藤ノ木優のレビュー一覧

  • コウノトリとんだ

    Posted by ブクログ

    生い立ちにトラウマがあって
    助産師としての知識は十分あるのに
    お産を一度も取れていないまゆ。

    厳しくて近寄りがたい雰囲気の
    まゆのプリセプターになった亜美。

    この2人を中心に物語が進んでいく。

    ▷▷▷▷▷
    まゆは実習でもお産を取れなくて
    助産師に向いてないって評価されそうだし
    実際亜美にも向いてないって言われてしまった。

    それでもまゆには
    助産師でないといけない理由があって
    知識も技術も十分すぎるくらい身につけて
    それでも助産師でいたいと踏ん張る。

    私の看護学生や新人時代を思い出すと
    同じような状況になっても
    まゆのように頑張れないって思った。

    そして亜美は
    日本有数の産科病院で助産師をしていたのに
    ある事故でプリセプティを護れなかったと後悔して
    指導スキルを上げるためにと
    転院してまゆのプリンターに立候補していた。

    「完璧な助産師を育てたい」亜美は厳しいけど
    まゆのトラウマと向き合い
    一緒に乗り越えようとする熱心な助産師だった。

    まゆと亜美が各々の過去と向き合って
    前に進んでいく姿に感動したなぁ。

    0
    2026年03月28日
  • あしたの名医2―天才医師の帰還―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    続編も手に汗握る展開がてんこ盛りまさに感涙の嵐、期待を裏切らない。
    海崎先生の登場でこんなにも物語が動くとは。厳しい教授を善ちゃんと呼ぶことで違った側面が見えてきたのも新鮮だったし、塔子さんの葛藤も素晴らしいかった。
    登場人物それぞれのキャラ立ちも最高。
    臨場感溢れる術場の描写と美味しい食べ物のコラボも健在。

    0
    2026年03月25日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    お互いをリスペクトしている、なんかおいしいそうなご飯、やさしい作品と思い、当直明け帰りの新幹線で、騙されたことに気付いた。手遅れでした、涙があふれるおっさんとなりました。

    0
    2026年03月22日
  • スウィッシュ!

    Posted by ブクログ

    子供の限界、親が勝手に決めてない?と思わされる一冊。

    以下、本文から
    「正直、驚いているよ」
    勝てない勝負はしない。大それた冒険はしない。そんな娘だと思っていた。そんな愛奈が羽瑠から強い意志で治療を拒絶されたにもかかわらず、なんとか道を模索しようとしている。

    小さな頃から、かしこい、物分かりがいい子だと褒められることが多かったが、その度に愛奈は違和感を覚えていた。なんのことはない、ただただ分の悪い賭けを避けてきて、波風立たない道を歩き続けていただけだったからだ。
    幼子が伸ばす手の先に無限の世界が広がっているのは、未来を計算できないからだ。だからこそ、恥ずかしさをおくびにも出さずに夢を語り、激情に任せて勝てない相手に立ち向かい、好きなものを好きと言えるのだ。

    0
    2026年03月19日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    偽医者がいる村で感銘を受け、藤ノ木優さん作品2作目。
    現役の産婦人科医が描くリアルさが本当にすごい。文面からここまで臨場感溢れる描写に手に汗握って、地域医療の現実をまざまざと見せつけられた。そんな状況にも甘んじることなく立ち向かっている三枝教授、塔子医師を始めとするスタッフが素晴しい。伊豆グルメも満載でこれは是非「まぎわのごはん」も読まねばと。
    続編は沙耶さんが登場してくるのかな。期待が膨らむ。

    0
    2026年03月14日
  • コウノトリとんだ

    Posted by ブクログ

    当時珍しい外科からの産婦人科ローテションで人生一度だけの
    出生証明書記載の重みは思い出しました。
    最後は自分が行き倒れになって教会で保護されたような気分だった。

    0
    2026年02月26日
  • あしたの名医3―執刀医・北条衛―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    都内の大学病院で腹腔鏡手術の腕を磨いていたのに急遽伊豆中央病院に異動することになった北条衛先生。

     腹腔鏡手術禁止の教授ルールがある病院に異動することになり絶望するも、その経緯を知り、いつの日か腹腔鏡手術が解禁される時に備えて準備しつつ日々の治療に専念してたんだけど、、、

    今回やっと腹腔鏡手術が解禁される?
    お医者さんとして患者さんと真摯に向き合って、人としても成長していく先生を素敵だなと思ったり、伊豆グルメが美味しそうだなと思ったり。続編が楽しみです。

    0
    2026年02月24日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    伊豆長岡にある周産期センターに北条衛は異動する。腹腔鏡手術を専門にしたい衛にとってはまったく技術を学べない病院への異動で納得いかないが、伊豆の出産を支える重要性に気づくと共に自身も医者として大事なことにも気づき成長していく。
    産婦人科の厳しさを描きながら、それをやりがいのある職場に描いている。

    0
    2026年02月13日
  • スウィッシュ!

