森鴎外のレビュー一覧

  • 山椒大夫・高瀬舟

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    森鴎外は教科書で読んだ「舞姫」のせいで、文語体で読みにくいというイメージがあったけど、この本の中で本当に読みにくかったのは「興津弥五右衛門の遺書」だけだった。「妄想」もドイツ語やラテン語などの横文字が頻出するのでちょっと鼻につくというか、注釈を頻繁に見なければならず面倒に感じたけど、話自体は鴎外の留学経験や当時の日本の風潮が描かれていて興味深かった。個人的には「山椒大夫」「高瀬舟」「護持院原の敵討」あたりの時代物が良いと思った。

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    2019年09月05日
  • 雁(新潮文庫)

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    日常的な他愛もないとした話。
    ただ、登場人物は活き活きと描写されている。
    上野に森鴎外記念館があり、当時ここに滞在して「雁」を執筆したらしい。

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    2019年07月03日
  • 雁(新潮文庫)

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    ネタバレ

    1回目の結婚も2回目の結婚も本妻にはなれず、妾や2番目の立ち位置にしかなれなかったお玉が医学生の岡田と出会い、運命を感じるが、いざ一歩踏み出そうとしたところで些細な偶然によって恋は燃え上がることなくしぼんでしまう…

    お玉の自分は「自分は生娘だったころより美しくはなっても醜くはなってない」と言い聞かせる姿に哀愁を感じる。

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    2019年06月28日
  • 元号通覧

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    ひたすらに、大化から始まる元号と改元理由、候補となった元号案が列挙されている。
    「和」の字は幾度となく使われる、改元は今よりずっとカジュアルに(理由は決してカジュアルではないが)行われていたことなどが読み取れ、興味深い。
    ただ、門外漢である自分としてはなかなかに読み解くのが難しい一冊だった。
    文庫の煽りなどは一般向けにしてあるので、想定読者と売り方の間にギャップがあるのではないだろうか。

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    2019年05月21日
  • 舞姫・うたかたの記

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    独逸三部故事有美和芸和演。韻是好。希腊(Greece),丹麦(Denmark),犹太教(Judaism), 罗马教(romeism)。有样的字是不一样

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    2018年10月02日
  • 雁(新潮文庫)

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    文芸雑誌『スバル』にて
    1911年から1913年にかけて連載された。
    (wiki引用)

    舞台は1880年(明治13年)
    **
    結婚相手に実は
    妻も子供もいた事がわかり
    絶望に井戸に身投げしようとする
    裕福ではないけれど
    美人なお玉さん…

    そんなお玉さんを妾にした
    高利貸しのおじさま…

    お玉に無縁坂に家を買い与えて
    毎夜通うおじさま

    しかしお玉はある日
    家の前を通り学校へ通う
    岡田という青年に恋をしてしまう
    **
    まぁ皮肉三昧で
    人生を物語ってます
    今みたいにキャリアウーマンなんて
    ありえない時代
    男の力を借りなければ
    生きていけない辛さが
    ひしひしと伝わる…
    とにかくお玉さんが不憫な…

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    2020年11月19日
  • 阿部一族・舞姫(新潮文庫)

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    高校の教科書にあった「舞姫」はなつかしい。テンポよい語感であるが終盤腑に落ちぬところもあった。他短編が収録。2018.7.5

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    2018年07月05日
  • ヰタ・セクスアリス(新潮文庫)

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    鴎外はかなり読んでいたと思っていたがこれは初めて。こういう時代に、このような身分で生まれてみたかった。

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    2018年04月30日
  • ヰタ・セクスアリス(新潮文庫)

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    当時、発禁処分になったとのことだが、理由が分からないくらい、性的描写はない本。

    森鴎外が、当時流行りだしていた自然主義に対して、賛同?意義?、とにかく挑んでみた作品。

    主人公は、森鴎外の諱の一文字を名前に持つ金井澹(しずか)。哲学者を生業として、教鞭をとっているが、ある日、夏目漱石やら自然主義の台頭をきっかけに、自分もこれまでのこしかたを振り返って、自らの性的エポックメイキングな出来事を綴り、芽生えなかった性的欲求の芽生えを探ろうと試みる。

    鴎外自身が医者だったからか、さっぱりと描かれており、いやらしい感じはしない。実在のモデルが人でも学校でもすべて存在し、鴎外の人生と重なるので、どこま

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    2017年10月08日
  • 雁(新潮文庫)

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    初めてまともに鷗外の本を読んだ気がします。途中までは読むのが大変だったけど、お玉が自覚してからの展開がすごく楽しかったし今と変わらないなと思いました。最後の偶然が重なって結ばれなかったところは少しお玉がかわいそうだったけど、結局あの人と縁があったと最後に書いてあって終わり方が斬新だと思いました。ドイツ語がたくさん出てきたのもおもしろかった!

