藤ノ木優のレビュー一覧

  • あしたの名医2―天才医師の帰還―(新潮文庫)

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    伊豆中央に位置する周産期センター
    地域医療の砦となるこの場所で奮闘する産科医たちの物語シリーズ2作目

    人間なんて何の力もないな
    っていうことを痛感させられる。

    「血が止まるも止まらなぬも腫瘍次第だ。何の意思もない。無秩序に増殖を繰り返す細胞の塊のはずなのに、まるでそいつの掌の上で踊らされているような…」

    それでも尚、その現実から目を逸らさぬこと

    「目を背けるんじゃない」
    「医学とは、常に負けから這い上がる学問」

    だからこそ、医療に携わる人は強いんだな。
    そしてその強さにどうしようもなく惹かれる。

    最後の解説のドラマ化した場合の妄想キャスティングは面白かった。
    少し食べ物描写が長すぎ

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    2026年08月04日
  • コウノトリとんだ 2 近くて遠い背中

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    【あの人の背中を追いかけて】

    表紙の絵からは想像し難いディープな内容。
    最後は「えぇーーっ、こういう終わり方アリ!?」と、なんだか苦虫を10匹くらい一気に「グチャ」と噛み潰したような結末でした。

    今作も一癖ある妊婦さんばかり。
    自然分娩に異常に固執する妊婦や、大きなトラウマを抱える妊婦さんに現場は大パニック!
    主人公の助産師・まゆは患者の気持ちに寄り添い奮闘するけれど……。

    「早く先輩の亜美みたいになりたい!見捨てられたくない!」というまゆの向上心は大切だけど、1人で空回りしている姿にはヒヤヒヤ。
    「それで患者を危険にさらしては本末転倒だよ」とハラハラしながら見守りました。
    先輩だって一

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    2026年08月03日
  • スウィッシュ!

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    個人的には、最初はあんまりかな?と思ったけど、途中からグイグイ引き込まれ、最後ら辺は急いでページをめくった。爽快な読後感で中高生に読んで欲しい一冊。(高等学校の部の課題図書であることに納得!)

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    2026年08月01日
  • コウノトリとんだ

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    1人の助産師の成長ストーリー。
    出産経験はないが、状況がとてもリアルに感じられ続編も読みたいと思った。

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    2026年07月31日
  • スウィッシュ!

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    『ポジション!』の女子バージョン。
    部活と経済格差、生理とスポーツというテーマにも切り込んでいて読みごたえがある。次のページをめくりたくなる文章の運び方も秀逸。読書感想文も書きやすいのでは。

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    2026年07月23日
  • あしたの名医2―天才医師の帰還―(新潮文庫)

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    第一巻が面白かったのですかさず第二巻です。
    早速、腹腔鏡界の天才医師・海崎が新キャラクターとして登場します。
    とにかくつかみどころのない人物で、いわゆる空気を読むというのとは縁遠い模様。
    しかし、腕前は確かで、北条の憧れの医師でもあります。

    実は以前にも伊豆中にいたそうで、城ケ崎の同僚であり、三枝教授も一目置くようで…。


    伊豆中の人事や城ケ崎の過去の話など、本線はかなり硬派な進み方で、合間の伊豆長岡の料理が本当にオアシスとなる内容でした。

    若干残念なのが、血栓で入院してきた麻衣子がどうなったか?
    北条はラパロやります! と言ったもののどうなったのか?
    がわからなく、第三巻に続いているの

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    2026年07月16日
  • 偽医者がいる村

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    ネタバレ

    限界集落と医療の話
    医療事故により全てを失った産科医の再起の物語でもある
    SNSによる誹謗中傷はいつの間にか誰も止められなくなるところが本当に怖いしかも半永久的に(ネット上に)残るし
    田舎の有力者による横暴も未だ健在なのでしょうねぇ…田舎には住みたくないなってつくづく思う
    そんなマイナス思考も出産シーンの神聖さによって全て救われる
    全体的に丁寧な描写で特に施術場面の(血も)溢れる臨場感は流石現役医師の手によるもの

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    2026年07月14日
  • 偽医者がいる村

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    タイトルでサスペンスかなと思ったら全然違う、ドラマすぎて映画見た後のような、どっと疲れた⋯。
    産婦人科の医療事故で逃げてきた阿比留とおらが村での小さな産院での出産の話。

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    2026年07月08日
  • コウノトリとんだ

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    自分の出生のトラウマから、分娩に立ち会うことが困難な助産師のまゆ。
    そのトラウマに立ち向かい、克服していく。
    出産て圧倒的に女性に負担があって、男性の責任というか、逃げてしまう人もいるのが、やるせなさすぎる。

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    2026年07月05日
  • 偽医者がいる村

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    2026/6/27

    医療事故に関わったことでバッシングを受けた産科医が、偶然、小さな村にある唯一の産院にたどり着く。

    自分が出産した時のことをずっと思い出しながら読んでいた。
    無事に産まれてくれたこと、ここまで元気に育ってくれていること、全部が当たり前ではない。
    出産に関わってくださった方全てに、改めて感謝…

