藤ノ木優のレビュー一覧

  • あしたの名医3―執刀医・北条衛―(新潮文庫)

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    シリーズ第三弾!
    今まで同様、医療+伊豆のグルメの物語。
    医療現場のリアルに加え、伊豆の料理のリアルが伝わります(笑)
    伊豆のその店を探したくなります。(きっとモデルがあるはず)
    感涙とはいきませんが、医療シーンは熱くなります。

    ドクターヘリで搬送された患者を腹腔鏡手術で救う北条。
    しかし、開腹にするか腹腔鏡にするかで緊迫なやり取りがなされます。
    手術後の伊豆グルメがこれまたいい感じ!

    助産師、看護師たちの業務の境界からくる微妙な軋轢。
    こうした仕事の役割分担ってどこの業界でもあるのですね。
    しかし、目的は一緒。プロフェッショナルを感じます。

    そして研修医のゆめの初めての手術
    これって部分麻酔だから、患者さん会話聞こえているハズですよね。
    そんな中、このやり取りは嫌だなぁ
    誰でも最初はあると思いますが、ちょっと怖い。

    そして、ラストは大忘年会当日に発生した緊急事態。
    北条の判断。そして、ラスボス?三枝の瞬時の決断。そしてその手術の技術。
    ドキドキしてしまいます。
    その後の忘年会はホッコリで、そんな中でも三枝の行動、態度は人を束ねる立場の人として見習いたい。
    自分なら、そのまま酔っぱらってしまう..

    本シリーズでは、緩急のギャップが大きいですね。
    緊迫の手術シーン
    その後の、グルメシーン

    これまた、続くんでしょうけど、次回作はしばらく先になりそうですね。
    期待して待ちたいと思います。

    お勧めです。

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    2026年03月28日
  • コウノトリとんだ

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    現役産婦人科医が描くストーリーという帯に惹かれた。

    生命が生まれる現場を、生々しく、リアルに描いている作品。
    主人公の新人助産師まゆと、まゆのプリセプター(指導役)の亜美が中心となって、ストーリーが進んでいく。

    生い立ちにトラウマがあるまゆと、完璧な助産師を育てたい亜美。
    一見、厳しく、取り付く島もないように見える亜美だが、助産師への熱意と、現場の厳しさ、生命を預かる危険と喜びを知っているからこそ、指導にも熱が入り、厳しくなるのだなと思えた。
    まゆのトラウマにも向き合い、プリセプターとして責任を持つ亜美を、私はカッコイイと思う。
    その厳しさを自分の糧とするまゆも。

    現場はなまなましく、日々健闘されている方々には感謝しかない。

    夏に続編が出るらしい。

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    2026年03月20日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    よくある医療小説のひとつ。
    出来過ぎ先輩達と、新米医者という設定は有りがちだなぁと。
    ただ、伊豆の国市近辺の観光や食事には興味が湧いた。
    いちど温泉に行ってみるのもいいな。

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    2026年03月19日
  • スウィッシュ!

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    高校の女子バスケがテーマ。高三の愛奈と羽瑠は、羽瑠が怪我をしたことで、地区予選の決勝に復帰を間に合わせようと愛奈の父竜介を頼ることにする。竜介は愛奈がバスケをやりたいと言った時に反対して以来関係が途絶えていたが、スポーツドクターとしての竜介の腕を頼ることにする。
    怪我を乗り越え、チームはまとまり、父娘の関係もよくなりとストーリーは少しお約束という感もあるが、話は楽しめる。

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    2026年03月13日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医療現場のリアルな緊張感が伝わってくる作品が多かったです。短編なので読みごたえという点ではちょっと物足りなかったですが、読んだことのない作家さんが殆どだったので読み比べて楽しめました。

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    2026年02月22日
  • あの日に亡くなるあなたへ

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     過去は変えられるか?という未来永劫解決のできないことをテーマにしたお話。それはないだろう、とツッコミどころ満載だったが、小説としては面白くどんどん先に読み進めた。
     自分自身の出産も孫たちの出産も何も問題なく安産だったので、お産に関する危険な事例を初めて知った。お産は、命をかけた大仕事という事を改めて感じた。

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    2026年02月14日
  • スウィッシュ!

