シェイクスピアのレビュー一覧

  • リチャード三世

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    ネタバレ

    『ヘンリー6世』から続けて読むとやはり展開が面白いな~(笑)グロスター公の悪人ぶりが良いな~(笑)部下も兄弟も親族も皆自分の野心のために殺していくのが凄いな~。一度舞台でも映画でもいいから見てみたいな~(笑)

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    2025年10月09日
  • 新訳 オセロー

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    ネタバレ

    イアーゴーには「動機なき悪意」がある…(巻末考察より)
    確かにイアーゴーが何故あれほどオセローを恨んでいたのか具体的には描写されていませんでしたね。

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    2025年10月07日
  • リチャード三世

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    世界史の知識皆無なので、読み始めは登場人物や背景が全く分からず苦しかった。ちょろっとネットで登場人物について調べるだけですぐに面白い作品と感じられるようになった。薔薇戦争について詳しい人だとどうなのと思うところもありそうに感じたが、自分みたいに知識ない人はエンタメとして楽しめると思う。

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    2025年10月03日
  • ヴェニスの商人

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    名前は知っててもストーリーを知らない作品。
    ユダヤ人の印象が悪い作品であることはなんとなく知ってはいたが。まあまあ面白かったかなあ。

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    2025年07月16日
  • 栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック

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    第2弾。本家の内容はすっかり忘れてしまったけれど、それでも江戸川乱歩と太宰治のお話は良かったと。

    で、今回あらためて江戸川乱歩の面白さを認識した。
    太宰治はそこそこ読んでいるけれど、ミステリー好きなのに、乱歩はほとんど読んでない。

    これからのんびりと読んでみようと。
    春になったら、古本屋さん巡りに出かけよう。

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    2025年02月26日
  • 新訳 テンペスト

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    ストーリーラインはすごくシンプルで、下の注釈が丁寧だったので比較的読みやすかったです。表現や言い回しに遊び心があったり、王様や精霊様などが人間味ある描き方をされており、ぜひ舞台にて観てみたいなと感じた。

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    2025年02月25日
  • 新訳 アテネのタイモン

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     本作は内容の筋の粗さや不備の多さから、シェイクスピア作品のなかでも問題作とみなされる。それでも、財産とそれにまつわる人間関係の亀裂と裏切り、借金と自己破産など、現代社会にも当てはまる内容を扱っている。そのため、たとえ内容そのものに問題があるとしても、テーマそのものは、資本主義社会を生きる人々にとって考えさせられる。

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    2024年06月02日
  • ロミオとジューリエット

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    基本的には世間一般に知られている通りの話がその通りの流れで進んだけど、それでも面白いのは流石だと思った。
    モンタギュー家とキャピュレット家とパリスとかの背景知識、ロミオとジュリエットの2人が何処でどのように死んだのかを補完できたのは良かった。パロディに強くなれる教養。

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    2023年09月14日
  • ヴェニスの商人

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    ネタバレ

    悲劇だと思って読んでたら喜劇でびっくりした。シェイクスピアは喜劇→悲劇と作風を変えているらしい。
    極悪金貸しユダヤ人のシャイロックによって、相対的にキリスト教とアントーニオが好印象となっている。アントーニオは友人のために身を差し出すため好印象だが、キリスト教もバッサーニオも作中ではいまいちパッとしない。シャイロックが強烈すぎるのだ。
    演劇のおもしろいところは、監督、俳優による解釈がなされて上演されるところである。シャイロックの解釈が秀逸であれば、必ずおもしろい上演になる。

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    2023年05月15日
  • 栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック

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    『ビブリア古書堂の事件手帖』に登場する本の原文が集められていて、いろんな本の入り口として触れるにはとても良い本でした。

    普段詩を読まないので寺山修司や木津豊太郎の詩を読めたのと、意外と読まないシェイクスピアに触れられたのがよかったです。

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    2023年02月12日
  • リア王

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    リア王は立派な王だと思って読んでみたが、少しも立派ではなかった。いわゆる一人の父親であり、遺産を娘たちに分与する資産家に過ぎなかった。

    リア王以外に立派な人がいたかは難しい。遺産を拒んだコーディーリアか、王に苦言申し上げたケント伯だろうか。でも、結局、いなかったのかもしれない。立派さに力点をおく作品ではないから。強いて言えば、あの嵐が立派だったのかもしれない。

    序盤は話がぶつぶつして煮え切らないのが、グロスター伯の目が潰れた辺りから、急速にまとまっていく展開だった。最後は悲劇ということらしいのだが、そして、誰も居なくなったわけでもないので、喜劇になりそうな気もする。まぁ、リア王にとっては悲

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    2022年12月31日
  • 新訳 から騒ぎ

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    リア王の悲劇の後は、軽い喜劇で心を中和。
    序盤のビアトリスとベネディックの心を探り合うような辛辣且つ軽妙な掛け合いが楽しい。フェイクと姦計に振り回され一度は諦めながらもクローディオはヒアローを、ヒアローと侍女の作り話を聞かされたビアトリスはベネディックを愛することになる。二つの恋が悪意と善意のなかで撹拌されながら、やがて不純物が取り除かれ実を結ぶ。

    「友情は不変といってよいが、色と恋が絡めば話は別になる。」”Friendship is constant in all other things,
    Save in the office and affairs of love.”

