藤ノ木優のレビュー一覧
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ネタバレ青年産科医。未来ある彼がそのとき考え得るうちの最善の医療処置をおこなったにもかかわらず、胎児を救えず、女性は子どもを産めぬ体に。これを取り上げた記事のせいで炎上。息を潜めて生きねばならなくなった彼がたどり着いたのは古びた診療所1軒のみの村。
追いかけてきたのが記事を書いた記者というのが意外でした。実は記者が意図したのは医療体制の問題を提起するためで、医師をやり玉にあげるつもりなど毛頭なかったのに、違う方向で話題になってしまった。医師同様に仕事に対する自信をなくし、何も書けなくなっている。
診療所の医師と助産師、調理担当の婆ちゃんという顔ぶれが最高。温かい温かい物語でした。 -
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シリーズ第二弾!
前作同様、伊豆の料理+医療の物語
食欲そそるーー
前半は前作同様ライトな感じで進みます。
腹腔鏡界の革命児と言われた天才医師の海崎が赴任。
さらに、研修医のゆめと新たなスタッフとなります。
傍若無人なふるまいをする海崎ですが、組織としては扱いに困るけど、プロフェッショナルでちゃんと信念持っている人。
一方、この研修医は嫌い(笑)
若気の至りか...
そんな中、後半、妊娠中に血栓を起こした患者が運ばれたところから、ストーリは重くなり、厳しい選択を余儀なくされていきます。
これは厳しい。
妊娠中の癌。
生と死がまさに背中合わせという状態。
塔子の決断。
母子ともに救うことが -
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まさかの予期せぬ都落ち、本院から伊豆中へ。しかも伊豆中は曲者揃いのスタッフで「教授ルール」という良く分からないものが存在し職場は戦場?これ聞いたらブラック感ありありで憂鬱で行きたくなくなってしまう。
でも、ご飯だけは素晴らしく美味しい!
そんな衛の医師として人としての成長物語。
本書を読んで命を扱う責任の重さや命の誕生の奇跡に深く心に刺さりました。
特に第五話の「峠を越えてきた命」は1分1秒でも早く伊豆中に着いてくれと願うような気持ちて読み進め終始ヒヤヒヤドキドキさせられました。
私の妻がこの話と同じように切迫早産になったときは「何で」と頭が真っ白になり急いで病院に向かう電車の中で涙を流しな -
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やはり医療系は涙なしでは読めないですね。
特に本書の後半では、熱いものがこみ上げてきます。
表紙のイラストのような、ある意味軽い感じで入りましたが、後半はずっしり重い内容。
でも、それをさらりと料理も入れてライトに語られていきます。
特に、本書の中では話の中に伊豆と料理の話が含まれます。伊豆は年に数回はいくので、ほぼほぼ地図が頭に入っていて、とても身近に感じられました。
そうそう、そうなんだよねって感じ。
伊豆長岡にある伊豆中央病院に異動を命じられた衛。
本来最先端医療である腹腔鏡手術のエキスパートを目指す衛にとっては、辛い異動。
しかしながら、地域の命を守るため先輩医師たちの想い、行動、 -
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ネタバレスポーツ小説でありながら、家族との仲も描かれる家族小説。
女子選手ならではの不調など、わたしは女だけど正直目から鱗が落ちる思いでした。
生理が辛い自体は、女性なら程度は違えど味わってきた思いだと思います。
しかし上手くなろうとして頑張った分と成長期で使用したエネルギーが足りず、結果痩せすぎて生理不順に陥る。接種エネルギーを増やして、身体が良くなったと思いきや、生理がきちんと再開し、今度は貧血と腹痛で…。と読み、
女性アスリートとして活躍している人々は、このような自身の身体と向き合いながら活動されていたのだなと驚きました。
私はどちらかというと運動ができないタイプであり、運動ができる人は強い、と -
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一巻に続いて面白い。
読み終わったら、古本屋さんに持っていこうかなー。。と、思っていたが、このシリーズは、手元に置いておきたいなー。。。
そんな本ばっかりだから、本箱に入らなくなるのだが。。(そして、そんな本の多くはことごとく医療モノというところが私らしい)
前回に続き、後半にオオゴトが起こるのがこのシリーズだな。。
麻衣子の行末、メイちゃんの行末がめちゃくちゃ気になる。
3巻目にも登場いただきたいものだ。
偶然にも1巻から3巻を大人買いしていたので、すぐにこの続きが読めるのはかなり嬉しい。
空気の読めない2人、特にユメちゃんには、若干イライラしてしまった。
でも、塔子が語った「産婦人科と -
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医療系のストーリー小説はよく読むが、このかたのは初。
この方も医師なのね。
医師って、小説家になる方が多いイメージが。。
みんな文才もあるのね、すごい。
さて。この本の中身。
リズムがよく読みやすい。
産婦人科領域の話は、「コウノドリ」で結構見聞きしていたので、伊織ちゃんの病状にもすぐに気づいた。
そして、それがどれだけ致死率が高いかも。
なので、あの展開は、伊織ちゃんを救うために最大限に必要なものだったと思う。
だから、北条、いくなよ!と、最後は思ったが、無事に残ってくれてよかったよー。
あのあたりの三枝教授の話し方、行動は、同じく医師で小説家の夏川草介氏の「始まりの木」の教授に似ているな -
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緊迫した出産シーンに思わず涙したのが美容室で、美容師さんを心配させてしまった。
それは医療ミスか不可抗力か…。
産科医のみならず、医療に携わるということは総じて自分ではない誰かの命に向き合っているということ。
その中でも、とりわけ妊娠出産というダイレクトに命を預かる産科医の重圧は計り知れない。
センシティブな題材なので、安易に良い悪いは言えない。
どんなに力を尽くしても、経験を重ねても、素人には理解できない経緯の果てに哀しい結果をもたらすことはあるのだと思う。
それをどんなに丁寧に真摯に説明を受けたとしても「はい、そうですか」と簡単に納得できるはずもない。
どちらも傷付いている。
医療現