谷川嘉浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読むのにとても時間がかかる本だった。
斜め読みでは全然言葉が入ってこなくて、自分の頭の中で都度咀嚼しながら読み込む必要のある本だと感じた。(そういう作りになっているのか?と感じるほどに)
常時接続できる私たちの生活において、「孤独」を楽しむことの重要性を凄く感じた。
ふと振り返ると、普段よく口にする言葉で、本書で指摘される内容に関連することがあると気づいた。
例えば、「スマホを見ていると時間が溶けていく」という言葉。要は本書で言う「酩酊」している状態を指していて、最適化の渦に巻き込まれて深い深いダンジョンに迷い込んでいるような気分になっているのだと思う。
他の例として、「自分の気持ちに嘘を -
Posted by ブクログ
寂しさや孤独、人との繋がりをリアルではないSNSで紛らせる現代人。常にオンラインな感じで集中力が欠けていて、なんとなくスマホを手にとってしまい溢れすぎている情報を見て、疲れてしまう。こんな悪循環な世の中は良くないと思う。趣味に没頭することの大切さを再確認できた。
私が子どもの頃、ガラケーもない時代でした。ファミレス行って注文待ってる間、何していたか?家族で会話を楽しんだり、静かにできず怒られたりしてましたが、現代人はそれができない印象があります。
すぐスマホを手に取り、周りが見えない人が多い。近い将来がとても怖いです。
スマホより楽しいことあるよ、と言いたい。例えば、没頭できる趣味を続け -
Posted by ブクログ
衝動
内発的動機、モチベーションでは説明できない
言葉による説明からは何かしらがこぼれ落ちる。捉えきれない。
合理性を超えた何かがある 不合理である
人の行動を不連続に変える
否定神学、肯定神学
否定から始め、悩むべきポイントを絞る
広告産業、文化産業
他者の欲望を自分の欲望としてコピーするもの。本質的な内発的動機がない。消費者は自分が何を発しているのかわからず他人から刷り込まれたものを自分の欲望と思ってしまう。
強い欲望ではなく深い欲望
個人的、文脈依存、細分化されている もはや偏愛
行動となって現れた偏愛の先に、言い当てられる衝動がある
→好きやこだわりを細かく、詳しく語る
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Posted by ブクログ
人間にできてAIにできないこと、それはパッション、情熱、と聞いたことがある。
確かにそうだ。
この新書のタイトルの「衝動」も、情熱と同列にしてもよいのではなかろうか。
AIに衝動があったらたまらん。ハルシネーション?違うだろう。
新書は「チ。」のエピソードから始まる。
あいにく読んでないのだが、話題なのは知っている。
しかしチが何かは知らなかったが、
どうやら地動説、のようだ。
あの当時、地動説を信じても何もいいことはなかったはずなのに、
ヒーローはそこを突き詰めていく。
それこそ衝動だ、ということ。
そのあと衝動を突き詰めていくのだが、
正直消化しきれていない。
衝動に目的がついて、計画 -
Posted by ブクログ
スマホが、いかに私たちを「自分自身から遠ざけているか」を痛感させられた一冊だった。
スマホから離れたいのに離れられない自分を責める気持ちで手に取った本だったが、なぜスマホが手放せないのか、そして離れたときに自分の中で何が起こるのかを、現代社会の背景から丁寧に解き明かしてくれる。これまで言葉にできなかったモヤモヤが腑に落ち、「そういうことか…!」と思えた。
依存してしまうのは個人の弱さではなく、時代との関係性でもあると知り、少し肩の力が抜けた。哲学的な内容も身近な例で補足されていて読みやすく、学生から大人まで楽しめる奥深さがある。
スマホから離れることは、単に刺激を減らすことではなく、静か -
Posted by ブクログ
「本当にやりたいこと」という言葉の弊害。過去も現在も未来の自分も同質で、常に同じことを志向していると勘違いさせてしまう。
そうではなく、今の自分が抱いている、今後変化しうるであろう、深い欲望→「衝動」に目を向けるにはどうすればよいか、という本として読んだ。
かなり具体的な手順が書かれていて良かった。自分の個性的な偏りが出ている行動「偏愛」を探して、それをかなり精密に言語化した上でやや抽象化することで、自分の求める「衝動」を理解する。またその「偏愛」を探すためには、世界に対して実験的に働きかけることで、世界の側から何かが返ってくるのを待つ必要もある。
といった感じ。
言語化するためには、書き -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書を読んで、自分に当てはめて考えてみると、マルチタスクに関することと自分自身への注意が足りていないなと感じた。ゲームをしながら友人と話し、空き時間にスマホを見る。ご飯を食べながらYouTubeを見て、通勤しながら音楽を聞く。こうしたマルチタスクは感覚を分散させてしまっている。これがクセづいてしまうと、一つのことに集中して何かをすることが困難になり、得られる感情も分散してしまう。そんな危機感を覚えた。
通勤電車で周りを見ると、本当に全員がスマホを見ていることがある。悪いことかどうかは測りかねるが、動画やチャット、ネットサーフィンを行っているのだろう。風刺画によく出てくるように、スマホが主人で首 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白いとは思ったが、著者の言うとおり中々刺しにくる言葉でうっ...となることもあった。
【所感】
孤独は重要だ。自分と向き合う意味で。現代人はこの時間が少なすぎる。スマホによる常時接続で自分と向き合う時間が少なすぎる。結果、感受性が落ちている。
一方で、孤独は大事ではあるものの自己完結もまずい。答えは自分の中にあると思い込んでいるのが1番やばい。他者と関わって思い込みから抜け出せ。
哲学に矛盾はつきものだけど、最終的にはバランスなんでしょうかね。
このように答えが出ないものを考え続ける「ネガティヴ・ケイパビリティ」も大事なことなのかな。
【学び】
・孤独はネガティブなものではなく、目