藤ノ木優のレビュー一覧

  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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     都内の大学病院で腹腔鏡手術の手技を磨いていた北条衛は、伊豆中周産期センターへの異動を命じられる。しかも、鬼の老教授が医局を支配しているという悪評も聞こえてくる。

     医療系の物語としても面白いんだけど、伊豆観光案内、伊豆グルメ情報誌?としても大変優秀。食べ物の描写がうまくって思わず夜中にビール飲んじゃったし、伊豆グルメを堪能しに行きたくなっちゃった。

     自分のお産の事を思い出しつつ、お医者さん側から見るとこんな風なの?と思ったり。

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    2025年05月19日
  • あしたの名医2―天才医師の帰還―(新潮文庫)

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    めちゃくちゃ面白くて入り込んだ。新たなドクターとの関係性が出る事で人物像が掘り下げられるねぇ。医療現場が素人にもわかりやすいし理解出来た。4話の麻衣子のお腹の中の子の成長を最優先して下さいと赤ちゃんの産声が聞きたいの言葉に胸が熱くなりました。こんな難しい選択を決めれるって やっぱ胸が熱くなりました。あー藤ノ木優さん出会えて良かった〜そして1を読もう

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    2025年03月19日
  • あしたの名医2―天才医師の帰還―(新潮文庫)

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    伊豆中のメンバーにまた会える!とワクワクしながら読み始め、あっという間に読み終えた。
    涙なしには読めなかった。
    天才医師の帰還
    これはシンプルに1人のことを指しているとも捉えられるけど、私はいろんな意味が込められていると感じた。
    伊豆中が新たなフェーズに入っていった。

    あとがきの、ぜひドラマ化を!妄想キャスト
    私は他の人をイメージしていたけど、
    あとがきの方の案もなるほどなぁ〜と思った。
    ぜひ映像で見たいお話。

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    2025年02月14日
  • あしたの名医2―天才医師の帰還―(新潮文庫)

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    シリーズ第2弾。産婦人科を題材にした小説が、こんなにも心を揺さぶることを改めて知った。自分の命よりもお腹の子の無事を優先する母性愛が、緊張感とともに描かれている作品。
    「産婦人科は人生が集約されているところなの」まさに生と死が隣り合わせだ。
    読み終わると、妻と子共たちに感謝の言葉を伝えたくなる。

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    2025年02月09日
  • -196℃のゆりかご

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    ネタバレ

    産婦人科医・結衣子が過去に手を染めたグレーな医療行為は、さらに違法の医療行為につながり、結果的に様々な支障や問題を生じさせ、本人だけでなく、その母子に大きな暗い影を落とすことになるが、その時々の事情下で法律・倫理観と命を天秤にかけた時、それしか選択肢がなかった、それが最善の方策であったということに違和感を感じず、自分にはすとんと腑に落ちた。

    現在国内で認められている不妊治療は非配偶者間人工授精までで、アメリカやイギリスで認められている非配偶者間体外受精や代理出産は認められていない。代理出産を望む夫婦年間数十組がアメリカやイギリスに渡るらしいが、たとえその結果子供を得たとしても日本では養子扱いとなる。

    望まない出産、血が繋がっていても、愛情を抱けない、と言った不幸な親子関係がたくさん存在する中、「不妊治療で生まれる子=100%望まれて生まれる子」であるのに、現法下で認められている不妊治療にはまだまだ限界がある。夫婦の形、家族の形が多様化しているこの時代、夫婦別姓問題、同性婚問題、戸籍の問題などとともに不妊治療の問題も転換期を迎えていると感じた。

    とはいえ、そもそも家族を作るものは、血より共に重ねる時間、理解、愛情だと思う自分には、過去と向き合い受け入れたつむぎが奈緒さんとともにようやく家族のスタートラインに立ったラストには希望を感じることができた。

