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E戮ゲームの館の流れから扉の外へ戻り。隔絶された密室に閉じ込められた人々がどんな行動をとるのか。。明らかに誘導と取れる感じはありましたがこれ最後ぶつぎ、、、り、、?
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映画『CUBE』と『バトルロワイヤル』を足して割り、それをさらにマイルドにしたような感じだろうか。人間の集団心理を、密室サバイバルゲーム(ようなもの)の様子を通して鋭く描いた良作。夢中で読み切ってしまった。
挿絵は美麗ながらも、章の冒頭や物語のラストにひっそりと添えられている程度で非常に数は少ない。また、萌えやアクションなどの娯楽要素もほとんどなく、まるで一般文芸小説を読んでいるような気分になった。(ただ、こういう作品はあえてライトノベルとして出されることで異彩を放てるのだろな、とも思う。)
とにかく秀逸で目を引くのが、全編に渡って人間の心理をつぶさに描写している点。自分の経験と照らしても納得してしまうようなケースもあり、「なるほどな」と思わず唸ってしまった。
結局、主人公たちを密室に閉じ込めた首謀者についてや彼らの目的などがわかることはなく、非常にその後が気にはなるのだが、それでも静かな希望を見出せるような余韻のある締めくくり方が個人的に好きだった。全3巻らしく、このレビューを書いている時点では2巻以降はまだ未読なので、この先どういう展開を見せるのか非常に楽しみである。
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他の今まで読んできた電撃文庫よりも毛色が違います。殺伐としていて、ギスギスとした雰囲気はラノベっぽくないけれどやはり読みやすい文体です。
入間人間先生の本が好きな人とか、割りと好きだったりするかな? 自分がそうです(笑)
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設定がかなり決まっていて、ドキドキする!推理物かな〜?
ライトノベルにしては挿絵が少ないと言うか、なんだろう?
イラストの白身魚さんもいいですvv
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決められたルールの中で暮らして戦う話。
最初の方は主人公に感情移入すると、辛くて読み進められなかったけど、別クラスに入ってからは面白くて一気読み。
気になる終わり方だったこともあり、続きが気になる。
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起きたらそこは密室で、クラスの皆がそこにいた。
モニターに映しだされる『人工知能ソフィア』によれば、ここは宇宙空間で、ルールに従ってさえいれば生きられるとのコトだった。
部屋には扉があり、そこを出てしまうとソフィアの加護を受けられなり、戻ることはできない。
紀之は嫌悪からソフィアの加護を拒否したのだが、クラスはそれを受け入れた……みたいな出だし。
駆け引きや心理戦、人間模様なお話なんだけど、グイグイ読ませられる。
序盤は加護を失った紀之が、クラスから浮いてく話なんだけど、後半に行くに従って、戦略ゲームみたいになっていく。最後が?なので、続き読みたい!
あと、あとがきがファンタジーで意外と好きです(笑)
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土橋真二郎のデビュー作?
密室に閉じ込められたクラス全員
人工知能の言う事を聞いていれば最低限の生命維持に必要な生活は可能
文化的な生活をおくるためにはゲームで自分達の場所を守らなければいけない
そんな設定
土橋作品の原点なのか、集団心理の初歩の描写がされてある
人が死なないので某館や某ジレンマまでの悲惨さはない
ただ、「やっぱり集団って怖ぇ~」って思わせるあたりは流石
ただ、ラノベという意識で読んでしまったからなのか、キャラクターの性格がいかにもな設定
やれやれ系の主人公が何故かモテ(?)たりとかね
ラストの解決する気のなさはこの頃から全開
ま、これは続編があるようなので、最後まで読んでみてからの評価が必要かな?
