藤ノ木優のレビュー一覧

  • まぎわのごはん

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    「まぎわ」って、何が起こる間際なのだろうか?藤ノ木優さんの作品からすると「いまわ」のことだろうか?
    若い料理人の翔太が兄弟子と反りが合わず店を飛び出した先に、拾ってもらった店が、特別な料理店だった。藤ノ木さんの作品は名前に「翔」がつく登場人物がやたら目に付く。そして店の名前が・・・。

    拾ってもらった料理店は、マスターと呼ばれる優しい料理を作る元医者がいた。元寿司職人でオーナーの親方と呼ばれる芝、小夜、この2人がマスターとともにこの作品を引き締めている。翔太の未熟さをより際立たせることで、「まぎわ」の意味を強調しているように思えた。小夜が翔太と話している時に、人差し指を挙げて語る場面は、天久鷹

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    2024年11月19日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    わたしの尽きぬ悩みの一つに「病院が遠くて通うのが大変」というのがあります。持病があり専門医に診てもらう必要があるのですが、住んでいる所は医療過疎地域です。
    この小説は、同じく医療過疎問題を抱える伊豆半島が舞台になっていて興味深く読みました。
    伊豆半島にある産科救急特化型の医療センターに、入局5年目の医師、北条衛が東京の大学病院から異動でやってきます。前任者から聞く話によると、この病院の医師たちは曲者ぞろい、トップの教授は頑固で絶対的な権力を持っているとのこと。
    過疎地域に住むわたしは、病院の少なさや高度な医療を受けるためには遠方まで出向かなければならないことに不安を持っていますが、都落ちしてく

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    2024年11月16日
  • あの日に亡くなるあなたへ

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    医師で作家の藤ノ木優さん、知念実希人さんとは作風が異なるが、不思議さと医師としての覚悟は、似ているように感じた。
    大学病院に勤務する産婦人科医・草壁春翔は幼い頃に妊娠中だった母を亡くしている。それは自分のせいだと思い、1人でも救いたいとの思いで母が亡くなった病院で産婦人科医になった。

    ある時、雷鳴と共に母の鼻歌と同じ着信音が聞こえてくる。それは母の遺品のPHSだった。なぜ過去と未来が通話できるのか?その謎を解明しようとする春翔、ある意味ミステリーであり、ファンタジーだ。

    春翔は小学1年の時に母が亡くなったことを後悔し、咎に囚われている。母からの電話は、あたかもそれを払拭するためのように思え

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    2024年11月14日
  • -196℃のゆりかご

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    夢中になって読み進みました。
    良いか悪いかは私には全然わからないから、置いとくとして…

    平気で子供を殺したり、産まなければよかった…と口にする人がいる一方で、切実に子供を望んでいる人もいる。

    複雑な家庭もたくさんあるし、心に病を抱えている人もたくさんいる。

    人の心はみんな別々で考え方も感じ方も違うけど、関わるならばそれぞれを尊重していかないとね…

    難しい内容だけど、私は好きな小説でした。

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    2024年10月25日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    お仕事小説やっぱり好きだわ。
    医療小説ではあるんだけど、飯テロ小説でもある。
    伊豆に行きたくなりました。

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    2024年09月08日
  • あの日に亡くなるあなたへ

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    ありえない設定かと思いましたが、一気に読んでしまいました。過去を変えたことより、自分が居なくなると悟り、数日で家族の未来を変えた行動が心に刺さりました。

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    2024年08月31日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    フィクションなんだけど
    現実にあってもおかしくないくらい
    リアルなストーリーばかり。

    医療は全てが完璧じゃないから
    理想と現実にギャップがありすぎて
    理不尽過ぎることを言われることもあるし
    誰のために頑張ってるのか
    よく分からなくなることもある。

    だけどこの本を読みながら
    自分の捉え方次第かましれないとか
    もう少し頑張ってみようかなぁとか
    前向きに考えられるような気がしました。

    背中を押してくれる本って素敵ですよね。

    医療に関わる人も関わらない人も
    ぜひ読んで欲しい1冊です。

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    2024年08月15日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    最後の短編は感動致しました!素晴らしい。
    題名は、峠を越えてきた命、です。皆さんもぜひお読みになって下さい。

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    2024年07月14日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    大好きな医療小説と食のエピソードがつまった作品。
    過疎の医療問題など話は深刻なものだが、出てくる登場人物の温かさや伊豆の自然や食美味しいべ物の話で包まれていて心地よく読む進めることができた。
    シリーズ化することを期待。

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    2024年07月14日
  • アンドクター 聖海病院患者相談室

