藤ノ木優のレビュー一覧

  • 偽医者がいる村

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    2026/6/27

    医療事故に関わったことでバッシングを受けた産科医が、偶然、小さな村にある唯一の産院にたどり着く。

    自分が出産した時のことをずっと思い出しながら読んでいた。
    無事に産まれてくれたこと、ここまで元気に育ってくれていること、全部が当たり前ではない。
    出産に関わってくださった方全てに、改めて感謝…

    本当にたくさんの人が、母親と産まれてくる命を懸命に救おうとする最後の出産シーンは本当に感動して泣けた。
    命の重さと、それを支える人たちの責任の重さ。
    そんなことを考えさせられた一冊。

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    2026年07月04日
  • 偽医者がいる村

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    産婦人科医を取り巻く問題やSNSの炎上等、読んでで辛くなる部分もあったけど、きれいにまとめあげられて感動的なストーリーでした

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    2026年06月28日
  • 偽医者がいる村

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    医療事故を取り上げた記事がきっかけで、粘着炎上された産科医が逃げ延びた村の人達と過ごす日々。
    衰退に向かうしかない過疎地で暮らす、住人と生活と人付き合いと医療の関係性が、それぞれの登場人物の視点から説得力のある言葉で繋がっていく。
    素直に生命について感動したし、過疎地の描写では離れた地元を思い出した。

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    2026年06月21日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    知り合いのイタリア料理人が第4巻でメニュー考案したというので、まずは1巻から読まねば~で早速読破。

    産婦人科と食の話がセットになっていて、おそらく2話に出てくるPOMERAの東条さんはシェフがモデルと思われる。

    主人公の北条衛は6月中旬に急遽伊豆長岡にある、天渓大学医学部付属伊豆中央病院に異動を命じられる。
    そこは産科救急特化型の施設で、東京からは寄せ集め集団と言われているようで…。

    少ない人数で回しているので、専門外であろうと容赦なく仕事を与えられる。

    作者本人が産婦人科の医者なので、描写はリアル。そして、出てくる食堂やお店もおそらくすべて実在する店があるのであろうと思われる。

    多分というか確実に、病院は順天堂静岡病院がモデルでしょう。

    面白くてすんなりと読めたので、次の巻を読もう。

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    2026年06月21日
  • あしたの名医3―執刀医・北条衛―(新潮文庫)

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    相変わらず安定して読める
    産婦人科と腹腔鏡 衛の成長を軸にとても読み応えがあり
    キャラ立ちも相変わらず安定♪
    次作が楽しみ♪

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    2026年06月19日
  • 偽医者がいる村

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    医療事故を起こしてしまった産婦人科医と、その記事を作った記者。
    どちらもその事故をきっかけに人生がどん底に落ちてしまった。
    そんなふたりが再開したのは医療が破綻している地方の病院。
    おじいちゃん先生だけで、なんとか町でお産ができるようになっている。

    地方の医療の限界が書かれてて、すごく響く。
    そしてそんな中でも頑張る医師がいること、心から尊敬した。

    怖くても、自分しか守れない命もきっとあるんだなとそう思えた。

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    2026年06月19日
  • 偽医者がいる村

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    医療ミスを疑われて職を負われた産婦人科医が、流れて田舎の古い産婦人科医に辿り着く。おじいちゃん先生や地域の人々と触れ合いながら地域医療の問題や産婦人科医という仕事と改めて向き合う医療エンタメ。なんとか赤ちゃんやママを救おうと鬼気迫る先生たちの様子がリアルで感動した。著者の方は本当にお医者さんらしい。政治的駆け引きや浮き沈みパートもテンポが良く、止まらずに読めた。面白かった。

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    2026年06月15日
  • スウィッシュ!

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    令和8年度高校課題図書。
    高校バスケの青春小説であり、スポーツによる怪我の治療法や予防法、親の愛が熱く書かれた感動的な物語。
    スポーツドクターのお父さん、娘相手だとダメダメなのがちょっと嫌だと思ったけれど、たくさん感動する場面があった。
    青春時代を何かに捧げる若人たちは、本当にいいですね。

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    2026年06月14日
  • 偽医者がいる村

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    「あしたの名医」でどハマりした著者。
    今回もラストのあたりの緊迫感は、産婦人科医の著者ならでは。

    村の昭和な意見にイラッとしつつも、今でもこんな村があるんだろうな。。とも思う。
    相良のその後、阿比留のその後も見てみたいなーと思わずにいられない。

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    2026年06月14日
  • スウィッシュ!

