森鴎外のレビュー一覧
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購入済み
面白い
旧仮名版だけでなく新仮名版があるので読みにくいという方はそちらをオススメします。ですが、旧仮名で読むと現代とは違った言葉使いを知ることができて面白いですよ。
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購入済み
考えさせられる
現代の司法制度に対して問題提起しているかのような意味合いを受けとることができた。罪に対する罰の多寡を決定するときに、その人の境遇なり心情なりを考慮することの大切さを再確認した。文章量が多くないから、短時間で読み終えられる。
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教科書にも載っている有名作品とその他による短篇小説集です。
まず擬古文が手強い。現代口語訳みたいなのが欲しいところです。
それにしても、心情の描写や嵐の描写など目を見張るものがあります。
解説者は舞姫を犠牲者としていますが、本当にそうなのかな?男を手玉に取った女優という見方もありだと思うな。
イタリア統一運動の描写があるけど、当時の戦争ってのんびりしたもんなんですねぇ。
舞姫(1890)
うたかたの記(1890)
文づかひ(1891)
そめちがへ(1897)
ふた夜-Friedrich Wilhelm Hacklaender(1890)
著者:森鷗外(1862-1922、島根県津和野町、小 -
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いやはや、これは。
はぁぁあ。
なんとも。
いいっ!
カーソン・マッカラーズの「結婚式のメンバー」のあとがきで、「たけくらべ」を思い出した。だなんて村上さんが書いてたもんだから、気になって気になって文庫をペラペラとめくってみたんですが、原文はもとより、口語訳でさえなんだかちんぷんかんぷんと思ってたところ、池澤夏樹編の日本文学全集で、川上未映子が訳してるって聞いて、そりゃぁ好きだわきっとと思い、このかわいいピンクの全集を手にしました。
それがほんとに私にしっくりピッタリ!だって川上未映子の「乳と卵」も、「先端で、さすはさされるわ…」も面白いねと思ってたから、そりゃもう楽しめたし、好きだったし -
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表題2作が読みたくて。どちらも短い作品ながら深く考えさせられるテーマを背負っています。多くを語っていないぶん読み手によって様々な捉え方や考え方ができるので、読後に他の方の意見を聞いてみたくなりました。
数年後に再読したらその時々で異なる登場人物に心を寄せている気がします。
好きとは違う、心の奥に根付くような名作。
『山椒大夫』
私の父は「『山椒大夫』=『安寿と厨子王』じゃないか!」と読後に膝を打っていたので、世代によっては後者のタイトルの方が童話などで馴染み深いのかもしれません。
人買いによって悲運を辿る幼い子供たち――現代の日本では考えにくい描写が多々あります。しかし姉と弟、早々に離れ離れ -
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表題、山椒大夫も高瀬舟も、とても有名な話。
高瀬舟は、確か学生の頃に教科書か何かで読んだ気がする。
けれど、どちらも、こんなに短い話だったろうか。
記憶にある限りでは、もっと長かったような気がしたのだけれど。
読み終えた時にはそう思ったのだけれど、少し間があいて、また読み直してみたら、同じ印象を抱く。
こんなに、短い話だったろうか。
言葉を尽くして説明されているわけではなく、むしろ読者に判断をゆだねるかのように完結に記された部分も多いのに、なぜか、心には長く残る。
いつか、どこかで、「本当にそれで伝わるなら、言葉など一言で事足りる」というような話を聞いた記憶があるが(夏目先生だったろうか?)、 -
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渋い。
渋すぎます。
表紙の装丁が素敵な角川文庫版。(手ぬぐい屋「かまわぬ」とのコラボシリーズは、大好きです)
この1冊、面白かった。
レベル高い。さすが、森鴎外さん。有名なだけのことは、アルんですねえ。
「山椒大夫」
「じいさんばあさん」
「最後の一句」
「高瀬舟」
「魚玄機」
「寒山拾得」
「興津弥五右エ門の遺書」
「阿部一族」
「佐橋甚五郎」
というのが収録作品。
好みで言うと、「魚玄機」「興津弥五右エ門の遺書」あたりはそんなにでもなかったです。
「高瀬舟」も、安楽死の問題など有名ですが、改めて再読してみて、他ほど小説としての衝撃はなかったような。
●「山椒大夫」
安寿と厨子王 -
Posted by ブクログ
時は明治。田舎の裕福な家庭に育ったぼんぼんの小泉純一は、上京し小説家を志していた。東京では同郷の小説家や、美術学校に通うかつての同級生の瀬戸、文学を愛好する医学生の大村などとの交わりで次第に東京にも慣れ始めていたが、ある日、劇場で出会った美貌の若き「未亡人」坂井夫人に誘われるまま彼女の豪邸を訪問し、そこで「男」になるのであった・・・。
この物語自体、特にどうという進展がなく、ひたすら主人公が出歩き交流してその時々に考えた様子を描いているだけなのですが、何ともいえなく味わい深い雰囲気を持った作品でした。主人公が訪れる小説家の部屋や、文学会の様子、同郷会の宴会、街々の風景など「明治」という空気を感