    Posted by ブクログ

    運動音痴の愛菜が高校に入ってバスケットボール部で頑張り出した。スポーツドクターをやっている父竜介は苦々しくそれを見ている。自分も運動音痴でバスケをずっとやっていたが、報われなかったからだ。
    愛菜のバスケットボール仲間羽瑠が足を骨折したのだが、高校最後の試合に間に合わないかもしれないとのことで、愛菜が父に相談した。羽瑠は疲労骨折なのと、貧血まであり、あと痩せすぎで栄養不足だと判明する。

    食事をきちんと摂り、身体をいちから作り直す必要があるのだが、羽瑠は首を縦にふらない。

    0
    2026年01月28日
  • あしたの名医3―執刀医・北条衛―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    美味しいものが出てくるし
    人と人の間で起こる
    感情の機微も出てくるし
    研修医と主人公の成長も出てくるし
    盛り沢山

    で

    無機質な彼女からの連絡で終わる

    次巻が楽しみ

    0
    2026年01月26日
  • あしたの名医3―執刀医・北条衛―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    シリーズ第三弾も面白かったです。
    面白いシリーズものは続きが気になります。
    次作がありそうなラストでしたので期待したいです。

    0
    2026年01月16日
  • あしたの名医2―天才医師の帰還―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    2作目です。
    今回も働く医師たちに感動しました。
    地方の医療を支える素晴らしい話です。
    みんなが成長していく姿も良かった。

    0
    2026年01月09日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    とても感動しました。
    若い医師の成長を描いた作品になります。
    地方医療の現状を丁寧に描いております。
    また、美味しい食べ物もたくさん出てきているので、伊豆に足を運んでみたくなりました^_^

    0
    2025年12月25日
  • -196℃のゆりかご

    Posted by ブクログ

    読み終わってから知ったのですが、産婦人科医の方が書いた小説だったんですね。
    奈緒さんの自分と唯一血が繋がった凍結胚に毎日会いに行くところがとても切なく、でもそれがあったから生きる希望にもなった。人生上手くいかなくて、すべてが同じ色に見える。でもだんだん色がついていった。どん底で苦しいときでも、きっと自分にとって輝くものがどこかにはあるということ、覚えておきたい。

    0
    2025年12月15日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    出産は大変
    母もだけど、医師、助産師、看護師も
    実力不足あったもしれない、設備やタイミングのせもあったもしれないけど
    できる限りのことをやったら、それ以上責任わとらなくていいから

    水の質を持つこと
    ルールを定め遵守させる
    ルールを作る人は、周りから傲慢だと言われるかもしれないけど、信念と思いを持って作る

    子宮を取り上げたこと
    まだ乗り越えれてないから大将と話せない

    以下、面白かった言葉
    水と油は攪拌すればドレッシング、卵黄と少しの酢があれば美味しいマヨネーズ。水と油が混ざらないと決めてしまったらもったいない

    0
    2025年12月07日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    医師作家9人によるアンソロジー作品。
    どの作品も50頁程なので、スピード感がある。

    研修医 精神科医 救急医療 現場医療 研究者 認知症等 医療1つとってもジャンルが違い、心理描写の加減に手に汗握ってハラハラしたり、淡々と読み進めたり、一冊で何度も美味しい読み応えのある本でした。

    医師(著者)が実際に経験しているであろうリアリティがそこにある。


    認知症対応を生業としている身としては、何度も見た光景で「あーー大変さの中に、いくつも希望が見いだせるんだよ」「怒ったらダメダメ」と逆の意味でハラハラさせられた。


    現代はサービスが揃っているので、抱え込まず使える手段を利用していくのがお互いの心の安定を図るが、未だに長男が!とか、嫁が!とか他人事の様に話す親戚がいるのも事実。

    「介護者は生き方を選べないのか?」に胸つまされる。

    0
    2025年11月05日
  • スウィッシュ!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高校生女子バスケの青春ものでありつつ、スポーツドクター目線の、ケガやリハビリに対して、根性論ではない現実的なアプローチがとてもリアルに描かれていて面白かった。これを読んでプレイヤーだけじゃなくてトレーナーや栄養士なんかの道に憧れる若い子もいるかも、なんて思えた。
    ちなみにリアルな描写だと思ってきたら、作者さんお医者さまでした

    0
    2025年10月30日
  • あしたの名医3―執刀医・北条衛―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    駅前で珈琲飲みながら読み初めていて ふとモバイルエマージェンシールームを見ようと映画館へ 油断してたのがスリリングだけかと思ったら、めちゃくちゃ泣いてた自分、MERの情報が0でもあった。あの手術舞台が文字になってたのがあしたの名医、伊豆中大忘年会ははちゃめちゃ飲み会だと思いきや1番の過酷な手術が三枝先生で描かれていた。衛の腹腔鏡手術が克明に文字になってたし、自分でも理解できないけど、知らない世界を見るのは勉強になります あっ2を再読せねば

    0
    2025年09月10日
  • あしたの名医3―執刀医・北条衛―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    シリーズ3作目。衛が伊豆中に赴任してまだ半年しか経っていなかったんだと、初めて気付いた。それほど濃密で、印象的な出来事が多かったんだろう。
    今回は三枝教授の決断力のと類稀な手技、また人情味あふれる人柄など魅力がいっぱいだ。
    更に衛が成長して行く第4弾が待ち遠しい。

    0
    2025年08月14日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     のんびりとした伊豆の温泉や美味しそうなご飯の情景。それと交互に現れるすごく怖い教授、そして凄まじい気迫の医師そして妊婦の妊娠との激闘、緊迫した手術と命の危機。気の緩みと緊張が幾度となる続く物語であった。才能ある医師が新たな出会いをし励まされ、時に休み時に覚悟を決めて挑む。いろんな形の強さと医師の生き様を感じさせる。
     最初に頑迷にして旧弊な存在として現れた教授ルールが、この極限の環境においては非常に理にかなったものであるということが複数の段階で、複数の理解であらわになっていき、逆にそれが必要なほどに地域医療の抱える根本的な問題が浮かび上がる。そして合間にある伊豆の土地の温かさや美しさ、ご飯のおいしさなどが、その問題だらけの地域医療で支えなくてはならないものとして現れるのだ。そしてそれを支えて改善して発展させたい医師達の思いや、それに感銘を受けていく主人公の視点の説得力を生んでいる。

    0
    2025年07月25日