土橋真二郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
上中下とあったので、読むのに時間がかかるかなと思っていましたが。さくさくっと読めました。
途中のまさかの第2ラウンドの開始、そしてボタンを押すというだけのコミュニケーション。読み始め、どういう意味を示すのか「?」だったのですが読み進めるうちに納得しました。
人間は極限状態でもお互いを信頼しあうのが一番なのだと思い知らされました。
それがなかなかできないのがまた、「人」なのですが。(笑)
ラストの終わり方がいまいちでした。
結局生贄志願者は生き残れたんでしょうか?
あと、ゲームの真意は?
謎に包まれたままです。
それはそれでいいのかもしれませんが、やっぱり、気になりますよね。(笑) -
Posted by ブクログ
起きたらそこは密室で、クラスの皆がそこにいた。
モニターに映しだされる『人工知能ソフィア』によれば、ここは宇宙空間で、ルールに従ってさえいれば生きられるとのコトだった。
部屋には扉があり、そこを出てしまうとソフィアの加護を受けられなり、戻ることはできない。
紀之は嫌悪からソフィアの加護を拒否したのだが、クラスはそれを受け入れた……みたいな出だし。
駆け引きや心理戦、人間模様なお話なんだけど、グイグイ読ませられる。
序盤は加護を失った紀之が、クラスから浮いてく話なんだけど、後半に行くに従って、戦略ゲームみたいになっていく。最後が?なので、続き読みたい!
あと、あとがきがファンタジーで意外 -
Posted by ブクログ
ネタバレ学校を舞台にしたデス・ゲームの下巻。
今回の内容はゲーム部分よりも、極限状態に置かれた高校生たちの醜い部分や心が壊れていくさまを描くことに比重が置かれている気がした。
なので、これまでのようなゲーム的要素は結構薄い。
妹を助けるためなら他人を死なせることも厭わない主人公、人質という立場を利用し、まるで宗教の教祖のようになる女生徒、自分の心を守るため、思考を放棄し自らの殻に閉じこもってしまう人気生徒等、醜さをさらけ出す登場人物に薄ら寒さを覚える。
そして意外な「ジャック」の正体。
面白かったけど、デス・ゲームとしてはちょっと物足りなかった。 -
Posted by ブクログ
土橋真二郎のデビュー作?
密室に閉じ込められたクラス全員
人工知能の言う事を聞いていれば最低限の生命維持に必要な生活は可能
文化的な生活をおくるためにはゲームで自分達の場所を守らなければいけない
そんな設定
土橋作品の原点なのか、集団心理の初歩の描写がされてある
人が死なないので某館や某ジレンマまでの悲惨さはない
ただ、「やっぱり集団って怖ぇ~」って思わせるあたりは流石
ただ、ラノベという意識で読んでしまったからなのか、キャラクターの性格がいかにもな設定
やれやれ系の主人公が何故かモテ(?)たりとかね
ラストの解決する気のなさはこの頃から全開
ま、これは続編があるようなので、最後まで読ん -
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