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15世紀後半のイギリス、ランカスター家とヨーク家の王位争奪を中心とする封建貴族間の内乱=薔薇戦争に取材した史劇。恐るべき残忍、知謀、豪胆-王位簒奪の野望を抱き、権謀術数の限りを尽くしたグロースター公リチャード(リチャード3世)は、しばしば名優たちの当たり役となった。1952-53年頃の作。
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Posted by ブクログ
人物名が覚えられなくて、あれ、これ誰だっけとなるし、歴史を知らないから背景もわからない。シェイクスピアの作品に中でも、格調高さなら「ハムレット」があるし、話の筋の面白さなら「リア王」がある。だから単に戯曲を読むだけならそんなに飛び抜けて面白いわけじゃないと思う。
でも、上演されたものを観るのなら、あるいは自分で演じたり自分で演出するのなら、間違いなくこれが一番面白そう。役者や演出家しだいで全く違う作品がいくつもできあがりそう。それは主人公グロスタ公の人物造型ひとつで作品の雰囲気が決まるようの思うから。天才的な策略家か、絶対的な悪か、たまたま頭一つ抜けてしまった小悪党なのか、屈折した想いを権力に求める男なのか、解釈は広くできて、役者や演出家の数だけいろんなグロスタ公ができあがる。そのぶん演技力・演出力は相当に求められるだろうけど、それがぴたっとあった時にはきっとすごいものができるんだろうと思う。
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