藤ノ木優のレビュー一覧

  • 偽医者がいる村

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    藤ノ木さんの作品は、今回も期待を裏切らない「ハズレなし」の一冊だった!
    タイトルから無免許医の物語かと思いきや、見事に裏切られた。そこにいたのは偽医者などではなく、真面目すぎるがゆえに居場所を失った「はんぷかげ」だった。

    産科医療のリアル、SNSの誹謗中傷、限界集落の厳しさ……現代の闇がギュッと詰まっていて考えさせられる。「文字でも人は死にますよ」という一馬の言葉、人生を狂わされた実感がこもっていて説得力があった。

    「出産は100%安全」ではない。医師も母も命懸けだからこそ、新しい命の誕生は奇跡で「おめでたい」のだと思うんだよね。

    驚かされるのは、藤ノ木作品ならではのハラハラ、ドキドキな

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    2026年03月19日
  • 偽医者がいる村

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    医療現場も介護現場も保育現場も人手不足と低い報酬でボランティア精神に依存した体制に疲弊。
    今作は産婦人科にクローズアップしている。少子高齢化が顕著な限界集落の診療所にたまたまたどり着いた控訴中の産科医。医療ではなく雑用をこなしているうちに少しずつ心が回復。
    供血のシーンが感動的だった。
    限界集落ではなくて、そっち行ったか〜。

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    2026年03月17日
  • スウィッシュ!

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    あしたの名医シリーズで好きな作家さん作品。
    スポーツドクターの説得力が、さすが医師と思う。
    手に汗握る白熱シーンに、スポーツも書けるなんてすごい。

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    2026年03月14日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    シリーズの2と3を先に読んでしまったが
    三枝教授がかっこよすぎる

    こんな教授今いないだろうなぁ
    自分を認めてもらう言葉をかけてもらえた衛は次第に気持ちを伊豆中に寄せていく

    「極上鰻を食べたでしょ」ってみんなに言われてる衛の困惑 笑

    お産は人それぞれみんなそれなりのエピソードがあるものだけれど 胎盤の剥離とか逆子とか その時1番ベストな状況を判断をする医者によって生死に関わる

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    2026年03月13日
  • まぎわのごはん

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    『あしたの名医』の著者のデビュー作品
    魂の出汁で作った最高のお・も・て・な・し

    物語の舞台はちょっと変わった料理屋
    「まぎわ」 まずは暖簾をくぐってみた
    読み進めるとすぐに疑問に感じた。
    「まぎわ」のマスターの過去、なぜ医者を辞めてまで料理人に?そして出汁へのこだわり。
    物語後半にマスターの悲しい過去が明かになるが、現役医師の著者が描く闘病生活の描写はあまりにもリアルで重い。
    そして、マスターの「生きるって何だろうね」という言葉。
    最初は亡くなった奥さんの罪滅ぼしのように見えて切なかったけれど、お客さんの笑顔に救われていく姿を見て、医療で救えなかった心をあたたかい一杯の出汁で救いたい。奥さん

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    2026年03月06日
  • あしたの名医3―執刀医・北条衛―(新潮文庫)

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    伊豆にある産婦人科での新米医師の
    成長物語
    病院の医師を中心としたヒエラルキー
    著者が産婦人科医なので手術の描写が
    リアル
    医師の関係は言うに及ばず
    病棟での助産師 看護師の業務の内容や思いなど
    よくわかった人でなければ書けない

    院長の立派な存在にも敬服
    現実に会ってみたかったなそんな人格者

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    2026年02月26日
  • コウノトリとんだ

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    産婦人科の話はいつもうるうるしてしまう。今回は助産師さんの話だったけどとってもよかった!赤ちゃんが産まれるのは奇跡だよね!自分の出産も思い出しました。

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    2026年02月24日
  • 偽医者がいる村

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    すらすらと読むことができる作品でした。
    顔の見えない、また真実を知らない世間一般からのバッシングによって心に深い傷を負った産科医と世間一般に想定していない武器を与えてしまったジャーナリスト。そしてその二人を取り巻く大人達。
    塗り替えたい過去がある中でどのように「今」を向かえるのか。命に向き合うことの本質はどこにあるのか。
    自身の感情が少しずつ改善していく過程が感動しました。

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    2026年02月19日
  • コウノトリとんだ

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    「あなたは助産師に向いていない!」
    え~いきなり、その言葉はきつくない?
    プリセプターの亜美さん、私だったら心が折れちゃうよ。
    この妥協を許さない亜美には良からぬ噂も……。
    そう、この物語は現役医師が描く新人助産師・まゆの成長物語。

    さすが、現役産婦人科医師ならではのリアリティーな描写。
    特に緊急カイザーのシーンは「蹄の音を聞いたらシマウマではなくウマが来たと思え」の格言通り、一分一秒を争う「時間との戦い」、モニターの音、スタッフの緊迫感がひしひしとと伝わってきて、母子の無事を祈りながらハラハラドキドキしながら夢中でページをめくった。

    初めての夜勤で、まゆが直面した「中期中絶」「命の選択」

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    2026年02月11日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    田川医師「一見遠回りに思えても、道は開けるものだから心配するな」

    三枝医師「医師として成長したいのであれば、目を増やせ。それが己の技術に繋がり、やがて、どんな状況にも対応できる医師を作る」

    田川医師「これも経験だ。経験が増えれば増えるほど人生は潤う。潤いのある人生を送れるかどうかは、君自身が選択することができる」

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    2026年02月03日
  • あしたの名医3―執刀医・北条衛―(新潮文庫)

