
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ネタバレりなくろさん担当編集と知って手に取りました。編集者さんから文芸作品に入るの、初めてかも。
タイトルがうまいです。『婚活マエストロ』。もちろんマエストロは男性名詞では、というひっかかりはある。本の中でも一応2箇所にわたってフォローされている。りなくろさんがフォローを入れたのか…というのは穿ちすぎか。ただ、タイトルが『婚活マスター』だったらチープすぎてまったく読みたいと思えないし、『婚活マエストラ』だったらなんのこっちゃだし、やっぱり『婚活マエストロ』で大正解だったと思う。カバーデザインも素敵です。
婚活を扱った最近の文芸作品だと『傲慢と善良』も読んだけど、『婚活マエストロ』のほうはもっと婚活 -
Posted by ブクログ
ネタバレ成瀬、婚活マエストロに続いてこちらも読みました。
宮島さん作品は、何も考えずに読める、めちゃめちゃポジティブになれるものが多い印象です。これからも応援したい作家さんです。
感想としては、とにかく、なんて爽やかな青春!
という感じです。多少出てくる人間関係のいざこざは、学生時代には仕方ない、あるよねーって感じで、そこまで嫌な気持ちにならずに読めました。最終的にはみんな協力してくれますしね。
得意なことを、得意な人がリードして、そうじゃない人のことも受け入れてくれる、精神的に大人に平安部のメンバーたち。
蹴鞠の大会に向けた練習とか、努力の末優勝しちゃうとことか、ありきたりといえばそうですが、 -
Posted by ブクログ
成瀬から宮島先生の作品を知り、本作を手に取った。
個性豊かな高校生たちの青春を描いたピュアなストーリーで読んでいて気持ちが良かった。
タイトルを見た時から「平安部って何するんだ?」と思っていたが、勧誘を受けた栞も同じ事を考えており、ストーリーが進むに連れ平安部が象られて行くのが楽しかった。
安似加が言った「自分の居場所を作る為に平安部を作った」というセリフに感心した。
私自身も日常の中で「何でここにいるんだろう」「何の為に生きているのだろう」「この趣味は何の為にしているんだろう」と思う時が多々ある。
そんな中、これといった居場所が無い平安部の部員5人が、部活を通して自身の居場所・役割を見つけ