土橋真二郎のレビュー一覧
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出たっ! この現実的に決して収束しない恒例の
エンディング!! このラストの為に上中下の3巻を
読んだかと思うと...少々切ないっすw。
でも、全体的には面白かったですね。最終的には
やはり究極の個人戦へと突入し、その中でも
救済措置の逃げ道は残しており、読んでいても
凹むだけのダークな展開に終始していないのも
良かったのかも?
まさかの第2ステージはカイジの限定ジャンケン
にも似たルールで上中巻の流れからしたら
少々急な印象もしますが、対人同士の
コミュニケーションツールとして、主人公の
「篠原」に大きな大切な事を気付かせるのに
いい役割を果たしてますよね。
諦めにも似たラストの着地を除 -
Posted by ブクログ
疑心暗鬼の中盤戦。未だにこのゲームのゴールの
提示のないまま時間だけは過ぎて行く中、キーパーソン
と思わせる雰囲気満点だった放送委員長「涼子」の
暴走により均衡が一挙に破壊されて、いよいよ
終盤の局面に突入して行きます。
今作はよりシンプルなルール設定故、ストーリーの
進行もよりスムーズで集中して読めます。
中盤戦らしくこのゲームのゴールを匂わせつつ
当初の展開よりももう一歩先の悪意のある
ドロドロとした展開ぬ無理なく持っていくのは
上手いですね。途中、例によって唐突な
恋愛モードを挟むのが正直...テンション下がって
しまいますが、誰かを陥れてでも助けないと
いけないという設定にするには. -
Posted by ブクログ
久しぶりの上中下巻の大作ですね。今まで読んだ
土橋作品nスタイルはそのままの人の生き死にの
かかったゲーム性の高い作品。敢えてなのか、
これしか書けないのかは分かりませんが基本設定は
ここまでは一緒ですね。まだ上巻という事もあるのか
ルールはかなりシンプルで分かり易いです。
なのでその分読み易い。
上巻ではルールと登場人物の設定と人間関係の
伏線を張ったところでしょうか?
これからの展開で極限状態における人の
弱さと悪意と正義感と個人の意識と...様々な
事がダークなトーンで展開されるんでしょうなー。
集大成的な展開を期待しつつ中巻へ。 -
Posted by ブクログ
突然、教室に集められた学生。
教室は今までとは違っている。
黒板も、ロッカーも。
校庭には謎の穴がある
誰もが新入生のために変えたんだと思っていた
そして、唐突にゲームが開始される。
ルールは簡単。
生贄を捧げれば他の人は少し生きながらえる。
生贄の捧げ方は自発的に穴に身を投げるか、投票で決めるかどちらか。身を投げた方が他の人が生きながらえる時間は長い。
さて、どうするか。
そんなゲームを描いた作品です。
ただ、内容の割には長いかなぁ
つまらないわけじゃないんだけど、ちょっとなぁという感じ
発売時期が分散したということもあり、間に他の本を挟んだというのもありますが。。。
結末も -
Posted by ブクログ
単なるシチュエーションものとはちょっと一線を画して
いる作品かもしれません。そのシチュエーションの
緻密なゲームのルールと単純に面白さは並の新人では
ないのかもしれません。ゲームのシナリオとしては
駄作でしょうが、こうして小説の中で展開すると凄く
面白い!
反面、主人公達、高校生の人物描写の甘さや、
結局主人公のあまり思い入れが出来ない一環して
いない行動など詰めの甘さも同居しています。
あ、あと異常なまでにモテるのもなんかイラっとしますw。
そのモテ男を囲む美少女達もまだまだ一癖も
二癖も抱えていそうな腹黒キャラでその辺りを
もっと黒く、ドロリと描いても良かったのかも...。
結局、支 -
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Posted by ブクログ
電撃では結構多く作品出されてる方なのですね。初読です。
そして人気のある作家さんみたいです。
クローズドサークル+人狼ゲーム+そして誰もいなくなった...的な
シチュエーションもの。
この手の作品はどうしても、この非日常かつ無理繰りな
シチュエーションを作り出す事。そして作品中のゲーム説明を
いかに自然に(?)無理なく、かつ読者に分かり易く提示出来るかが
鍵ですよね。その上ストーリーでも引っ張っていかないといけないんだから、書く側からしたら結構ハードル高いように
思うんですよね。
割とその部分にページ分量を費やしたこの上巻。
自然さは疑問符ですが分かり易く説明しつつ、ストーリーを
ここまで上 -
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