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    ネタバレ

    職場でお薦めしてもらった本。

    これは、クレーム対応のプロになりたいと思っていた自分にフィットする出会いとなった。大変勉強になった。

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    2024年07月13日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    自分が医療系ということもあり、共感出来る部分が多数ありました。
    専門的な面もありつつ、普段医療小説を読まない人にまで誰にでも楽しく読んでもらえるような話の展開が素敵でした。
    最初は早くスキルアップしてキャリアを磨きたいと考えていた主人公が、周りの患者さんや医者と関わるうちに考えが少し変わっていったところ、三枝教授の理不尽に見えるやり方は実は限られた医療資源・人材の中で患者を救うためにあるルールであったことなど、共感できる部分が多数ありました。
    面白かったです。

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    2024年06月26日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    職場で勧められた本。
    終盤にかけて涙を堪えながら読んだ。
    キャリアを積むことより大事なことがある。使命感や志のあるひととともに働けることは幸せだ。自分もそれに能う人間でありたい。そんな集団で働きたい。
    三枝、田川、塔子さん。みんなすき。

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    2024年06月24日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    現役の医師たちが綴る医療小説ということでどれも手に汗握るような臨場感で溢れていた。
    まだ読んだことのなかった作家の方も含まれていたので、また読みたい本が増えて嬉しい。

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    2024年06月16日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    私にとって久々の本格的な医療小説。

     大学病院で内視鏡を極めようとしている北条衛は伊豆周産期病院に移動を命じられる。
     厳格な教授に、立て続けに舞い込んでくる命の危機の現場。
     その中で人情味溢れる人々との関わりができ、仲間ができる。

    終盤、衛の心が折れる事件が起こるが教授や伊織の両親の言葉に救われる。

    古くて怖いだけと思っていた三枝教授、実はカッコ良すぎる。

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    2024年04月27日
  • アンドクター 聖海病院患者相談室

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    死が直面する医療の本だけど、それでも感動をありがとうと言いたい 泣ける本でした、3冊読んだけど、どれもこれも非常に胸に響く、お客様相談室の研修を希望するとか 関口先生に現実を見ろと言われたこととか 折り合いが出来ない状態で真実を知るって凄い事。最初から患者に寄り添う思いだけを曲げないで自分を見失わない様にしていたが、最後に患者と共存する事を言える迄の成長 いや気付きかな、ひ孫のランドセルに真人のお母さんにラストどどうだけど毎日相談室に顔を出してて安心したよ。凪沙と同じ部類の医者に出会いたい

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    2024年01月09日
  • あの日に亡くなるあなたへ

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    積んである本を手にしてみて、これは読むべき本だと思いなにわともあれ購入する。で不思議な有り得ない事がずーっと続く。冴子先生が妄想する春翔に研修を終わらせるように進言するという。確かにその通りだけど、同時に産婦人科のこと細かく仕事を書いてあるし患者の状態もリアリティーがあるし、実際には医療小説を読んでいるしか思えないので。ナースの日常を読んだ事があるけど、江川さんかなあ、やっぱり医療現場は戦場で人の生き死にがある中で、興味本位だけでは読めないな、そして知るべきだな。ブロガーがどの位かわからないが藤ノ木優さん

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    2024年01月09日
  • まぎわのごはん

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    ネタバレ

    はじめの翔太の態度にはイライラさせられたけど、本を読み進める内に、自分も翔太のように、自分本位で仕事をしているのではないかと考えさせられた。
    私も心を持って仕事をできる人になりたいと思った。

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    2023年12月21日
  • まぎわのごはん

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    食ってやはり生きる上で最も大切なものだと思った。
    だからこそ、自分の食べたいもの、好きなもの、美味しいものを食べることが幸せなのだと思った。
    お医者さんも料理人さんもすごい職業。

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    2021年09月28日
  • まぎわのごはん

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    こんな素敵なお店現実にはないんだろうけど、人の最期が、お料理が、人物像が全てとてもリアルで、とても泣けるお話でした。

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    2021年08月15日
  • コウノトリとんだ

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    トラウマが原因で出産介助ができない新人助産師の成長物語。
    なかなか克服できないこと、意地っ張りなところ、周りに心配をかけているのに、一人で落ち込んでいるところなど主人公の言動にやきもきした。
    むしろ、主人公の指導役の助産師が魅力的だった。
    ただ、主人公の停滞は、その後の成長との対比を意識したものだろう。
    活躍を期待して読み進めた。
    出産の現場は何が起こるか分からない、分からないからこそ無事出産できることは奇跡なんだと考えると、赤ちゃんの誕生シーンは感動的だった。

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    2026年03月19日