【感想・ネタバレ】山椒大夫・高瀬舟のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年08月05日

(高瀬舟)情景描写が丁寧に描かれていて物語の中に引き込まれるような感覚に陥った。自らの貧しい境遇と罪人と呼ばれる高瀬舟の乗員の境遇を照らし合わせる場面に心打たれた。

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Posted by ブクログ 2018年09月22日

中高生の頃、漱石はほぼ全てを途中挫折していたが、短編中心の鴎外はよく読んでいた。数十年ぶりに読み返しても、格調の高い文体、冷静で客観的な表現は切れ味見事で、日本語の素晴らしさを十二分に味わうことができた。ただ、小説としてはどうなのだろう?創作というよりも分析のような物語が多く、冷徹な視線で一段高いと...続きを読むころから下々の実態を描写する、そんな感じを受け怖かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年07月14日

安楽死という言葉が胸のど真ん中に突き刺さった。大切な人を思うがゆえの行動の功罪。またすべては法律という言葉の上で行われる。今も昔も変わらない。とてもおすすめです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年05月01日

安寿と厨子王の話は、何度も何度も読んだ。
標題が山椒大夫であることを忘れていた。

姉が弟を思う気持ちが悲しい。

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Posted by ブクログ 2013年01月19日

「高瀬舟」
小学生の頃読んで、子どもなりに「尊厳死」について考えた話。
初めて読んでから15年以上経った今でも強烈な印象を残しています。

「山椒大夫」
ラスト、良い意味で鳥肌が立つ作品。
身体的・社会的に傷つけられても、くじけることなく成長した主人公が素敵。

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Posted by ブクログ 2012年03月29日

鴎外の小説をほとんど読んでいないことに今更気づく。硬質な日本語を味わいたくなった。

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短い小説ばかりだけれど、ものすごくピースの多い、パズルのように見える。

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Posted by ブクログ 2012年03月14日

●最後の一句●
その目は冷ややかで、そのことばは徐かであった。献身のうちに潜む反抗の鋒は、いちとことばを交えた佐佐のみではなく、書院にいた役人一同の胸をも刺した。

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Posted by ブクログ 2018年05月01日

『興津弥五右衛門の遺書』は、読むのに難儀した。
山椒大夫、高瀬舟とも高校時代の文学史で、森鴎外作ということは知っていたが、実際に読んだのは初めて。
やっぱり教科書に載っている、試験に出る文学作品は一読すべきである。深い。深いが故に何度も読み返す必要があろう。
作中でてくる重要な登場人物が意外に若い。...続きを読む山椒大夫も最後の一句も子供である。早熟な鴎外だからなのか。

また1年後に再読する予定。

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Posted by ブクログ 2014年11月15日

山椒大夫・高瀬舟の両作はもちろん素晴らしいのだが、個人的には、杯、カズイスチカ、二人の友の三作がよかった。カズイスチカのオチのベタさには一本取られた。いくら昔とはいえ普通分かるでしょ。

山椒太夫は、そもそもそう簡単に人攫いに引っかかるか。また、安寿は身を犠牲にする必要があったのか。等、多少首をひね...続きを読むりたくなる。厨子王の出世も随分調子良いが、元の話があるのであまり変えるわけにはいかなかったのかな。

高瀬舟は、真の名作は古びないテーマを内包しているということを良く示している例だと思う。

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Posted by ブクログ 2014年07月30日

中3の教科書に載っている。
夏休み明けの授業で扱うので、教材研究。
教科書を読んで涙がこぼれたのは初めてだった。

こういう古典的な名作は読みにくいが、さすがに名作と言われるだけある。

高瀬舟に乗った喜助。
喜助を送る庄兵衛。
主人公は庄兵衛なのだろうが、喜助の心情を読ませたい。そして、...続きを読むこの話のテーマである尊厳死について、現代を生きる中学生にぜひ考えさせたい。

兄を想って喉を切った弟を想って、弟の喉を切り裂いた兄は罰せられるべき存在なのか。
答えがあるようで、私は率直にはないような気もする。しかし、ただただ悲しい。

家族や友人を殺めてしまう悲しい事件が、後を絶たない。
人が人の命を簡単に奪ってしまう世の中で、『死』や『愛』に向き合うためにとっても大事な教材だと思う。

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Posted by ブクログ 2014年05月17日

とにかく最初に入っている「杯」というとても短い小説が私には一番グッときました。わずか7ページの短い小説なのですが、この物語を読んで本当に感動したのです。
まず、この小説の登場人物であ8人の少女の姿がどの少女もとてもみずみずしく描かれており、情景も美しく感じられました。
なにより、物語の確信となる
...続きを読むわたくしの杯は大きくはございません。それでもわたくしはわたくしの杯で戴きます」
というセリフにとても感動いたしました。
なんというか、自分自身も小さな杯でも、自分らしく生きていかねば。
と、いう思いが湧いてきました。
大きいものに巻かれるのは楽な生き方かもしれないけど、自分が自分らしくいられる生き方を追求したいと思いました。