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本作は土橋作品に多いゲームに関する描写や駆け引きなどは若干なりを潜めて、主人公の「サークル」に対する客観的な考察に重きを置いている。そういう意味では内容の濃い作品だった。
最後は展開としては駆け足だったように感じたが、作者が描きたかったのが支配する・される、それによる優越感・劣等感の構造で、ゲームの決着ではないのでそういう目で見れば綺麗にまとまった作品だと思う。
ただやはりゲームと心理との接続があまりなかったかな、という印象。
あっあと「中途半端に続編書いて途中で投げ出すより1冊で完結させろ」と言いたい土橋に。
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修学旅行に向かっていた高校生たち。目が覚めたら密室。知らないうちにはめられていた腕輪。
人工知能ソフィアと名乗る何者かがいう。「世界は滅亡しました。ここはシェルターです」と。
主人公は管理下に置かれることを嫌い、腕輪を外してしまう。
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面白かったよ.
気が付くとクラスメイトと密室に居た.
訳もわからず呆然とする一行の前に人工知能ソフィアを名乗る存在が現れる.
そのソフィアが示したのは,唯一絶対のルール.
ソフィアに従う事.従えば生命は保証される.
千葉紀之はそのルールに対する瞬間的な嫌悪感からソフィアの庇護と呪縛を拒否する.
他の30人のクラスメイトは恭順を選び,ルールが支配する奇妙な日常が始まった.
孤立した紀之はやがて一つの決断を下す.
というわけで,
密室でルールに従う生活を強いられているんだっ!
という話.
面白かったよ.
オチがちょっと弱かったけど.
和泉ちゃんの尻が良い().
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閉鎖された空間に閉じ込められて、脱出方法も明確な目的も説明されないままゲームが行われるお話。いわゆるカイジの限定ジャンケン系。ただ、こちらの主眼はどちらかというと群集心理に重きを置いている感じ。ただ、トリックの部分がやや弱いか。カイジ好きで中二病全開なのが楽しめる人なら。僕はどちらも好きです。
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電撃小説大賞金賞受賞作。
北海道に修学旅行へ行くはずだった高校生たちが、目を覚ましたときには謎の密室空間にいた。
人工知能と名乗るソフィアは、「人類の生き残りにあなた方を選び、保護している」と言う。
密室空間で起こる様々な衝突や、心理描写がリアルで、読んだときはぞっとしましたが、物凄く癖になります。
『学校』では正常に機能していた人間関係が、密室に閉じ込められてしまったことで、徐々に崩壊していく様子が怖いです。
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登場人物たちがとてもリアルです。
人間関係の壮絶さを見せられているそうです。
主人公も、周りの人間も。
特別、凄いことが出来るわけでもなくて、
人より少しだけ頭の回転が速いとか、人一倍面倒臭がりだとか。
只、それだけ。
孤立とルール、庇護と呪縛。
独特の世界観に引きずり込まれていく感じです。
ぜひ、読んでみてください。
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先が気になる展開の連続でアッという間に読みきりました。
最後にオチがあるかと思いきや特になく終了。
でも調べてみたら続編があるとのことで、そこに期待!なかなか考えさせられる群衆心理描写が素晴らしい!
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密室監禁脱出もの?
殺人は起こらない
クラス単位で監禁されて、駒を動かして相手の陣地をとったりするゲームをする
主人公が、ハブかれててかわいそう。笑
学年のアイドルや天使や麻雀チャンピオンなどがブレーンになってバトルする
面白いっちゃ面白いけど~~
うーん
終わり方が、黒幕とかそういうのが全くわからなかったから続き読めばわかるのかな~
でもどうしてそういうことをしてるのか、っていう理由より主人公の「サークル、仲間」論とか
そういうのがメインなんだろうなー
同級生を裸にして冷蔵庫に閉じ込めるのはやりすぎだと思う(どんびく)
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ええーな終わり方。これ、続きものだってわかったからいいようなものの、そうじゃなかったらハイパーツッコミ待ちじゃん!みたいな感じになります。解決してないんだもん!
