谷川嘉浩のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネガティブケイパビリティ
本書によると、物事を宙づりししたまま抱えておく力と定義されています。早期解決が重要視さる現代とは真反対の考え方です。人からの紹介で読んでみたのですが、自分がとても苦手なことが良くわかりました。
言い換えると「待つ力」とも捉えることができます。他人に対してビジョンを指し示すのではなく、自分自身で描いてもらう、あるいは考え続けてもらうということだと考えております。
ある意味では他社に対して「問い続けること」に近いのかもしれません。互いにわからない答えを探すために問いを続けることで少しずつ課題や不安がクリアになっていく
その役割として「思考の共犯者」がとても大切な存在です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ忌み嫌われ者と向き合う
本書は私たちがいつ使い始めて、いつ使い終わったかすらわからないスマホがある時代に自分と向き合うことの必要性について考える本。
私たちが忌み嫌ってきた寂しさ、退屈を通して自分と向き合う。何かわからないモヤモヤに対して創作等を通じ様々な感性を育てていくことを理解した。それが自分の場合には毎日の日記で消化されていると考えた。
個人的にこの本は難しく感じたが、きっと哲学の入門書くらいの難易度なのだろう。 もしこの本で孤独や退屈に対峙したくなったら「幸せな孤独」を読んで欲しい、かなり有用であり表現もわかりやすいのでおすすめである。 -
Posted by ブクログ
スマホが手放せなくなり、常時接続が当たり前の時代、孤独の時間を作ることが難しく、辛い気持ち、モヤモヤした気持ちから容易く逃れられる、薄く繋がったSNSに容易く頼れる時代、そこで吐き出してもなんか虚しい、虚しいのは繋がりが軽いから、それは「寂しさ」につながる
辛いことがあった時、孤独になって静かに自己に語りかける、でも、自己の中にたくさんの多様な自分を置いて語り合おう、そのうえで仲間と話そう、そんな内容だったかなと思います
哲学のお話なのでどうしても難しいついていけないところもありましたが、「孤独」な時間を作ることの大切さを知れたことはとてもありがたかったと思いました -
Posted by ブクログ
現代社会は、スマホでいつでもつながれる常時接続の世界である。
スマホのわかりやすい刺激によって、不安や退屈、寂しさをごまかし、「画面越しのつながり」に頼りすぎている。
こうしたつながりは反射的であり、深い対話や自己との対話を奪う。
本来、人が一つのことに集中して没頭する「孤立」や、自分自身と向き合う「孤独」の時間が失われている。
孤独は大切な時間であり、自分と向き合う時間を取り戻そう!
・哲学に惹かれる人は、多かれ少なかれ、生きることの不器用さに心当たりのある人。
・哲学は、どんなタイミングでも、誰にとっても必要とされるものではないという性質を持つ。まさかのタイミングにちゃんと思い出せるよう -
Posted by ブクログ
書店で見つけて気になり、軽いきっかけで手に取った『スマホ時代の哲学』。
第1章は最初ちょっと入り込みにくさを感じたものの読み進めるほど一気に面白くなっていった。特に「モヤモヤしていること」「はっきりしないこと」「難しいこと」を、すぐ答えにせず、そのまま抱えて進むための視点が印象的。章ごとに“いま自分はどこに立っていて、どんな流れで話が組まれているのか”という土台が示される構成も面白く、比喩や言葉選びも含めて、かなり気を配って書かれている感じがした。
第2章では「自分の頭で考える」という言葉の浅はかさを突かれる。自立しているつもりで、実は空気や借り物の言葉に乗っていないか――その問いが刺さる -
Posted by ブクログ
難しかった。色んな分からない概念を説明してもらえるので、全部それを飲み込めれば進める。飲み込むのに時間がかかるところが私はそれなりにあったから難しかったかなって。
例をかなりポピュラーなもので説明していたけれど、それを知らないとやっぱり完全に理解できたみたいなものを感じにくくてその部分何回も読んだ。
「自治」がいいなと思った。
ここでいう趣味をあんまり持ってないんだけど、パッと浮かんだのが編み物だったからまた編み物したいなぁって気持ちになった。
モヤモヤしたまま持っておくのってAIが発達してからあんまりできてないかもしれない…。でもぐるぐる悩んでいることも実は多いのかも…。とか色々考えな -
Posted by ブクログ
・自分の内から起こる、わからないけど、説明しようがないけどなぜかやりたいという気持ちが湧いてきてしまう、非合理的な力。それが衝動。
・偏愛は具体性を持って現れた衝動の一形態。
・知性を持って衝動を理解する。衝動は目的を示す。知性はそこへ向かう方法を計画する。
・自分を多孔質にすることにより、内部・外部と融和し衝動を見つけていくこと。
このあたりの言っていることは、納得感もあったし、実感もあって理解できた。自分も偏愛を丁寧に探していこうと思った。
が、読後感としては、うーんなんか、あまり内容があるように感じなかった。
言っていることは自分の生き方・感覚と近い気はしたのだが、その感覚がうまく言語