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Posted by ブクログ 2013年03月27日

山椒太夫

私は天然記念物の魚の話だとばかり思ってた。
安寿と厨子王ってこれのことだったのか。
はじめはえらく古くさい話だなぁと思ったが、
ずんずん惹きこまれ、まるで上質の恋愛小説を
よんでいるようだった。
日本人らしい男女のいたわりをごく若い姉弟が
みせてくれた。

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Posted by ブクログ 2012年12月11日

山椒大夫
父を捜して、母親、姉、弟それと女中の4人による旅から物語ははじまる。とある町で泊まる所がなく仕方がなく橋の下で野宿をしているたところ、優しそうな男が現れ自分のうちに泊めてくれる。
ところが彼に騙され人買いに売られてしまう。そこから兄弟の苦労の物語が始まる。そして姉が命をかけて弟を助け物語は...続きを読む最終章へと進みハッピーエンドとなる。
姉の強さと優しさが印象に残る物語でした。

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Posted by ブクログ 2012年08月20日

安楽死が問題になったのは最近のことだと思われるが、すでに鴎外が小説の中で問題にしていた。苦から救うためにその命を終わらせることは正しいか、それとも間違っているか。この問題はおそらくこの二分法では語ることはできず、「必ずしも間違っているとは言えない」という形で示すことしかできないのではないだろうか。

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Posted by ブクログ 2012年04月05日

青空文庫さんにて『山椒大夫』『高瀬舟』をば。どちらも心が締め付けられるようなやるせない気持ちになる。綺麗だなぁ、という印象。

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Posted by ブクログ 2012年02月08日

山椒大夫。
数年ぶりに読んで泣いた。
高瀬舟。
感想文書いたことを思い出して読んだけど、あのころとはまた感想違うのだろうと思う。

成長して読み返すのは大切だと感じた。

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Posted by ブクログ 2012年01月22日

『山椒大夫』を読んで、久しぶりに泣いた。
不幸な身の上、家族の絆、いつの世も人の心をうってやまない。だがこの物語、一体何を伝えたかったのか。終始、不幸である。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年07月27日

中学生の授業で初めて読んだけど、
話の意味が分かれば、めっちゃ意味が
分かるし、高瀬舟は本当に主人公が
悪人か善人なのかどっちだ〜‼️

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Posted by ブクログ 2020年03月03日

初鴎外。有名な表題作など全十二篇を収録。私小説的な作品もちらほらあり、鴎外の考えをうかがうに重要なようですが、ドイツ語やらフランス語やらがやたらめったら差し込まれており、とにかく読みづらい。こーゆう作風が当時の流行りなのかなと思いきや、解説曰く、どうやら鴎外の厭味の表れであるよう。

一方、「護持院...続きを読む原の敵討」や「山椒大夫」、「最後の一句」、そして「高瀬川」はおもしろい。「山椒大夫」はとにかく悲惨。最後は厨子王の地位も安泰し母親と再会してよかったと思いますが、心にしこりが残ります。それはやはり安寿の存在。犠牲のうえに成り立つ幸福。これは手放しで喜んでいいのでしょうか。本作ではそのあたりの葛藤を一切除いて描かれているような気がします。犠牲と幸せは表裏一体、それが当たり前の世の中に疑問を投げかけているようで、魅力を感じます。
そう思うと「高瀬川」も犠牲と幸せの構造と捉えられなくはない気がしますが、この作品の魅力は善悪二元論で語れないところかと。加えて、登場人物の心情の変化もわかりやすいので、たしかに国語の教科書向きだなぁと思うところです。

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Posted by ブクログ 2019年09月05日

森鴎外は教科書で読んだ「舞姫」のせいで、文語体で読みにくいというイメージがあったけど、この本の中で本当に読みにくかったのは「興津弥五右衛門の遺書」だけだった。「妄想」もドイツ語やラテン語などの横文字が頻出するのでちょっと鼻につくというか、注釈を頻繁に見なければならず面倒に感じたけど、話自体は鴎外の留...続きを読む学経験や当時の日本の風潮が描かれていて興味深かった。個人的には「山椒大夫」「高瀬舟」「護持院原の敵討」あたりの時代物が良いと思った。

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