藤ノ木優のレビュー一覧

  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    この小説とは関係ないが、本を読むと何か得ることができる。
    印象に残った言葉は、
    経験が増えればふえるほど人生は潤う。
    潤いのある人生を送れるかどうかは、君自身が選択することができる。

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    2025年08月11日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医師が書いた小説。もう読んだ本もあるが、すべて興味深い。ここから知った医師作家の本を読んでみたいと思う。

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    2025年07月15日
  • あの日に亡くなるあなたへ

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    ネタバレ

    お母さん途中で助からないエンドだろうと思ったら、結構力技でハッピーエンドになった。でも家族の温かみ感じられてよかった

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    2025年06月18日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    美味しい料理小説でデビューした産婦人科医が書いた本格医療小説。なので各話毎に医療と料理が出てくる。
    伊豆中周産期センターという架空の設定だが、どう考えても自治医大の分院をイメージしてしまう。作中では周産期センターしか出てこないので、これだけかと思うのだが、現実の大学病院は殆どの科が揃っているので違和感がある。
    ただ、伊豆随一の病院なので、伊豆中から難しい患者が運ばれるのは間違いない。作中では、それらの出産光景が専門医である作者から詳細に描かれる。赤ちゃんも母親もリアルな死からの生還は感動する。
    本院から左遷されたような主人公が、頑固で偏屈な老教授に虐められるようなイメージの出だしだが、同僚、先

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    2025年06月11日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医療にかかわる方たちの文体の素晴らしさに感心します
    小説家とはまた別に作ろうとしているのではなく
    日々の中でおこった事象に文体が多いついていく感覚
    健康であるという妄想を当たり前のように支えてもらっていることに
    改めて感謝です

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    2025年05月29日
  • 偽医者がいる村

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    自分の道は自分で決めた方がいい。今も昔も、そういうもんだ。
    せっかく免許を持ってるんだから、使わなねえと勿体無いだろう。
    逃げたらどの道、もとの世界には戻れなくなるぞ。
    自ら価値を下げてどうするのか。
    自らの意思で、後悔なく向き合う。
    ゆっくりでもいい。自分を取り戻したい。
    その肩書きを失ってしまうと、私自身が築き上げてきたものが、全部崩れてしまう。
    いっそ縛るものがなくなれば、外の世界に飛び立てるかもしれない。
    どうせ先が見えないのであれば、現状に早く見切りをつけて新しい形に変わった方がよい。
    求められていない場所は、消えていくのが自然の摂理。
    あんたが全力を尽くした結果だったんだから。

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    2025年11月21日
  • あの日に亡くなるあなたへ

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    ネタバレ

    過去と電話する系2冊目。
    好き嫌いあるけど、自分は非日常系好き。

    翔子の命日に電話かかってくるぐらいから一気に進んで一気に読んだ。

    バッドエンドにもハッピーエンドにも転びそうな感じやった。結果ハッピーエンド。

    でも、
    「どう行動するか、なのだ。たとえ結果は同じだとしても、後悔なく行動するかしないかで、未来がガラッと変わってしまうのだ。」
    の部分回収する感じで、「助からんかったけどあの時の自分の行動に悔いはない」みたいな感じになるの予想した。全然違うけど。

    秋穂の性格素直過ぎてちょっと物足りんのと、春翔以外の人間の記憶どうなってんの???ってめっちゃ思ってスッキリせんのと、家族4人(5人

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    2025年05月04日
  • 偽医者がいる村

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    ネタバレ

    最初の、思いがけず産気づいた妊婦に出会うシーンからこの作品にどんどんひきつけられました。

    村の限界集落の産院の実情が想像以上に過酷であることを知りました。

    また、自身も出産(二度)を経験していますが、どちらも無事に済みましたが、それは医師看護師のお陰であったのだと改めて感謝の思いを感じると共に、出産は命懸けのことなのだと再確認いたしました。

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    2025年03月30日
  • -196℃のゆりかご

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    ずっと気になっていて、読み始めたら一気に最後まで読んでしまいました。一児の母になった今だからこそ、色々な視点から考えることができました。

    子どもは授かりものとは言いますが…子・親・子をもつことに関わる人々の様々な気持ちに思いをめぐらせることのできる1冊でした。

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    2025年03月28日
  • -196℃のゆりかご

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    母の立場と責任を引き受けるからこそ、絆を築くことができるのかもしれない。毎日子供と繰り広げている泥臭い毎日を幸せと感じた。

