谷川嘉浩のレビュー一覧

  • 増補改訂版 スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか

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    最後に書かれているドミニク・チェンさんの解説が、実は一番好きだったかもしれない笑。最後までじっくり読んでよかった!

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    2025年12月04日
  • 増補改訂版 スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか

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    哲学という、とっつきにくい領域を、アニメや映画を織り交ぜながら、現代に合わせたトーンで書かれていて読みやすい。

    学問として突き詰めている著者が書く内容は、凡百の自己啓発本とは一線を画す。

    自分の頭で考えたものは限界がある
    もやもやをそのままにしておく力を持つ
    孤独であるべき
    自己の中に多様性があってよい

    どれも一般的な主張からは離れているが、スマホで常に認知リソースを取られている現代の中で、ハッとさせられる視点だった。

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    2025年11月28日
  • 人生のレールを外れる衝動のみつけかた

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    身を滅ぼすかもしれない“衝動”。
    その魅力を余すことなく語ってくれるのが、谷川嘉浩『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』です。

    これはもうタイトル勝ち!
    「人生のレールを外れる」という言葉に何とも言えない魅力を感じます…。

    慎重な性格の私が、特に影響を受けたのは、「試みること」に対するスタンス。
    実はこの本を読んだことで、「エンドク」という読書の時間を立ち上げることを考え、行動に移したんです。

    試しに働きかけてみることで世界がどう反応してくれるのかを楽しみにする。
    その積み重ねが、衝動を自己に憑依させる。

    この「世界の反応を楽しみにする」という待ち構え方に、私は背中を押されました。

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    2025年11月13日
  • ネガティヴ・ケイパビリティで生きる

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    3人の哲学者たちが、ネガティブ・ケイパビリティにまつわるテーマについて、熱く対話を重ねる一冊。

    「あぁ、対話ってこんな感じで行われるのか~」
    話が広がり、深まることが、知的好奇心をくすぐる。
    本を読んでいると、自分もこの対話に参加したくなる。
    (3人の議論についていける自信はないけど汗)

    このような対話の場が現実にも広がると、なんだか日常がスッキリしそうだなと感じた。

    知的興奮にあふれる一冊であった。

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    2025年11月10日
  • 増補改訂版 スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか

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    本当にすごい人ってSNSでフォロワーやいいねが多い人ではなく、自分の孤独と上手く付き合える人なんだね。私たちは、SNSの流動的な快楽に慣れすぎて、孤独や退屈に耐えられなくなっているのは受け入れたとして、無理やりスマホを自分の手元から離すのはまた毒です。どうしても気になってしまうものです。なので、自分の孤独な時間を楽しむための趣味を見つけよう。趣味を見つけると、他者の評価も関係なしに自分と向き合うことが出来てメンタルにも良い。
    まあ、エヴァや哲学を当てはめて当たり前のことが書いてありました。

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    2025年11月10日
  • 人生のレールを外れる衝動のみつけかた

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    衝動を『幽霊』のメタファーで論考していく点が印象的。
    章ごとにまとめがなさているので、難しい展開になっても道筋を見失うことなくゴールに辿り着けた。

    自分がトレーニングにかける熱量って周りから見たら『なんでそこまで?』って感じでよく言われるけど、これが衝動なのかなぁ。。

    一方で、やりたいからやってる感もあるし、その点から考えるとダニエル・ピンクの記すところのモチベーション3.0に当てはまるのかな。

    まぁ、この気持ちを必ずしも分類わけしないといけない訳じゃないし、今後も衝動の向きや目的は変わりうるだろうし。。
    ただ少なくとも、これからもキャリア的な(偶然を想定していないような)生き方はせず、

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    2025年11月04日
  • 増補改訂版 スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか

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    ネタバレ

    現代における哲学のほん。哲学と共にいるために、、、
    文字多いが、その分理解はしやすい。
    エヴァやブルースリーなどの描写を通して解説するところもおもしろい
    現代人の構造の分析•洞察•記述がすさまじい

    メモ
    •自分が迷っているということに自覚的になり、ともにいるべきであるということ。オルテガ
    •問いや謎を持たない人は生活から何か新しいことを受け取ることは難しい
    •知識のみならず想像力も共に学ぶ
    •想像力の豊かさは自分の内側に他者を住まわせていくこと
    •哲学を歩くときの三つの注意点
     考えることにも練習は必要 すぐに結果を得ようとしない
     使われている通りの言葉遣いをする
     その哲学者の想像力に沿

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    2025年11月03日
  • 増補改訂版 スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか

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    孤独は自分と向き合うための大切な時間,SNSでつながることで、自分の感情をSNS用に仕立ててしまうことが危ない。SNSに自分をハイジャックされない。寂しい気持ちを自分の中で受け入れていこう。

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    2025年10月30日
  • 増補改訂版 スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか

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    常時接続の世界で生きるには孤独に自分と向き合うための時間が必要。ただし過剰な自己愛は他人の視点という競争の軸を入れてしまう

    ・想像力を高めるには?
     ー自分の頭に他人を住まわせる
      ー書籍は解釈ではなくそのままの思考を理解するようにする

    ・心を安定させて生きていくには?
     ー瞬間快楽的なものに意識を囚われすぎない
     ー刹那的な快楽で自身のひまをうめない

    ・趣味とは?
     ー自分が孤独に没頭できるもの
     ー他人の評価が入らないもの
      ー他人の評価の視点が入ると緊急時に投げ出してしまう

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    2025年10月21日
  • 増補改訂版 スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか