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    自分が好きなのは、個人スポーツ。勝負が掛かる集団スポーツの方が、周囲の応援も凄いだろうから、テンションも上がるし、燃えるだろうと容易に想像つくが、運動が得意ではない自分は、コツコツやっていく方が性に合っていた。今は、それが功をなして、負担を掛けなかったので、故障がない。別に将来を見越してスポーツする訳ではないので、何とも言えないが。頂点を目指す事の代償。それを減らす為のサポート。何もかも大事。

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    2026年01月20日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    つい読みやすい短編の医療系に手が伸びてしまいました。その期待は裏切らないのですが、短編集はやはり短編集でした。それにしても、お医者さんがもっと楽な社会にはならないのでしょうか。

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    2026年01月10日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    本当に医療に携わる方々の体力、知力、タフさは尊敬するし感謝しかない。どのお話もよかったけど、「研修医ヒナノの洞察」、「春に綻ぶ」が好き。
    少しでも健康でいようと思う。

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    2026年01月05日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    アンソロジーは、新しい作家さんとの出会いも楽しみ。シリーズ物も読んでみたいと思う作家さんに会えた。医師をしながら小説家もできるなんて凄すぎる。

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    2026年01月04日
  • スウィッシュ!

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    スポーツを続けていく上で沢山の人々に助けてもらい続けて行けることを改めて認識しました。
    栄養のバランスや必要なトレーニング、がむしゃらにやればよいのではないんですね!
    目標に向かって頑張っている人、必要なアドバイスしている周囲の人々を改めて尊敬します。

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    2025年12月31日
  • あしたの名医2―天才医師の帰還―(新潮文庫)

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    先に3作目を読んだけれどこれが一番良かった

     手術シーンはよくわかんないけれど、塔子部長の力強さとそれぞれのキャラクターの息遣いが鮮明で緊迫感と感動のお話だったように思う。もう一度1作目から読むかな。

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    2025年12月10日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医師作家アンソロジー。専門が違うことでこんな風に違う広がりがあるのかという驚きと、医療やそれを取り巻く人々の色々な悩みを小説を通じて想像すると自身に何かあった時に受け止め方が変わるかもしれないと、解説にも感銘を受けた。

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    2025年09月26日
  • まぎわのごはん

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    初めての作家さんです。
    読み進めるうちに、主人公の言葉の悪さが気になって読むのを止めようかと思いました。

    主人公の赤坂翔太は、修行先の和食店を追い出されて「まぎわ」という料理店にたどり着き、そこに頼み込んで働くことになります。
    しかし、翔太は自分の技術をひけらかすばかりで...。

    作品を読んで思ったのが、自分のことばかりではなくて相手のことも思い考えなければいけない。そして、この事は色んなことに通じるな、ということです。
    気をつけていないと、どうしても自分の想いを通してしまう、押し付けてしまいがちになるので「気をつけよう」と思わせてくれました。
    それには、まだまだ修行が必要ですね。
    色んな視点で物事が考えられるようになりたいですね〜。

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    2025年08月21日
  • -196℃のゆりかご

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    幼い頃に父と母が亡くなり、義母と一緒に住むことに・・・
    ある日、病院で義母は本当の母だったと知る・・・
    なぜ、義母は嘘を貫き通したのか・・・

    体外受精の本当の意味を知れる命と向き合う小説だと思います。
    体外受精の生々しさを感じることができる表現がすごく感じます。

    世間では体外受精の偏見があると思うけど、この機会に不妊治療の内容を突き詰めた小説に出会えてよかったです。

    望む命もあれば、望まない命もある。そのことを知ると命が生まれることについて、考える必要があるのかと思いました。

    また、義母の奈緒さんがつむぎに対しての大切な想いなど、
    命の誕生や扱い方について深く考えるきっかけをくれる小説でした。

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    2025年05月08日
  • あの日に亡くなるあなたへ