    −196℃に詰めこまれた命。産む権利、出自を知る権利、それを人の技術を介在することによって複雑になるよなぁと思う。

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    2025年03月24日
  • あの日に亡くなるあなたへ

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    医療ファンタジー系の作品だった。
    現役医師である今作品の著者も助けたくても助けられなかった過去を抱いているからこそこのような文章を紡ぐことが出来たのではないだろうか。

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    2025年03月09日
  • 偽医者がいる村

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    産科医療における訴訟リスクの問題と、衰退する集落における医療施設の存続問題。そんな問題に鋭く、それでいて優しく踏み込んでいる小説。色々考えさせられる。よくわからない正義感から炎上に加担してしまうような人には特に読んでみてほしい作品。でもまぁ、そういう人は読まないよね。

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    2025年02月15日
  • 偽医者がいる村

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    初めて読んだ作者さん。冒頭から一気に惹き込まれました。医療過疎地の産科医療の実態、問題提起、意義深い作品。診療所の面々の人情深さにも心温まります。違う作品も読んでみたい!

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    2025年02月09日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医師でありながら小説家でもある9人の短編小説が詰まった作品でした。あんなに忙しそうなのに、いつ小説書いてるんだろうって不思議に思う凄い方々。

    医師であるからこそのリアルな感じが伝わってきて、とても面白かったです。

    特に空中テントは、認知症の家族を介護したことある人なら誰しも共感出来る部分がたくさんあると思いました。施設の入所は、家族を見捨てることではなく、プロがみてくれる安全な場所にいれるという考えが広がったらいいな。
    私も主人公のお母さんにとても同情しました。介護する人は、自由が奪われて当然なのか、当事者じゃない人達から見捨ててるなんて文句言われる筋合いはほんとにない。文句を言うなら1週

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    2025年02月02日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    出産や手術シーンは、結構はっきりと描写されていて読み応えあり。絵や写真は無いのに、書かれている言葉だけでご飯が想像出来てしまった。お腹すいた。チームの皆が一丸となって妊婦さんを救おうとするシーンはドキドキハラハラ、感動。

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    2025年01月31日
  • -196℃のゆりかご

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    ☆4.3

    液体窒素の一気圧での温度がマイナス196℃。
    受精卵のゆりかごということで、家族のあり方を、考えさせられた。
    事情はいささか複雑で、両親の胚を着床させて、両親の子を宿し、娘を出産するが、遠縁の親戚が引き取った程で、義母として、自ら腹を痛めた娘を育てる、精神的に疾患のあるというか、ある種PTSDの症状のある主人公が不器用に育ての母を演じるというものかたり、地面師とと並行読書だったので、なかなかきつい話の中身である中、少しほっこりする話でした。いやぁ、本当に生き切ることは難しい。
    幸い私は、母から、産まなきゃ良かったとは言われたことは一度もなく、主人公の友達の心境は明確にはわからないが

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    2025年01月17日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    明けのカルテ 医師作家アンソロジーを読みました。
    9人の医師作家の短編集です。
    どれも結構面白かったです。
    空中テントでは、テントを張るために実家に帰った主人公が父親の認知症と直面します。
    50年前に話題となった有吉佐和子『恍惚の人』を思い出します。
    私の祖父も私が子供の頃認知症で大変でした。
    昔は介護施設も無かったですから大変でした。
    峠を超えてきた命では天城峠を超えて早産しそうな患者を迎え入れるチームの話で、出てきた地名が河津七滝ループとか、天城峠、伊豆の踊子像とか、懐かしく思いながら読みました。
    ドラマになって欲しい短編集です。

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    2024年12月24日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    静岡のおいしい食べ物がこれでもかというほど出てきて、描写もイメージしやすくとても読みやすい。クセが強めの産科メンバーもまた書かれ方が魅力的でどんどん引き込まれる。続編もあるのでそのまま抵抗感なく読めてしまう。、

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    2024年12月18日
  • あしたの名医2―天才医師の帰還―(新潮文庫)

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    やっぱり最後は泣けますね
    家で読んで正解でした
    このお話はお産に関わる医療でしたが
    医療系の物語はハッピーエンドでは終わらない
    みんな、なにがしなの痛みを抱えていく
    この物語、続くのかな?

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    2024年12月14日
  • -196℃のゆりかご

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    物語の世界に引き込まれたし、意外な展開もあり、どんどん読むことができた
    不妊で悩む人達の苦悩と、凍結胚で生まれてきた人の苦悩も感じることができて、良い作品だと思った

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    2024年12月13日