藤ノ木優のレビュー一覧

  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    医療系のストーリー小説はよく読むが、このかたのは初。
    この方も医師なのね。
    医師って、小説家になる方が多いイメージが。。
    みんな文才もあるのね、すごい。

    さて。この本の中身。
    リズムがよく読みやすい。
    産婦人科領域の話は、「コウノドリ」で結構見聞きしていたので、伊織ちゃんの病状にもすぐに気づいた。
    そして、それがどれだけ致死率が高いかも。
    なので、あの展開は、伊織ちゃんを救うために最大限に必要なものだったと思う。
    だから、北条、いくなよ!と、最後は思ったが、無事に残ってくれてよかったよー。
    あのあたりの三枝教授の話し方、行動は、同じく医師で小説家の夏川草介氏の「始まりの木」の教授に似ているな

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    2025年09月16日
  • -196℃のゆりかご

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    体外受精、不妊治療、虐待、自傷、家族の話でした。

    次々と、先が読みたくなって、読み進み、面白かったです。

    でも、やはり、登場人物の心の闇というか、痛みというか、傷ついた心が、
    (私は、オーディブル、聞く読書のため)耳からはいってきて、聞くのがつらかったり、疲れたり。

    それぞれ、傷があって、ちょっと疲れた。
    それでも、素敵なラストで、よかった。

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    2025年09月13日
  • あしたの名医3―執刀医・北条衛―(新潮文庫)

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    主人公の医師が伊豆中央病院へ来てからまだ半年足らずなのに3作目。最初の頃は自己紹介兼ねての伊豆名物料理が多かったが、今回は手術の場面が格段に増えている。こちらは素人なのでよく分からないが、何となく映像が出てきて圧倒される。
    頑固で頑迷と思われた教授が、徐々に優しさと厳しさを兼ね備えた人格者と分かってくる。
    主人公の北条医師が、教授を含めた素晴らしい先輩達の元で急速に成長を遂げて行く成長物語。
    今回は新人研修医が初めての手術に臨む場面が出てくるが、誰でも初めてはあるものの、このような医者には当たりたくないと思ってしまった。

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    2025年09月07日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    医療関係の小説は数多く読んだが、産婦人科領域は初体験
    少子化が危ぶまれる昨今、母子を守る医師たちに感銘した
    わずか数ヶ月の期間をこれだけの話にまとめ上げた作者の経験と能力にも感銘した
    医療のみではない楽しみもあって良かった

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    2025年09月02日
  • 偽医者がいる村

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    緊迫した出産シーンに思わず涙したのが美容室で、美容師さんを心配させてしまった。

    それは医療ミスか不可抗力か…。
    産科医のみならず、医療に携わるということは総じて自分ではない誰かの命に向き合っているということ。
    その中でも、とりわけ妊娠出産というダイレクトに命を預かる産科医の重圧は計り知れない。

    センシティブな題材なので、安易に良い悪いは言えない。
    どんなに力を尽くしても、経験を重ねても、素人には理解できない経緯の果てに哀しい結果をもたらすことはあるのだと思う。
    それをどんなに丁寧に真摯に説明を受けたとしても「はい、そうですか」と簡単に納得できるはずもない。
    どちらも傷付いている。

    医療現

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    2025年09月02日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    この小説とは関係ないが、本を読むと何か得ることができる。
    印象に残った言葉は、
    経験が増えればふえるほど人生は潤う。
    潤いのある人生を送れるかどうかは、君自身が選択することができる。

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    2025年08月11日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医師が書いた小説。もう読んだ本もあるが、すべて興味深い。ここから知った医師作家の本を読んでみたいと思う。

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    2025年07月15日
  • あの日に亡くなるあなたへ

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    ネタバレ

    お母さん途中で助からないエンドだろうと思ったら、結構力技でハッピーエンドになった。でも家族の温かみ感じられてよかった

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    2025年06月18日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    美味しい料理小説でデビューした産婦人科医が書いた本格医療小説。なので各話毎に医療と料理が出てくる。
    伊豆中周産期センターという架空の設定だが、どう考えても自治医大の分院をイメージしてしまう。作中では周産期センターしか出てこないので、これだけかと思うのだが、現実の大学病院は殆どの科が揃っているので違和感がある。
    ただ、伊豆随一の病院なので、伊豆中から難しい患者が運ばれるのは間違いない。作中では、それらの出産光景が専門医である作者から詳細に描かれる。赤ちゃんも母親もリアルな死からの生還は感動する。
    本院から左遷されたような主人公が、頑固で偏屈な老教授に虐められるようなイメージの出だしだが、同僚、先

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    2025年06月11日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医療にかかわる方たちの文体の素晴らしさに感心します
    小説家とはまた別に作ろうとしているのではなく
    日々の中でおこった事象に文体が多いついていく感覚
    健康であるという妄想を当たり前のように支えてもらっていることに
    改めて感謝です

