谷川嘉浩のレビュー一覧
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難しい内容でした。
現代社会はストレスに晒されている。
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その対処療法として自己啓発やスマホによるアテンションエコノミーが蔓延っているが、鬱や適応障害に対する対症療法に過ぎない。
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こんな時代でも人生を豊かにするのは、孤立して孤独になること(特に孤立することが、スマホ時代には難しい)
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他者の存在から物理的に離れ、自己との対話をすることが重要
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その際に、自己完結(堂々巡り)になる可能性があり、自分の頭で考えるだけでは悲惨な結果になる可能性があるため、多様な人を心に住まわせる
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その為には、他者や、他者の思考は100理解できない前提に立ち、謎を謎のまま、消化不良を抱えること。(容易 -
Posted by ブクログ
思考の共犯者による対談。対話からではなく観察から。
・一問一答的世界観
・信仰と陰謀論
・アテンションとインテンション
・「言葉」に乗っ取られる世界観
金づちしか使えなければ釘に見える
◯(陰謀論やカルトも、フェアネスを求めるリベラルや保守も、区別がつかない)危うさを避けたいなら、「正しきナラティヴへの覚醒」ではなく、自分の体験を吟味する批判的な姿勢が必要となるはずです。自分の経験や行動を、多角的な視点から捉え直し、評価すること、つまり、自己相対化です。
・「観察」の役割
・イベントではなくエピソード
・いつでもどこでも誰とでも成立する言葉ではなく、手触りのある言葉で -
Posted by ブクログ
心に残るフレーズが本当に多くて、
今感じている違和感や歩留まりのヒントになることも多くて、本当に手にとってよかった…
想像力ってどう鍛えるのか?そんなことが仕事の中で考えていたが、まさかここにヒントがあったとは笑
多くの哲学者や引用から非常に腑に落ちる言葉に翻訳をしているわかりやすさに、何度でも読み返したいと感じた
あとがきを読みながら、本書を通しながら
仲の良かった人を思い出した
色々あり、今はお互いの誕生日くらいの連絡頻度ではあるが、今でも大切な存在で
あの人とはネガティブケイパビリティを共有し合える人だったんだと思う
思ったこと感じたこと、もやついているけど言葉にできないことを臆せ -
Posted by ブクログ
ネタバレ『ゆる言語学ラジオ』のパーソナリティである水野さんが推してたので購入。曰く「面白すぎてページが止まる」とのことでしたが、本当にその通りでした。
有名な漫画やアニメの登場人物のセリフから思索する方法はとっつきにくい”哲学”を身近に感じやすく、読みやすくしてくれていると思います。文体自体も非常に読みやすく、けれど単純化はされていない。だからこそ、メモを片手に考えてしまう。
副題にもある『常時接続の世界』というワードには何度も立ち止まり、考え、メモを取っていた。
特に携帯(スマホ)に対しての自分のスタンスがいつの間にか変わっていたことに、この本で読むまで気づかなかったことに、自分で驚きもあった。
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この本でいう「衝動」は、モチベーションの語彙では説明しきれないものだ。衝動に突き動かされている行動は、「え?なんでそんなことをそんな熱量で?」と、周囲や自分自身が疑問に思うくらい非合理な動機であり、“要領のいい”行動、"賢い”行動とは無縁なものである。
衝動を持つ人は、ちょっと不可解ではちゃめちゃ。「自分ではもうコントロールしきれないくらいの情熱」「過剰なパッション」と表現されたりも。
自分にはそんな「衝動」はないな〜特に今は気持ちも塞ぎ込んでいて、何をしても楽しくないし、何が楽しいかもわからない。
そんな状況を打破するために、本書では自分の「偏愛」探しを勧めている。自分の中で何 -
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また読み返したいと思える本に久々に出会った。
君たちはみんな激務が好きだ。
君たちは自分自身に耐えるのが下手だ。
君たちは自分を忘れて、自分自身から逃げようとしている。
このニーチェの言葉を、
冒頭で読むのと末尾で読むのとでは捉え方がかなり変わる。
スマホのせいで、孤独や孤立のない常時接続の時代。
常にマルチタスクで生活自体がもはや激務。
一つのことに集中はできず、孤独じゃないのに寂しい世界。
私たちに必要なのは、敢えて孤独をつくり自分と対話する事。
それには「何かを作る、もしくは育てる趣味」をもつ事が有効。
例えばエヴァンゲリオンの世界が滅亡しそうな中で、加持さんがスイカをこっそり -
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「将来の夢」とか「やるべきこと、したいこと」みたいな大それたことではないところに降ろしてくれた。それも言葉では分かってるし、何度も聞いたことではあるけど、本書にも書かれているように様々な人物や物語を散りばめてくれて、それらはその人のその時点での正解であって、各個人には当てはまらない。
とは言え共通項はあるだろう。「自分でも驚く言動」「セルフインタビュー(自己理解、偏愛、癖)」「社会性(観察し判断して意味を付与するループ)」
ただ、すぐに人生を変えるような衝動とその付き合い方を身に付けられる訳ではないから実験精神で生きましょう。そうそっと背中に手を当ててくれる本でした。 -
Posted by ブクログ
アンデシュ・ハンセン「スマホ脳」を読んで弊害はよくわかったから、もうスマホを手放せばいいんでしょ?と直球策で暮らせるかというと、やっぱりいまの世の中それは無理で。弊害は理解しつつもスマホがある前提で、自己とのよりよい付き合い方をきちんと考えようよ、という真面目かつ親密な語りかけスタンス。
スマホの登場により常時接続が可能になった世界で、「孤立」「孤独(自己対話)」が失われたと著者はいう。燃えよドラゴンやエヴァの引用を多用しながら、加持リョウジボイスで「趣味を持て」と勧めてきます。
直接岩波文庫の古典に触れなくても、まずは「スマホ時代の哲学」あたりからなら中高生でも新書に馴染めるはず。参考文 -
Posted by ブクログ
谷川さんの文がとてもお洒落でやわらかく、理解しやすかったとともに読んでいてとても楽しかったです。
読書中、自分のことだ!とハッとするような言葉に沢山出会いました。
中でも、p342で引用されていた黒井千次さんの言葉が印象的でした。会話をしていて、「答えが欲しいわけじゃなかったんだけどな〜」と思う場面が時折あります。今まで性格や考え方が異なるから仕方の無いことだと思っていましたが、この引用をきっかけに振り返ってみると、自分でも話してみるまで答えが欲しいものなのか否かが理解できていないということが問題なのかもしれないなと思いました。話し始める時に理解できていたら、「これは一緒に考えて欲しいもので