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    とてもわかりやすくて、読みやすい。スマホ時代に生きている上で、薄々思っているが、気づかないようにしていることに対して、向き合うきっかけになる一冊。そして、スマホをやめろ!などという自己啓発本などの短絡的な論理を展開するのではないのも凄く魅力的だった。ネガティブ・ケイパビリティを大切にしていきたいと思う。

    スマホ時代について本書を読みながら感じたことをここにメモしておく。SNSの半義務化も問題があると感じる。InstagramなどSNSをやらないとコミュニケーションが難しくなるような現状があるように感じる。SNSをやっていて繋がることがコミュニケーションのファーストステップとなっていることにも

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    2025年10月17日
  • 増補改訂版 スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか

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    この本からの学びメモ。

    SNSから離れ、代わりに趣味に没頭し、孤独な時間を持つ。自分の中に他人を複数住まわせ、自己対話する。モヤモヤ、わからなさ、難しさがあっても、すぐに乗り越えようとせず、孤独の中で反芻して馴染ませる時間を持つのがいい。

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    2025年10月17日
  • スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険 【購入者限定】スマホ時代を考えるための「読書案内」付き

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    スマホを捨てるのでなく、スマホがありながら、病みがちな私たちへ向けた考えた方の本。
    難しい話もあるけど、なるほどなと感じさせる。

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    2025年10月17日
  • 増補改訂版 スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか

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    孤独を楽しめ!ってよくある内容かと思ったが違った。
    趣味を通してネガテイブケイパビリティと向き合う。

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    2025年10月11日
  • 人生のレールを外れる衝動のみつけかた

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    自分が就職活動中で進路に悩んでいるのと、帯にラファウがいるため購入。めっちゃくちゃ面白かった。
    ここまで個人の衝動について偏愛についてここまで詳しく解説した新書を読んだのは初だった。
    衝動を個人が持つ「深い欲望」に替えた63ページの記述が分かりやすい。「深い欲望は分かりにくく、見えにくく、捕捉しづらいのです。進路選択、就職活動(中略)告白、離別(中略)自分の欲望の捉えどころのなさ」そうなんです。衝動、もとい深い欲望は自分でも分からない、常に説明からこぼれ落ちる。めんどくさい
    著者は言語化が流行っている昨今の状況にも「言語化のサンクコスト」と言った形で84ページで警鐘を鳴らしている。「多くの人は

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    2025年10月02日
  • スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険 【購入者限定】スマホ時代を考えるための「読書案内」付き

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    とても良い本だと思います。
    最初は哲学とはどんなものなのかという、少しとっつきにくい話題から始まります。でも、読んでるうちに、気づけば自分の悩みや、嫌だと思っていることとの重なりが見つかり、さらに自己啓発の危険性や趣味の必要性という思いがけない方向に進み始めます。

    数々の著名な哲学者の言葉も引用しながら、読者に寄り添いつつ話が展開されていくので、丁寧な授業を受けているような、カウンセリングを受けているようなそんな不思議な感覚がありました。

    読書の意味、というでも興味深く読むことができました。特に2章はどう学ぶのがよいのか、なぜ読書が必要なのかという、私のこれまでのモヤモヤに対する一つの回答

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    2025年09月27日
  • 人生のレールを外れる衝動のみつけかた

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    衝動→行動が伴うと偏愛

    知性の働かせ方
    ①環境の観察
    ②記憶の探索
    ③意味の判断

    衝動は思いつきじゃない持続性がある
    回心、再生
    観察力による知性の働き→だから美術解釈による
    観察を鍛えることが支持されてる

    衛生要因
    動機づけ要因

    自己を感じやすいメディアに変える
    ジャックイン
    物語

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    2025年10月18日
  • 増補改訂版 スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか

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    常時接続の世界ではかなり多くの人が退屈をかき消すためにジャンクな欲求を満たし続けている。
    だが本当に満たされる状態になるためには孤独に少し足を満たして、自分だけで何かを営むという行為も必要になる。

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    2025年09月21日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    よすぎ!!!!!!!!!!
    チ。から広がってしらない界隈の人の話がきけるのまじ心に栄養。朝井リョウの小説泣くて

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    2025年09月13日
  • スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険 【購入者限定】スマホ時代を考えるための「読書案内」付き

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    他の作品のようにスマホによって現代
    にもたらされる現象を挙げ、批判していたが著者は自分も同じ体験を現在進行形でしていることを挙げ
    ていて他の作品よりも不快なく聞き入ることができた。また、若者向けの作品として中盤ではアニメや流行の話題に触れていて自分も共感できるところが多くてよかったと思う。

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    2025年09月03日
  • 人生のレールを外れる衝動のみつけかた

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    衝動って「衝動にかられる」とか「衝動買い」とか、負のイメージで使われることが多いのでちょっと衝撃的。人生の岐路について時々考えることがあるが、答えが出ないのはやりたいこととか夢に縛られすぎているせいなのかも。もっと衝動にまかせていろいろ道を外してみる。そしてそれを楽しむ。まさに逆説的金言。

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    2025年08月24日