青年(新潮文庫)
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青年(新潮文庫)

693円 (税込)

3pt

作家を志して上京した青年小泉純一は、有名な作家を訪ねたり、医科大学生大村に啓発されたりして日々を過す一方、劇場で知りあった謎の目をもつ坂井未亡人とも交渉を重ねる。しかし、夫人を追ってきた箱根で、夫人が美しい肉の塊にすぎないと感じた時純一は、今こそ何か書けそうな気がしてくるのだった。――青春の事件を通して、一人の青年の内面の成長過程を追求した長編。(解説・高橋義孝)

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青年(新潮文庫) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    初めての森鴎外作品。まずは著者の文学、哲学・思想についての知識に驚愕。元々東大医学部卒のバリバリの軍医という経歴もさらに驚き、博識すぎ笑
    文章自体はそこそこ難解なところが多いけど、思想・心情について的確に描写しているという印象を受けた。田舎の裕福な家に生まれた青年が、普通じゃ嫌だといって小説家になる

    0
    2022年01月30日

    Posted by ブクログ

    初森鴎外。ルー大柴の元ネタか(失礼)
    純朴な青年が大人の階段を登り始める話。
    中勘助みたいな文章そのものの美しさはあまり感じないけれど、
    心理描写の生々しさが良い。
    哲学について少し知識を増やしてからまた読み直したい。
    この時代の「文系」な方々の知識の豊富さに辟易します。

    0
    2015年03月22日

    Posted by ブクログ

    時は明治。田舎の裕福な家庭に育ったぼんぼんの小泉純一は、上京し小説家を志していた。東京では同郷の小説家や、美術学校に通うかつての同級生の瀬戸、文学を愛好する医学生の大村などとの交わりで次第に東京にも慣れ始めていたが、ある日、劇場で出会った美貌の若き「未亡人」坂井夫人に誘われるまま彼女の豪邸を訪問し、

    0
    2013年09月01日

    Posted by ブクログ

    100年以上前に世に産み出された作品なだけあって、まず言葉遣いに苦戦する。そして昔の日本の有様に実感がわかない。それでもストーリーはとてもシンプルで、知らない語彙は推測しながら読み進めていっても楽しめる作品である。登場人物たちも魅力的で万人にお勧めできる森鴎外の作品だと思う。

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    読むのとても時間がかかりました。

    私は女であり、歳もそれなりにいってるからか
    純一の思考や行動の素直じゃないところにモヤモヤした。

    けれどそんな純一の思考や行動を上手く描いてあるなとは感じた。
    国府津で宿屋を探していた時に、身なりで何件も「どこも開いておりません」と断られた自分を棚に上げて、やっ

    0
    2024年11月22日

    Posted by ブクログ

    鷗外の作品は、読者の洞察が必要、とドナルド・キーン氏が述べている。
    ただ、短編だと、その洞察がいい具合に効いてくるのだが、長編だと散漫になるきらいがあるだろうか。

    ところどころに当時の反自然主義文学の匂いがするし、性に対する抑制的な表現も、その表れなのだろう。

    鷗外らしく、ところどころに哲学的、

    0
    2023年10月18日

    Posted by ブクログ

    恋愛それは時に苦しめ、まようものである。
    そしてこの小説にはフランス作家、芸術家が記載されている
    また思想面をみても奥深さを感じた
    また再読したい

    0
    2023年02月20日

    Posted by ブクログ

    田舎から上京してきた小説家志望の青年の、性愛を巡った内面の変化がじっくりと描かれていた。性愛といっても誰に恋をするというわけではなく、東京で出会う様々な女性や、気の合う男性とのやりとりに何かしらの性愛の欠片を感じ取っているだけなのだけど、そこがリアル。
    あとは上野、大宮、箱根などの身近な土地がたくさ

    0
    2021年09月18日

    Posted by ブクログ

    美しく若い青年純一の精神を描く1冊。
    心のうちを丹念に言葉にし、哲学的な観点からも自己を見つめていくが、まだまだ青く未熟な内面が揺れ動く。思想や考えは大人びているようで、生きることそのものについてはウブなあどけない少年のようでいる。

    またしばらく経ったら再読したい。

    0
    2016年11月27日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読んだ。上京した青年の出会いと別れ、と物語構成は教養小説なのに(要するに漱石の『三四郎』的)、主人公が妙に教養をもっている分だけ、教養小説度合は薄め。

    0
    2014年03月28日

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