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    高等学校の課題図書。怪我の描写が丁寧だなと思ったら著者がお医者様なんですね(納得)どうしても親目線で読んでしまうので愛奈ちゃんはもう少し年齢上がればお父さんの気持ちもわかるんじゃないかなと思ってしまいました。出来れば我が子には嫌な思いはしてほしくない(もちろん成長のために必要な時もあるし体験しないと学習できないこともあるのはわかる)ラストゲームは手に汗握りました。面白かったです。

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    2026年06月12日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    新米研修医が気づいた真実、引きこもり患者を救う精神科医、無差別殺人犯への緊急手術、友人の脳腫瘍に向き合う脳外科医、深夜の出産に奔走する医療チームなど、医師作家9名がそれぞれの知識と経験をもとに描く医療小説アンソロジー。

    医療小説としてのドラマ性だけでなく、診療の段取り、医師同士の距離感、病院という組織の空気、患者や家族とのすれ違いが自然に描かれている。医療者が読むと「わかる」と思う場面が多い。

    使命感、判断力、患者を助けたい気持ち。
    一方で、自己正当化、権威性、論文や業績への欲、組織内の空気の悪さ。
    医師という職業を美化しすぎず、かといって冷笑しすぎてもいないところが読みやすい。

    精神科、外科、脳外科、産婦人科、内科的な視点など、作品ごとに医療の切り口が違う。1冊で“医療小説の総合病院”のように読める。

    特に「闇の論文」と「空中テント」がよかった
    「闇の論文」は、医療者なら笑えないリアリティがある。論文、名誉、組織、倫理の境界がじわじわ不穏になる感じが印象的。
    「空中テント」は、認知症の家族の介護問題を忠実に再現していると思った。診断がくだったときに「当事者としての自覚をもつように」と言われてもピンときていなかった主人公が、その本当の意味に気づくまでの家庭がリアルだった。
    「魚類譚」は少しホラーっぽい不穏な感じ
    「研修医ヒナノの洞察」「救いたくない命」「春に綻ぶ」「峠を越えてきた命」ドラマになりそうな感じで好き。

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    2026年05月30日
  • スウィッシュ!

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    バスケ青春小説。

    視点がスポーツドクターの父なのが入りやすかった。もう大人なのでね、大人視点の方が入りやすい。キャプテンである娘ちゃんの思春期っぷりにん〜と思うところがあったけど、父の方にも悪いとこはあるからやむなし。お母さんがちゃんとしてて偉い!(お金のこととかまず相手の気持ちを考えるとことか)

    一生残るシュートだろうな〜。この頑張った日々があるからこの子はこれからも目標に向かって努力できそう。

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    2026年05月23日
  • -196℃のゆりかご

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    ネタバレ

    18年間、義母だと聞かされていた人が母だとわかる。
    そんなことが本当にあるのだろうか。
    血が繋がっていないからこそ今の距離感を許容できる。ただ、血の繋がりがあると考えると、この関係は何?
    そう思う高校生の感情の揺れ動きや、関わる人間が一人称で語る場面も出てきて
    チープな言い方をすると不器用な人達の相手を思う気持ちや不安によって拗れた関係が紡がれていくストーリー。

    現役産婦人科医が書いた作品。なるほど。

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    2026年05月22日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    最初は個性的な愛すべきキャラクターたちの話がテンポよく、スリリングに、ときに笑い、ときにシリアスに、というように展開するという話かな、と思いました。楽しく読めるけどそんなに深い話でもなさそうと思ってましたが、話が進むにつれてだんだん惹き込まれて、最後は老教授の自ら責任を取る毅然とした態度と、必死に成長していく若い北条くんに感動してしまいました。
    良かったです。

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    2026年05月16日
  • あしたの名医2―天才医師の帰還―(新潮文庫)

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    衛があっという間に成長した。
    伊豆のおいしい食事は今回は少し控えめだった気もする。病院も変化していきそうで、次も楽しみ。

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    2026年05月16日
  • コウノトリとんだ

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    望まなかった妊娠の中絶については、いろんな事情があっても出産するのがいいのかどうか読みながら考えさせられました。