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    2024年12月12日
  • まぎわのごはん

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    「まぎわ」って、何が起こる間際なのだろうか?藤ノ木優さんの作品からすると「いまわ」のことだろうか?
    若い料理人の翔太が兄弟子と反りが合わず店を飛び出した先に、拾ってもらった店が、特別な料理店だった。藤ノ木さんの作品は名前に「翔」がつく登場人物がやたら目に付く。そして店の名前が・・・。

    拾ってもらった料理店は、マスターと呼ばれる優しい料理を作る元医者がいた。元寿司職人でオーナーの親方と呼ばれる芝、小夜、この2人がマスターとともにこの作品を引き締めている。翔太の未熟さをより際立たせることで、「まぎわ」の意味を強調しているように思えた。小夜が翔太と話している時に、人差し指を挙げて語る場面は、天久鷹央を垣間見た、その場面だけだが。

    余命幾許も無くなった時、私は何をするだろう。やはり美味しそうな料理を少しでも口にしたいと思う。世界を見て回るのも楽しいが、元気でなくなればそうはいかないだろう。絵画を見たり空を眺めたりしながら、優しい人と料理を味わいたい。そんな気持ちにさせられた。
    相手に寄り添う気持ちは口にするものにとって最高の味わいをプレゼントしてくれる。

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    2024年11月19日
  • あの日に亡くなるあなたへ

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    医師で作家の藤ノ木優さん、知念実希人さんとは作風が異なるが、不思議さと医師としての覚悟は、似ているように感じた。
    大学病院に勤務する産婦人科医・草壁春翔は幼い頃に妊娠中だった母を亡くしている。それは自分のせいだと思い、1人でも救いたいとの思いで母が亡くなった病院で産婦人科医になった。

    ある時、雷鳴と共に母の鼻歌と同じ着信音が聞こえてくる。それは母の遺品のPHSだった。なぜ過去と未来が通話できるのか?その謎を解明しようとする春翔、ある意味ミステリーであり、ファンタジーだ。

    春翔は小学1年の時に母が亡くなったことを後悔し、咎に囚われている。母からの電話は、あたかもそれを払拭するためのように思える。家族の優しさが伝わってくる。更に担当医だった熊野冴子が重要な役割を果たす。

    過去を変えることができるのか?過去を変えることの代償は?そして結末は・・・。
    家族や関わっている医者の優しさと刹那さとが入り混じる。母翔子の優しさに、オムライスの温かさに全身が温かく包まれた。

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    2024年11月14日
  • -196℃のゆりかご

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    夢中になって読み進みました。
    良いか悪いかは私には全然わからないから、置いとくとして…

    平気で子供を殺したり、産まなければよかった…と口にする人がいる一方で、切実に子供を望んでいる人もいる。

    複雑な家庭もたくさんあるし、心に病を抱えている人もたくさんいる。

    人の心はみんな別々で考え方も感じ方も違うけど、関わるならばそれぞれを尊重していかないとね…

    難しい内容だけど、私は好きな小説でした。

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    2024年10月25日
  • あの日に亡くなるあなたへ

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    ありえない設定かと思いましたが、一気に読んでしまいました。過去を変えたことより、自分が居なくなると悟り、数日で家族の未来を変えた行動が心に刺さりました。

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    2024年08月31日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    フィクションなんだけど
    現実にあってもおかしくないくらい
    リアルなストーリーばかり。

    医療は全てが完璧じゃないから
    理想と現実にギャップがありすぎて
    理不尽過ぎることを言われることもあるし
    誰のために頑張ってるのか
    よく分からなくなることもある。

    だけどこの本を読みながら
    自分の捉え方次第かましれないとか
    もう少し頑張ってみようかなぁとか
    前向きに考えられるような気がしました。

    背中を押してくれる本って素敵ですよね。

    医療に関わる人も関わらない人も
    ぜひ読んで欲しい1冊です。

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    2024年08月15日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    最後の短編は感動致しました!素晴らしい。
    題名は、峠を越えてきた命、です。皆さんもぜひお読みになって下さい。