    本当にたくさんの人が、母親と産まれてくる命を懸命に救おうとする最後の出産シーンは本当に感動して泣けた。
    命の重さと、それを支える人たちの責任の重さ。
    そんなことを考えさせられた一冊。

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    2026年07月04日
  • 偽医者がいる村

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    産婦人科医を取り巻く問題やSNSの炎上等、読んでで辛くなる部分もあったけど、きれいにまとめあげられて感動的なストーリーでした

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    2026年06月28日
  • 偽医者がいる村

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    医療事故を取り上げた記事がきっかけで、粘着炎上された産科医が逃げ延びた村の人達と過ごす日々。
    衰退に向かうしかない過疎地で暮らす、住人と生活と人付き合いと医療の関係性が、それぞれの登場人物の視点から説得力のある言葉で繋がっていく。
    素直に生命について感動したし、過疎地の描写では離れた地元を思い出した。

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    2026年06月21日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    知り合いのイタリア料理人が第4巻でメニュー考案したというので、まずは1巻から読まねば~で早速読破。

    産婦人科と食の話がセットになっていて、おそらく2話に出てくるPOMERAの東条さんはシェフがモデルと思われる。

    主人公の北条衛は6月中旬に急遽伊豆長岡にある、天渓大学医学部付属伊豆中央病院に異動を命じられる。
    そこは産科救急特化型の施設で、東京からは寄せ集め集団と言われているようで…。

    少ない人数で回しているので、専門外であろうと容赦なく仕事を与えられる。

    作者本人が産婦人科の医者なので、描写はリアル。そして、出てくる食堂やお店もおそらくすべて実在する店があるのであろうと思われる。

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    2026年06月21日
  • あしたの名医3―執刀医・北条衛―(新潮文庫)

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    相変わらず安定して読める
    産婦人科と腹腔鏡 衛の成長を軸にとても読み応えがあり
    キャラ立ちも相変わらず安定♪
    次作が楽しみ♪

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    2026年06月19日
  • 偽医者がいる村

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    医療事故を起こしてしまった産婦人科医と、その記事を作った記者。
    どちらもその事故をきっかけに人生がどん底に落ちてしまった。
    そんなふたりが再開したのは医療が破綻している地方の病院。
    おじいちゃん先生だけで、なんとか町でお産ができるようになっている。

    地方の医療の限界が書かれてて、すごく響く。
    そしてそんな中でも頑張る医師がいること、心から尊敬した。

    怖くても、自分しか守れない命もきっとあるんだなとそう思えた。

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    2026年06月19日
  • 偽医者がいる村

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    医療ミスを疑われて職を負われた産婦人科医が、流れて田舎の古い産婦人科医に辿り着く。おじいちゃん先生や地域の人々と触れ合いながら地域医療の問題や産婦人科医という仕事と改めて向き合う医療エンタメ。なんとか赤ちゃんやママを救おうと鬼気迫る先生たちの様子がリアルで感動した。著者の方は本当にお医者さんらしい。政治的駆け引きや浮き沈みパートもテンポが良く、止まらずに読めた。面白かった。

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    2026年06月15日
  • スウィッシュ!

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    令和8年度高校課題図書。
    高校バスケの青春小説であり、スポーツによる怪我の治療法や予防法、親の愛が熱く書かれた感動的な物語。
    スポーツドクターのお父さん、娘相手だとダメダメなのがちょっと嫌だと思ったけれど、たくさん感動する場面があった。
    青春時代を何かに捧げる若人たちは、本当にいいですね。

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    2026年06月14日
  • 偽医者がいる村

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    「あしたの名医」でどハマりした著者。
    今回もラストのあたりの緊迫感は、産婦人科医の著者ならでは。

    村の昭和な意見にイラッとしつつも、今でもこんな村があるんだろうな。。とも思う。
    相良のその後、阿比留のその後も見てみたいなーと思わずにいられない。

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    2026年06月14日
  • スウィッシュ!

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    高等学校の課題図書。怪我の描写が丁寧だなと思ったら著者がお医者様なんですね(納得)どうしても親目線で読んでしまうので愛奈ちゃんはもう少し年齢上がればお父さんの気持ちもわかるんじゃないかなと思ってしまいました。出来れば我が子には嫌な思いはしてほしくない(もちろん成長のために必要な時もあるし体験しないと学習できないこともあるのはわかる)ラストゲームは手に汗握りました。面白かったです。

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    2026年06月12日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    新米研修医が気づいた真実、引きこもり患者を救う精神科医、無差別殺人犯への緊急手術、友人の脳腫瘍に向き合う脳外科医、深夜の出産に奔走する医療チームなど、医師作家9名がそれぞれの知識と経験をもとに描く医療小説アンソロジー。

    医療小説としてのドラマ性だけでなく、診療の段取り、医師同士の距離感、病院という組織の空気、患者や家族とのすれ違いが自然に描かれている。医療者が読むと「わかる」と思う場面が多い。

    使命感、判断力、患者を助けたい気持ち。
    一方で、自己正当化、権威性、論文や業績への欲、組織内の空気の悪さ。
    医師という職業を美化しすぎず、かといって冷笑しすぎてもいないところが読みやすい。

    精神科

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    2026年05月30日