土橋真二郎のレビュー一覧
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今回は第三王女の護衛のために、女性騎士団に女装して入るお話
異世界に行っても女性同士の派閥や愚痴はかわらずな模様
そして、バレバレの変装でランチの仕出しをしつつバレていないと思っているので変装先に嫉妬する管理人さん
「魔法は情報」という設定がが土橋っぽい
「ツァラトゥストラへの階段」でも武器の性能ではなく株のような人気で強さを決めるシステムがあったなぁ
それにしても、魔王をタックルで倒した人でもいるんだろうかー(棒読み)
あと、タイタンの騎士団の立ち位置が、なんか某球団をディスってるのか?
そして、ビビるドラゴンというのも、某球団のヘタレっぷりを揶揄してるのかね?
うーん、面 -
Posted by ブクログ
一言で現すと、異世界転生「めぞん一刻」
異世界転生ものにありがちな、現代知識で成り上がるとか、転生時に与えられたスキルでチートな展開はない
むしろ、転生者が大量にいるために現代の文化が大量に流入している世界
「異世界なめるな。マヨネーズや戦術とか、お前が考えつくものはすでにある」
「前の世界で何者でもない役立たずが、こっちの世界なら何でもできるわけないだろう」
と罵倒される主人公の神代湊
転生者の教育機関で平凡な職業にしかなれないのを嫌って、「勇者になる!」と飛び出したものの何の展望もなく失意の主人公を拾ってくれたのは古アパートの管理人さん
勇者になることを応援してくれる女神のような管理 -
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前作の続きで、今回の内容は生徒会で負けたメンバーへの制裁と救出、リリカの誘拐と脱出、リリカの姿が見えないサドンデス
やはり、他の土橋作品に比べて重さがない
ゲームのルールや設定に後出し要素が多いんだよなー
いつもだったら最初にゲームのルールは提示するけど、敢えて言わない部分や仄めかしていた事で後半に驚きを与えるのは土橋作品の持ち味だと思うんだけど
今回は最後のサドンデス以外は追加の設定や最初に説明してない部分が多すぎる
最後のやつにしたって、もっとプレイヤー同士のエグい要素を入れられるはずなのに、他チームはただ自滅してるだけ
サドンデスに参加するのは初めてばかりの連中でもないだろうに、違和感 -
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VRと現実が入り混じったデスゲームのお話
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死がエンタメとなった世界。それぞれの理由を胸に彼らはデスゲームに挑む。
「サドンデス」――それは死のリスクが隣り合わせの脱出ゲーム!
土橋真二郎、最新作!!
「僕はゲームの天才を探していました」
クリア率98%のVR脱出ゲームを、ただひとり“真のバッドエンド”で迎えた高校生の鳴海恭平。その腕前をゲームの製作者である片桐渚に見込まれた鳴海は、死のリスクがあるという裏の脱出ゲーム「サドンデス」に招待される。
鳴海はある人物を探し続けていた――デスゲームに身を晒し続ける“死にたがり”のクラスメイト・梨々 -
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高校生たちによるバーチャル人狼ゲームが現実と同期したお話
学園祭の出し物としてクラスでバーチャル演劇をしようとログインしたら、狼に襲われて村に逃げ込むシチュエーションと、ログアウトしたら監禁されているという現実世界
そして、バーチャルでの死は現実での死と連動していて……
土橋真二郎が人狼ゲームをモチーフにするのは殺戮の館以来2作目か
前回は吊り方とか襲う対象が把握できているかどうかが違ってたけど、今回は違う点とルールがもっと増えた
狩人が誰か最初から判明している
狩人は護衛対象の屋根に潜んで待つ
狼が狩人と出会ったとき引き返すこともできる
狼が狩人を襲う決断をした場合、結果はランダム
占い -
ネタバレ 購入済み
主人公が普通に微妙
土橋先生の作品にしては主人公に冷徹さが足りない。もっと効率を重視して異世界を攻略してほしいところ。
ドラゴンの件は面白かった。 -
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AIによる成功率100%の恋愛マッチングシステムで選ばれた相手のデータが破損していたので、その欠損を埋めてデータを補完するお話
最近の土橋は恋愛方面の話が多いなぁ
個人的にはもっとドロドロした話が読みたい
平穏な日常での人間関係が非常時ではいとも簡単に崩れ去ってしまうやつね
それはそれとして今回のお話
タイトルでは、AIに負けたって事になってるけど、一概に負けとは限らないんじゃないですかね?
マザーにはしてやられたけど、ライズには勝った?
いや、マザーの結果とは違う結末になったのでマザーには勝ったけど、ライズの最初の言葉通りになったのでライズには負けた?
うーん、結末をどう評価したらいい -
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何者かによって強制的に閉鎖空間へと拉致された人々。
オープニングはミステリーやホラー小説でもよくある状況設定だ。
何故自分たちは拉致されたのか?
何故このメンバーだったのか?
拉致した目的は何か?
考える間もなく朝倉たちはゲームに強制的に参加することになる。
些細なミスも死へとつながる。
朝倉は理不尽なゲームをこなしながらも、主催した人間の意図を考え続ける。
ゲームそのものはルールにのっとりフェアに進行されるのでは?と結論づけた朝倉が最後に下したあるひとつの判断。
それは、例えていうなら予期せぬ事故に遭遇した人間が選ぶ緊急避難ともいえるものだったのだろう。
ゲームの構成、設定、基本的なルール -
Posted by ブクログ
ネタバレ50点
『殺戮ゲームの館』が割と面白かったので興味を持って読み始めて見ました。
設定は悪くはないですが、内面描写がくど過ぎました。
投票やイベントで友人が死亡すると、高校生活を思い出して良いことばかりだったと感傷に浸り、ゲームの選択肢の度にそれは実は虚構で人間の本質は裏切りだと、そういう心理のループ。
ゲームとしての設定もやや魅力に欠けるというか、ありていに言えば既に他の漫画や小説でやられている、ルールのあるですゲームに放り込まれた主人公がルールの裏をかいてクリアする、という展開で言えばルールがほとんど語られないことと運営に対しての反抗がほぼなかったのは残念としか言えません。
エピロー -
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クローズド・サークルもの。
オカルトサークルに所属する10名の大学生と、部外者であるひとりの女子高生。
計11名が密室に閉じ込められ、犯人ならぬ「魔物」探しを強要される。
命を賭けたゲームが始まった。
この手の物語においてすべてを語る必要はない。
ゲームの主催者は誰なのか?目的は何なのか?
それらは些細な状況設定にすぎない。
大事なのはゲームシステムが詳細に、より具体的に提示されているかどうか。
その一点だけである。
実際に目の前で人が殺されていけば、誰も冷静ではいられない。
負の感情はさらなる疑心をうむ。
状況を冷静に把握できず、取り返しのつかない結末へと突き進むことになってしまう。
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Posted by ブクログ
ゲームの設定に多少辻褄があわないのでは?と思うところもあったけれど、程よく楽しめた物語だった。
篠原純一を中心に物語は展開していくが、そこには目には見えない積み重ねられた「絆」が重要になってくる。
思い返すと、純一を助けようと動いた・・・もしくは助かってほしいと願った・・・人たちは皆、純一と教室外で個人的な繋がりがあった人物ばかりだ。
逆に言えば、それ以外の人物とは人間関係を積み重ねる時間を作ろうとしていなかったことになる。
追い詰められた状況下では、人は親しい人間から助けようとするのではないか。
担任教師が最後に会ったときに純一に告げた言葉が、そのまま人との関わることの大切さを示唆しているよ -