藤ノ木優のレビュー一覧

  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    新米研修医が気づいた真実、引きこもり患者を救う精神科医、無差別殺人犯への緊急手術、友人の脳腫瘍に向き合う脳外科医、深夜の出産に奔走する医療チームなど、医師作家9名がそれぞれの知識と経験をもとに描く医療小説アンソロジー。

    医療小説としてのドラマ性だけでなく、診療の段取り、医師同士の距離感、病院という組織の空気、患者や家族とのすれ違いが自然に描かれている。医療者が読むと「わかる」と思う場面が多い。

    使命感、判断力、患者を助けたい気持ち。
    一方で、自己正当化、権威性、論文や業績への欲、組織内の空気の悪さ。
    医師という職業を美化しすぎず、かといって冷笑しすぎてもいないところが読みやすい。

    精神科

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    2026年05月30日
  • スウィッシュ!

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    バスケ青春小説。

    視点がスポーツドクターの父なのが入りやすかった。もう大人なのでね、大人視点の方が入りやすい。キャプテンである娘ちゃんの思春期っぷりにん〜と思うところがあったけど、父の方にも悪いとこはあるからやむなし。お母さんがちゃんとしてて偉い!(お金のこととかまず相手の気持ちを考えるとことか)

    一生残るシュートだろうな〜。この頑張った日々があるからこの子はこれからも目標に向かって努力できそう。

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    2026年05月23日
  • -196℃のゆりかご

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    ネタバレ

    18年間、義母だと聞かされていた人が母だとわかる。
    そんなことが本当にあるのだろうか。
    血が繋がっていないからこそ今の距離感を許容できる。ただ、血の繋がりがあると考えると、この関係は何?
    そう思う高校生の感情の揺れ動きや、関わる人間が一人称で語る場面も出てきて
    チープな言い方をすると不器用な人達の相手を思う気持ちや不安によって拗れた関係が紡がれていくストーリー。

    現役産婦人科医が書いた作品。なるほど。

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    2026年05月22日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    最初は個性的な愛すべきキャラクターたちの話がテンポよく、スリリングに、ときに笑い、ときにシリアスに、というように展開するという話かな、と思いました。楽しく読めるけどそんなに深い話でもなさそうと思ってましたが、話が進むにつれてだんだん惹き込まれて、最後は老教授の自ら責任を取る毅然とした態度と、必死に成長していく若い北条くんに感動してしまいました。
    良かったです。

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    2026年05月16日
  • あしたの名医2―天才医師の帰還―(新潮文庫)

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    衛があっという間に成長した。
    伊豆のおいしい食事は今回は少し控えめだった気もする。病院も変化していきそうで、次も楽しみ。

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    2026年05月16日
  • コウノトリとんだ

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    望まなかった妊娠の中絶については、いろんな事情があっても出産するのがいいのかどうか読みながら考えさせられました。

    妊娠して臨月まで迎え出産することは、身体も精神的にも大変で決して簡単な事ではないんだなと改めて思った、亜美さんみたいな人と出会えたら心強いだろうな。

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    2026年05月16日
  • 偽医者がいる村

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    大学病院で医療事故に関わり、世間から誹謗中傷を受けて職場を追われることになった産科医の一馬。
    逃げるように訪れた先の限界集落で、雪の中産気づいた妊婦に出会い小さな産院に同行する…。

    著者が現役の産婦人科医なのもあり、お産のシーンは特に生々しい緊張感がありました。
    病気の治療ではなく命の誕生と向き合う産科医。
    現場では常に母親と赤ちゃん2人の命が託されていて、その計り知れない重圧に息が詰まりそうでした。
    いくら日本の周産期医療が安全であっても、出産するまで何が起こるか分からない中で手を尽くし、助からない命があるのも事実。
    突然家族を失くした遺族が医師や病院を責めたくなる気持ちは無理もないけど、

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    2026年05月08日
  • 偽医者がいる村

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    一つの失敗が人生を変えてしまうことはある
    ただ失敗を失敗としたまま今に留まることは何も生み出さない
    少しでも前に進むために信念を思い出すことや失敗を糧にする心の持ち様は大切だと感じた

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    2026年05月08日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    定年後勤めだした仕事が少なからず医療に関係しているので、一つ現役医師の小説家が書いた小説を読んでみようと思い、手始めに新潮文庫にある『夜明けのカルテ』という9人の医師小説家の短編を集めたアンソロジーを読んでみた。収録されていたのは下記の作品である。

    牛島志季『研修医ヒナノの洞察』
    朝比奈秋『魚類譚』
    春日武彦『パイナップルのある光景』
    中山裕次郎『救いたくない命』
    佐竹アキノリ『春に綻ぶ』
    久坂部羊『闇の論文』
    遠野九重『言葉が消えるまえに』
    南杏子『空中テント』
    藤ノ木優『峠を超えてきた命』

    それぞれ主人公が外科医だったり産婦人科だったり研究職だったり患者を抱える家族だったり。自分に身近

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    2026年05月03日
  • コウノトリとんだ

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    ある過去を持つ新人助産師が主人公のお話。
    医療系のお話が好きで様々なお話を読むけれど、産婦人科の物語を読むのはこれで2冊目。
    そして1冊目の本も藤ノ木さんの本(偽医者がいる村)でした!
    産婦人科医をされている藤ノ木さんだからこそ、業界のお話がとてもリアルに書かれていて読みやすかったです!
    そして何より、勉強になります。この本を読んでより一層視野が広がった気がしてます!

