藤ノ木優のレビュー一覧

  • あの日に亡くなるあなたへ

    Posted by ブクログ

    作家、産婦人科医・医学博士

    今なら、過去を変えられる――

    大学病院で産婦人科医として勤務する草壁春翔。

    春翔は幼い頃に妊娠中の母が目の前で倒れ、何もできずに亡くなってしまったことをずっと後悔していた。

    ある日、春翔は実家の一室で母のPHSが鳴っていることに気づく。不思議に思いながらも出てみると、PHSからは亡くなった母の声が聞こえてきた。

    それは雨の日にだけ生前の母と繋がる奇跡の電話だった。さらに春翔は過去を変えることで、未来をも変えることができると突き止める。そしてこの不思議な電話だけを頼りに、今度こそ母を助けてみせると決意するのだが……。

    現役医師が描く、時をこえる本格医療・家

    0
    2024年10月24日
  • -196℃のゆりかご

    Posted by ブクログ

    母子家庭で育ったつむぎは、遠縁の義母と二人で暮らしていた。優しいけど、距離のある関係。モヤモヤする気持ちを抱えていた。ある日、義母が産婦人科に救急で運ばれ、そこで衝撃な事実を知る。

    親になるとは、すごく大変で覚悟のいることなのだと、改めて思った。保身に走るのではなく、子どものために、自分とも向き合わないといけない。

    体外受精は、自身の子どもを持つための最後の手段だけど、子どもを育てるためのスタート地点であることを再認識した。

    0
    2024年10月04日
  • あの日に亡くなるあなたへ

    Posted by ブクログ

    私も過去が変えられるなら、変えたい事が1つあります。でも、小説ようなフィクションは現実には起こらないのが、とても残念でなりません。
    とても良い小説ですよ。読む価値はおおいにあるかと。

    0
    2024年10月03日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    今日買って3時間で一気読みしてしまった。著者が医師だからか、良い意味で患者と医師の描写には変に感情に訴えるような場面や表現はない。それでいて患者への思いや医師としての信念はじんわりと伝わってくる。自分の仕事への向き合い方はどうなんだと、ハッとさせられる言葉があちこちに。けして派手さはないけれどじっくりと心に響く、味わい深い一冊だった。あと、いつか必ず伊豆に行きたい!

    0
    2024年09月23日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    9人の作家(医師)による9篇の物語
    それぞれの作家自らの経験なのかはわからない
    ただ、それぞれの作家の医療への思いが短い作品の中に散りばめられていると感じた

    0
    2024年09月18日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    9人の現役医師による医療小説アンソロジー。
    医師作家でしか表現できないと思われる臨場感あふれる詳細な描写、ヒューマンでミステリアスなストーリーが魅力の作品集だ。
    1〈研修医ヒナノの洞察〉
    上司からパワハラを受けている研修医が患者の膠原病を見つけ上司を見返す痛快な話
    2〈魚類譚〉
    封建的で理不尽な医大の内部構造、詳細な手術シーンにミステリーとホラーの要素を取り入れた作品
    3〈パイナップルのある光景〉
    同じような引きこもり系の精神疾患でも、一方は入院治療、一方は家族による対処という示唆をする精神科医。専門的な見解が押し付けなく、ふわっと伝わってくる秀作
    4〈救いたくない命〉
    救急外来に運び込まれて

    0
    2024年09月04日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    医師が描く小説はリアリティがあります。専門的な用語も飛び交うがそれもまた面白い。本短編集はよく知った医師作家が多かったので、新たな面も見れて楽しめました!

    0
    2024年08月07日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

     伊豆半島。温泉や景勝地、魚の幸・山の幸にも恵まれた豊かな土地だ。
     けれど近年、伊豆でも若者の流出とともに過疎化も始まっている。医療施設の減少も目立つがそれは産婦人科において特に深刻である。
     そんな伊豆の産科医療を支えているのが伊豆中央病院、通称「伊豆中(いずなか)」だ。

     伊豆の新しい生命の誕生を第一線で守る伊豆中産婦人科医たちの奮闘を描いた医療ドラマ。
     北上次郎オリジナル文庫大賞。

     なお物語は主人公の北条衛の視点で展開するが、第4話「城ヶ崎塔子の夏休み」のみ先輩医師の城ヶ崎塔子の視点で語られる。
              ◇
     天渓大学医学部附属病院の医局員、北条衛に急な異動の辞令が

    0
    2024年06月03日
  • まぎわのごはん

    Posted by ブクログ

     小学館が創設した「食」に関する新レーベル「おいしい小説文庫」。2020年、コロナ禍の非日常だからこそ、食小説を通じ読者の心に彩りを添えたい、との思いで立ち上げたとのこと。その内の一冊です。

     ところで、現役医師兼作家さんて結構いらっしゃいますね。本書の著者・藤ノ木優さんもそうで、本作がデビュー作とのこと。今回初読みでした。

     末期患者専門の料理を提供する店「まぎわ」を舞台に、終末期医療の一つのあるべき姿を提示するとともに、人の心や店の流儀が解らない半端な青年・翔太が、人の想いや最後の晩餐を叶えることに喜びを見出し、料理人として成長していく物語です。

