藤ノ木優のレビュー一覧
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まぎわの料理とは、「死ぬまぎわ」の料理だった⁉️
「ありがとう。私の人生で、一番美味しくて、一番楽しくて、一番美しいご飯だった」
「料理を作り続けて欲しい。翔太さんの料理には、人を救う力があるわ。私が亡くなった後も、沢山の人を助けてあげてね」
現役医師が描く圧巻のデビュー作!
修業先の和食店を追い出された赤坂翔太は、あてもなく町をさまよい「まぎわ」という名の料理店にたどり着く。
店の主人が作る出汁のおいしさに感動した翔太は、店で働かせてほしいと頼み込む。念願かない働きはじめた翔太だが、なぜか店にやってくるのは糖尿病や腎炎など、様々な病気を抱える人ばかり。
それもそのはず、「まぎわ」はどんな病気にも対応し、患者に寄り添った食事を提供する、特別な食事処だったのだ。
塩一つまみ気軽には使えない店の正体に戸惑いを隠せない翔太。そんな中、翔太は末期がんをわずらう元モデル・如月咲良のための料理を作ってほしいと主人に依頼され――。
病と向き合う若き料理人の葛藤と成長を現役医師が描く、圧巻の感動作! -
Posted by ブクログ
研修医凪沙の成長1ヶ月。ってところか。
著者が医師なので、医療行為の場面や、病状についてとてもリアリティがあるなと思う。
凪沙が1番初めに失敗するシーン。
「自分は医者である。患者をどうにか助けねば」と、思うあまりに暴走してしまう感じ、すごくわかるなーと。
医師ではないが、キャリアコンサルタント資格を手にした後、私は面談で失敗した。
凪沙と似たような気持ちに落ち入り、「どうにかしなきゃ」と暴走し、クライアントの信頼を損ねてしまった。
あのときの光景、まざまざと思い出せるなー。。。
伯母が肺がん末期でホスピスに入院していた過去があるので、武田さんの過程には感情移入をしてしまった。
幸せなラストだったと思うよ。
武田さんにとっても、家族にとっても。
いつか、もっと成長した凪沙の物語もみてみたい。
その頃には、凪沙は、指導医になっているとかね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ不合理な政策が決まる 過程をこれまでも 散々目の当たりにしてきたからこそわかるのだ。たとえ 当事者不在でも、内容にどれだけ 不備があろうとも 、舵取りする人間とそれに従順なメンツが集められれば計画は進んでしまうものなのだ。
「 ここは(過疎地の産院) 店主が頑固に続けてる オンボロの定食屋 みたいなもんだ家族経営 同然なのに 大赤字 だし 店主 も よぼよぼのジジイだ そんな店はもう時代にそぐわないだろう 求められていない場所は消えていくのが 事前の摂理であり 時代の定めだ」
「 最善を尽くしても助けられないことがあるのが 医療だ救えなかった命を悔やむのはいい だが無理に罪を背負う必要はない あんたが全力を尽くした結果だったんだから」
「 世間からどう言われようと あんたは医者だ 堂々と胸を張ればいい 前を向いて 本当にやりたいことを見つけた方がよほど 供養になる」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ塔子「教授のこともわたしたちの過去のことも考えなくていいから。あなたが向き合うのは目の前の患者だよ」
三角師長「自分が納得するまで資料を集めて、私たちにプレゼンして頂戴。その上で意見を擦り合わせて、城ケ崎先生にフィードバックしましょう」
胸が熱を帯びる。分娩後に患者からお礼を言われるのも嬉しいが、それとはまた違う。自らの提案が通ったことに対する嬉しさと、未来に対する期待、同時にのしかかる責任感が入り混じった不思議な高揚だった。(小幡八重)
先ゆき不安な新米を気にかけていたら、想いが何倍にもなって返ってきたのは、嬉しかったし、やりがいを実感した。(小幡八重)