宮島未奈のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
新人賞に通る作品って何だろうか。『はじめに』を書かれた三浦しをんさん(選考委員)の答えは「情熱の総量が決め手になることも多い」。「これが好きだ。これを書きたい」という気持ちが籠った作品のほうが、荒削りでちょっとわけがわからなくても、読むひとの胸を打つ。。。のだそう。個性的で「その人にしか書けない小説」。
コバルトという、少女小説というくくりのため、ほとんど読んだことのない、中華ファンタジーとか、王国とかが出てくる話もあった。が、どれも読みやすくて、感情の動きもよくわかり、この短さで、十分伝わるほどの世界観を作り上げていた。ライト文芸と呼ばれるもののほうが、凝った設定、凝った文体で、書くのがよ -
Posted by ブクログ
「成瀬が天下を取りにいくなら、彼女は平安を突き進む」――そんな予感に胸を躍らせてページを捲った。
日本中を席巻した『成瀬は天下を取りにいく』の宮島未奈さんが放つ最新作。成瀬あかりという強烈な個性に魅了された一人として、期待値は最高潮だったが、本書の主人公もまた、期待を裏切らない「自分だけの軸」を持った魅力的なキャラクターだった。
本作『それいけ平安部』の主人公は、成瀬とはまた違った肌触りの持ち主だ。しかし、その根底に流れる「自分がこうと決めたことに対して、迷いなく、常に真っ直ぐである」というストイックなまでの純粋さは、まさに宮島ヒロインの真骨頂。周囲の視線や流行、効率といった「世間のノイズ -
購入済み
「成瀬は天下を取りにいく」と一緒に購入し、二冊続けて読みました。
本屋大賞は、これまで私の感性に当て嵌まる本で、いつも一気読みでしたが、残念ながら今回は少し不満を残すこととなりました。成瀬のキャラは面白いのですが、私には入り込めませんでした。