谷川嘉浩のレビュー一覧
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ネガティブケイパビリティ
本書によると、物事を宙づりししたまま抱えておく力と定義されています。早期解決が重要視さる現代とは真反対の考え方です。人からの紹介で読んでみたのですが、自分がとても苦手なことが良くわかりました。
言い換えると「待つ力」とも捉えることができます。他人に対してビジョンを指し示すのではなく、自分自身で描いてもらう、あるいは考え続けてもらうということだと考えております。
ある意味では他社に対して「問い続けること」に近いのかもしれません。互いにわからない答えを探すために問いを続けることで少しずつ課題や不安がクリアになっていく
その役割として「思考の共犯者」がとても大切な存在です。 -
Posted by ブクログ
書店で見つけて気になり、軽いきっかけで手に取った『スマホ時代の哲学』。
第1章は最初ちょっと入り込みにくさを感じたものの読み進めるほど一気に面白くなっていった。特に「モヤモヤしていること」「はっきりしないこと」「難しいこと」を、すぐ答えにせず、そのまま抱えて進むための視点が印象的。章ごとに“いま自分はどこに立っていて、どんな流れで話が組まれているのか”という土台が示される構成も面白く、比喩や言葉選びも含めて、かなり気を配って書かれている感じがした。
第2章では「自分の頭で考える」という言葉の浅はかさを突かれる。自立しているつもりで、実は空気や借り物の言葉に乗っていないか――その問いが刺さる -
Posted by ブクログ
難しかった。色んな分からない概念を説明してもらえるので、全部それを飲み込めれば進める。飲み込むのに時間がかかるところが私はそれなりにあったから難しかったかなって。
例をかなりポピュラーなもので説明していたけれど、それを知らないとやっぱり完全に理解できたみたいなものを感じにくくてその部分何回も読んだ。
「自治」がいいなと思った。
ここでいう趣味をあんまり持ってないんだけど、パッと浮かんだのが編み物だったからまた編み物したいなぁって気持ちになった。
モヤモヤしたまま持っておくのってAIが発達してからあんまりできてないかもしれない…。でもぐるぐる悩んでいることも実は多いのかも…。とか色々考えな -
Posted by ブクログ
・自分の内から起こる、わからないけど、説明しようがないけどなぜかやりたいという気持ちが湧いてきてしまう、非合理的な力。それが衝動。
・偏愛は具体性を持って現れた衝動の一形態。
・知性を持って衝動を理解する。衝動は目的を示す。知性はそこへ向かう方法を計画する。
・自分を多孔質にすることにより、内部・外部と融和し衝動を見つけていくこと。
このあたりの言っていることは、納得感もあったし、実感もあって理解できた。自分も偏愛を丁寧に探していこうと思った。
が、読後感としては、うーんなんか、あまり内容があるように感じなかった。
言っていることは自分の生き方・感覚と近い気はしたのだが、その感覚がうまく言語 -
Posted by ブクログ
難しい、理解し難い人や場面に直面した時にすぐに白黒つけたがる節が自分にはある。
モヤモヤした感情を抱えているのはむず痒いし、決断を先延ばしにして時間を無駄にすることもしたくないからだ。
だが、分からないことを深く咀嚼し、モヤモヤを抱えた状態のまま過ごすことで、また新たな(これまでの自分の価値観では到達し得ないような)次元に到達することがある。と言うか、このプロセスを怠ってしまうと、一生自分のステレオタイプに固定され、その反響の中だけで生きて行くことになる。
このモヤモヤを留め、深く咀嚼する能力を著者はnegative capabilityと定義する。
ネガティブ•ケイパビリティを可能に -
Posted by ブクログ
自分自身も常にマルチタスクに置かれ、同僚からのTeamsの返信が遅い事についぞモヤっとしてしまいがちです。
現代社会は常時接続のマルチタスク状態で孤立と孤独が足りないと言う事も十分に理解できるのですが、まぁそんな世の中だからと割り切ってしまっている自分もいます。
筆者も人により哲学が必要なタイミングは違うと言っていますが、とは言え、スマホが有っても無くても、孤立して孤独に自省する人間はするし、しない人間しないだろうなと、少し前に読んだ『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』と言う本と似たような感想でした。
私は生きる上で必要な要素として、土台・知識・使い方の3つを意識していますが、あえて哲