谷川嘉浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレスマホが手放せないこの時代には、孤立・孤独・寂しさが必要であり、その時間を作るためには何かを作ったり育てたりする趣味を持つことが必要であるとのこと。そこには消化しきれない他者性があり、全てがコントロールできるわけではないということを受け入れる必要があると。
確かに、キャリアや人間関係など、今まではコントロールするのは難しいと言われていたものも自分で選択していこうという本やSNSの投稿を私自身もよく見ている。だけど、コントロールしきれないということを受け入れながら、そのおもしろくない感じさえ楽しむことがスマホ時代にスマホに呑み込まれないコツなのかなと思った。 -
Posted by ブクログ
哲学の本は初めて読んだが、とっかかりやすく読みやすかった。
スマホに孤独の時間を奪われている、と終始していて一見、若い人向けの話をしていると思うが、どの世代の人にも参考になる内容であると思う。
思想や行動というのは世代間でくくれるわけがなく、同世代内でも個人の差異が大きすぎる。自分は関係ないと思う人もぜひ、自分の中に他人を住まわせるつもりで読んでみて欲しいと思った。
全てを今後の自分の生活に活かす必要はなく、こういう考えもあるのか、こういう生き方をしたいと思う人もいるんだな、と柔軟に受け取れる人が増えると良いのにな〜。
ネガティヴ・ケイパビリティについて
理系的な研究をやると、ネガティヴ・ -
Posted by ブクログ
sns時代で常時他人と接続された世界でインスタントで断片的な情報過多の世界に身を置いている。
空っぽなハイテンションな活動は承認欲求や虚栄心を満たすには適しているが、逸らそうとしている退屈や倦怠感、不安は目を逸らすべきでない。孤独の中で向き合わなければならない。
ハンナアレント。
孤独=1人の中に2人いる。俯瞰した自分。
「孤独(Solitude)」「孤立(Isolation)」「寂しさ/見捨てられ(Loneliness)」を区別し、特に最後者を危険視しました。前向きな自己対話である「孤独」に対し、他者や自己との対話が断たれた「寂しさ」が、全体主義を生む土壌(孤独に根ざした孤立)になると指 -
Posted by ブクログ
[それっぽい言葉、それっぽい強い欲望]に惑わされているなぁと思いました。
本当に自分のしたい【衝動】なのか、深い欲なのか、
きちんと実験して行く必要かあると思った。
また、感じやすいメディアである必要があるらしい。そのために実験が必要らしい。
感受性を爆発させて、全てエモく感じるようになるために、キルケゴールの考え方が必要らしい。
予測だけど、自分事として捉える??とか、一つ一つ意志を持ってやるのか必要なのかも??
あと、それっぽい言葉、それっぽい欲望に惑わされるのは、【寂しさ】が原因だと感じた。寂しさについて探究したくなった。筆者的には、寂しさを埋めるためには趣味が大事らしい。恐らく熱 -
Posted by ブクログ
3名の哲学、政策学等にバックグラウンドを持つ有識者の対談を編集した一冊。正直、専門用語を追うことに精一杯で理解は半分もできたか怪しい難解さがある。まさに本書にて、拙速に理解した気になる態度の危うさを再認識した。物語的誤謬や陰謀論、マスターアーギュメントの魅力は、複雑さからの逃避でもあると感じた。わからなさに耐え、聞く姿勢を保つことが他者理解の出発点になる。世界は一問一答では動かず、視点を増やし、意見を暫定的に持つ柔軟さが必要だ。結論よりも態度を問い直す読書体験だった。この本は確実に再度決定本。読んで答えを明確にするのではなく、思考を、許容を深くする本。明確に手ごたえが得られなかったため、星は4
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Posted by ブクログ
個人的には読む劇薬。
大学生辺りから徐々に現代人ナイズされていった自分にとっては、最初からかなり刺さる部分が多かった。
ただ、孤独に向き合うことがしんどい時期にこの内容に触れると余計に病む気がする。
この本にあったように、他人と繋がることで自分自身の多様性が、他人に求められる一つの人物像に押し込められるというのはよくあることだと思った。
また、退屈な時間を潰すために断続的な刺激を受けているというよりむしろ、細切れにされた快楽・刺激を受け取り続けているのがデフォルトで、仕事などが合間に挟まることを「退屈」と呼んでいる現在の歪な状況が見て取れた。
上記の事柄がスマホを媒介して加速している今、反響