藤ノ木優のレビュー一覧

  • -196℃のゆりかご

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    母の立場と責任を引き受けるからこそ、絆を築くことができるのかもしれない。毎日子供と繰り広げている泥臭い毎日を幸せと感じた。

    −196℃に詰めこまれた命。産む権利、出自を知る権利、それを人の技術を介在することによって複雑になるよなぁと思う。

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    2025年03月24日
  • あの日に亡くなるあなたへ

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    医療ファンタジー系の作品だった。
    現役医師である今作品の著者も助けたくても助けられなかった過去を抱いているからこそこのような文章を紡ぐことが出来たのではないだろうか。

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    2025年03月09日
  • 偽医者がいる村

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    産科医療における訴訟リスクの問題と、衰退する集落における医療施設の存続問題。そんな問題に鋭く、それでいて優しく踏み込んでいる小説。色々考えさせられる。よくわからない正義感から炎上に加担してしまうような人には特に読んでみてほしい作品。でもまぁ、そういう人は読まないよね。

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    2025年02月15日
  • 偽医者がいる村

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    初めて読んだ作者さん。冒頭から一気に惹き込まれました。医療過疎地の産科医療の実態、問題提起、意義深い作品。診療所の面々の人情深さにも心温まります。違う作品も読んでみたい!

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    2025年02月09日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医師でありながら小説家でもある9人の短編小説が詰まった作品でした。あんなに忙しそうなのに、いつ小説書いてるんだろうって不思議に思う凄い方々。

    医師であるからこそのリアルな感じが伝わってきて、とても面白かったです。

    特に空中テントは、認知症の家族を介護したことある人なら誰しも共感出来る部分がたくさんあると思いました。施設の入所は、家族を見捨てることではなく、プロがみてくれる安全な場所にいれるという考えが広がったらいいな。
    私も主人公のお母さんにとても同情しました。介護する人は、自由が奪われて当然なのか、当事者じゃない人達から見捨ててるなんて文句言われる筋合いはほんとにない。文句を言うなら1週

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    2025年02月02日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    出産や手術シーンは、結構はっきりと描写されていて読み応えあり。絵や写真は無いのに、書かれている言葉だけでご飯が想像出来てしまった。お腹すいた。チームの皆が一丸となって妊婦さんを救おうとするシーンはドキドキハラハラ、感動。

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    2025年01月31日
  • -196℃のゆりかご

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    ☆4.3

    液体窒素の一気圧での温度がマイナス196℃。
    受精卵のゆりかごということで、家族のあり方を、考えさせられた。
    事情はいささか複雑で、両親の胚を着床させて、両親の子を宿し、娘を出産するが、遠縁の親戚が引き取った程で、義母として、自ら腹を痛めた娘を育てる、精神的に疾患のあるというか、ある種PTSDの症状のある主人公が不器用に育ての母を演じるというものかたり、地面師とと並行読書だったので、なかなかきつい話の中身である中、少しほっこりする話でした。いやぁ、本当に生き切ることは難しい。
    幸い私は、母から、産まなきゃ良かったとは言われたことは一度もなく、主人公の友達の心境は明確にはわからないが

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    2025年01月17日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    明けのカルテ 医師作家アンソロジーを読みました。
    9人の医師作家の短編集です。
    どれも結構面白かったです。
    空中テントでは、テントを張るために実家に帰った主人公が父親の認知症と直面します。
    50年前に話題となった有吉佐和子『恍惚の人』を思い出します。
    私の祖父も私が子供の頃認知症で大変でした。
    昔は介護施設も無かったですから大変でした。
    峠を超えてきた命では天城峠を超えて早産しそうな患者を迎え入れるチームの話で、出てきた地名が河津七滝ループとか、天城峠、伊豆の踊子像とか、懐かしく思いながら読みました。
    ドラマになって欲しい短編集です。

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    2024年12月24日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    静岡のおいしい食べ物がこれでもかというほど出てきて、描写もイメージしやすくとても読みやすい。クセが強めの産科メンバーもまた書かれ方が魅力的でどんどん引き込まれる。続編もあるのでそのまま抵抗感なく読めてしまう。、

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    2024年12月18日
  • あしたの名医2―天才医師の帰還―(新潮文庫)

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    やっぱり最後は泣けますね
    家で読んで正解でした
    このお話はお産に関わる医療でしたが
    医療系の物語はハッピーエンドでは終わらない
    みんな、なにがしなの痛みを抱えていく
    この物語、続くのかな?

