土橋真二郎のレビュー一覧

  • 殺戮ゲームの館<下>

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    とりあえずこれで上下巻制覇。
    一夜を迎えるたびに次々と人が死んでいく。

    ゲームのルールは至ってシンプル。
    犯人が殺す人間の部屋を決めた時点でその人間が武器を持っていたら犯人の負け。もしくは犯人と残りの人間を含め2名になれば犯人の勝ち。
    その中でも冷静な女子高生、藍の洞察力、推理力は読んでいて面白い。

    推理を楽しむと言うよりその密室の中の人間関係、心理を読むことでこの作品をもっと楽しむことが出来るんじゃないだろうか。

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    2011年03月26日
  • 生贄のジレンマ<下>

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    そりゃこういう風に終わらせないといかんよなぁという感じ。別にそれが悪いわけではないし、納得だし、まとめ方がうまいなぁと思う。最後は考えさせられる所もあるし、満足の3冊でした。

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    2011年01月02日
  • 生贄のジレンマ<下>

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    上中下巻の年越し読破。大変面白かったが、いろいろな意味で何だかすっきりしない…。人と人の つながりとは?人が生きるということは?そしてあのラスト。答えを求めてはいけないのだろうけど、新年からもやっとする。

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    2011年01月01日
  • 扉の外II

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    特殊な状況下に幽閉された8クラスの生徒達の行動から、ヒトのドロドロとした本性を描く
    それを描き出すための「ゲーム」のシステムはオチも含めて全巻より秀逸。

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    2013年01月14日
  • 生贄のジレンマ<上>

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    筆者の処女作である扉の外のテイスト色濃い本作品。当時より明らかに技量が上がっています。個人的には、モロに作者の感情吐露のような表現の連続だった初期テイストも好きですが・・・。先が気になってどんどん読み進めてしまいます。時間がある時にまとめ読みを!僕は徹夜になってしましました・・・。

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    2010年11月03日
  • 殺戮ゲームの館<下>

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    不安と恐怖に押し潰され・・・人間の黒い部分を隠すことなくまた一人また一人と死んでいくサークルのメンバー。サバイバルゲームの解決編です。

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    2010年09月28日
  • 殺戮ゲームの館<上>

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    大学のサークルメンバーで集団自殺が起こった現場を見に行くことに。探しているうちにいつの間にかクローズドサークルに・・・
    一人死に・・・二人、三人と死に・・・徐々に不安と恐怖に押し潰されていく登場人物達の心理などが非常にうまく書かれていて面白かったと思います。

    昔ネットで人狼というゲームをやったことがあるんですが、それを参考にした部分もあるのかはわかりませんが、設定に似た部分があり、懐かしさも含めて楽しんで読むことができました。

    人狼(村の中に村人に化けた狼が入り込み、夜の間に一人ずつ村人を食べていきます。村人は村にいる能力者の力と議論を駆使し、1日に一人、日没までに狼が化けているであろう村

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    2010年10月13日
  • 殺戮ゲームの館<下>

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    クローズド・サークルものが好きならオススメかと
    米澤穂信のインシテミルと同じような状況設定ではあるものの、前者は遊び心を加えた軽い感じのノリに対して、こちらは当事者達の心理描写を主に描き少し重たい感じ
    呼んでる最中、汝は人狼なりや?を思い出しました

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    2010年09月10日
  • 殺戮ゲームの館<上>

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    クローズド・サークルものが好きならオススメ
    米澤穂信のインシテミルと同じような状況設定ではあるものの、前者は遊び心を加えた軽い感じのノリに対して、こちらは当事者達の心理描写を主に描き少し重たい感じ
    呼んでる最中、汝は人狼なりや?を思い出しました

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    2010年09月10日
  • 殺戮ゲームの館<上>

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    内容は、タイトルから想像出来る内容です(笑)
    「集団自殺の裏側…。密室に閉じ込められて、殺戮のゲームが始まりを告げる…戦慄の密室サスペンス!」
    この著者のデビュー作『扉の外』も、同じようにゲームを題材として、極限のサバイバル・ゲームが繰り広げられる内容で、なかなか面白かったので今作も購入しました。
    極限状態での、感情・思考表現とか読み応えあるかなと。
    良心の葛藤、人間の醜いところも抉り出すのが、読んでいてとても痛いけど、でもそこがいい(笑)
    そして、集団自殺の裏側をこういう話にしてしまう発想は、面白いと。
    でも、魔物役に関して、ヒントになる描写が少ない気はするかも(;^_^A

    読んで思い出し

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    2010年07月01日
  • 殺戮ゲームの館<上>

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    凝った設定のゲームを作り上げたとこが個性かな。
    登場人物たちがそれを自然に受け入れていくにつれて、段々違和感持たなくなってしまいそうで危ない。