    妊娠して臨月まで迎え出産することは、身体も精神的にも大変で決して簡単な事ではないんだなと改めて思った、亜美さんみたいな人と出会えたら心強いだろうな。

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    2026年05月16日
  • 偽医者がいる村

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    大学病院で医療事故に関わり、世間から誹謗中傷を受けて職場を追われることになった産科医の一馬。
    逃げるように訪れた先の限界集落で、雪の中産気づいた妊婦に出会い小さな産院に同行する…。

    著者が現役の産婦人科医なのもあり、お産のシーンは特に生々しい緊張感がありました。
    病気の治療ではなく命の誕生と向き合う産科医。
    現場では常に母親と赤ちゃん2人の命が託されていて、その計り知れない重圧に息が詰まりそうでした。
    いくら日本の周産期医療が安全であっても、出産するまで何が起こるか分からない中で手を尽くし、助からない命があるのも事実。
    突然家族を失くした遺族が医師や病院を責めたくなる気持ちは無理もないけど、そこには助けたくても助けられなかった過酷な医療現場の現実があることを認識させられました。

    最早ボランティアも同然の経営状態で医師ひとりで産院を守り、30年以上新しい命を救い続けてきた相良先生。(御年75歳!)
    24時間365日お産を支える責任を背負ってきたのに対し、村人は実情を知ろうともせず相良先生を厄介者扱いしているのが悔しい…!
    「お産は何もしなくても生まれるもの」という化石発言には、思わず拳をギュッと握り締めました。笑
    田舎特有の閉鎖的、排他的な考えを含めて、少子高齢化した過疎地が抱える問題の根深さを感じます。

    相良先生のような存在を美談にせず、どんな状況であっても医療は医者の犠牲のうえにあってはならないのだと痛感しました。
    病院が近くにあっていつでも治療してもらえる環境は、決して当たり前ではないということに改めて感謝したいです。

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    2026年05月08日
  • 偽医者がいる村

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    一つの失敗が人生を変えてしまうことはある
    ただ失敗を失敗としたまま今に留まることは何も生み出さない
    少しでも前に進むために信念を思い出すことや失敗を糧にする心の持ち様は大切だと感じた

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    2026年05月08日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    定年後勤めだした仕事が少なからず医療に関係しているので、一つ現役医師の小説家が書いた小説を読んでみようと思い、手始めに新潮文庫にある『夜明けのカルテ』という9人の医師小説家の短編を集めたアンソロジーを読んでみた。収録されていたのは下記の作品である。

    牛島志季『研修医ヒナノの洞察』
    朝比奈秋『魚類譚』
    春日武彦『パイナップルのある光景』
    中山裕次郎『救いたくない命』
    佐竹アキノリ『春に綻ぶ』
    久坂部羊『闇の論文』
    遠野九重『言葉が消えるまえに』
    南杏子『空中テント』
    藤ノ木優『峠を超えてきた命』

    それぞれ主人公が外科医だったり産婦人科だったり研究職だったり患者を抱える家族だったり。自分に身近な問題が扱われていたり、医療関係者だからこそ書き込める医療用語が出ていたりすると、読む側としても気が引き締まる。研究職を経験したことのある自分にとっては『闇の論文』に興味を持ったが、一番印象に残ったのは救いたくないのに医者と言う立場ですく若くてはならない『救いたくない命』だった。これを機に、医療小説をまとめて読んでみようと思っている。

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    2026年05月03日
  • コウノトリとんだ

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    ある過去を持つ新人助産師が主人公のお話。
    医療系のお話が好きで様々なお話を読むけれど、産婦人科の物語を読むのはこれで2冊目。
    そして1冊目の本も藤ノ木さんの本(偽医者がいる村)でした!
    産婦人科医をされている藤ノ木さんだからこそ、業界のお話がとてもリアルに書かれていて読みやすかったです!
    そして何より、勉強になります。この本を読んでより一層視野が広がった気がしてます!

    物語はある過去を持つ新人助産師(守谷まゆ)。
    新卒で入った病院ではその過去のトラウマがあるため、子を受け止めることがどうしてもできない。
    その過去と向き合うお話も含まれていて、まゆちゃんの成長もみれるお話になっている。

    夏頃に続編ができるそうなので、それまで楽しみに待っていようと思います!!

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    2026年05月02日