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土橋真二郎さんのデビュー作。
主人公のキャラが鼻につくなどと少し不評だがストーリーは面白い。
何よりこの作品は2巻がかなり面白い。
とりあえず、ツァラトゥストラを読んで見て面白ければ扉の外を読むのが良いと思う。
カイジ、零のような心理、頭脳戦でエグい話が好きな方にオススメ
一巻が微妙だと感じても二巻まで読んでみてください。
Posted by ブクログ
『王様ゲーム』や『バクマン。』の劇中作『シンジツの教室』のような全知の神的な存在によって、理不尽なことに巻き込まれる類の作品。あるいは、『バトルロワイヤル』なんかもここに含まれるかもしれないですね。
そんな理不尽な出来事に巻き込まれてしまった学生さんたちの試行錯誤ストーリー。その理不尽な出来事に対し、どう向き合うか。本書には3つのクラスが登場する。それぞれ考え方もクラスのまとめ方も違うもんだから、文字通り三者三様のクラス運営、あるいはリーダー像を見ることができる。その対比が面白い!
ライトノベルだから、というと語弊があるが、薄っぺらさや中二的な何かを感じないわけではない。けれども、人との関わり方や前述したような組織運営に関わることに「なるほど」と思わされる点もありまして。そして、ライトノベルだからこそ、子どもにも訴えかけることができる。こういう本からでも、真面目に議論するような題材を見つけてくるっていうのは面白いことかもなーとつくづく思いました☆
【目次】
ミニポスター(カラー)
扉の外
第1章
第2章
第3章
あとがき
(イラスト 白身魚)
Posted by ブクログ
うまく書かれた心理描写とかゲームのやりとりとかはすごくおもしろく読めました。
ただ登場人物にあまり好感がもてなかったのと終盤盛り上がりを見せてるのに急に終わっちゃって、あれ?って感じになりました。
個人的に惜しい作品。続きに期待
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主人公の性格が受け入れづらかったけど、途中までは結構面白かった。人間のどろどろした内が上手く表現されています。金賞というのもあってかなり期待して読んでいたのでラストに愕然。よくわからないまま終わってしまった。次巻は買うか迷い中。
Posted by ブクログ
単なるシチュエーションものとはちょっと一線を画して
いる作品かもしれません。そのシチュエーションの
緻密なゲームのルールと単純に面白さは並の新人では
ないのかもしれません。ゲームのシナリオとしては
駄作でしょうが、こうして小説の中で展開すると凄く
面白い!
反面、主人公達、高校生の人物描写の甘さや、
結局主人公のあまり思い入れが出来ない一環して
いない行動など詰めの甘さも同居しています。
あ、あと異常なまでにモテるのもなんかイラっとしますw。
そのモテ男を囲む美少女達もまだまだ一癖も
二癖も抱えていそうな腹黒キャラでその辺りを
もっと黒く、ドロリと描いても良かったのかも...。
結局、支配するもの、支配されるもの...この構図は
どんな小さなサークル、コミュニティに於いても
逃れられない...のか?
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彼氏から借りた、あまり読まないタイプの小説。誰が、何のために?突然、サバイバルゲームに参加させられることになってしまった生徒達の奮闘ぶりや人間模様が面白かった。
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1巻が出た瞬間からその感想が「すごく面白かった」と「QZ小説」の真っ二つに分かれたというある意味問題作。自分は前者(重要)でもある。個人的には全巻通して普通に楽しめたクチだが、1巻を面白く感じた人は2巻がイマイチに、1巻でダメだったけと2巻を読んでみたら結構イケた、という意見も結構あるのがめずらしい。
1,2,3巻すべて異なる主人公からの視点で描かれているが、その全員が「行動に共感できない、割とダメな子」というのも特徴。
「電撃版バトルロワイアル」とも揶揄されるように、人間のイヤぁな部分を見せつけられるような内容。結末から言っても、おそらくは受け入れづらい人もいるかと思う。それでも主人公とヒロイン達との微妙な感情のやりとりや、ルール内における駆け引きの描写力には惹き込まれるものがあった。
たしかに読後もどかしい部分はあるかもしれない。でも少なくとも、それがどのようなものであれ、読んだ後に強い印象が残る本である事は確かである。こういう本、自分は好きだ。