芥川龍之介のレビュー一覧

  • 侏儒の言葉・西方の人(新潮文庫)

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    芥川によるイエス論である『西方の人』。彼はキリシタン物の作品も多く残してるんだよね。作者はこの時期、確実に自殺を考えていたはずだけど、文字通り自殺したユダにはそこまで思い入れはなかったようで、「殺された」もしくは「死ぬ運命にあった」イエスと自己を同一視している様子なのが興味深い。芥川の考えでは、誰でも裏切り者になる可能性は大いにあったけれど、それがたまたまユダだった、ということなのだろうか。あと、この作品に出てくるマリアはすごく悲しい存在に描かれていて印象に残った。注釈も細かくて参考になります。

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    2011年07月28日
  • ちくま日本文学全集芥川龍之介

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    収録作品:トロッコ / 蜜柑 / お時儀 / 鼻 / 芋粥 / 地獄変 / 薮の中 / 杜子春 / 奉教人の死 / 開化の殺人 / 魔術 / ひょっとこ / 玄鶴山房 / 枯野抄 / 河童 / 或阿呆の一生 / 発句 / 詩

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    2011年09月10日
  • くもの糸・杜子春 (新装版) 芥川龍之介短編集

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    単調だが、風景がリアルに見えてくる、たらされた蜘蛛の糸一本の描写。中国の伝記ものに材を置き、人間の業を追究した、杜子春など短編集。できればオリジナルで勝負してほしいのだが、漢語など大陸ものに強い作者の、さぼらず丹念な作業が反映されている。

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    2011年05月12日
  • 奉教人の死(新潮文庫)

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    芥川の「切支丹物」作品集。「煙草と悪魔」「さまよえる猶太人」「るしへる」「神神の微笑」「おぎん」が面白い。実存が信仰を決断しそれを意味あるものたらしめるのだろうか。或いは、信仰そのものが信仰に報いるのだろうか。実存が信仰に意味を与えるのか、信仰の中で実存は意味を与えられるのか。実存/信仰、個人/神。難しい問題だ。

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    2011年03月26日
  • 河童 他二篇

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    ネタバレ

    先日天声人語で紹介されてから読んでみたいと思っていたのですが読書会できっかけをいただきました。子供に生まれて来たいかと問われ自らの意志で生まれ出づる河童。人は自らの意志ではこの世に現れない、もし生まれる前に聞かれたならばなんと答えるのか。自ら死を選んだ彼は、それでも生まれる事を選んだのだろうか。後半は大島弓子の宇宙人のウさんの話を思い出していた。

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    2011年02月14日
  • 【語注付】地獄変

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    ※表紙が違います※
    所持しているものは小畑健氏のカバーです。
    表紙買い。

    奉教人の死が好きです。
    「鼻」はTVドラマで、「地獄変」「蜘蛛の糸」はアニメ青い文学で知り、原作は今回はじめて読みました。
    随分違って吃驚。

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    2011年06月30日
  • 羅生門 鼻 芋粥 偸盗

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    芥川龍之介の短編集。
    短編なので、読みやすかったです。
    どの話もユーモアがあって面白かったです。
    読者の想像によって結末が変わっていくので、想像力が膨らむ本だと思います。

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    2010年01月15日
  • 侏儒の言葉・西方の人(新潮文庫)

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    ******引用******

     懐疑主義

     懐疑主義も一つの信念の上に、――疑うことは疑わぬという信念の上に立つものである。成程それは矛盾かもしれない。しかし懐疑主義は同時に又少しも信念の上に立たぬ哲学のあることをも疑うものである。


    ――『侏儒の言葉』 p.74

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    2010年04月23日
  • 侏儒の言葉 文芸的な,余りに文芸的な