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    少し前に読み終わった。
    そして、終わりにある発刊日を見て、力が抜けた。すぐには、次は出ない。
    読んでいる途中、妻が手術したことを思い出した。チョコレート?なんとか。何年か前に卵巣の摘出手術したこと。3巻までに産婦人科のいろいろな手術などの治療を読んでいて、ふと身近にいる人を意識することになった。作者が専門医であることとその表現が、こんな行動につながったように思う。
    4巻はいつ出るのだろう。

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    2026年01月25日
  • 偽医者がいる村

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    小さく、少子高齢化の目立った村が故の問題や、医療、妊娠の不安や社会問題などいろんな角度から考えさせられるおはなしでした。かといって難しさはなく、子供が生まれる時の感動や出てくる人たちの信念、葛藤に胸打つシーンもありました。

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    2026年01月18日
  • あしたの名医2―天才医師の帰還―(新潮文庫)

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    一巻を読み終わり、すぐに書店へ。そして、いつものように、章ごとに栞をはさんだ。が、無駄になった。寝る前に、移動の電車の中で、起きてすぐに開く。話の続きが気になって仕方がない。でも、一巻から一年も時間が経っていないのが、不思議に思えてしまう。でも、今回で一番印象に残ったのは、巻末に『ドラマにするなら配役は』のネタ。いい配役だし、ドラマになったら毎週欠かさず見てしまうだろうな、と思った。今のところ、三巻までしかない。楽しみに三巻の1ページ1ページを読んでいこう。
    追記 医学用語が理解できていないこと、わかっていたらもっと楽しめるだろうな。

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    2026年01月17日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    退職後、本を読む機会も時間も多くなり、その中で『医療』が一つのキーワードになった。そしてこの本で会った。都会と地域の医療を考えながら、田舎に住んでいる自分の環境と比べていた。産婦人科を舞台に話が進むが、他の医療も同じなんだろうと思う。ちなみに近くの病院では小児科医の常勤がいないと耳にする。地域のことを過去、現在、そして未来を考える三枝先生の思い、そして、主人公を含め関わる医療関係者、今後どうなるのか。

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    2026年01月17日
  • 偽医者がいる村

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    医療事故で「偽医者」とバッシングを受け職を追われた産科医・阿比留一馬が、過疎の限界集落にある分娩施設「竹下診療所」で働くことになり、医療の現実や人々の命と向き合いながら再生していく、現役医師が描く感動の医療小説です。大学病院での過去の医療事故、世間にバッシングを広めた女性記者との再会、そして村の診療所を守るための奮闘が、リアルな出産描写とともに描かれます。

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    2026年01月14日
  • 偽医者がいる村

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    ネタバレ

    青年産科医。未来ある彼がそのとき考え得るうちの最善の医療処置をおこなったにもかかわらず、胎児を救えず、女性は子どもを産めぬ体に。これを取り上げた記事のせいで炎上。息を潜めて生きねばならなくなった彼がたどり着いたのは古びた診療所1軒のみの村。

    追いかけてきたのが記事を書いた記者というのが意外でした。実は記者が意図したのは医療体制の問題を提起するためで、医師をやり玉にあげるつもりなど毛頭なかったのに、違う方向で話題になってしまった。医師同様に仕事に対する自信をなくし、何も書けなくなっている。

    診療所の医師と助産師、調理担当の婆ちゃんという顔ぶれが最高。温かい温かい物語でした。

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    2026年01月13日
  • あしたの名医2―天才医師の帰還―(新潮文庫)

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    シリーズ第二弾!
    前作同様、伊豆の料理+医療の物語
    食欲そそるーー
    前半は前作同様ライトな感じで進みます。

    腹腔鏡界の革命児と言われた天才医師の海崎が赴任。
    さらに、研修医のゆめと新たなスタッフとなります。

    傍若無人なふるまいをする海崎ですが、組織としては扱いに困るけど、プロフェッショナルでちゃんと信念持っている人。
    一方、この研修医は嫌い(笑)
    若気の至りか...

    そんな中、後半、妊娠中に血栓を起こした患者が運ばれたところから、ストーリは重くなり、厳しい選択を余儀なくされていきます。
    これは厳しい。
    妊娠中の癌。
    生と死がまさに背中合わせという状態。
    塔子の決断。
    母子ともに救うことが

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    2025年12月28日
  • -196℃のゆりかご

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    産婦人科の先生ならではの作品

    奈緒さんの辛さと 嘘をつかれていたと知ってしまうつむぎ

    内容的には心が痛みますが つむぎが賢かったことと 信頼のできる学校の先生と男の子の友人がいてくれて救われる

    倫理的にどこまで許されるかなど議論はあるだろうが、一波一絡げに倫理的に問題がある、と線が引けない難しさがあるだろう

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    2025年12月27日
  • 偽医者がいる村

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    間違いなく、見せ場は出産場面の臨場感。これは現役産科医だから書けるのだと思う。
    たくさんの逆境を乗り越えて執刀する主人公を、手に汗握って応援し、共に涙してしまう。
    読む前は、裏表紙のあらすじに「感動の医療小説」なる文言があり、げんなり。狙い通りに感動してたまるかと思ってたのに、結局、電車の中で泣きながら読んでしまった。参りました。

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    2025年12月25日
  • 偽医者がいる村

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    久しぶりに一気に読み終わった!
    産科医の抱える問題や、過疎地域の医療問題なども組み合わさって色々考えさせられる1冊。

    ある一つの記事がSNSで炎上し、追い詰められた産科医が逃げるように過ごしていたところ、偶然居合わせた産気付いた妊婦との出逢いから、あれよあれよと巻き込まれて物語が進んでいく。

    ありがちな話だけど、リアリティーのある描写が見応えある。
    やっぱり筆者は産科医?

    最後、トラウマを抱えた人たちが全回収されたのは出来すぎな気もするが、そう思いながらも目頭がウルウルしてしまった。

    するっと読むには良作だった!

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    2025年12月25日