【感想・ネタバレ】新訳 アテネのタイモンのレビュー

あらすじ

アテネの貴族のタイモンは、気前よく散財しすぎて破産。金が尽きるや非情になる友人らを前に、人間世界に絶望する。隠居した森の洞窟で大金を見つけ、唯一の友アルキビアデスのアテネ復讐に力を貸すが――。

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Posted by ブクログ

ああ、神々よ!
むこうにいるあの落ちぶれ蔑まれた人は、わが主人か?
あんなに痩せ衰えて? ああ、誤ってなされた
善行の驚くべき記念碑ともいうべきお方!
とことん困窮すると、名誉がこんなにも堕落するとは!
あんなに気高い人をこんなにも貶めるとは、
友達ほど忌まわしいものがこの世にあろうか!
「汝の敵を愛せ」とは、まさに
今の時代にふさわしい教えだ。
警戒すべきは、友達面をして害をなす者。
むしろ害をなしたがる敵こそ愛したいもの。
──第四幕第三場

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

 本作は内容の筋の粗さや不備の多さから、シェイクスピア作品のなかでも問題作とみなされる。それでも、財産とそれにまつわる人間関係の亀裂と裏切り、借金と自己破産など、現代社会にも当てはまる内容を扱っている。そのため、たとえ内容そのものに問題があるとしても、テーマそのものは、資本主義社会を生きる人々にとって考えさせられる。

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2024年06月02日

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