藤ノ木優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレスポーツ小説でありながら、家族との仲も描かれる家族小説。
女子選手ならではの不調など、わたしは女だけど正直目から鱗が落ちる思いでした。
生理が辛い自体は、女性なら程度は違えど味わってきた思いだと思います。
しかし上手くなろうとして頑張った分と成長期で使用したエネルギーが足りず、結果痩せすぎて生理不順に陥る。接種エネルギーを増やして、身体が良くなったと思いきや、生理がきちんと再開し、今度は貧血と腹痛で…。と読み、
女性アスリートとして活躍している人々は、このような自身の身体と向き合いながら活動されていたのだなと驚きました。
私はどちらかというと運動ができないタイプであり、運動ができる人は強い、と -
Posted by ブクログ
一巻に続いて面白い。
読み終わったら、古本屋さんに持っていこうかなー。。と、思っていたが、このシリーズは、手元に置いておきたいなー。。。
そんな本ばっかりだから、本箱に入らなくなるのだが。。(そして、そんな本の多くはことごとく医療モノというところが私らしい)
前回に続き、後半にオオゴトが起こるのがこのシリーズだな。。
麻衣子の行末、メイちゃんの行末がめちゃくちゃ気になる。
3巻目にも登場いただきたいものだ。
偶然にも1巻から3巻を大人買いしていたので、すぐにこの続きが読めるのはかなり嬉しい。
空気の読めない2人、特にユメちゃんには、若干イライラしてしまった。
でも、塔子が語った「産婦人科と -
Posted by ブクログ
医療系のストーリー小説はよく読むが、このかたのは初。
この方も医師なのね。
医師って、小説家になる方が多いイメージが。。
みんな文才もあるのね、すごい。
さて。この本の中身。
リズムがよく読みやすい。
産婦人科領域の話は、「コウノドリ」で結構見聞きしていたので、伊織ちゃんの病状にもすぐに気づいた。
そして、それがどれだけ致死率が高いかも。
なので、あの展開は、伊織ちゃんを救うために最大限に必要なものだったと思う。
だから、北条、いくなよ!と、最後は思ったが、無事に残ってくれてよかったよー。
あのあたりの三枝教授の話し方、行動は、同じく医師で小説家の夏川草介氏の「始まりの木」の教授に似ているな -
Posted by ブクログ
緊迫した出産シーンに思わず涙したのが美容室で、美容師さんを心配させてしまった。
それは医療ミスか不可抗力か…。
産科医のみならず、医療に携わるということは総じて自分ではない誰かの命に向き合っているということ。
その中でも、とりわけ妊娠出産というダイレクトに命を預かる産科医の重圧は計り知れない。
センシティブな題材なので、安易に良い悪いは言えない。
どんなに力を尽くしても、経験を重ねても、素人には理解できない経緯の果てに哀しい結果をもたらすことはあるのだと思う。
それをどんなに丁寧に真摯に説明を受けたとしても「はい、そうですか」と簡単に納得できるはずもない。
どちらも傷付いている。
医療現