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    2021年09月26日
  • 新訳 夏の夜の夢

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    アブラゼミが姿を消し、ツクツクホウシとヒグラシが夏の終わりを告げる声を聞いて、滑り込むようにこの本を読んだ。日が落ちても暑さが抜けず、生暖かい夜風が肌を撫でる今日のような夜は、この作品の舞台にぴったりだ。

    若い男女たちが好きだの嫌いだのとやりあうところに、妖精たちが茶々を入れて一晩中の大騒ぎが始まるというドタバタ物語に、いつしか私も紛れ込み、彼らとともに賑やかな夏の夜の遊びを楽しむと、心なしか私の肌も汗ばんでくる。

    この本は、河合祥一郎氏の訳だが、この訳のすごいところは、わかりやすさとユーモアもさることながら、原文の押韻(ライム)をことごとく、日本語に訳しきってしまったところである。さらに

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    2020年09月21日
  • 新訳 夏の夜の夢

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    シェイクスピアの喜劇。
    恋の甘汁により人間関係がはちゃめちゃになるが、最後はいい塩梅に落ち着き皆が幸せになる。
    妖精たちの劇はたしかに訳がわからずアマチュア感が強く感じられたが、楽しそうなギルドの集まりなのかな〜と想像が膨らむ。
    グローブ座で劇を見た後に読んだので、登場人物のイメージがしやすかった。
    当時は一人二役もよくある話で、そのおかげで劇だけではこんがらがっていた部分が本を読んで解けた。
    韻文が80%を占め、神秘的な表現が多く使われるこの作品は文学的だと感じた次第。
    わたしはハーミアの恋の捉え方、デミートリアスへの求愛の仕方がとっても正直でかっこいいと思った!

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    2020年02月17日
  • 栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック

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    江戸川乱歩、他『栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック』角川文庫。

    三上延の『ビブリア古書堂の事件手帖』に登場した古今東西の名作集、第2弾。残念ながら今回も抜粋作品が多い。

    江戸川乱歩の『孤島の鬼』『黄金仮面』『江川蘭子』は抜粋。全文掲載は『押絵と旅する男』と『二銭銅貨』の2編。中でも『二銭銅貨』は傑作中の傑作。この時代にこれだけのレベルの暗号ミステリが創られたとは信じられない。何度読んでも面白い。

    小林信彦の『冬の神話』、シェイクスピアの『ヴェニスの商人』『ハムレット』も当然の如く抜粋。

    小沼丹の『黒いハンカチ』は江戸川乱歩と同じような系統の小気味良いミステリー。時代を感じつ

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    2018年10月30日
  • ロミオとジューリエット

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    若きシェイクスピアが描いた不朽の名作。
    ヴェローナ市を舞台にモンタギュー家とキャピュレット家という啀み合う両家に生まれたロミオとジュリーエット。
    二人は運命に翻弄され、悲劇的な結末を迎える。

    非情な運命とは言え、純情な二人が最終的に一つとなり死んでいく流れは、悲劇ではあるが美しさをも感じた。

    ロミオとジュリーエットの恋愛は一週間弱と短いものだが、舞踏会での接吻、その夜のバルコニー・シーン、翌日のキャピュレット家庭園での別れという二人の詩的な掛け合いの場面はリズミカルで、ほろ甘く、汚れを知らぬ美しさに満ちたものである。

    シェイクスピア作品は初めてであるが、読み始めたらすぐに惹き込まれた。

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    2016年03月17日
  • ヴェニスの商人

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    ユダヤ人の商人が、舞台の去り際まで悪役を演じ切る、その様が好きです。時代背景はさておいて、作品の登場人物として、頭から尻まで一貫した立ち位置を保つ彼の姿に心惹かれました。

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    2013年05月01日
  • リア王

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    リア王と言うと嘘つき娘と正直娘の話しのように思われているが、実はもっと深い「人間の性」が引き起こす悲劇として描かれている。

    権力への執着は、人間にもともと兼ね備わったものであるし、それに加え男女の愛憎も、この権力争いの中に織り込まれている。

    ラストで、ほとんどのキャラクターが死んで行く悲劇を観て、観客の感じるものは人間の愚かしさであり、またそれが自分の中にもあることへの戦慄であろう。

    悲劇の救いとなろうと予想された、末娘のコーディーリアの愛情や、リア王の家臣のケントの忠義さえも、この悲劇の中に飲み込まれていく。

    詰まるところ、救いのない悲劇である。
    どのようにして、この悲劇を回避すべき

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    2013年03月31日
  • リア王

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    シェークスピア四大悲劇の一つにして最高傑作と呼ばれることもあるリア王。他のものに比べてだいぶ世界観が大掛かりで、登場人物や話の筋も重厚。にしてもシェークスピアはなんでこうも最後で主要人物皆殺しにしたがるかなぁ。。。(あらすじ割愛。ググればでてくる)

    元ネタありだが、悲劇にしたのはシェークスピアのオリジナルらしい。老齢・狂気・裏切り、なかなか濃い話だった。

    マクベスのほうが好きだけど、まだ一回目で話の筋追うので精一杯だったからもう一回くらいは読んでみるかな、数年後。

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    2013年03月29日
  • ヴェニスの商人

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    物語というものは、あたかも自律した生命体のように、作者の意図を無視して、勝手に読み手に感銘を与えることがあるらしい。チェーホフは戯曲『桜の園』を喜劇のつもりで書いたが、役者たちはしばしばそれを悲劇と解釈して演じてしまい、作者を苛立たせたという。

    『ヴェニスの商人』も、そういう作品のひとつである。シェイクスピアはこれを勧善懲悪の喜劇として書き、観客も当初は喜劇として楽しんだ。キリスト教の神がすべてを支配する中世西欧において、ユダヤ教徒の高利貸しシャイロックが駆逐されるべき「悪」であることは自明であり、ほとんど真理に等しかったのだろう。その「真理」に異議が申し立てられるのは19世紀。被差別民とい

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    2022年09月06日