森鴎外のレビュー一覧
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名前は聞いたことあったが、読んだことなかった。切なかった。主人公は作者本人がモデルらしい。昔は、海外に行くことは大変なことだったんだろう。主人公は、彼女か仕事かの決断を迫られている。これって難しいよな。最後は、結局相手がみごもったけれど、精神に異常をきたして、一緒に暮らせないということになる。彼女と一緒になれないということになってしまうが、こうでもしないと主人公が決意できなかったんじゃないかと思った。悲劇ではあるきがするが、主人公にとっては、諦めがつく形だったような気がする。仕事と彼ってどっちとる?今の私は仕事よりも彼をとるなー。そんなこといういうと、彼も逃げてしまうかな。
昔は、階級差みた -
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文豪、森鴎外の作品『青年』。
実家の私の本棚から取り出しました。
中学生のころに買って読んだ本です。
一度読んだ本を、今の私がもう一度読んだらいったい何を想うか。
主人公の名前が「小泉純一」。
なんとなく、今は政界を引退した元総理大臣のことを思い起こさせます。
私が本を読むときはあまり主人公のイメージを固めないのですが、
この作品に関しては、元総理大臣の息子(芸能人のほう)のイメージが定着してしまいました。
しかも、純一は地方のお金持ちの家の人。
勉強ばかりしてきた育ちのいい、しかも外見がとてもよいお坊ちゃま。
親の援助で東京に出てきて、「本を書きます」といいながらも
なかなか手をつけるこ -
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ネタバレ教科書に載っていた『舞姫』以来久しぶりの森鴎外作品。表紙がきれいで、見ていて飽きない。今回は以下の3作品を読みました。
『山椒大夫』…正直、なんだかよくわからなかった。当時の人買いの風習だとか、奴隷として働くくらいなら入水しようという考え方?信仰の大切さ?姉弟愛?いろいろあるだろうけど、その時々の生き方を書いているのだろうか。読む人次第なのかな。
『高瀬舟』…この中にある『附高瀬舟縁起』にも書いてあるけど、安楽死と、兄弟愛、財産に関する考えかたを描いている。特に、財産に関する考えかた(貰っている量が違うだけで、財産が残らないのなら変わりは無い。足りなくても、それで満足する心持)は勉強になった -
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中学以来、再び手にとってみた一冊。
ただ、感受性はあまり変わってないようで、「舞姫」については、未だにどこが名作なのか、さっぱり分からない。
中学時代から読解力が変わっていないという現実をつきつけられてしまった。
「阿部一族」は再読した現在でも、恐ろしい小説という感想。
武士社会において、「時代の精神」とどう折り合いをつけて生きて行くかという命題を、迫力のある筆致で突きつけてくる。
正直、中学時代も今も同じ様にビビりました。
夏目漱石の「こころ」と同じように「阿部一族」も明治天皇の崩御と乃木大将の殉死というのをモチーフにしているように感じた。
「阿部一族」は主君への個人的な忠義を殉死と -
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「本好きと言う割には読んでないなんてちょっと恥ずかしいんじゃない?的本をこの際だからまとめて読んでしまおうキャンペーン」第二弾。
最近「ずっしりぐったり系」の本が続いたので、淡々とした語り口が心地よい。
・山椒大夫
・魚玄機
・じいさんばあさん
・最後の一句
・高瀬舟
・寒山拾得
全6篇
解説:斉藤茂吉 豪華。
実は「安寿恋しや~」の場面が見たかっただけで手に取った本だったり。
でも面白かった。
簡潔な文章なのに、どのお話も人間の普遍的なテーマ。
他4篇の中では「寒山拾得」が気になってたりする。
斎藤氏の解説の中に「小説に説明を与えるのは邪道のごとくに」みなされるってありましたが、その -
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山椒大夫…山岡大夫のせいで母、姥竹と安寿、厨子王が離れ離れに。最後には弟と盲の母が再会する。
高瀬舟…財産というものについての観念、人の欲には限りがないが、喜助は二百文を喜んだ。安楽死、苦しんでいるものを死なせてやるのは殺すことか。一番考えさせられた。
魚玄機…美しい女が詩を読んだり嫉妬で人を殺したり
じいさんばあさん…仲の良いじいさんばあさん。爺さん伊織は肝癪持ちだったが、美人ではないが器量のいい嫁るんを迎えて良くなった所に感動。
最後の一句…死刑になる父親を助けるために子どもらが色々する。
寒山拾得…盲目の尊敬について 閭の頭痛を坊さんが水で治す。