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     接点は条件付きの電話のみ。たったそれだけの細い糸をよすがに過去を変えようと奮闘する若き産婦人科医の家族小説です。

     主人公は医師4年目の産婦人科医の男性。彼がその道を選ぶきっかけは、妹を妊娠している最中に倒れ、手術をするも母子ともに助からなかったという、最も大切な人を失う経験をしたからだった。母のいなくなった生活は寒々しく、母が亡くなる原因の一つを己が作ったのだと思い込んだ主人公は、罪滅ぼしのように産婦人科医の道を選んできた。けれど、どうしても母の亡くなった光景がフラッシュバックして緊急帝王切開術に身が入らない。そんなある日、ふと生前母の使っていた部屋に入ったことから、妙なことが起こるようになる。とっくに動きを止めたはずのPHSへの着信——それに出ると、相手はなんと死んだはずの母だった。過去とつながる電話を通じて、彼はなんとか母を助ける道はないのかと、禁忌の道を探り出す。

     表紙だけで読むことを決めた物語でした。表紙のイメージでは、母親から亡くなってしまう娘へのメッセージのような物語なのだろうか、という雰囲気を得ていたので、読み進めていって内容に少し驚きました。
     主人公は、過去に悔いと自らへの自責の念を大きく抱いていました。本来であれば長い時間をかけて少しずつでも飲み下していくしかないそれらを、けれど彼はある日偶然取ってしまった電話によって解決できるかもしれないという希望を持ってしまいます。
     様々な条件がある過去の母との通話。それを通して父を、妹を、母を、助けることができるのではないか、という荒唐無稽な想像に、希望の光を見てしまう。実際、少しずつ過去が変わることによって現実も変わっていく。生まれなかったはずの妹が生きている。ほとんど話したこともなかった父との距離が変わっている。それならば、あの日助けることができなかった母だって、と。
     もしかしたら母を、妹を助けたことによって何か重大なひずみが生じてしまうこともあったかもしれないけれど、家族を欲してやまなかった主人公には思い至らないところだったのかもしれません。

     随分と夢を見ているのだなと感じる部分もありましたが、自分が過去に行くのでもなく、際限なくコンタクトを取れるのでもなく、ただかかってきた電話に対しての通話しか相手と接触できないという縛りの中でどれほどのことができるのか、主人公の必死さが伝わるようでした。
     ようやく得ることのできた家族、彼にはこの苦しかった思い出を忘れることなく、大切にしていってほしいと思います。

     母の愛を感じられる家族小説でした。

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    2025年04月13日
  • -196℃のゆりかご

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    母子家庭の主人公つむぎは、精神面が弱い義母と距離を保って暮らしている
    ある日、義母が産みの母であることを知る
    ショックと怒りと不安と色々な感情が渦巻く
    自分の足元が音を立てて崩れていくような感覚に陥り、にっちもさっちもいかない

    自分の誕生に不安になりながらも、真実を求めて調べ始める
    そこで知る絶望される命と切り捨てられる命、不妊治療の現実
    距離を保っていたのではなく、距離を置いていたことに気づいた時、つむぎの世界は変わった

    読み進めていくとタイトルにある-196℃の意味が分かる
    大切な意味を持つ数字だった

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    2025年03月14日
  • -196℃のゆりかご

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    うーん。
    現実離れしてるけど、こどもがほしいってね。
    そこの気持ち。
    不妊治療するってことは、確かに望まれた命。
    だったんだって、不思議に感じた。

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    2025年01月28日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とても読みやすい短編集だった

    魚類譚 ちょっと異彩を感じた
    闇の論文 過去に宗教が人々を救ったように、ガン代は医療が人々を救っている

    空中テント 認知症の恐ろしさを知る

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    2025年01月18日
  • まぎわのごはん

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    ☆3.5
    最初は少し主人公のことが苦手かなって思ったけどどんどん成長していって嬉しかった
    如月さんに料理を振る舞うシーンは感動した
    美味しそうな料理が出てくる小説好き

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    2024年12月11日