     翔太の、包丁の技はあれど心が伴わな

    0
    2024年04月26日
  • アンドクター 聖海病院患者相談室

    Posted by ブクログ

    お仕事小説。謝り方なんて誰からも教えてもらえなかったように思う。というか謝ることから逃げてたからじゃないかなと思う。そういうう意味で、身をつまされる思いもした。それ以上に学ぶ事も多かった。

    0
    2024年03月17日
  • あの日に亡くなるあなたへ

    Posted by ブクログ

    読んでいて泣いてしまった。良かったです。
    最近ものすごく涙もろい自分がいる。

    小さい頃に母を亡くした産婦人科医がある日母親が使用していたPHSを母親の部屋(亡くなった日からそのままにしていた部屋)で見つけ、そのPHSに過去の母親
    から電話がかかってきて物語が進行していくというありがちなお話しではあるのですが、なんかすごく感動した。

    0
    2023年11月29日
  • まぎわのごはん

    Posted by ブクログ

    まぎわの料理とは、「死ぬまぎわ」の料理だった⁉️
    「ありがとう。私の人生で、一番美味しくて、一番楽しくて、一番美しいご飯だった」

    「料理を作り続けて欲しい。翔太さんの料理には、人を救う力があるわ。私が亡くなった後も、沢山の人を助けてあげてね」

    現役医師が描く圧巻のデビュー作!

    修業先の和食店を追い出された赤坂翔太は、あてもなく町をさまよい「まぎわ」という名の料理店にたどり着く。

    店の主人が作る出汁のおいしさに感動した翔太は、店で働かせてほしいと頼み込む。念願かない働きはじめた翔太だが、なぜか店にやってくるのは糖尿病や腎炎など、様々な病気を抱える人ばかり。

    それもそのはず、「まぎわ」は

    0
    2023年10月14日
  • まぎわのごはん

    Posted by ブクログ

    現役のお医者さんが書いたのか。なるほどー。
    終末医療、最後まで食事をすること=生きること。
    もちろん.叶わない人もいるだろうけど、なるべくそうありたい。
    そんな希望を叶えてくれる食事処に出会った和食職人修行中の翔太の成長物語でもある。
    元医者のマスター、元看護師の小夜ちゃん、闘病中の芝親方。
    登場人物もシンプルでよい。
    これはシリーズ化もありかな?
    また読みたい。

    0
    2023年01月08日
  • まぎわのごはん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    それぞれの登場人物の描写が丁寧で、好感を持てた。
    咲良と向き合い、一度は逃げ出し、腹を括って戻ってきて、そこからラストまでの流れは夢中になって読んだ。そして泣いた。

    食べることは、生きること。
    死ぬまで何かを食べなければならない。

    素敵な本でした。

    0
    2021年06月29日
  • スウィッシュ!

    Posted by ブクログ

    バスケのルール ゲームを知ってないと難しい見せ場が当然あるが、専門用語がわかりにくかった。
    高校生課題図書ですが、この頃の高校生はバスケのルール 知ってるのだろうか?

    特定の人物の性格に助けられた作品
    父親の掘り下げが甘く、現実味があまりない。

    でも、この作者が好きだから読む。

    0
    2026年08月18日
  • スウィッシュ!

    Posted by ブクログ

    この時期になると本屋には課題図書が沢山並ぶ

    今年は高等学校の部を手にしてみた
    著者が藤ノ木優さんだったのも選んだ理由

    「医療は魔法じゃない、怪我と向き合うのはあくまで自分なんだ」

    私も同じようなことを言われたな…
    沢山のドクターたちに

    0
    2026年08月06日
  • 偽医者がいる村

    Posted by ブクログ

    途中までは楽しく読めた。読みやすいし、内容も難しくなかった。
    ただ、終盤が割とあっさりだったなと。
    このおじさんの人がどう変化するのかとか,その辺をわくわくして読んでたけど、拍子抜けしてしまった。

    0
    2026年07月16日
  • スウィッシュ!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    青春スポーツ小説。
    愛奈がバスケをはじめるきっかけになった羽瑠とのはじめてのプレーに感動。
    女性アスリートに起こりやすい健康問題も描いていて中高生にも読んでほしい内容。

    0
    2026年07月02日
  • あの日に亡くなるあなたへ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ありがちな設定(過去と電話が繋がる)なのに、ありがちな展開にならない。
    途中途中で、記憶がさまざま入れ替わっていく様を読むと、読んでいるこちらまで混乱してくる。
    これ、最終的に翔子の記憶の中にも、未来の息子と話をしていた事実が生まれるってことよね?
    ものすごい不思議な展開だと思った。

    0
    2026年06月19日
  • アンドクター 聖海病院患者相談室

    Posted by ブクログ

    研修医凪沙の成長1ヶ月。ってところか。
    著者が医師なので、医療行為の場面や、病状についてとてもリアリティがあるなと思う。
    凪沙が1番初めに失敗するシーン。
    「自分は医者である。患者をどうにか助けねば」と、思うあまりに暴走してしまう感じ、すごくわかるなーと。
    医師ではないが、キャリアコンサルタント資格を手にした後、私は面談で失敗した。
    凪沙と似たような気持ちに落ち入り、「どうにかしなきゃ」と暴走し、クライアントの信頼を損ねてしまった。
    あのときの光景、まざまざと思い出せるなー。。。

    伯母が肺がん末期でホスピスに入院していた過去があるので、武田さんの過程には感情移入をしてしまった。
    幸せなラスト

    0
    2026年06月17日