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    2024年12月14日
  • -196℃のゆりかご

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    物語の世界に引き込まれたし、意外な展開もあり、どんどん読むことができた
    不妊で悩む人達の苦悩と、凍結胚で生まれてきた人の苦悩も感じることができて、良い作品だと思った

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    2024年12月13日
  • あしたの名医2―天才医師の帰還―(新潮文庫)

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    静岡県は原木椎茸生産日本一だとは知らなかった。初っ端から絶品の黒鮑や、伊豆牛が描かれて食べたい思いが募る。
    北条衛のチーム、塔子、筋肉の神里真司、先輩の下水流明日香、そして禿げでずんぐりの田川誠一とこれまでのチームも健在で、そこに研修医阿佐ヶ谷ゆめと塔子の同期で三枝教授の教え子の海崎栄介が加わった。

    圧倒的な手腕の海崎先生は登場した時から自由奔放な印象だった。腹腔鏡手術の専門家でもあり、北条衛は立ち会うことができるのかが最大の興味だった。
    モクズガニや小牧寿司(マグロ)の三色丼も洋梨も美味しそう。激務の中で美味しい料理が描写されるとこちらまでホッとさせられる。世界遺産の韮山反射路まで出てきた

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    2024年12月09日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    伊豆といえば、駿河湾や伊豆高原など風光明媚な印象がある。日本の地形の始まりが凝縮されているようさえ感じる。そんな場所へ若手医師の北条衛が赴任する。本作は6編の短編で構成されている。
    藤ノ木優さんらしく、食事と医療を上手く織り交ぜている。食べるということは生きるということでもある。金目鯛が食べたくなった。

    医療現場での奮闘とほっとする場面とが絶妙なバランスだと感じる。ひとりひとりが患者のために向き合い、それを助け合う姿が美しい。医療現場に限らず、社会生活を送る上で、それはとても大切だと思う。
    医療のAI化やロボット化は一面では技術として有効なのだろう。しかし、患者のケアは生身の人間対人間である

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    2024年12月02日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医師でありながら作家でもある方々の医療小説9編。

    私の知っている作家さん以外にこんなに多くの医師作家さんがいることに驚きました。どれも医師であるだけに小説の内容は臨場感が溢れていて迫力がありました。

    中山祐次郎さんの『救いたくない命』は救急で運ばれてきた患者が犠牲者15人以上を出した通り魔事件の犯人と知り、葛藤をしながらも必死に命を救う姿に京アニ事件を思い出しました。

    南杏子さんの『空中テント』は家族の介護の経験がある人は共感出来るはず。

    どれも本当に良い作品ばかり。若手医師の過酷な労働時間、医療ミスの隠蔽、不都合な論文を闇に葬る等、医療小説が好きな人なら興味のある内容ばかり。でも朝比

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    2024年10月31日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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     書くことで、解放される思いがある。

     新たなジャンルが始まることへの期待を込めた夜明けでもある一方で、書かないと解放できない思いが溜まってきているのも事実であると思う。

     

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    2024年10月26日
  • あの日に亡くなるあなたへ

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    作家、産婦人科医・医学博士

    今なら、過去を変えられる――

    大学病院で産婦人科医として勤務する草壁春翔。

    春翔は幼い頃に妊娠中の母が目の前で倒れ、何もできずに亡くなってしまったことをずっと後悔していた。

    ある日、春翔は実家の一室で母のPHSが鳴っていることに気づく。不思議に思いながらも出てみると、PHSからは亡くなった母の声が聞こえてきた。

    それは雨の日にだけ生前の母と繋がる奇跡の電話だった。さらに春翔は過去を変えることで、未来をも変えることができると突き止める。そしてこの不思議な電話だけを頼りに、今度こそ母を助けてみせると決意するのだが……。

    現役医師が描く、時をこえる本格医療・家

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    2024年10月24日
  • -196℃のゆりかご

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    母子家庭で育ったつむぎは、遠縁の義母と二人で暮らしていた。優しいけど、距離のある関係。モヤモヤする気持ちを抱えていた。ある日、義母が産婦人科に救急で運ばれ、そこで衝撃な事実を知る。

    親になるとは、すごく大変で覚悟のいることなのだと、改めて思った。保身に走るのではなく、子どものために、自分とも向き合わないといけない。

    体外受精は、自身の子どもを持つための最後の手段だけど、子どもを育てるためのスタート地点であることを再認識した。

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    2024年10月04日
  • あの日に亡くなるあなたへ

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    私も過去が変えられるなら、変えたい事が1つあります。でも、小説ようなフィクションは現実には起こらないのが、とても残念でなりません。
    とても良い小説ですよ。読む価値はおおいにあるかと。

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    2024年10月03日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    今日買って3時間で一気読みしてしまった。著者が医師だからか、良い意味で患者と医師の描写には変に感情に訴えるような場面や表現はない。それでいて患者への思いや医師としての信念はじんわりと伝わってくる。自分の仕事への向き合い方はどうなんだと、ハッとさせられる言葉があちこちに。けして派手さはないけれどじっくりと心に響く、味わい深い一冊だった。あと、いつか必ず伊豆に行きたい!

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    2024年09月23日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    9人の作家(医師)による9篇の物語
    それぞれの作家自らの経験なのかはわからない
    ただ、それぞれの作家の医療への思いが短い作品の中に散りばめられていると感じた

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    2024年09月18日