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    2017年09月28日
  • 雁(新潮文庫)

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     男に騙され結婚に失敗した美しい娘・お玉は、末造という男の妾となり無縁坂にある寂しい家に住んでいた。しかしある時末造が高利貸しであることを知り、お玉は絶望する。だが唯一の肉親である父に心配をかけさせたくない思いから一人でふさぎ込むようになったお玉は、やがて無縁坂を散歩道としてよく通る医大生の岡田に恋するようになった。「僕」の目からは、岡田側もまんざらではなさそうに見えた。末造も女中も翌日まで戻らない状況をつくり出したお玉は、その日家の前で岡田が通りかかるのを待ち続ける。しかしその日に限って下宿の夕飯が「僕」の嫌いなサバの味噌煮だったために「僕」は岡田を誘って二人で散歩へ出かけ、お玉は岡田に声を

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    2017年02月23日
  • ヰタ・セクスアリス(新潮文庫)

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    自分の性欲の歴史を淡々と、客観的に、時には自分への考察を入れながら振り返っている。そして最後に残ったのは、自分は人生の早い段階で”わかってしまった”故に情熱を失ってしまったのではという悲しい推測。
    性欲を抑えられなかった為に退学落第していく中で、自分は順調に進んできたが、どこか冷めているのはそのせいなのかもしれないと。児島もそうなのだろうか。

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    2017年02月20日
  • ヰタ・セクスアリス(新潮文庫)

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    金井という大学講師を通して作者たる森鴎外の半生を追っていく作品かと思いきや、微妙に年代がズレるだけに止まらず段々と創作部分が大半を占めていく。
    どこまでが半生でどこまでが創造なのか。注釈からなんとなく判断出来るが読んでいてクラクラした。自伝体小説だけあって現実と虚構が非常に曖昧でした。

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    2016年09月02日
  • 舞姫・うたかたの記 他三篇

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    『舞姫』他、全5編の短編集。
    舞姫は比較的読めたが、その他の作品は小生の国語力では文語体が厳しく正直すんなり読めない。
    当時としてドイツに関わる書籍は珍しかったんだろうと思います。
    小生の国語力所以に★3つ。ごめんなさい。

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    2016年02月11日
  • 雁(新潮文庫)

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    うーん…分からない…惹かれ合う二人の人物それぞれから話を聞いた僕が、自らのフィルターを通して二人が出会うまでを描いた作品という設定。また、友人岡田から聞いた話と後に懇意になるお玉から聞いた話の間に時間のズレも生じているという。だが、それが作風にどう反映されているのかいまいち分からなかった。雁というタイトルに込められた作者の意図も読み取れない。当てようと思わずに投げた石が偶々当たってしまった不幸な雁に、何を投影したのか?妾についてはよく学べた。主人の存在や、妾の背景など、丁寧に書かれている。哀愁味は確かにあるが、うーん…読む力がないのだろう。

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    2016年02月11日
  • 超訳 鴎外の知恵

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    すぐ読めます。生きるヒント集。
    鴎外という人について、さほど興味がなかったけど、読むことで興味を持てた。
    私は学問的な説明がある文章のほうが感動するタイプなのか、この手の、「そうだろうな、でもどうして?」という流れの文章では少し★の数が減ってしまう。
    でも、説得力というものは、古今東西、先人の知恵、というだけで、自然と出てくるものだと知った。
    いろいろな助言があるが、最後が「放っておくがよい」で終わるものが個人的に好きだった。

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    2016年01月27日
  • 山椒大夫・高瀬舟・阿部一族

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    山椒大夫 若い母が人売りに騙されて、幼い子供達と引き離される。安寿と厨子王は山椒大夫に買われ、奴隷となった。兄弟愛と幼い姉の覚悟が切ない。最後は良かった、と思うけれど、やはり悲しい。ありそうなお話。

    高瀬舟 死にそうで苦しいから死にたい、と言う人を殺すことは、罪か。現代でも話題になる安楽死の問題。
    罪人となった男は、むしろすっきりしているようだ。幸せになれるといいと思った。

    阿部一族 読みづらく難しい。細川忠利の側近が生前に殉死を許されれば、忠利の死後に切腹できる。しかし後継の支えになって欲しいからと殉死を許されなければ、それはそれで周りの目が厳しいらしい。大変だなあ。
    結局許されていない

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    2016年01月24日
  • 渋江抽斎

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    ひたっ…すら、渋江氏とその家族についての経歴を書き連ねた作品。はぁ、退屈だった汗 もう、何度か挫折しかけた。多分、鴎外的には、渋江氏をリスペクトするあまり、「この人の自伝を残せるのは俺だけだ!(じゃないと歴史に埋もれて今後の世に名を遺せないから)」と、ひたすらマニアックな萌を発露させてしまったのだろうなー、
    それにしても、個人の(あるいは
    知人数名の)力だけでよく、そこまで微細に昔の人の人生を調べあげたね…。渋江氏の熱狂的ファンて、昔もこれからも森鴎外ただひとりだろうに。
    鴎外的には、読書中、たまたま歴史の本の編纂に関わった渋江チュウサイとかいう人が、自分と同じ医者でなおかつ文芸好きだったっ

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    2015年11月24日
  • 青年(新潮文庫)

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    中学生の頃には難しく、大人になっても難しかった。
    しかしまぁ、昔から、お姉さんはうまい誘い方をされる・・・

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    2015年10月10日
  • 青年(新潮文庫)

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    青年というからには、若さとか情熱とか燃え上がるような恋とかいうものを想定しがちだが、そこはやっぱり鴎外翁。理性的でストイックな主人公に仕上がってます。
    ただ、純一(主人公)の青年らしい拙さは、「(芸術のために)恋に憧れているけれど、恋を始めるきっかけが解らないよね」というところかな。
    あるきっかけで知り合った美人の後家さんに弄ばれ?て、この恋?に飛び込んで良いのかどうか、途惑っている。
    しかも、恋愛の手本をヨーロッパ小説に求めているところなんて、いかにも初々しい理想の高さがうかがえる。
    その美貌から、作中何度か恋愛フラグが立っているのに、同性(大村さん)までもが、この美貌とかわゆい笑顔にめろめ

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    2015年08月07日