森鴎外のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレこれは、雰囲気は大分似てるけど、でもやっぱり表紙が違うわー。
これもはるか昔に読んだ本の読み直し。
ヰタ・セクスアリス とは、vita sexualisで、要は、性欲的生活のこと。
なんか、ドイツ語やら英語やらを混ぜ混ぜ文章を書いているのが面白い。
舞姫と違って、全部現代語に改められて書かれていた。
元の語調が分からないのはつまらないとも少し思ったけれど(舞姫の時の感動をもう一度味わいたかった)、でも同時に、当時の人の気持ちに少しなって読むこともできたので、それはそれでよしとも思った。
(なんか、ちょっと、言葉遣いが影響を受けつつあることを自覚 笑)
自分が人生においていつ性欲を感じてきたの -
Posted by ブクログ
この作品の時代は、平安時代だそうです。(作中には書かれていません)
僕らの時代(高校生頃まで)に、『舞姫』と共に現代国語の教材として使われていたそうなんです。もしかして、習ったかもしれません。でも、記憶がないのです。
何しろ現代国語の授業が大嫌いで、授業中は窓の外を眺めていたからです。(笑) だから何で今更って言う感じなのです。
この年になってこの作品を読んでいると、純文学と言うよりは歴史小説チックな感覚があります。
初出は大正四年で、『高瀬舟』は大正五年ですから時代背景から考えると近代日本の成長期ではなかったのかな・・・なるほど、時代を置き換えて読んでみると、この小説は国にとって成 -
Posted by ブクログ
文豪、森鴎外の作品『青年』。
実家の私の本棚から取り出しました。
中学生のころに買って読んだ本です。
一度読んだ本を、今の私がもう一度読んだらいったい何を想うか。
主人公の名前が「小泉純一」。
なんとなく、今は政界を引退した元総理大臣のことを思い起こさせます。
私が本を読むときはあまり主人公のイメージを固めないのですが、
この作品に関しては、元総理大臣の息子(芸能人のほう)のイメージが定着してしまいました。
しかも、純一は地方のお金持ちの家の人。
勉強ばかりしてきた育ちのいい、しかも外見がとてもよいお坊ちゃま。
親の援助で東京に出てきて、「本を書きます」といいながらも
なかなか手をつけるこ -
Posted by ブクログ
年老いた父の暮らしを考えて、高利貸しの妾となった娘・お玉。
本当の恋を知らないまま、お玉は身のこなしだけは大人の女性となる。
そんな彼女が、時折窓から見かける美丈夫・岡田に恋をした。
純情に振る舞いつつも、内心は岡田に激しく恋い焦がれる。
岡田もまた美しいお玉を気にかけるようになった。
長らくいま一歩が踏み出せない二人だったが、遂に運命の日が訪れる。
******************
当時の湯島天神や本郷、上野などの描写が多く、「昔はそんなだったのかー」と今の景色を思い浮かべながら浸ることができました。
個人的にはお玉の方が岡田よりずっと想いの気持ちが強かったと思います。
岡田はどこか -
Posted by ブクログ
ネタバレ教科書に載っていた『舞姫』以来久しぶりの森鴎外作品。表紙がきれいで、見ていて飽きない。今回は以下の3作品を読みました。
『山椒大夫』…正直、なんだかよくわからなかった。当時の人買いの風習だとか、奴隷として働くくらいなら入水しようという考え方?信仰の大切さ?姉弟愛?いろいろあるだろうけど、その時々の生き方を書いているのだろうか。読む人次第なのかな。
『高瀬舟』…この中にある『附高瀬舟縁起』にも書いてあるけど、安楽死と、兄弟愛、財産に関する考えかたを描いている。特に、財産に関する考えかた(貰っている量が違うだけで、財産が残らないのなら変わりは無い。足りなくても、それで満足する心持)は勉強になった -
Posted by ブクログ
中学以来、再び手にとってみた一冊。
ただ、感受性はあまり変わってないようで、「舞姫」については、未だにどこが名作なのか、さっぱり分からない。
中学時代から読解力が変わっていないという現実をつきつけられてしまった。
「阿部一族」は再読した現在でも、恐ろしい小説という感想。
武士社会において、「時代の精神」とどう折り合いをつけて生きて行くかという命題を、迫力のある筆致で突きつけてくる。
正直、中学時代も今も同じ様にビビりました。
夏目漱石の「こころ」と同じように「阿部一族」も明治天皇の崩御と乃木大将の殉死というのをモチーフにしているように感じた。
「阿部一族」は主君への個人的な忠義を殉死と