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    2024年07月14日
  • アンドクター 聖海病院患者相談室

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    ネタバレ

    職場でお薦めしてもらった本。

    これは、クレーム対応のプロになりたいと思っていた自分にフィットする出会いとなった。大変勉強になった。

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    2024年07月13日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    現役の医師たちが綴る医療小説ということでどれも手に汗握るような臨場感で溢れていた。
    まだ読んだことのなかった作家の方も含まれていたので、また読みたい本が増えて嬉しい。

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    2024年06月16日
  • アンドクター 聖海病院患者相談室

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    死が直面する医療の本だけど、それでも感動をありがとうと言いたい 泣ける本でした、3冊読んだけど、どれもこれも非常に胸に響く、お客様相談室の研修を希望するとか 関口先生に現実を見ろと言われたこととか 折り合いが出来ない状態で真実を知るって凄い事。最初から患者に寄り添う思いだけを曲げないで自分を見失わない様にしていたが、最後に患者と共存する事を言える迄の成長 いや気付きかな、ひ孫のランドセルに真人のお母さんにラストどどうだけど毎日相談室に顔を出してて安心したよ。凪沙と同じ部類の医者に出会いたい

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    2024年01月09日
  • あの日に亡くなるあなたへ

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    積んである本を手にしてみて、これは読むべき本だと思いなにわともあれ購入する。で不思議な有り得ない事がずーっと続く。冴子先生が妄想する春翔に研修を終わらせるように進言するという。確かにその通りだけど、同時に産婦人科のこと細かく仕事を書いてあるし患者の状態もリアリティーがあるし、実際には医療小説を読んでいるしか思えないので。ナースの日常を読んだ事があるけど、江川さんかなあ、やっぱり医療現場は戦場で人の生き死にがある中で、興味本位だけでは読めないな、そして知るべきだな。ブロガーがどの位かわからないが藤ノ木優さん

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    2024年01月09日
  • まぎわのごはん

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    ネタバレ

    はじめの翔太の態度にはイライラさせられたけど、本を読み進める内に、自分も翔太のように、自分本位で仕事をしているのではないかと考えさせられた。
    私も心を持って仕事をできる人になりたいと思った。

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    2023年12月21日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    産婦人科の先生が書かれているという事で、すごく読み応えがあった。専門用語もたくさん出てくるので本の中、伊豆中病院の中にグッと惹き込まれるような感覚があり、緊迫感のある場面ではドキドキしたし、無事に命が誕生した時は胸が熱くなった。
    リアルな医療小説が大好きなので、医療小説としても大満足!
    そしてなによりご飯の描写が!とんでもなく美味しそう!!読んでいてご飯の香りがしてきそうな、口の中に味が広がるような美味しそうな描写に涎とニマニマが止まらなかった…
    出てくるご飯、全部食べたい。伊豆に行きたい!!!

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    2026年06月08日
  • まぎわのごはん

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    食ってやはり生きる上で最も大切なものだと思った。
    だからこそ、自分の食べたいもの、好きなもの、美味しいものを食べることが幸せなのだと思った。
    お医者さんも料理人さんもすごい職業。

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    2021年09月28日
  • まぎわのごはん

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    こんな素敵なお店現実にはないんだろうけど、人の最期が、お料理が、人物像が全てとてもリアルで、とても泣けるお話でした。

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    2021年08月15日
  • まぎわのごはん

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    きっと涙無くしては読めない小説だろうと手にしました。期待を裏切らないお話でした。リアルに通う内科の先生も言っていた事が頭に過る一言‥日々の食事が血となり肉となり骨となる。どんな時も食べる事は大事なんだとつくづく思いました。そこに加えた作り手の想いが更に心温まるものとなっておりました。

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    2026年10月10日