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    ほとんど小説しか読んだことがなかったので、かたい印象しかなかったのだけれど、まあ、やはり真面目なんだなあと。あと、皮肉っぽいなあとも。そして、「小説とは」ということについてみんなちゃんと考えていたのだなあと。漱石や谷崎、佐藤春夫、正宗白鳥なんかに関する言及もあって、そうかそういう感じかと思ったりした。あとはやはり、フランス文学に通暁しているなあと、メリメとかアナトール・フランスとか。しかし、発音そのままというか、ベル・アミ(ベラミ)とか、ダスタエフスキ(ドストエフスキー)とかいう表記で出てくるのがおもしろい。

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    2011年09月03日
  • 羅生門 杜子春

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    これもDS。
    羅生門も杜子春も読んだ。

    これはおもしろかったな〜。どっちも。
    なんか世界観が好き。ファンタジーチックなとこが。
    それと主人公の心情の変化とか。

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    2009年10月04日
  • 戯作三昧・一塊の土(新潮文庫)

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    もっさりとした印象を受けた。悪い意味では無く、母や父などの家族や日常生活を描いたものが多く、彼の洒落っ気のある物語的な短編とは違って、当り前の様に私たちの目の前に迫ってくるから、だろうと思う。

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    2009年10月04日
  • 河童 他二篇

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    ちょっと不思議でユーモラスな異界譚。
    でも、河童から見て人間のおかしなところが書かれていたり、人間と河童に共通する制度だけれど河童からみても批判的なものがあったり、河童を使った風刺画のよう。

    ある河童が突然自殺する場面や、その河童の霊と話をする場面の真剣さもすごい。
    …と思っていたら、著者本人が自殺する5ヶ月前の作品なのですね。
    あとがきで知って、鳥肌がたちました。

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    2009年10月07日
  • 羅生門 鼻 芋粥 偸盗

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    芋粥もいいんだけれど、後味は偸盗のほうがいいよね でも偸盗はなんとなく途中で最後が読めてしまうところがどうなんでしょうかね

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    2009年10月04日
  • ちくま日本文学全集芥川龍之介

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    やっと読めたべー!「奉教人の死」とか「或阿呆の一生」とか特に好きかなー。解説いっぱいで読みやすい。ちくまさんありがとう。

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    2009年10月04日
  • 蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇

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    杜子春:日本版と中国版では少し話が異なる。老人との「何が起きても絶対に喋るな」という約束。どんな責苦にも耐え、黙っていた杜子春だけど、子供や家族への愛には、かなわなかった。国や時代をこえても、家族愛って変わらないんだな。
    最近は胸が痛む事件が多いけど;;

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    2009年10月04日
  • 河童 他二篇

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    河童、簡単に言うと変な話、である。ただ、これが自殺の直前の作品である、という背景を考えて読むと、実に奥が深く感じられる。

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    2009年10月04日
  • 羅生門 鼻 芋粥 偸盗

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    芥川龍之介本人が駄作と漏らす偸盗。私はこの中では、この作品の爽快感が一番好きだった。何より、読んでいて気分が晴れる。

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    2009年10月04日
  • 戯作三昧・一塊の土(新潮文庫)

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    滝沢馬琴のハナシだったかな?
    おふろに入って
    背中のアカがなんだとか・・・。

    ちょっとモッサリした話が多くて、少し退屈だったかな。

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    2009年10月04日
  • 蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇

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    中学の時、公文で「トロッコ」の一部が引用されていて非常に気になったので、買いにいった記憶があります。

     子どもながらにとってもわくわくしながら読んだ記憶があります。

    「蜘蛛の糸」は、なんか人間のもつ嫌らしい本能について教えてくれたと思います。でも人間て誰しもこんな気持ちになってしまうと思います。
    じゃないと生き延びられないもんね〜。

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    2009年10月04日
  • 奉教人の死(新潮文庫)

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    最初はひたすら読みにくく感じましたが、読み返すうちに登場人物の心境が理解できるようになりました。繰り返すのが重要ですね。

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    2009年10月04日