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    2025年05月29日
  • 偽医者がいる村

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    自分の道は自分で決めた方がいい。今も昔も、そういうもんだ。
    せっかく免許を持ってるんだから、使わなねえと勿体無いだろう。
    逃げたらどの道、もとの世界には戻れなくなるぞ。
    自ら価値を下げてどうするのか。
    自らの意思で、後悔なく向き合う。
    ゆっくりでもいい。自分を取り戻したい。
    その肩書きを失ってしまうと、私自身が築き上げてきたものが、全部崩れてしまう。
    いっそ縛るものがなくなれば、外の世界に飛び立てるかもしれない。
    どうせ先が見えないのであれば、現状に早く見切りをつけて新しい形に変わった方がよい。
    求められていない場所は、消えていくのが自然の摂理。
    あんたが全力を尽くした結果だったんだから。

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    2025年11月21日
  • あの日に亡くなるあなたへ

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    ネタバレ

    過去と電話する系2冊目。
    好き嫌いあるけど、自分は非日常系好き。

    翔子の命日に電話かかってくるぐらいから一気に進んで一気に読んだ。

    バッドエンドにもハッピーエンドにも転びそうな感じやった。結果ハッピーエンド。

    でも、
    「どう行動するか、なのだ。たとえ結果は同じだとしても、後悔なく行動するかしないかで、未来がガラッと変わってしまうのだ。」
    の部分回収する感じで、「助からんかったけどあの時の自分の行動に悔いはない」みたいな感じになるの予想した。全然違うけど。

    秋穂の性格素直過ぎてちょっと物足りんのと、春翔以外の人間の記憶どうなってんの???ってめっちゃ思ってスッキリせんのと、家族4人(5人

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    2025年05月04日
  • -196℃のゆりかご

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    ずっと気になっていて、読み始めたら一気に最後まで読んでしまいました。一児の母になった今だからこそ、色々な視点から考えることができました。

    子どもは授かりものとは言いますが…子・親・子をもつことに関わる人々の様々な気持ちに思いをめぐらせることのできる1冊でした。

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    2025年03月28日
  • -196℃のゆりかご

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    母の立場と責任を引き受けるからこそ、絆を築くことができるのかもしれない。毎日子供と繰り広げている泥臭い毎日を幸せと感じた。

    −196℃に詰めこまれた命。産む権利、出自を知る権利、それを人の技術を介在することによって複雑になるよなぁと思う。

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    2025年03月24日
  • あの日に亡くなるあなたへ

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    医療ファンタジー系の作品だった。
    現役医師である今作品の著者も助けたくても助けられなかった過去を抱いているからこそこのような文章を紡ぐことが出来たのではないだろうか。

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    2025年03月09日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医師でありながら小説家でもある9人の短編小説が詰まった作品でした。あんなに忙しそうなのに、いつ小説書いてるんだろうって不思議に思う凄い方々。

    医師であるからこそのリアルな感じが伝わってきて、とても面白かったです。

    特に空中テントは、認知症の家族を介護したことある人なら誰しも共感出来る部分がたくさんあると思いました。施設の入所は、家族を見捨てることではなく、プロがみてくれる安全な場所にいれるという考えが広がったらいいな。
    私も主人公のお母さんにとても同情しました。介護する人は、自由が奪われて当然なのか、当事者じゃない人達から見捨ててるなんて文句言われる筋合いはほんとにない。文句を言うなら1週

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    2025年02月02日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    出産や手術シーンは、結構はっきりと描写されていて読み応えあり。絵や写真は無いのに、書かれている言葉だけでご飯が想像出来てしまった。お腹すいた。チームの皆が一丸となって妊婦さんを救おうとするシーンはドキドキハラハラ、感動。

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    2025年01月31日
  • -196℃のゆりかご

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    ☆4.3

    液体窒素の一気圧での温度がマイナス196℃。
    受精卵のゆりかごということで、家族のあり方を、考えさせられた。
    事情はいささか複雑で、両親の胚を着床させて、両親の子を宿し、娘を出産するが、遠縁の親戚が引き取った程で、義母として、自ら腹を痛めた娘を育てる、精神的に疾患のあるというか、ある種PTSDの症状のある主人公が不器用に育ての母を演じるというものかたり、地面師とと並行読書だったので、なかなかきつい話の中身である中、少しほっこりする話でした。いやぁ、本当に生き切ることは難しい。
    幸い私は、母から、産まなきゃ良かったとは言われたことは一度もなく、主人公の友達の心境は明確にはわからないが

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    2025年01月17日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    明けのカルテ 医師作家アンソロジーを読みました。
    9人の医師作家の短編集です。
    どれも結構面白かったです。
    空中テントでは、テントを張るために実家に帰った主人公が父親の認知症と直面します。
    50年前に話題となった有吉佐和子『恍惚の人』を思い出します。
    私の祖父も私が子供の頃認知症で大変でした。
    昔は介護施設も無かったですから大変でした。
    峠を超えてきた命では天城峠を超えて早産しそうな患者を迎え入れるチームの話で、出てきた地名が河津七滝ループとか、天城峠、伊豆の踊子像とか、懐かしく思いながら読みました。
    ドラマになって欲しい短編集です。

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    2024年12月24日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    静岡のおいしい食べ物がこれでもかというほど出てきて、描写もイメージしやすくとても読みやすい。クセが強めの産科メンバーもまた書かれ方が魅力的でどんどん引き込まれる。続編もあるのでそのまま抵抗感なく読めてしまう。、

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    2024年12月18日