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    2010年06月28日
  • 殺戮ゲームの館<上>

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    芸風自体は、デビュー作「扉の外」と同じライトノベル+カイジ。とはいえ、作者の力量が格段に上がっている。設定、思考描写、結末、どれをとっても素晴らしい。
    ただ、何より個人的に好評価なのはそのロジカルな左脳型の物事の考え方とそれについてのデメリットまで認識した上での描写。何故、女性は(あるいは女性型・感情型の脳の人間は)こんなにも言語能力だけ発達した非合理的な存在なのだろうと思いながら日々を生きている人には特におすすめ。自分を正当化できると同時に、その合理性が必ずしも正しいわけではないと考えるきっかけにもなるかも。
    文句なしに今年に入って読んだ小説の中では今のところベスト。

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    2011年06月24日
  • 殺戮ゲームの館<下>

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    設定はなかなかおもしろい。ただ、まず何人か死なないと攻略法も見えない設定は、ちょっと悪意が強すぎる。攻略法が見えてきた後も、部屋に向かう順番で死亡する確率がだいぶ変わってくるので、実際にはよっぽどうまく回さないと、井戸で全員死亡とかになるんじゃないでしょうか。そのあたりで設定のツメはあまいかなぁ。でもまぁ、クリアすることを前提にしたゲームでもないからいいのか。

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    2010年06月19日
  • ツァラトゥストラへの階段3

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    【内容】

    今回のゲームは、囚われた姫を救出するリアルRPG。
    現実世界(ゲーム上では精霊界)に福原、現実世界と完全リンクした仮想空間(ゲーム上では人間界)にオリビアを配したコンビは吉と出るか凶と出るか?
    パルス能力の限界をかけたゲーム再び。

    【感想】

    三度目もやっぱりスゴイ!
    よくこういう込み入ったゲームルール考えられるなぁ。込み入ったといっても、読んでるうちにすんなり理解できてるからまたビックリ。
    特にラストスパートかかってからの福原たちの痛みは、伝染してきてちょっと苦しく切なかった。そんで、調子よかった福原がカッコ良く見えるという。
    読み応え十分でラノベを見直した作品。

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    2010年06月15日
  • 殺戮ゲームの館<上>

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    土橋さんの作品ということで読んでみましたが、 さすがのクオリティだと思います。
    ただ読んでいるとテンションが下がりますね。

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    2010年05月20日
  • 扉の外II

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    前作主人公が転じ、高橋を主とした時間軸で引き続きシェルター内部の疑心が悪化した二作目。今にも壊れそうな秩序の上にどろりと聳え立つ人間関係の壁。閉鎖空間に並ぶ優劣社会。信じるか裏切るか、それはゲームのようで最も現実的な駆け引きが行われる非安息の地。時折混じる黒川との格闘に物語のスピードを感じつつも低迷を走る生徒の警戒が物語の変動を引き止めています。恋は思考を麻痺させ、ストレスは人間味の代償に爆発的な負のスパイラルへ陥る最中、鳥篭の意外な終息にページをめくる手は止まることを忘れていました。最後の最後に思考を殺さなかった高橋はほんの少しだけ情けなくて、いつもの何倍も男前にみえるあの感覚は完全な土橋ワ

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    2010年05月20日
  • ツァラトゥストラへの階段2

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    【内容】

    建物の全体像がまったく分からない状態からの脱出ゲーム。
    キングとクイーンがペアとなり、協力して出口を捜していくシステム。
    しかし、この暗中模索のペアが複数いる時、ゲームはそう簡単には終わらない……。

    【感想】

    心理戦、頭脳戦、肉弾戦。男と女。人と金。
    人間世界の縮図を見るようなゲームだった。すべてのバランスが微妙に変化しながら保たれてこそ、生きていけるという。

    この作品、読んでいると心地よい疲労を感じて、結構ハマる。
    自分で状況を想像できるようになると、どんどん読める。

    今回、前巻で抱いた福原のイメージとはまた違う部分が見えたりして、結果的には私の中で男前度UP。

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    2010年04月25日
  • 扉の外II

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    1巻に続いているような続いていないようなそんな1冊になってます。
    相変わらず土橋ワールドにどっぷりです。

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    2010年04月19日
  • 扉の外

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    密室とそこで行われるゲームの話
    心理描写がすごい
    3巻で終わったのはちょっともったいなかったなと思う

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    2010年03月30日
  • ツァラトゥストラへの階段

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    デビュー作、扉の外の次の作品。作風は相変わらずラノベカイジ。ただ、前回の反省か、ドロドロな感じは大分抑えられ、救いのない感じはなくなった。ただ、「熱」みたいなものが少なくなった気がする。人に勧めるならこちらだけど、食傷感も含めこの点数。

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    2010年03月12日