    物語はある過去を持つ新人助産師(守谷まゆ)。
    新卒で入った病院ではその過去のトラウマがあるため、子を受け止めることがどうしてもできない。
    その過去と向き合うお話も含まれていて、まゆちゃんの成長もみれるお話になっている。

    夏頃

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    2026年05月02日
  • あしたの名医4―それぞれの決断―(新潮文庫)

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    このシリーズ、好きなんだよなー。
    今回は衛の彼女がキーポイント。
    読んでいて、衛の優柔不断さに、若干イラつきを覚えてしまったが、伊豆中のみんなのおかげで良い選択ができてよかった。
    塔子さんは、やはりカッコいいな。。
    過去作では全く想像もしていなかった田川先生のこと。そして、田川先生が伊豆中に来ることになった経緯。その経緯に愕然としてしまった。。
    まだまだこのシリーズ、続けてほしいな。

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    2026年05月02日
  • スウィッシュ!

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    エースの怪我をきっかけに、かかわった皆の成長物語。バスケット部の子やスポーツに関わる仕事を目指す子にお勧めしたいです。
    親視線で読むと辛い話でもありました。子どもは環境を選べないこと。貧困家庭で育つ子は未来の選択肢を諦めざるを得ないこと。貧困家庭でなくても、親が子どもの行く道を安全な方へと思うがために決めつけて押し付けてしまうこと。子ども達が自分の人生を生き生きと羽ばたけるよう親の役割は大切だと痛感しました。親世代にもぜひ読んでほしいです。

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    2026年04月14日
  • 偽医者がいる村

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    一馬の胃は持ち上がりがち
    こんなに頻繁に持ち上がってたら産婦人科医なんてつとまらないのではと思います

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    2026年04月04日
  • スウィッシュ!

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    SNSのフォロワーさんからの企画で手にした青春バスケ小説で、初の藤ノ木 優作品

    王道の青春小説とは少し毛色が違い、女性アスリートならではの悩みを作品に入れて、どうしたら強豪校と互角に争えるかを描いた爽やかな青春小説

    主人公の愛奈の友達でチームのエースである、羽瑠のキャラクターがとても好感がもてて、クライマックスの試合のシーンでは、思わず声を上げて応援したくなる話しでした❗️

    全体的に爽やかな雰囲気のこの時期にオススメの作品でした

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    2026年03月27日
  • コウノトリとんだ

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    トラウマが原因で出産介助ができない新人助産師の成長物語。
    なかなか克服できないこと、意地っ張りなところ、周りに心配をかけているのに、一人で落ち込んでいるところなど主人公の言動にやきもきした。
    むしろ、主人公の指導役の助産師が魅力的だった。
    ただ、主人公の停滞は、その後の成長との対比を意識したものだろう。
    活躍を期待して読み進めた。
    出産の現場は何が起こるか分からない、分からないからこそ無事出産できることは奇跡なんだと考えると、赤ちゃんの誕生シーンは感動的だった。

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    2026年03月19日
  • 偽医者がいる村

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    藤ノ木さんの作品は、今回も期待を裏切らない「ハズレなし」の一冊だった!
    タイトルから無免許医の物語かと思いきや、見事に裏切られた。そこにいたのは偽医者などではなく、真面目すぎるがゆえに居場所を失った「はんぷかげ」だった。

    産科医療のリアル、SNSの誹謗中傷、限界集落の厳しさ……現代の闇がギュッと詰まっていて考えさせられる。「文字でも人は死にますよ」という一馬の言葉、人生を狂わされた実感がこもっていて説得力があった。

    「出産は100%安全」ではない。医師も母も命懸けだからこそ、新しい命の誕生は奇跡で「おめでたい」のだと思うんだよね。

    驚かされるのは、藤ノ木作品ならではのハラハラ、ドキドキな

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    2026年03月19日
  • 偽医者がいる村

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    医療現場も介護現場も保育現場も人手不足と低い報酬でボランティア精神に依存した体制に疲弊。
    今作は産婦人科にクローズアップしている。少子高齢化が顕著な限界集落の診療所にたまたまたどり着いた控訴中の産科医。医療ではなく雑用をこなしているうちに少しずつ心が回復。
    供血のシーンが感動的だった。
    限界集落ではなくて、そっち行ったか〜。

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    2026年03月17日
  • スウィッシュ!

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    あしたの名医シリーズで好きな作家さん作品。
    スポーツドクターの説得力が、さすが医師と思う。
    手に汗握る白熱シーンに、スポーツも書けるなんてすごい。

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    2026年03月14日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    シリーズの2と3を先に読んでしまったが
    三枝教授がかっこよすぎる

    こんな教授今いないだろうなぁ
    自分を認めてもらう言葉をかけてもらえた衛は次第に気持ちを伊豆中に寄せていく

    「極上鰻を食べたでしょ」ってみんなに言われてる衛の困惑 笑

    お産は人それぞれみんなそれなりのエピソードがあるものだけれど 胎盤の剥離とか逆子とか その時1番ベストな状況を判断をする医者によって生死に関わる

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    2026年03月13日
  • まぎわのごはん

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    『あしたの名医』の著者のデビュー作品
    魂の出汁で作った最高のお・も・て・な・し

    物語の舞台はちょっと変わった料理屋
    「まぎわ」 まずは暖簾をくぐってみた
    読み進めるとすぐに疑問に感じた。
    「まぎわ」のマスターの過去、なぜ医者を辞めてまで料理人に?そして出汁へのこだわり。
    物語後半にマスターの悲しい過去が明かになるが、現役医師の著者が描く闘病生活の描写はあまりにもリアルで重い。
    そして、マスターの「生きるって何だろうね」という言葉。
    最初は亡くなった奥さんの罪滅ぼしのように見えて切なかったけれど、お客さんの笑顔に救われていく姿を見て、医療で救えなかった心をあたたかい一杯の出汁で救いたい。奥さん

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    2026年03月06日